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かたる:何故、こんな事になったのか…と、いつも思いますね。昔の日本は儒教の国で年長者を敬い…良いシステムだったと思います。この年功序列、終身雇用と言う日本が編み出した仕組みは村論理の下でしか成り立ちませんでした。いつしか「驕り」が生まれたのでしょう。「JAPAN AS NO1」と言う辺りから…。それ故、プラザ合意の意味を理解してなかったのでしょうね。東西冷戦の崩壊と日米関係の変化は、日本の新しい時代の始まりでした。1989年が株価の上では、日本の天井でした。最後の2年は、まさに下げるための演出です。先物取引を利用して持ち合い株の隙間を突いた仕掛けでした。中国は矛盾を多く抱えていますが、指導部の出来が違うようです。日本の失敗を糧にして政策運営をしている様子が窺えます。ただ人件費の高騰から、このスピードは維持できませんからね。

ここに来て、猶予時間が時間切れを迎えているようです。今回のベースアップは残念でした。銀行が切っ掛けを作り、トヨタなどがそれに乗った動きに見えます。トヨタの純利益は2兆円ですからね。何故、更に内部留保を優先するのか? サッパリ…訳が分かりません。この日本人の清貧思想が、失われた時代の混迷と言う事態を、長引かせているように見えます。既に新しい時代の幕は開いているのに…、なかなか円滑に物事が運びません。もともと日本は官僚主導の中央集権体制です。その司令塔が機能してないのだから仕方がないとも思います。

厚生労働省は、日本でも、最も大きな省庁だろうと思いますが、2013年7月から2015年9月までの村木さんの人事は、どうかと思います。どうして労働省出身の役人が金子さんに続き、二代も事務次官になったのでしょう。混迷する官僚システムを象徴している様な辞令でした。別に村木さんの能力が劣っているかどうかは分かりませんが…本来、あのような人事はありません。大谷さんは民主党寄りの考え方でしたが、本来、厚生省出身の役人がトップに立つべきだったのでしょう。それにしても医療システムのネットワーク化など、遅々として仕事が進みませんね。本当に能力のない役人ばかりです。社会保険料などの問題から、大病院の予約システムなど…今の時代で待ち時間が1時間を超える現実は、おかしなシステムなのです。此処に大きなビジネスチャンスがありますね。

前に…カタルが中国人などを旅行で招き、日本で検診をするツアーなどを企画すれば良いと語ったことがあります。地方空港などと組んで、観光と医療を結び付けるアイディアを紹介しました。その関連で飛び出てきた会社がEAJ(6063)と言う会社ですね。まさにビックリポンの上昇です。失敗しましたね。事前に調べておけば良かったのです。カタルの勉強不足です。とくに新興企業は変化が激しく勉強をしないと仕組みを理解するのも大変です。事前に調べておけば…株価を観察している訳で、急騰前に乗れますからね。

今回のフュートレックもそうです。時価総額が小さく、当初は分かりませんでした。リストに載らない規模だったのです。でも時代の変化を考えると…大企業優先の時代は、難しい時代になり…小さな会社のアイディアが大きなビジネスチャンスを迎える時代になっている様に感じています。ZPMなどもそうですが、プリファードネットワークスなどの未上場企業は魅力にあふれています。今の時代は二つの流れがあります。前から述べていますが…一つは「名目成長」の世界への移行ですね。しかしパナソニックの目標減額や為替水準を観ると、明らかに政策が空振りに終わっていると…市場は認識しているようです。カタルは確実に進展していると見ていますが、市場の認識は違うようですね。この辺りに「ギャップ」を抱いています。

もう一つが、スマートコミュニティーへの移行ですね。現在の小型株優位の市場展開はこれを評価しています。現実的でない夢まで大きな評価をしています。一例を掲げるとフィンテック関連の株価など…本物を探し求める為、暗中模索を繰り返している市場動向に見えます。何しろ…偽物相場が多いですからね。怪我をする元になります。昨日、フュートレックが急落しましたが…そんなに心配も要らないと考えています。目先人気は峠を越え一時的に人気は離散するでしょうが…この株は本物だろうと思っています。だからテクノスジャパンのケースかな?…と考えていますね。

テクノスジャパン(3666)も、カタルがアイサン(4667)の出来にびっくりして、同様の感覚で臨んだ銘柄でした。しかしカタルはパイオニアと共に投げましたが…投げる必要はなく、むしろ買い場になりましたね。おそらくフュートレックも、その口だろうと考えております。800円程度を下値に考え、また下がれば時間を置き、買ってみようと思っています。たぶん昨日はルネサスなるファンドが高速の売買システムを採用しているのでしょう。その為に異常に売買高が膨らんでいたように見えました。このAIは目先張りですからね。カタルの感覚では、銘柄は偽物ではなく時間を置けば…たぶん大丈夫だと思っています。故にカタルも種玉だけは残したままになっています。持ってないと…株価の動きを観ませんからね。MDV(3902)など…ユトリがあれば、買うと言っておきながら…買ってないから、動きを観なかったわけで…今回の変化に気付きませんでした。

相場は残念ながら、為替相場と連動している様で…この為替は、要するにインフレターゲット論が上手く機能してないと市場が判断している訳です。マイナス金利適用は最近の事ですし…赤字法人への融資実現も最近の話です。さらに不動産市場育成の方針は、何故か…夕刊だけの報道でした。夏にも介護リートなどの税制面の優遇処置が行われると言いますから…、どうしても本格的な相場は、秋以降になる可能性は否定できません。この「兆し」は絶対に日本経済に効きます。しかしタイムラグがありますからね。政策=相場になる時間概念の把握は、難しいのです。この表現が分かる人は…かなりのレベルでしょう。一般の証券マンは、理解するのは相当の熟練度が必要になります。

株と言うのは面白いものですね。様々な条件が整わないと…なかなか相場になりませんからね。条件が整うのは…実に大変なことです。まぁ、滅多に大相場に出くわさない訳が分かりますね。ITバブル期のソフトバンクなどの出来を見れば分かります。あれはすごかったですね。1万円は高かったのです。だからカタルが売ったのに…それなのに19万8000円ですよ。バブルと言うのは…そういう事を言うのですね。

後で…読んでみようと思うのですが…、昨日の日経夕刊の広告によれば、日経ヴェリタスに「不動産いつか来た道」との特集記事が載っているそうです。「不動産市況が過熱し、バブル懸念も出ている」との見出しが躍っています。もしバブルと言うのなら、この記者は言葉を知りませんね。日経新聞の記者は一応メディアの中でもエリートで、東大法科も多い筈ですが…馬鹿記者です。歴史を知りませんね。バブルと言う表現を一流紙が、使う言葉ではありません。3流週刊誌なら、兎も角、日経も落ちたものですね。編集長の力量が分かります。売れればいいと言う週刊誌感覚です。鶴田時代から日経も村論理に染まり、馬鹿が上に居るようです。

なんで…こんな国に成り下がってしまったのでしょう。哀しい現実です。安倍政権は予算の前倒しを行っており、名目成長の達成を目標に据えています。トヨタのボンボンには、日本の歴史感覚意識がないのでしょう。トヨタの配当性向は、どの程度なのでしょう。日経新聞は、諸外国の配当性向を比べた記事を、掲載すべきですね。先日、FTの指標では、70%の配当性向と言うのは…本当なのでしょうか? 残念ながら、調べる時間も労力も大変ですからね。ごめんなさい。記事になるのを待つだけです。

円ドル為替の週足推移

円ドル為替の週足推移

金のない貧乏人は…「買いは遅かれ」と言います。株価が反転して…上がり始めてから買い始めればいいのでしょう。何故か、為替のチャートを見れば…一段の円高は避けられそうもなく、トヨタの新安値や先週末のパナソニックの下げなどは、まだ下値があるように見えますからね。残念です。この組み合わせはCTAと呼ばれる連中はえげつないですからね。政策担当者が隙だらけだと…どうしてもその間隙を突かれます。

しかしマイナス金利導入から赤字法人の融資など…実際の政策はマズマズの動きですから、下値は間違いなく買い場になります。何処か?…などと聞かれても分かりません。そんな事が分かるなら…今頃、南の島なのです。先週にも、小型株の背景を書こうと思っていましたが…追々、紹介しますね。GMなどの動向が、世界の動きを決めていますね。トヨタとはイメージが違います。今年1月にリフトに5億ドル、そうしてベンチャーのクルーズ・オートメーションに10億ドルも拠出しています。この意味を、よく考えないと時代の流れを…なかなか理解できませんね。皆さんも、よく考えておくと良いですね。関連記事は此方です。それではまた明日。



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