アーカイブ:2021年1月24日

道は拓けるか?

本日のニュースを見ると…日本医師会の中川会長の発言を巡り…ようやくこの問題意識に日本人も関心が向かっているようです。何故か…メディアは学術会議の選考で菅政権を追求しなくなりました。たぶん組織そのものが、無駄な存在で、廃止に追い込まれる危惧を抱いたので、不合理な自己主張を止めたのでしょう。

日本医師会は、電力業界などと同じような構造問題を抱えているのでしょう。村論理は厄介ですよ。正当な競争をするなら良いのですが…自分達のご都合主義で社会の進化を妨げているのです。経団連なども同じ構造です。そもそも…様々な業種の資格制度も歪んでいます。証券界には、いくつかの「ぶら下がり」団体が存在します。自動車もみんな同じでしょう。まぁ、日本医師会だけではないのですが…。

当初のIRNET

カタルは、ホームページを始めた当初以前に日本の矛盾に苦しんできました。株屋だから敏感です。何しろ歩合の世界ですから…食えない現実を、何とか乗り切ろうと右往左往します。追い込まれた時期が1997年、1998年の年収120万円の世界の体感です。このページの原点は昨日紹介した、「株式市場 日本を考える」と言うものですが…このホームページの開設が1998年の3月でした。

前年に…これからの世界は、ネットの世界しかないと考えていたためです。だから自分で独自にその世界に飛び込む為に、先ずは行動し始めたサイトだったのです。当時は電話回線で繋いでは切って…と電話代金を気にしての接続でした。今のような環境ではないのです。既にカタルの年齢では40歳近い人間を雇うまともな会社はありませんから起業しかなかったのです。

その為に銀行の融資を受けようと、IRNETの創設のために日本の主だった企業25社を訪問し…「IR活動」の推進を考えていたわけです。でも「IR」なんて…聞いたことがない企業ばかりで、当時は広報部や総務、経理と担当部署は様々な人間に面会をするわけです。その当時は、既に…担保はあっても、銀行はお金を貸してくれませんでした。その下準備をして実績を積み上げる過程で、日経新聞やIR協議会などをカタルは訪問します。

カタルは皆さん以上に現場を知っているつもりです。実際に自民党の裏方に会ったり…様々な行動を経験してきました。だから菅さんが携帯料金を下げる実績が、如何に大変か分かるから…彼の行動に期待をしています。

安倍政権の顛末を観れば分かると思います。森・加計問題から桜を観る会です。確かに厳密言えば、アウトでしょうが…あの程度の問題なら、彼の功績の方がずっと大きいと考えています。あの程度のモラルを問うたら、国会銀員など…は、すべて同じでしょう。一罰百戒ですからね。

株式取引もそうですが…基本は自分がどう考え…どの選択をするか? 

昨日は時間軸の話をしましたが、人それぞれです。しかしカタルはタイミングを重視しており逃げているわけでは、ありません。出来ることならベストタイミングを目指しています。しかし…市場の観察だけでは難しいですよね。市場参加者の…誰かが、どう動くか、そんな事を事前に感知できるものではありません。やはり「相場は相場に聞く」しかないのでしょう。

今日はカタルにしては珍しく…いくつかの警戒信号のレポートを参考に掲げます。理由は今の路線が行き詰っているように見えるからです。これは相場に乗れていない「カタルの僻み」かもしれません。ですが…これ以上、テスラ株を上げろと言っても無駄だし、半導体の株価を上げろと言っても、物理的な限界と言うものがありますから、相場の方向転換が避けられないと思っているためです。

ただこのような時期に、このような報道が出ることは「正常な証」ですから…あまり心配はないのでしょう。二つ紹介します。まずはブルームバーグWSJです。

もう一つがテーパリングの話に絡み…こちらの記事は重要なヒントに思えますから、紹介をしておきます。銀行のお金が余っている現実です。

「自社株買い」の話に繋がります。その自社株買いはROE経営の一つの方法ですが、同時にこちらの記事も紹介をしておきましょう。何故、この資生堂の株価が維持されているのか不思議ですが、この方向性は「正しい道」のように感じています。基本的に日本企業は、雇用を重視する余り…非効率な部門を切り捨てることが出来ませんでした。しかしこれからの社会はそれでは通用しません。その事例の一つです。

深夜に会員レポートを書いており、効率化の話と社会変革の解説をしましたが…この進行速度は、新しい人間の価値観を育む訳です。コロナ禍で生まれたジャブジャブの資金がどこに向かうか? 金融資本経済の見極めの話です。少し難しかったかもしれませんが…カタルが今考えている新しい相場の方向性を問うた話です。

株価が上がる為には、人々の認知のスピードが重要になります。カタルは早くから日本のコロナ患者の数が欧米の1/10なのに…何故、現場が医療逼迫に陥るのか? その矛盾を問うてきましたが、しかし…メディアはその方向性に舵を切らず…鈍い対応の政府を責めていました。メディアの連中は、自分たちの視聴率ばかり気にして…社会の「公器のモラル」を失ったように感じています。NHKが汚い言葉を使うチコちゃんを放送し…吉本興業を使うのです。

カタルの考え方が歪んでいるのかどうか分かりませんが、民放と同じレベルでワイワイ国民を煽る報道をするのです。やはり何処か…この国の形態が間違っているように感じています。地検の行動も納得がいきません。

それぞれの考え方の違いはあるので…カタルが正しいわけではありません。他人を貶める社会構造から、もっと寛容な社会構造に変えるべきです。ようやく…デフレの出口、つまり「流動性の罠」からの脱却が始まったところです。

人々が「豊かさ」を感じることができるなら…やがて社会構造も大らかになり…老人などの弱者を騙す「振り込め詐欺」などは消えると思っています。もともと宮澤喜一や三重野康などの能力のない奴が、上で指導する社会構造が歪んでいるのです。もっと現場を経験した本物人間が上に行く社会構造が正しいのだろうと思っています。

まだ「流動性の罠」から抜け出したばかりですから…相場は手負いです。

米国10年債の金利動向

しかし、やがて時間をかけ…どんどん正しい方向性の動きは、加速すると思っています。常識で考えれば…分かる道理が通る筈です。今日のレポートは、様々な参考資料にリンクしました。最後に相場の焦点と考えられる米国金利の動向を掲げて…お終いにします。それでは…また明日。

会員の方は、新しい原稿をアップしましたから…お読みください。

今回は「禅」投資の勧めです。何れ…カタル自らが実践をして、その道を切り拓きます。果たして、このアイディアは成功できるかどうか…どちらでしょう。楽しみですね。

なかなか優れたものだと自負をしていますが…まずは実践を通じてカタルの空想を確立させてから、皆さんにどう伝えるか?…ですね。何か…長い期間、「時間の壁」に苦しんでいましたが、その壁を打ち破ることに繋がるかもしれません。そんな希望を感じています。



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