NY市場ではモデルナがコロナワクチンの申請をしたとか…このティッカー(日本の株式コード)が「MRNA」と言うものです。messenger RNAと言うDNA情報を利用した治療法にも応用が出来ます。チャートを見ると分かりますが、コロナ禍前の株価は20ドル前後でしたが、昨日の相場は152ドルです。何もワクチンだけでなく、この開発はがん治療にも応用が効きます。コロナ禍での「豊富な資金」が技術開発期間を一気に早めた事例の一つです。
カタルが述べている事は、このような事例を見ても分かりますが、今回のコロナ禍で世界の中央銀行がジャンジャンお金を発行したお蔭で、一気に…人類の「時代革新」のスピードが一気に速まるのです。お金は進化を早める道具に過ぎません。
この時代認識は、相場の根幹を理解するために非常に重要なのです。馬鹿は真剣に時代を観察していませんから…この変化に気付きません。何故、ベーシックインカム論が生まれ…MMT理論が、背景にあるのか? この繋がりが理解できないのです。
しかし我々は「市場の整合性」と言う「ものさし」を持っており、このものさしで相場を考えると…「ものさし」より「望遠鏡」の方が、喩えとしては良いでしょうか? 基礎知識を備えて市場を観察するわけです。
そうすると…今まで見えなかった世界を、感じられるようになります。市場で動く株価の意味を、常に考えているかどうか…? 「市場性の整合性」を考えて株価を観察する事です。これが難しいのです。一見すると…ベーシックインカム論やMMT理論が、何故、モデルナの株価を押し上げたのか? その理解は出来ないでしょう。
しかし…こういう経済環境の背景があるから、必然的に…生まれた株価と言う見方が成り立つのです。
もっと分かりやすい事例を掲げましょうか。
此処に来てカタルが注目していた「SUMCO」株(3436)が急騰を始めています。材料は日経新聞に載っていました。ドイツのシルトロニックが台湾のゴローバルウェーハズに買収される話です。つまり過当競争が消えて利益が確保しやすいと言う背景があるのでしょう。
でもカタルは、この材料の評価は長期的には正しいけれど…目先のSUMCOは売場ではないかと思っています。理由はDXI指数が低迷を続けており、やはりコロナ禍の影響は大きいのでしょう。あまり期待値を織り込み過ぎても…早晩、調整を強いられるという読みです。
会員の人は、ここでも会員レポートで説明した現象が、出現していることを理解して下さい。信用買い残と言うのは、株価が上がると減って行くものなのです。時間消化で信用の買い残が減るのは、大変な時間が掛かります。
2015年3月6380万株だったケネディクスの買い残が256万株まで減ったのは、今年5月末の話です。なんと5年の歳月がかかりました。「流動性の罠」を実感します。これはメディアの責任でもあります。
失われた時代と言うのは、非常に厄介な体制転換だったのです。でもまだ…多くの日本人は新しい時代が始まったことに気付いていません。僕らは株式投資をやっているから、追証に、何故…なるのか? その事をいつも考えているから「時代の流れ」に敏感になっています。
メディアの報道は、嘘ばかりで後追いで…しかも作為的なのです。地検の「桜を見る会」を追う事が、日本の進化を促進させるのでしょうか?
これが本当の「正義感」なのでしょうか?
こんな事をいつまでも…やっているから「失われた時代」が長引き…日本人の時代認識が遅れ、僕らがどんどん貧乏になるんじゃ…ないでしょうか? もっと高い次元の政策をするのが、高級官僚の努めだと認識します。金融庁は日銀が量的緩和に踏み切っていても、赤字企業への融資を認めなかったのです。リーマンショック後のダヴィンチを上場廃止に追い込んだのは正しい政策でしたか? 今の地検は日本の未来を本当に考えていますか?
カタルには、彼らの行動が、サッパリ理解できないのです。
失われた時代の中で…友達に借金を頼んで歩いたことがありますか? お金を実際に貸してくれる友達が何人いますか? 真剣に生きてないから、自分達の論理に溺れるのです。株式投資をすると…追証に追い込まれ…よく分かります。如何に、自分の考え方が愚かで間違っていたか? カタルなど…は、いつも反省ばかりです。今回もそうです。わざわざ村田製作を掲げて置きながら、利用してないカタルの実力不足を思知らされます。
さて…何故、1000円以上になってもケネディクスを、買おうと思っているか?その理由を今週は書く予定でしたね。
カタルは前から宮島さんの消極的な経営に批判的でした。気持ちは分かるのです。金融庁の失策で資金繰りに困窮した経験が「トラウマ」になり…時代変化に付いて行けなかったのでしょう。だから常に、安全策を採用してきました。あの時は株主に伊藤忠ブランドが在ったから、ダヴィンチとの明暗が分かれたのでしょう。
カタルはダヴィンチの金子さんの方が、優秀だと認識していましたが、日本と言う国は「出る杭を打つ」国です。だから…ホリエモンのように「見せしめ」の生贄を求めます。村論理は実に厄介です。だから、なかなか…米国の様なユニコーン企業が出現しません。
でも2兆円近い自社支配のリートがあるという事は、凄いことです。不動産業は門外漢でカタルは素人です。しかし皆さんより不動産の一般常識は知っていると思います。
例えば…銀座中央通りの価値は知っているつもりです。もともと…銀座中央通りの売り物は滅多に出て来ません。ある意味で高級なブランド的な価値を持っています。だから松屋の株価は、時々…その資産価値で「べら棒な株価」に変身をします。
孫正義は、既にティファニービルを売ったようですが…あれは外資系GS系の不動産投資会社から320億円で買ったそうですが、その行為は、散々…批判されていました。採算に合わない…と。でも、アップルは宣伝効果を兼ねて…あの通りに出店をしています。とっても採算に合わない賃料を払っています。テスラもハワイの一等地に出店をして、車を展示していました。個人が飲食店を経営するのではないのです。世の中は色んな考え方がありますよ。
一方、その裏通りでは…同じブロックでも反対側の通りに面している建物の価値は、どうでしょう。宣伝効果はありません。カタルが門外漢ですが、半値はオーバーかもしれませんが、2割や3割程度、中央通りに面した建物と裏通りでは…価値が違うのでしょう。仮に2割としたら…100億の物件なら20億円の価格差があります。表通りと裏通りの違いが分かりますか?
ケネディクスの話をしているのですよ。ケネディクスの収益不動産は2兆円近くもあるのです。だからやり方次第で、いくらでも…高収益に変動させることが出来るのです。本日はその「サワリ」を解説しています。表通りと裏通りの違いです。
この地図の右下部分に、銀座の場外馬券場があります。その近くのビルをユニデン(6815)が買いました。そうして…少し前に売却をして利益を計上していました。ユニデンの藤本さんは我々業界でも有名な人でした。破天荒と言うか…なんと言うか。もう死んでもおかしくない年の筈です。一つの事を分かってもらう為に大変な説明が必要になります。先ずはその助走として、同じ番地でも通りが違うと地価の価格が大きく違うという一般常識が必要になります。
本日のケネディクスの解説は此処で、いったん中止。これから…カタルが何を語るか?
何故、カタルが経営者さえ変われば…高収益会社になり、1000円以上になるかをこれから解説します。
だからカタルは本日も1100株を買い増ししました。たった1100株です。もうお金がありません。ですが…ロコンド株が上がると評価損が減り、その分、信用の枠に余裕が生まれ、また買い増しが出来ることになります。
このロコンドは、嬉しいことに昨日、「変化の兆候」が、初めて表れました。そのデータ(日証金の回転率リストです)の模様を掲げておきましょう。実は年初、1月20日かな?この変化が現れ…カタルはロコンド株を推奨する切っ掛けになっています。同じような変化が、最近…見られたのです。そろそろ反転するかどうか…興味がある所です。
それでは…本日はこの辺で…また明日。
何故か、ラッセル組のG君が高いですね。たった3000株しか持っていませんが、それでも追証に明け暮れるカタルにとっては…嬉しい相場です。