アーカイブ:2021年2月

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米国株の動揺が、垣間、見られます。少し金利が上がっただけで…テスラなどが下がり、ナスダックも続落します。昨日の述べた金利と株価の関係は「期待値」が大きく膨らんだ株にとって打撃を与えるのは道理です。現実の金利高はジャブジャブ資金回収に繋がるからですが…パウエル議長はそれをけん制したそうです。だからザラバに安かった株価が大引けでは戻り歩調になりました。このニュースはこちらです。

しかし…これで安心とは言えないと思います。カタルがみている米国金融株はGSとJPMにBACですが…いずれも株価は堅調です。そもそも低金利なので貸出利ザヤも取れない水準です。リスクだけあるから、あまり貸し出しは進みません。故に金融機関も使えきれない現金を抱えています。ドイツ銀行のボーナスの制限の話を以前紹介しました。この辺りは金融規制の話が絡みますから、判断が難しいのです。

米国の1兆9000億ドルの追加経済対策が下院を通過したそうです。この話はF君の株価に影響を与えます。この後…勢力が拮抗する上院での審議になります。基本的に共和党は反対の立場です。金利の上昇が示すように…サマーズの意見が正しい可能性があります。カタルもそう考えています。しかし現米国政権は、パウエルの議会発言のように…緩和姿勢を維持させています。だから良識派は未来のインフレを懸念します。

原油価格はコロナ禍の時に「マイナスの価格」になったのですよ。それが今は61ドルです。脱炭素化が叫ばれるなら…果たして昔のように100ドル台に移行するのかどうか。

既にパウエルは市場に追い込まれているようにも感じます。市場に政策をリードされるようでは駄目なのです。市場原理主義と言うのは、そういう事です。最も懸念しているのは「後追い」の追随政策です。この議会証言がブラフ(ハッタリ)かどうか…市場は、必ず確かめに行きます。何しろ、史上最低金利水準です。

問題はCTAが、FRBの失政を叩くかどうか…。この行動がいつ起こるか? この辺りの読みが…相場観を大きく揺るがします。金融セクターの株が、意外高を連発する可能性もあります。

同時に、本日、初めて見た…日経新聞一面の「パスクなき世界」(秩序なき世界)が掲載されています。カタルが述べるドルと言う「基軸通貨の崩壊」まで描かれています。イエレン財務長官はデジタル通貨の容認派です。条件が揃ってきました。まぁ、先の話ですから「頭の片隅」に入れて、記事を読んでおかれると良いのでしょう。

そういえば…読者から武者さんの原稿が更新されたようで…案内をもらいました。読んでみて驚きます。まるでカタルが語っているような…内容と「うり二つ」なのです。こちらです。彼もカタルと同じ方向性を考えているのでしょう。やっと…陽の目を見る名目時代の論理です。

既に米国株の株価位置は高所恐怖症の水準ですから、下がることはあっても…米国株が上がることは「直ぐ」にはありません。問題はどうやって、軟着陸させるか…なのです。年初から難しい相場が続くと述べていましたが、カタルも選択に迷います。だから野村証券や三菱UFJのような大型株の選択を優先させているのかもしれません。本日も追加で買っています。

同時に謎の評価のロコンドを2250円、2230円で500株ずつ買いました。その下値も買いを入れましたが、今のところは買えていません。謎の評価が水準訂正さるかどうか…。考えている株は、次々にカタルの観測通りの動きになって来ました。それだけ…全体が良い相場になったのでしょう。

本日は、まだ買っていませんが…「NPC」も月曜日に770円、760円とまた買いました。この株は仕手株ですが…全体相場が「気迷い」になると株価が浮上する筈です。

今は非常に難しい相場です。金利上昇のように…何か条件が変わると大きな変化が生まれる可能性があります。バーナンキ議長が市場に動揺を与えた…「テーパリングショック」(テーパータントラム)の話はこちらのレポートが参考になるかな?

しかし…リーマンショック後の日本の金融庁は、バブルの反省に立ち、過度の反応を示し、赤字企業への融資を、金融界に戒めました。あのトラウマ政策が、日本の失われた時代を長引かせ…そうして今日まで続いた「流動性の罠」を生んだのです。難しい話です。政策は難しいですよ。故にカタルは市場原理主義者なのです。市場が一番よく知っているから、市場に政策を委ねるのです。

ところが…バブル崩壊時に、三重野元日銀総裁は、金利を上げても実体経済に影響などは出ないと…と市場と実体経済を、分けて考えたのです。経済と株価は表裏一体の関係なのに…彼の傲慢さが「失われた時代」を構築したのです。東大法科主席卒の宮澤喜一と共に…悪政を実行して、日本を奈落の底に叩き落しました。この政策の為に、どれだけの人間が苦しみ…自殺を選択したか…。皆さんは政治の大切さを考えないとなりません。日経新聞などのメディアも同類でしょう。

この様子が…先ほど紹介した武者さんのレポートに掲載されています。カタルは地価だけの損失を見て…「1300兆円の逆襲」を述べていました。ケネディクスはTOBになり…その中核銘柄を失いましたが、TOCなどもその関連銘柄の一つです。時間軸の違いだけの話です。

この時間軸の完璧な読みが出来るなら…カタルは、もう…あちら側の人間になれます。

たぶん…ここから3月下旬頃まで…、「難しい相場」だと思っています。故に環境に左右されずに相場を構築できる銘柄の選択が、最適の時間だと思って、僅かな株数ですが「NPC」(6255)を買っています。F君も候補株です。所謂「仕手材料株」と言う選択です。ですが…僕らは高値を追わない、下値を拾う範囲で行動をしましょう。

なるほど…本日、どうして2250円以下でロコンドが買えたのか? 

アンジェスMG(4563)の動き

相場を見て理由が分かりました。これはカタルの勝手な推測ですが…イナゴ族は銘柄の価値を理解してないのです。ただ値動きが良い銘柄を追い続けているだけで、その株が買われる背景など…考えたことがないのでしょう。だから同時期に動いたアンジェスやPSSの株価と、ロコンドが同じものとして…捉えているのでしょう。案の定、アンジェス(4503)とPSS(7707)の株価が下がっています。たぶんこの観測が正しいのでしょう。だからここでロコンドを仕掛ける絶好のチャンスのようにも見えますが…果たしてどうでしょう。

PSS(7707)の動き

全く…中身は違うのです。世の中は馬鹿が多いですね。

僕らは賢い投資家を目指しましょう。株式が買われるのは、その背景が存在します。だから…企業業績の裏付けの取れない株は、手掛けては駄目なのです。昨年の春~夏の相場を思い出してください。

同時期に、ロコンドも買われていましたから、あの値動きですから、ロコンドも、同人類が株を買っていたのです。初のイナゴ族との協賛相場は、こんな経過を歩みます。しかしカタルはロコンドは良いものに育つと思っています。この試練を超えた後の相場が、今から楽しみです。何も…心配はしていません。

今日も少し難しいレポートかも知れませんが…分からなくても良いですから、毎日読んでいれば…その内、その辺の証券マンより、ずっと上の知識レベルに到達し、賢い投資家の道を歩めると思っています。

カタルも毎日レポートを書き、この原稿を数回読んでからアップさせています。だから皆さんより、早く…あちら側に到達できるはずです。果たして…舞台が、ようやく整った今、躍進に続く、躍進人生を歩めるかどうか…。それを知っているのは、神様だけなのでしょう。それでは本日は、この辺で…お終いです。また明日。

会員レポートで、ぼやいた為か、多くの成果報告を頂いています。結構、TOBに遭ったツクイ株も、皆さんもっておられたようです。良かったです。喜んでもらえて…次はF君が大きく羽ばたくかどうか…。でも僕らは高値を追っては駄目です。下値になったボチボチやりましょう。今の相場は、野村証券と三菱UFJだけでも…良いように感じています。そうだ…東芝も、このもみ合いを拾っておくと良いのでしょう。

自慢ではありませんが…本日の国際優良株の下落相場を見ると分かるでしょうが、何故、カタルが日経新聞のスクランブルの解説を批判して、レポートをしたか? その結果が分かると思います。相場は、常に現状の半年先を歩んでいると言います。未来を早めに見つめて行動をしましょう。無理をして…高値を追うことはありません。今の相場は、相変わらず全面安の展開もあり得ます。だから警戒感を抱いて行動をしましょう。また…明日。



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