6/21

本日は持ち株を広範囲に投げました。まぁ利食いもあります。売らないと決めていた「東芝」(6502)まで500株だけですが…売りました。よって信用枠は大幅に空きました。持ち株の約半数を売った次第です。

昨日、書いたレポートで…心の中の不安感は和らぎましたが、夏の季節になり、「儲からない季節」に突入します。基本的に夏から秋は…良い思いがありません。言葉ではよく「サマーラリー」と言いますが…実践では、そんな良い思い出がないのです。

カタルは、常に「目一杯」の相場を張る傾向があります。信用枠30%ギリギリまで買います。要するに…行け行けドンドンの人間です。

ですが、ここでは戦略を立て直し、自分自身の気持ちが、落ち着くのを待ちたいと思っています。意外に損切りも、思い切って行動します。金曜日まで買っていた「ロコンド」(3558)も投げました。トホホ…。でも今の感想は、この行動は間違っていたように感じています。意外に下げません。「新電元」(6844)はプラス転換なのです。驚きです。

この行動を通じて…ロコンドは意外に下値が堅そうにも感じています。一方、野村は大型株のわりに「値持ち」が悪いです。折角の実験が、予期せぬ…と言うか、事前観測はあったのですが…引っ掛かりました。

今の焦点は米国の政策動向が焦点で…この動向を決めるデータの発表待ちです。様々なものに関心を払ってないと…この後の相場を読むのは難しい。故に識者はキャッシュポジションを上げて待っているのでしょう。JPモルガンなどは賢いのです。先日の報道では多額の資金を遊ばせています。

今はカタル自身、「警戒感の季節到来か」と思いましたが、昨日のレポートで、その気持ちは和らいでいます。しかし常に、目一杯なので余裕を得るために一度、整理を敢行しました。しばらくは「ジャブの応酬」かな?

さて…カタルが昨日、述べた事が日経新聞に載っています。

「上がらぬ米国の長期金利」の話です。基本的にFRBが早期にテーパリングを早めるのが正しい政策と言う考え方が、カタルの意見ですが…テーパリング議論の開始を述べましたが、金利は上がらず、需給バランスの為と思われます。

故に野村証券などは、絶好の買い場なのでしょうが、「時間軸の的」を何処に据えるかにより…投資戦略は変わります。皆さんは「目先投資」が主眼です。

新電元の株価が上がることは前から分かっていましたが、このタイミングで海外ファンドが買うとは、誰も予測できません。自分が黒子になり得るか? どうか…が問題です。

故に、新しい実験を始めてみようと思っています。自分がお金持ちになったら、やってみたい行動を小規模な実験で出来ます。それでは、Sと言う株を655円で1000株だけ買いに行きます。買えるかどうか…。もう一つはエーザイを成り行きで100株だけ買いに行ってみます。ハイ、11990円で買えました。

先日、12000円と12500円で利食いをしたからです。ここから下があれば…売った分程度を買ってみます。取り敢えず…先ほどまで「泣いていたカラス」が、もう笑っています。カタルは「懲りない人間」なのです。

多少の損を、いつまでも気にしていたらキリがありません。先ほど売った損失は、既に過去の話です。僅か…1時間程度で、その「喪失感」を回復させました。このパッパラ・パーの精神が肝心なのでしょう。自分が実際に売ってみないと株価の堅さは分かりません。常に実践に勝るものはありません。講釈はテレビのコメンテーターに任せ…カタルは本物を目指します。

この下げでも…下がらない株があります。

この辺りの銘柄群から、新しいスター株が生まれるのでしょう。新電元に「ソニー」(6758)もプラスです。「村田製作」(6981)は安いですが…やはり株価水準は上がりました。あの時は8000円を割れましたが、今は下げても…8325円です。この辺りの株価の関係を見ると、日経平均株価の「大崩れ」と言う心配は、杞憂なのかもしれません。

あらら…先ほど655円の指値でS君に1000株の買い物を用いたら、それまで在った660円の売り物が消えました。誰かが買ったようです。エーザイも12000円台を回復してきました。巻き返しの動きが始まったのかな?

このように…実際に細かく売買を実践して…得る感覚を「相場は、相場に聞け」と言う実践編です。自分自身で経験する体感が大切です。

お金があるなら…ロコンドの上値も試してみたいのですが、貧乏人には出来ません。投げたばかりですが…1000株だけ…逆に、買い指値をしてみましょう。今、本日の安値の1695円で1000株の買いを用いました。買えるかどうか…。入れた途端にスルスル…と買い物が、上値に集まっています。今は1705円です。

このような打診の動きに対し、相場がどう反応するかを見るのです。所詮はジャブの応酬の一環です。やはりエーザイは出来高が減ったままです。この時間で人気株なのに、出来高は僅か182万株です。

昔…小野薬品をやった時を思い出します。あの時の高値は1984年ですが…カタルは、まだ5年社員かな? 当時の株式部長が、小野薬品のプロスタグランジンにガンガン強気でした。彼は優れています。その証券会社でお金持ちは二人、一人は戦後の火災保険の会社を大量に持っており増資、増資で大儲けした…お爺ちゃんでした。これは、たまたま持っていた株が自然に増えた時代のフロックです。

ですが…Sさんと言う株式部長は、本人の実力でお金持ちになりました。カタルは新入社員当時、恵まれており、彼に新聞の読み方などの直伝を受けました。変化率の考え方です。本日の日経新聞に、「設備投資」の話が一面に掲載されています。新規工場建設などに着手するタイミングと、株価の関係はなかなか会得出来ません。

あれは…2018年かな? 僕らは東邦チタンを手掛けて…惨敗を喫しました。その時に「MLCC」の良さを訴えました。このMLCCは今でも凄い需要です。あの時に村田製作は、新工場を建設していました。車向けに、このMLCCの工場を滋賀だったかな? 新規に建設したのですが…当時、スマフォ向けの需要が低迷しており…契約社員の外国人などが、同時に「レイオフ」されていました。これは読者からの情報でした。

この現象が、今の東邦チタンと大阪チタンの株価の差になっています。流石、村田です。2018年に今の動きを先読みして…新工場の建設に動いています。半導体が足りないから、設備投資を後追いでする会社と、需要観測の未来を見つめて…布石をする会社の違いです。

S株式部長は、新聞の設備投資の記事をカタルに見せて…こういう動きが「未来の株価」を押し上げる要因になると述べていました。

新聞記事と株価との「タイムラグ」の感覚を学ばせようとしたのでしょう。今なら彼の指摘の意味がよく分かるのですが…当時は疑心暗鬼でした。ですが…カタルも株式部長の押し売りを、顧客に聴かせ…小野薬品の相場に全力で挑みました。そうして初めて月間の株式手数料が1000万円を超えたのが、あの小野薬品の相場なので…その経緯をよく覚えています。

過去の小野薬と今のエーザイは、何故か…カタルのこころの中ではダブります。

確か…16000円台か…18000円台か…しばらく遅れて…持田製薬も人気になりました。まぁ、買わなくても構いませんが…証券マンなら「欠かせないアイテム」です。仕事が出来る人間は、講釈を垂れずに…シクシクと目標をこなします。実践できるようになれば…本物でしょう。

口先人間は大勢いますが、率先垂範と言うのは難しいものです。カタルは部下を連れて…霙の降る寒い日に、全員で新規開拓をしました。昼に集まる喫茶店を決めて…部下は散っていきます。そうして自分も一軒、一軒…ローラー作戦をしました。一日100軒から200軒を回り、見込み客が5人程度だったかな? 昼にみんなが集まると…みんな顔や手は赤くなり…寒さに凍えていました。

口では…何とでも言えます。

常に本物を目指し、果敢に行動しましょう。先ず、皆さんはカタルのように思い切って「損切り」は出来ないと思います。ですが…無理をして我慢をする段階ではありません。自分の力量は自分だけにしか分かりません。カタルはいつも述べています。難しい相場ですから…無理をしないことです。

たぶん秋ごろには…今の焦点の「霧」が晴れます。それまでモヤモヤしていますから、自重をされた行動を取りましょう。チャンスはいくらでもあります。それでは…本日はこの辺で…

日経新聞の一面の設備投資の記事は「M2の増加」を裏付ける記事です。お金が動き出しています。故に日経平均株価3万円乗せもあり得ます。

同時に13面の『上がらぬ米金利の「謎」再び』…は、カタルが書いていた補完記事ですから、読んで置かれると良いでしょう。この時間が続くなら…ハイテク相場の復調から、日経平均株価高になります。

ですが…カタルには判断がつかないので…個別の仕手材料株としてエーザイを100株だけ買ってみました。 同時に先ほど指値をしたロコンドの1695円も買えました。まぁ、難しい相場ですから…無理をせずにノンビリやりましょう。また明日。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

関連記事

  1. 2023.03.13

    3/13
  2. 2020.08.25

    8/25
  3. 2018.07.09

    7/9
  4. 2021.03.03

    3/3
  5. 2018.07.06

    7/6
  6. 2018.07.05

    7/5
2024年11月
« 10月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
株式投資関連の本