アーカイブ:2021年1月31日

三島由紀夫

昨晩NHKで「三島由紀夫」(平岡公威=きみたけ)の特集番組を観ました。没後50年だそうです。あの市ヶ谷の駐屯地で演説をする様子がテレビで報道され…当時、中学生だったカタルは衝撃を受けました。それから彼の作品を、ずいぶん…読み漁りました。潮騒、仮面の告白、永過ぎた春、金閣寺など…新潮社の赤い表紙の文庫本でした。あれから…50年か。

その後、「盾の会」の存在を知り…割腹自殺の模様が伝わります。団長かな?

上手く…三島の首を落とせなかったようで、二度に分けて斬ったという報道があったように記憶しています。ある意味で、彼の「美意識」が今でも…心に残っています。

NHKの対談では、誰も語っていませんが、カタルは彼の心の中の矜持と言うか…葛藤と言うか…。たぶん彼は大正14年生まれですから、カタルの親父と同じ世代です。親父は大正15年の1月生まれです。三島は1925年の1月14日生まれだとか…。この原稿を書くにあたり、こちらのサイトを読んでいますが、あまりに長く…原稿を書く時間がなくなるから途中で切り上げて、原稿を書き始めました。彼は優秀なのですね。大蔵省に勤務しており長岡實(元東証理事長)と同期だと言います。

やはりいい育ちですね。生まれた環境が人生観にも影響するのでしょう。あの当時の学習院ですから…彼の家柄が分かります。そうして東大か…。しかし多くの人の「生い立ち」を読むと分かりますが、高校生時代から海外に行ったり…様々な活動をして動いているようです。

中学生、高校生の頃は、早く大人になりたいと思っており、大人と言うのは立派な人間だと思ってきましたが、自分が年老いて…年金世代になってみると、あの中学生の頃の気持ちと、今の気持ちって…そんなに変わっていませんね。今でも「右往左往」しています。株式相場なんか…を考えると、特にそうです。

昨日はゲームストップの話を書き、WSJのこちらを読んだから…日経新聞の一面に分断と載っていました。でも、こんなもんは…と思います。

WSJによると…ネット上でフォロワーを導き、ゲームソフト小売り大手ゲームストップの異様な急騰劇で世界の注目をさらったキース・ギル氏(34)は、日本の小手川君のような存在ですね。彼は賢いから…表舞台から姿を消しました。

日経を読んで、カタルは、昔、憧れていた…誠備事件を起こした加藤 暠(あきら)を思い出します。彼は野村証券のやり方に反発して相場を創りました。でも…結局、あの考え方は市場から支持されませんでした。一部の人間が狂信的になるだけの話です。

このゲームストップなどの顛末が市場経済の米国でどう評価されるのか分かりません。ですが村社会の日本では通用しませんでした。カタルも加藤さんのやり方は間違っているという論者です。

そもそも…ビットコインなどの仮想通貨と同じに見えます。よくこんな詐欺のような仕組みが世間から信任されるものです。カタルは嫌悪感さえ…抱いています。確かに…なかなかデジタル貨幣は世に出てきません。人民元が実験をしていますが、コンピュータウィルスと同じでイタチごっこが続くのでしょう。その問題がありますからね。ですが現実の通貨も同じ偽造問題が存在します。データ元を追えば、本物の通貨かどうか…分かりますから、カタルは早くリスクを冒しても…デジタル貨幣に移行すべきだという論者です。

そうすれば…犯罪の多くが出来なくなり、脱税などの不正は不可能になり、正当で公正な競争社会の実現に一歩、近づきます。市場は公正な評価をするところだと思っています。時間の経過で、偽物の株価は、いつか妥当な評価になります。

ですが…テスラは買われ過ぎていると思っています。アマゾンの事例もありますが、いくら何でも、あそこまで、イーロン・マスクを評価できるのでしょうか? 

テスラとゲームストップは全く異質の存在です。

確かに…テスラは意見が割れますが、闇雲にバブルだとも言えませんからね。この後の展開を考えるとグーグルやアップルのような…車と言うか、移動手段の時間のプラットホーム造りに、一番近いところに位置している会社です。このプラットホームが世界で完成するなら膨大な利益が転がり込みます。だからカタルはトヨタ社長のスピード感に異論を唱え…彼が嫌いではありませんが、やはり後進に道を譲るべきだろうと思っています。

テスラは高株価を利用して、多額の工場建設費用を賄っています。このお金の力が、人類の進化の時間を早めています。

つまりお金は次世代の…未来を早める道具です。皆さんには分かりやすい事例として、今回のコロナワクチン開発の話をしています。MRNAのモデルナと言う会社の技術開発は、今回のコロナ騒動で、一気に、たぶん…5年ほどの時間を早めたのでしょう。

この技術は今後ガン治療に応用されます。最近は楽天が資金提供した免疫療法が登場したり、中性子を用いたホウ素中性子捕捉療法(BNCT)などの新技術が登場しています。まだ一部のがんでの応用が始まったばかりですが…このような進化もお金の力です。

つまりお金と言うのは、使い方で「生きるお金」と「死ぬお金」があるのでしょう。

だからテスラのバカ株価を、カタルは一概に否定をするものではありません。今回のコロナ禍も、神様が与えてくれた「プレゼント」かもしれません。この産業革命を超えるチャンスの時に、世界中の中央銀行が、一斉に、ジャブジャブ資金を流したのです。このお金を埋もらせて置くのは、ある意味で犯罪行為に加担しているようなものでしょう。

だから、カタルは名目時代を支持しており…実質経済を目標にした村社会構造を批判し続けています。

お金が無駄になるのは、ある意味で仕方がないロスです。しかしそれ以上の進化が早まるなら…バブルだって、なんだって…大歓迎です。人々が「株式投資は楽しい」と思ってやってくれれば…良いのです。このサイトは、その為の「草の根運動の証」です。

加藤 暠に憧れて、自分もいつか…と、夢を見ていましたが、仕掛け筋の裏舞台を、よちゃんを通じて知ると…馬鹿らしい限りです。理想に燃えた自分がバカでした。でも今の日本社会も狂っています。特にメディアの方向性は、どう考えても…正当化できません。インターネットが普及して裏舞台が、一般化していますから、いつまでも社会を騙せるものではありません。

日経新聞なんか…ある意味で方向性が間違っています。だから失われた時代が…永遠と30年間も続いたのです。

鶴田さんはある意味で立派な人だろうが…NECの関根さんなんかもその口でしょう。フジテレビの日枝さんもなんかも、そうなのでしょう。その意味で今回の東京製綱の田中重人さんなんか…も、その口でしょう。日本製鉄の古巣が仕掛けたコーポレートガバナンスの話です。そもそも…オーナー以外、会長職も相談職も要りません。潔く退任して後進に道を譲るのが筋だと思っています。

だいたいROEが15%以下で、偉そうに…いつまでも居座ろうとする根性が腐っています。立派なに高成長を続けているなら、その実績は素晴らしいから、いくらもらっても良いと思っています。地検が高額報酬制度を判断する問題ではなく、株主が判断をする話です。

まして東芝のように…経産省が株主の議決権に、とやかくコメントをするのはどうかしています。

まぁ、東芝を推奨している背景ですが…「村社会構造」は、なかなか消えませんからね。でも結局、年功序列も終身雇用と言う村社会の根幹は、否定されたわけです。失われた時代の構造転換を考えるとそういう事ですよね。

シングルマザーで苦労をされて…育てた高橋まつりさんのお母さんがどんな気持ちで娘の自殺を受け入れたのか? その心中を…察するに余りあります。この現象は地検論理や村派閥の行き詰りでしょう。

いい加減に…日本人同士の仲間のなかで足の引っ張り合いはやめて…一丸となって、新時代の推進を図りたいと願っています。

三島は自身の死を通じて、なにを僕らに伝えたかったのでしょう。カタルは上京して毎年千鳥ヶ淵の桜見をしていました。あれは見事ですね。田舎の桜など…比較になりません。千代田区が提供しているボートに乗って、桜吹雪を背景に、弁当で一杯をやるのは、楽しみの一つです。

その帰り…靖国神社に寄り、太平洋戦争で亡くなられた人の慰霊をします。ついでに千鳥ヶ淵の戦没者墓苑にも献花します。なんと…310万人もの命が失われたとか…。皆さんも桜見物に帰りに靖国神社に寄って、隣にあるあれは…「遊就館」と言うのかな? 一度、見学されると良いですね。

神風特攻隊員が、どんな気持ちで…亡くなっていかれたのでしょう。三島由紀夫の美学の中には、生き残った自分に、何が出来るか?を問いながら…生きていた面もあるのでしょう。僕らの生活は、そんな尊いの命の代償のおかげで…今の自分が居ます。悪戯に時を過ごさず…精一杯の人生を、生きたいと願っています。

少し青臭い原稿になったけれど…三島由紀夫のNHKを見て…そう考えています。きっと、衝撃を受けた中学生の心が…また復活したのでしょう。また…明日



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