日本人は「働き過ぎ」だと言う「先入観」(メディアの洗脳?)があるのですが…本当かな? 意外に日本は祝日が多いように考えています。 GWは相場がなく…データの検証作業がなかったので、夜のお勉強時間はなかったのですが、それでも毎日レポートは欠かしませんでした。蓋を開けてみるとビックリです。カタルレポートを見ているようなニュースが市場に流れ…そうしてその相場展開です。
失敗したかな? …と思っていた「三菱UFJ」(8306)の585円で5000株の買いは、利食いをしました。そうして…その空いた枠で「NPC」(6255)の710円を2000株だけ追加で買いました。GW中は前から考えている相場の「メインシナリオ」を事前に語りました。
しかし邦銀株などの金融セクターは、非常に大きな資本の銘柄です。多くの人が考えている「値動き」が期待できるような環境が整うかどうか…。でも寄り値の594.1円より、今の株価は高いのです。しかしカタルのメインは「野村証券」の方です。まぁ、同じなのですが…。
この野村は一度、アルケゴスで…挫折していますから、相場の腰は強くなりますが、その分、調整時間が延長されます。
この「相場の腰」と言うのは、うどんなどの麺の「こし」と同じ意味です。相場に粘りがあるとか…相場が強くなるのです。あらら三菱UFJは600円台です。もったいなかったかな?…でも、それ以上に710円のNPCを買いたかった心が勝りました。
昨日も話しましたが、カタルの頭の中には、様々な相場の潮流が見えます。しかし…どれが選択されるのか? この確信はありません。
今は、まだ今までの「景気回復」の流れも残っているからです。「安川電機」(6506)や「日本電産」(6594)など…好決算でしたが、株価がその決算を先取りしていただけの話です。しかしこのラインは健在なのです。この路線がベストシナリオだから…長く株価が上がり続けました。今は単純な乖離調整に過ぎません。そんなに長く休むとは思ってないのです。
カタルが観察している優良株は僅かなので…十分に検証できているとは言えません。
最近書いた会員レポートに参考に掲げたS君は、この本筋ラインの銘柄です。3400円前後で買ったのですが…下値はなかなか買えません。しかも奇麗なチャートを形成しています。つまり…同じグループでも先駆した安川電機やエレクトロンのようなものもあれば…3流グループの株価は、それほど評価されてないのです。当然の話ですが…株価回復は遅れています。
先頭を走るランナーが休めば…2番手、3番手に食指は動きます。「雁行型経済」の現象です。一番が良いのですが…2番も3番も同じ環境なので、やはり企業業績は良くなります。人間と言うのは不思議なもので…1番より2番、3番が良く見える人間もいます。カタルなどの貧乏人は「信越化学」(4063)と思っていますが、貧乏なので値嵩株より、やはり株価が安い「SUMCO」(3436)を選択します。
だから…2番手、3番手も捨てたものではありません。むしろ…先駆した銘柄より3流株の末端銘柄が買われることがあるのです。まだまだ早いのでしょうが…基本的に、景気が過熱して末端までその効果が波及すると…どんな3流株も良く株価が上がりますよ。
バブル期の最後は、「株価が安い」と言うだけの話で相場になりました。1000円以下の株価の株が買われる「末期現象」になったのです。そうなると…終わりです。今は景気循環の始まりです。故に一流どころが、買われ過ぎた場面に過ぎません。この一流株などの乖離調整が終わると…再び、人気になる場面もあるのでしょう。
もともと…金融セクターが活躍するのは一流が休んだ後なのでしょう。半導体産業は、今は「物不足」ばかりが言われていますが…果たしてどうでしょう。
過剰投資をすると半導体は、ものと同じで相場で動きます。儲けも大きいけれど市況が落ち込んだ時の損失も大きくなる「市況産業」の側面も持っています。半導体産業はまさに安全保障問題まで持ち出して…過剰投資の最中でしょう。この設備投資とAIの進展などの未来社会需要との綱引きは…時間が経過しないと分かりません。
エレクトロンの今期の一株利益は1553円、来期予想は2121円です。株価は5万円台を付けて今現在は47900円です。PERは22.5倍です。この前提が安全保障問題まで発展している歴史的な好環境なのです。まぁ、まだ警戒することはないでしょうが。あまりに長い好況は一旦崩れると…長い不況になります。だから大相場が形成された後の「値惚れ買い」は絶対にしてはなりません。
カタル銘柄のVテクが10倍化しましたが、「空売り」を一時、考えた理由の一つです。
エレクトロンなどは、何処かで企業業績の「伸び悩み」現象が見られる段階に移行すると思われます。その場面はまだ先でしょうが…買いで入るより、むしろ時間を置き、その兆候が出てきた時に、売りで入る為の観察銘柄でしょう。
カタルは、半導体関連株は、既に「警戒ライン」に来ているように思います。2018年からの景気後退期でも、時代推移に助けられて、相場は休みを入れていません。
例えば…皆さんは覚えているかどうか分かりませんが、カタルは「トリケミカル研究所」(4369)を推奨したことがあります。「3D‐NAND型フラッシュメモリなどの微細化 加工に、必要な高純度の化学材料に強みを持っている」との理由です。今、調べたら…2016年10月5日のレポートです。(ここに…トリケミカル研究所をコピペして検索します。) 9月前後に推奨をしたのでしょう。その時の株価は505円です。9月頃は400円台の株価なのですよ。今の株価がいくらか分かりますか?
すでに5年も「好環境」が続いています。そうして安全保障問題と言う特需が生まれているのです。故にカタルは半導体株がいくら良いと思っても、どうしても…腰が引けるのです。
カタルは意外に運命論者です。なかなか最後の壁が越えられないカタルは、これも「天命」と思う自分が居ます。諸葛孔明のようなものです。
今、何しろカタルは「三国志」に嵌まっています。アマゾンの会員なので、ビデオが無料かな? どうか…良く分かりませんが、もう93話かな? 非常に長いドラマを見続けています。中学生の頃に、吉川英治が書いた三国志を読み、そうしてサウナに行くと良く置いてある横山光輝が描く漫画の三国志を読みました。それ以来です。なかなか面白いですよ。お奨めです。
最近、白内障の為か…本を読むのが嫌になって、ラジオを良く聴くようになりました。「らじる・らじる」です。そこで「聞き逃し」を再生します。今、NHKの「朗読の時間」と言うラジオ番組では「紀ノ川」有吉佐和子の作品を朗読しています。これもお気に入りです。だんだん「老人」人生を歩んでいるようです。トホホ…。
まぁ、カタルだけでなく、このレポートを読んでいる読者層も似たようなものでしょう。若者に勝つためには、自分が勝てる分野で…勝負です。バフェットは90歳です。ですが…先日、懸垂をしようと思ったら…体が持ち上がりません。トホホ…筋肉も落ちています。筋肉は免疫力に影響すると言いますから、嫌でも少しは運動をしないとなりません。
しかし…夜中の三国志と酒は欠かせない。頭では分かっているが…行動はなかなか難しいものです。相場と同じですね。自分の欲望には、なかなか敵いません。それでは…また明日。