昨日の下げの要因はアップルの影響だと言います。本当かな…と思います。コロナ騒ぎでアップルの主力生産ラインである中国のフォックスコンが影響を受ける為なのでしょうか? カタルは、それ以上に日本のGDPの落ち込みを懸念したのかな?…と思っていました。しかし銘柄を見ると…確かに、村田製作などの電子部品株が安くなっており、市場の解説も正しいのかも知れません。でも…その割に米国のアップル株は強いですよ。この解説もいい加減です。
基本的にコロナ騒ぎが起り、相場の主力シナリオの「景気回復」ラインの本線、所謂、半導体株などの景気回復ラインの銘柄が、手掛けづらく…時間経過を待たねばなりません。でもSUMCOなどのチャートを見ると…丁度、良い休憩に見えます。(200日線とのかい離は17.3%)
基本的に、どんな株も…この「乖離調整」を避けられません。乖離が大きく…、この「乖離」の解説は、必要ですか?
カタルは、当たり前のように書いていますが…経験が乏しい投資家にとって、証券用語は難しいかも知れません。基本的に乖離が大きくなったと言う現象は、移動平均線、一般的には25日線や200日線と、株価との…開き度合いを「かい離」と言います。
例えば…千代化の場合の25日の移動平均線は331円で、昨日の引け値は404円ですから、22%の上方乖離です。200日線は300円ちょうどですから、34.6%も…株価は、上方に乖離しています。この乖離は、何を意味するかと言えば…利食いを出来る人が、潜在的に…どの程度存在するか?…と言う意味です。
自分自身を中心に考えずに、客観的な評価として、この「乖離度合い」を観ます。株価の上昇スピードの判断にします。大型株ほど…乖離調整は時間を要します。小型株ほど整理が早くなります。当たり前の話です。更に仕手系株は、この乖離が大きく開いても、それを梃子に…更に、株価が騰がるケースが多いのです。「空売り」を呼び込めるためです。
でも何かの拍子で相場環境が悪くなると…昨日のような展開になり、他の持ち株が下がります。そうすると…中には、追証になる人が居ます。その際に人間は、必ず、儲かる建玉を整理して維持率を上げます。だから全体相場環境の「地合い」が悪化すると…千代化のように株価は下がります。でもカタルは買い続けています。実は、また本日も買っています。故に、持ち株は毎日、増えています。ここからが…本番だと考えています。それが仕手株です。
人間と言うのは、下値の「ボックス相場」のような展開が、長く続くと…その経験がインプットされ、嫌な想い出になって、心に刻まれます。ある意味で経験と言うのは…厄介な存在です。
ネット証券が普及して、誰もが簡単に株の取引を出来るようになり、しかも信用取引も出来ます。信用取引はお金を借りて、株を買う事です。故に、非常に危ないのです。維持率が30%から、僅かに株価が10%下がっただけで…追証になります。つまり追加で、増し担保を請求されます。10%の値下がりなど、よくある現象です。加えて…担保に現物が使用されていると、その分の値下がりがあると…僅か5%の株価の下げで、実質的な追証になります。
危ないでしょう。でも新人類が冒険をして、成功した事例が「ITバブル」でしょう。ソフトバンクや光通信などが…その株価を支える業績的な背景はないのに、値動きだけで、人気になり、株価が大きく押し上げられていきます。
買いが、買いを呼ぶ…異常な相場でした。それを利用して成功した若者がたくさん居ます。たった200万円が、何十億円にもなり…投資家に転向するとか…です。小手川君は大成功をして…不動産投資に転向したのでしょう。彼は…流石です。
カタルも不動産投資をしてみたかった。バブル期は凄かったのです。東京駅前の小さなビル、通称「鉛筆」ビルを地上げする為に、2年も3年もかけて…まとまった土地にして、大手不動産会社に転売をします。そうして大規模開発をするわけです。億単位のお金ですから、ヤクザ屋さんも参入をします。交通事故を装って…ダンプカーを突っ込ませ、家を破壊して…地上げをする手口などもありました。ヤクザは恐いのです。
如何に…ケネディクスの収益不動産の「2兆円」と言う数字が、凄い事か分かります。
皆さんは、この本当の価値を気付いていません。お金があるから、土地が手に入ると思ったら、大間違いです。たった一人の反対の為に…20年も30年も開発が進まないことがあるのです。その間、何十億から何百億円のお金が寝るのです。最後は…反対する人が、死を迎えるまで待つケースもあるのです。現場を知らないから簡単に利回りなどと言います。収益不動産の価値は、すごいのですよ。しかも東京の土地は限られます。
だから…今回は販売戸数が少なかったですが、バブル期以来、最高の販売価格を更新した意味を理解しない日本人が大勢います。東京の収益不動産は、利回り以上に大きな価値があります。今は3%~5%程度ですが、マイナス利回りでも収益不動産を欲しい人が増えるのが名目時代です。現場を知らない馬鹿が、机上論で…もっともらしく語るのです。自分で実際に、末端の仕事をしてみると分かります。何れ、ケネディクス株が、大きく見直される時もあるでしょう。
でも先週の信用買い残はヤレヤレの減少でした。カタルは馬鹿だから、本日も、たった1000株ですが、また買っています。もうお金がないから、買いたくても…買えない現実があります。貧乏人は嫌ですね。株を買いたい時に、買えないのです。
それどころか…追証で、株を売りたくないのに売らされます。市場原理は、格差が生まれるような「仕組み」に出来ています。その格差を埋め、上位に行くためには、努力と精神力が必要なのでしょう。はやくカタルもシンガポールへの引っ越し組になりたいものです。
金持ちは、みんな行っています。優秀な奴は半沢直樹のドラマの世界が、現実化した不良債権処理の時に、既に日本を離れ…名目経済の中国へ行き、頑張っていました。あれから…20年ぐらいかな?
カタルの知り合いは、ベトナムに行きました。彼は日本で作った1億円を持って、あの時期に会社を辞めて…ベトナムに行きました。その後…付き合いが途切れたので、彼が、どうしているか知りません。成功している確率が、かなり高いですね。ベトナムの不動産もドンドン高騰しています。
もう…考え方として日本だけを中心にする時代ではありません。グローバルな考え方が必要なのでしょう。何故、Jトラストの藤澤さんに惹かれるか? 当然の帰結です。ラッセルする奴を、優遇する国が栄えるのです。
本日の日経新聞、カタルがようやく変わるかな?…と思う記事がありました。分かりますか? そうです。 9面の金融庁の「呼びかけ」の記事です。
面白いでしょう。金融庁の過剰な清貧思想が、このような現象を作ったのに…自己反省をして「真逆の呼びかけ」をしています。時代が変わるのです。ようやく…。こう言う現象に敏感になって欲しいと思います。「市場の整合性」の話です。時代の流れを感じて下さい。
だから…昨日、紹介したロイターの「日本株は思った以上に、下がらない」と言うレポートが出ます。今回のコロナ騒ぎは、丁度良い調整期間かも知れません。
故にカタルは、「買い増し」をする馬鹿が、成功する世の中になると言う事で…自ら実践をしてケネディクスを買い続けています。余裕がある限り「雪だるま」投資を実行します。カタルはいつも有言実行です。その辺の評論家様とは違います。馬鹿は馬鹿なりに自分なりに物事を考えて、誰の主張にも耳を貸さずに、自説を信じて…行動をします。信じられるのは…自分だけです。
千代化も400円割れを、丹念に買い続けます。カタルは2000年の日揮のようなイメージを連想して行動しています。率先垂範です。
ロコンドを3万程度まで…更に大幅に増やさないと、東京ではマンションを買う事が難しいですね。この格差を子供の世代に伝えたくありません。親がある程度、成功しないと…子供は地盤さえないのです。せめて…取っ掛かりの「小さな岩」になりたいものです。ボルダリングで言う…小さな突起物=ホールドに、せめて…なりたいものです。
それでは…また明日。