アーカイブ:2020年12月8日

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NY市場はコロナ感染が拡大しており、成長株の「グロース」株とみられるナスダック市場が、テスラを中心に上がっていました。この流れは基本的に時代革新の「コンドラチェフの波」なのでしょう。50年に一度とか…言われる景気波動です。産業革命の様なイメージです。

逆にワクチン開発で、正常な経済回復を期待する本来の金融相場のイメージ、つまり景気循環の「キチン循環」と呼ばれる通常の景気循環の波動ですが…2018年10月に景気後退期に入り…現在まで続いています。このキチン循環が復活する流れも相場に流れています。代表事例は…自動車や半導体です。海運もそうだし…石油などの資源もそうです。

景気循環は、様々な流れが存在しており、今回は重なっています。銘柄の選別は「よりどりみどり」なのでしょう。考え方の基本として、キチン循環よりコンドラチェフの方が相場は大きくなります。何故なら、休む時間経過が長い程、相場は大きくなります。

だからテスラ株の初値は19ドル(2010年6月)でしたが、今では600ドルを超える株価上昇です。更に今年は1:5の株式分割もしています。驚きます。識者は誰でもが株価は髙過ぎる…の大合唱です。カタルは背景は理解できるものの…とっても自分では買えません。結局、古い人間なのでしょう。ロビンフッターと言う日本のイナゴ族が作る相場です。

このような「技術革新」を支えるのが資金です。お金は不思議な力があります。時間を先取りするのです。お金に…時間軸を変える力があると言うと…、誰もが不思議な思いをするでしょう。しかし…モデルナ(MRNA)はティッカーが示すように、遺伝子工学を応用した研究です。昔から期待されていましたが、今回のコロナ禍で、一躍…脚光を浴びています。

カタルも良く知りませんが、ガンのターゲット療法の研究をしていた技術だと解釈しています。制癌剤と併用して…がん細胞を叩くのでしょう。今回のコロナ禍で大幅な予算が付いて、一気に研究開発が早まり…約3年間は時間を縮めたと言われています。お金が開発を促進させます。

ところが…村論理の日本企業は、お金を内部留保の形で貯めこみます。475兆円ですよ。ケネディクスの宮島さんは、上場企業の器でないという判断から、買収候補として狙われる訳です。

エリオットが狙ったのは2017年です。でも流石、彼の人脈は豊富なのでしょう。その危機を乗り越えました。たぶん…カタルの当たらない推察ではARAに頼み込み…時間の猶予を貰ったのでしょう。エリオットも儲かれば良い訳です。

此処に来て…ようやく海外勢は、日本の「立ち上がり」を感じ始めています。日本株のパフォーマンスはなかなか良いのです。だから此処に来て…海外勢の買いが目立ってきました。

ルネサスエレク(6723)の日足

故に、エレクトロンなどが選択されたのでしょう。自動車と言えば…ルネサスエレク(6723)です。外人投資家好みの銘柄です。この株も最近は話題になっています。今頃、気付いてなんですが…「スミダコーポ」より「ルネサスエレク」の方が、ずっと…良い選択にも思えます。でもスミダは売られていましたからね。

このように…「切り口」は豊富にありますが…カタルは面倒な性格です。何しろ…通常なら諦める時間が経過したケネディクスを上場廃止間際まで買っている性格です。それも目一杯です。

本日は年末に近づいたので、僅かな損でも寄り付きの750円で15000株を売り、損を計上して、先ほど750円を14000株買いました。株数が減ったのは悲しいのですが、担保がないのです。 証券会社によって損金の扱い方が違うようです。2日間ほどすると…枠が空くようです。

貧乏人は「損切りクロス」でも、リスクを取らねばなりません。この辺り…常に、目一杯の勝負をしていると、金持ちと違い…同値のクロスも出来ないのです。その「損切りクロス」の話ですが…カタルは税金の還付を受ける為、現在損をしている株価の買い値を下げる作業をしています。

それで…2018年の年末を連想しました。あの時は…ひどかったのです。たしか…ギリギリの25日が転換日でした。今回も…個人好みのマザーズなんかが弱いのは、その影響も大きいのでしょう。株価が高値圏なら問題がないのですが、株価が目先の高値より下げていると「損切り」の対象になります。

2018年末…カタルは年末年始の株高のアノマリーに賭けて東邦チタンを選択しました。そうして…結局は失敗をして、カタルは何度も、クロスを振り直していました。

2018年末の東邦チタン(5727)の日足

だって…あの時の東邦チタンは、こんな感じで株価が下がって来て、25日まで売られたのです。ただあの時は、「景気後退期入り」ですが…今回は「景気回復入り」です。出口と入口の違いがあります。それにコンドラチェフの波と呼ばれる時代革新は、今の方が鮮明です。だから一抹の懸念はありますが、あの時の様な悲惨な事態にはならないと思っています。

ロコンドを本日も売りました。先ほど2100円でも1000株を売り、2090円で買い直そうとしたら…株価は反発しました。貧乏人はこのような値動きにより負担が増えます。まだ買ってないのです。25日説を信じるなら、高い所を売り…下値を買うチャンスがまた来るはずですが…どうなのでしょう。

この所…一般的な解説者のように、「後追い」ばかりの解説に終始しています。川崎汽船やSUMCOなど…本日のルネサスエレクもそうです。やはり損切りばかりしているから相場観も、曲がっているのでしょう。

需給の読みは難しい。誰が…どれだけ売りたいか、買いたいかは読めませんからね。難しい問題です。きっと…自分の成績も悪いから解説も歪んでいるのでしょう。

本当に…情けない想いです。此処に「罠」が、隠されていたとは…。

でも今年はマズマズだったと自分を慰めるしかありません。千代化などで成功したと思ったらコロナ禍で追証の騒ぎ、その後は奇跡の復活を遂げ、一時はウハウハ状態でした。「勝って兜の緒を締めよ。」…と警告し、尚且つ、自身でもお金を300万円ほど…引き上げたのです。実際は200万ですが…。その内100万円は「インプラント」代に消えました。追証の時でなくて…良かったです。

今は、抜けた2本の歯の所に…入れ歯が入っていますが、こんなものを毎日入れたり出したり出来ません。あっ、2210円のロコンドが500株、売れました。先ほど2200円で500株を買ったのです。10円を抜いて損切りをしました。これは上手く行きました。

ですが…残念ながら、昨日も読者からメールを頂きましたが、「底入れ感」は、まだ出ていません。大きく上がるか…。逆に出来高が大きく出来るか…。何か違ったアクションがないと「底入れ感」は生まれません。新規の仕掛け筋が入るなら…カタルだったら、先ずは「売り」からは入り…株価を叩けるだけ、叩いてから買いに入ります。いろんな…やり方があるなら、どんな形か事前には分かりません。

失敗ばかりですが…もうロコンドも、「損切り」をするものがありません。きっとカタルの様な連中が大勢いたのでしょう。今年は曲がりなりにも…儲かっている筈です。年末に来て株価が高値圏のものは利益を計上せずに、年越しです。逆に損をするものは売って税金の還付を狙います。

決済日が短くなっているし…最終日が、いつなのか分かりませんが、人間と言うのはギリギリに追い込まれないと…なかなか行動をしないものです。 今年は景気循環が2018年とは違うから…大丈夫だろうと思いますが、一応、皆さんも「頭の片隅」に、「損出しクロス」が入ることを…念頭に置かれて…行動をすると良いでしょう。

カタルが現役の頃は、この仕組みを多用して手数料を稼ぎました。最後に個人好みのマザーズ指数の動向を見て…本日のレポートをお終いにします。

マザーズ指数の日足


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