決算発表を迎えての…心構え

保護主義的な考えを持つトランプ氏の人気は強く、現状の米国経済に対する不満がくすぶっているのでしょう。まったく日本に似ていますね。55年体制の崩壊などを経て日本の構造改革が進展していますが、今ひとつ…のイメージです。なかなかスピードが上がりません。これは世代が変わらないと、きっと駄目なのでしょう。カタルの世代はネットの第一世代です。インターネットが普及し出したのが、ソフトバンクのパラソル戦略が始まった辺りです。ヤフーBBが活動したのが2001年ですからね。それまでは電話回線を使ってインターネットに接続していました。あれから15年の歳月です。カタルが上京した頃、ビルゲイツは、良く日本に遊びに来ていました。アスキーの西さんとも仲が良かったのです。アスキー西さんは失敗、マイクロソフトのビルゲイツは成功しました。90年代初めの話です。25年の歳月を経て、時代は変化しています。

時代の考察は…実に面白いですね。プラザ合意(1985年)の少し前の話ですが、NECは「98パソコン」を売り出します。一時は、デファクト・スタンダード化したのです。何故、このタイプが世界標準にならなかったのか? NECが何故、凋落したのでしょう。アップルやグーグルに世界標準を奪われ、荒廃する姿の日本企業を観ると、その根源が村論理にあることが良く分かります。パイオニアの指名解雇は1993年の話です。歴史を観ると…1985年のプラザ合意辺りが…分岐点なのです。基本的に政策の方向性が間違っていたために、時代の流れに乗れずに…失われた時代となりました。

上手くいっているソフトバンクも15年程度は掛かるのですね。ペッパー君が定着するには、やはり、あと10年以上は掛かるのでしょう。時代は車ではなく…明らかにロボットです。ある意味でスプリントの買収は正解なのでしょうが…なかなか軌道に乗りません。一気に減損処理した方がスッキリしたように思いますが…孫氏の選択の方が正しいのかも知れません。ケネディクスは、減損処理を優先させました。カタルは何れ簿価を回復するから利益を重視して、積極的に不動再開発をすべきだと思っていましたが…宮島さんの選択は保守的でしたね。孫氏と逆です。日本人は基本的に商社の減損処理のように保守的です。

今期の決算発表は、来週、ピークを迎えるのかな? 今期は減益予想が多く、基本的に株価は低迷します。内需企業だけがマズマズの筈です。サミットの財政出動は、イギリスやドイツに反対され、上手くいきませんが…使い方ですね。最近は色んな手法を用いています。本日の日経新聞の早期再就職支援も、その一環です。日本が世界に先駆け、再生医療などのバイオ企業の育成を始めた為に、サンバイオ(4592)は、一旦、海外で起業しましたが…日本に戻ったわけです。この意味が分かるでしょうか? 政策って、非常に重要なのです。日本の村論理は、排他的で基本的に変わることを拒みます。JA改革など観ると分かります。その為に農業の従事者の平均年齢66.4歳です。これで…未来があるのでしょうか?

様々な事象を検討すると、如何に政策が重要か…分かります。金融政策や財政政策で経済の方向性は変わります。清貧思想など…糞食らえ!なのです。利害関係の均等化で村論理は成り立ってきましたが、それが行き詰っているから、失われた時代なのです。

これは米国でも…同様の問題に見えます。たぶんパラダイムショックの進行ですね。スマートコミュニティーと言う新しい時代が到来しており、如何に早くスマートコミュニティーを確立させるか…。此処が一番、重要な点です。邪魔をしない事ですね。安全性より利便性を優先させるべきなのです。その為に、多少の犠牲は容認しなくてはなりません。

アベノミクスの成功は…あと一歩に見えますね。日銀のQE2が空振りに終わったことが悔やまれます。やはり付利金利だったのでしょう。マイナス金利も株価を観る限り…なかなか効きませんね。ただ本日の日経のリート市況の解説を観れば、明らかに効いていますが、広がりが今一のスピードです。ケネディクスの株価が下がるなんて…おかしいですからね。これ程の好環境は滅多にありません。経営者がアホなのでしょう。作れば売れるのです。本日の日経には、香港の不動産ファンド、ガウキャピタルの430億円の話が報じられています。昨日はMSNの決算で…減損処理の実態を観ましたね。カタルが何故、1300兆円の逆襲に拘るか?分かりますよね。

そのMSNも、村論理に見えますね。まぁ、通常の…この時期の今期予想は、非常に控えめです。カタルは四季報の数字を前提にして、株価は4桁確定と述べました。しかし60円から40円の変化でしたね。四季報は50~55円なのです。この違いは薬価改定などが原因です。四季報担当者も間違っていましたね。カタルもMSNを保持している為、調べています。今年の1月の時点で、分かっていた筈です。厚労省の諮問機関である中央社会保険医療協議会の薬価専門部会に、昨年末に「次期薬価制度改革の骨子」が提示され了承されています。今日、調べて…カタルは初めて知りました。

日本調剤とMSNの業績比較

日本調剤とMSNの業績比較

でも…企業業績の60円が40円になる程、薬価などは下げられていません。おかしいですね。故に、同じ業務内容の日本調剤が、先に決算を発表しているので比較してみました。ご覧いただいて分かるように…日本調剤も弱い予想だけれど…最終利益は4.9%増になっています。故にMSNは、きっと…かなり保守的な会社なのでしょう。因みに前期の5月1日に2016年3月の予想を発表していますが、結果は、ご覧のとおりです。昨年もこの時期の予想はかなり控えめです。黄色の部分を観てください。最終利益は事前予想の67%増ですからね。

カタルが、何故、かなり儲かるかもしれないと…思い、ストップ安の水準で買っているか?これで…お分かり頂けると思います。しかし…カタルの狙いは、別にあります。それは損益分岐点比率の問題ですね。今までは…一株利益10円程度の増加なのに、前期は40円から60円と加速しており、今までの伸びより倍の伸びでした。

つまり損益分岐点比率を超えて…売り上げ増がスムーズに利益に結び付く可能性があります。このような出店増加が、企業業績に影響を与える会社はみんなそうですが…、ある一定の出店数を超えると…利益が飛躍する伸びになることがあります。その理由は損益分岐点比率の考え方です。一定の固定費は、会社の規模に拘わらずに必要ですが…売り上げと利益の関係で、ある時点を超えると、売り上げの伸びが直接利益に結びつきます。その分岐点に位置している可能性が高いですね。詳しく決算を観るのは大変なので、分析はしませんが…そう心配する必要はないと考えています。お金のない人は時間を待てば…必ず新高値を更新します。お金のある人は下げれば買い続ければ大儲けできますね。株価が下がるのは大歓迎です。

何度も…カタルは事前に述べています。ドル平均法投資は鉄板なのです。自分の力量を把握され投資すればいいのです。ただ…ね。残念ながら…買う前から仕掛け人の存在が…と述べていましたが、本来なら、この発表を受けMSNを仕掛けます。通常は…。まだ分かりませんが、仕掛け人は存在してない可能性が高いのです。保守的なイメージの会社です。よって時間が掛かるかもしれません。しかし同様のケースが過去にありました。読者の人は覚えていますか? 決算を受け大幅安して、今、人気株になったフィルムの子会社のメディカル・データ・ビジョン(MDV=3902)ですが、あの時、下がったら買うと言い、買い逃した株は今、3000円台になりましたね。あのようなイメージに…MSNはなるかもしれません。このケースは2か月近くの休養でした。

MDVの株価推移

MDVの株価推移

因みに、この業界の勢力図もみてみました。…昨年、社名変更した「アインHD」や「日本調剤」がトップを争っており2000億円台の売り上げです。3位グループが「クオール」、「総合メディカル」、「トーカイ」、「MSN」などで…どんぐりの背比べ状態で1000億円台ですね。ただ調剤比率の問題など…若干、形態は違います。PER22倍から10倍と様々です。おそらく…何れ、成長が止まると合併でしょう。まぁ、安全パイだから、やはり…あまりカタル向きではありませんが、なかなかの器の株でしょう。

このMSNのように…この時期の通期予想は、あてになりません。会社のカラーを観て判断する事ですね。それぞれ…強気に目標を打ち出すところや…控えめな予想を打ち出すことろなど…様々です。一度、自分で過去のデータを調べてみると、その会社のカラーが分かります。だから来週本格化する決算も、あまり気にする必要はないと思っています。それではまた明日。



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