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かたる:本日の日経新聞の景気指標(14面)に編集委員の小平龍四郎氏が、セブンアイHDの記事を掲載しています。セブンアイの社外取締役に就任された一橋大の伊藤邦雄教授は2014年の夏に経産省から伊藤レポートを出しました。わが国の企業の資本効率に関するレポートです。この指針に従い、その後、金融庁はスチュワードシップコードを2014年9月に導入しました。要するに…資本効率について、どう考えるか…と言う企業経営の在り方を述べています。わが国の経営者は、良く言えば保守的で堅実経営とも言えますが、基本的に逃げています。チャレンジをしない仕組みを構築しました。株式持ち合いなど…の名残が残り、お仲間だけで…「なぁ、なぁ」の経営をしています。

経営者は、常に最大限の努力をして…進化しなくてはなりませんが、途中で止めるのです。常に、安全が第一なのです。この村論理に染まった経営者が多く、日本全体に躍動感がなくなりました。戦争帰りの日本経済を作った第一世代は、みんな立派です。問題を起こす作家の百田尚樹さんが、描いた出光興産の出光佐三氏をモデルにした「海賊とよばれた男」を読むと良く分かります。ダイエーの中内さんを描いた城山三郎の「価格破壊」でも良いですね。これらの人達が荒廃する戦後の日本から…経済大国の先進国に変えたのです。しかし、その下の世代は、何れも、村社会に染まっています。故に「失われた時代」が続いているとも言えます。

新住宅指数

新住宅指数

それを打開するために、経産省は伊藤レポートを出し、金融庁もようやく方向転換し始めたのです。プラザ合意から…実に30年です。ようやく本物を求める動きに舵を切ったのです。国土交通省もそうですよ。ようやく「1300兆円の逆襲」に舵を切りました。先ごろ発表された新指数の動きが…上のグラフです。2020年までに不動産の投資市場を今より倍増させ、30兆円市場に育成しようとしています。このような指針が…後の世を築きます。カタルが38915円奪回に拘っている理由が見えると思います。早くしないと…どんどん他国に抜かれ、日本は後進国に成り下がります。東芝、シャープや三菱自動車などの動きは、何も、今に始まった事ではありません。カタルは、良く富士通の話を出します。カタルが証券界に入った頃、富士通の株価は500円、NECは400円、沖電気は300円だったのです。村論理の結果が…この有様です。「いい加減せい!」と…怒りたくもなります。

此処で、ソフトバンクを比較すると分かりますね。スプリントの買収に動き…チャレンジしました。孫氏は、だから立派であり、まだまだ現役でも大丈夫ですね。もしチャレンジ精神を失ったら…経営者は、第一線から退くべきです。フジテレビの日枝久氏を、カタルは前によく批判しました。彼はクーデターを興し、社長の座を奪って、村論理の頂点に居ます。日経新聞の鶴田さんも、同じようなものでしょう。この世代が日本を駄目にしました。何故、ライブドアがメディアの買収に動いたのか? ところが国策逮捕です。2006年の話です。地検も、たぶん…ある意味で、グルですよ。その後のIHIやオリンパスなど観れば分かります。

方向性がずれるので…この話はこの辺にしますが、基本的にコーポレートガバナンスの話は、非常に重要なのです。故にROEと言う資本効率の話が重要になります。日本経済の方向性を決める話です。カタルが何度も、企業の現預金残が246兆円もある…と述べています。GDPが500兆ほどの国で…何故、半分も必要なのですか? 誰か、カタルに反論を聞かせて欲しいのです。必要な理由を…。みんな狂っていますよ。だから円高になるのですね。これは市場の警告と言うか…。矛盾があるから、ヘッジファンドはその歪みを突く訳です。正論で堂々と勝負すればいいのです。日本に本物が育つ環境が必要ですね。故に日経新聞の記者は、本日の景気指標のような基本的な指針であるROE経営の話を、何度も、何度も繰り返し、経営者に説くことが必要なのです。これはメディアの責任です。

カタルは歩合外務員として生活し、失意の中で長く過ごしました。故に、しつこいようですが…身をもって経験しているから、変化を求めている訳です。もう直ぐだろうと思います。ディトレで…儲ける話も重要です。食わねばならないから…。でも理想は理想ですね。カタルは同じような理念を持つ投資家を育てたいと願っています。カタルの予想が当たるとは思っていませんが…かなり良い線を行っていますね。でも時々馬鹿をします。いや「時々」ではなく、「しょっちゅう」かも知れません。最近も間違えましたね。

パイオニアの年末価格クリアを観て…、一度、全ての銘柄を空売りでした。ところが…強気を維持し過ぎました。故に今は少し凹んでいます。でも連休明けになり…時間のリスクが消えました。案の定、バイオ関連に復活の兆しが見えますが…小野薬品は、果たして高値を奪回できるのかどうか…。本物は小野薬ぐらいのものでしょう。あとは程度の差こそありますが…多くが偽物です。もともと今期予想の発表は、保守的な数字しか出て来ません。何しろ、まだ経営者は、村論理に染まっています。増額修正が起るのは、年末ですね。大概は…第3四半期の数字が見える頃になると…増額修正を連発します。故にカタルは前からバイオかな?と述べていました。でも…あまり力を入れない方が良いですね。程々が一番です。何しろ、5月なのです。無理をしないことでしょう。

でも下値は堅く見えますね。何故かな? しばらくは小野薬品が指標だろうと思っています。本日は決算を受け25日線回帰しました。果たして、上昇波動を維持できているかどうか…収益面は問題ありません。これからも増額修正が続きますが、株価は、既にだいぶ先を買っています。だから…危ない領域なのです。でも株って、分かりませんからね。高いと思って売ったソフトバンクの1万円が、その後、僅か2か月程度で21万円ですからね。ITバブルの時は、本当に驚きました。人生が狂いますね。

アレレ…007が高いですね。どうしたのでしょう。1000円に戻りましたね。IoTの世界に欠かせないし…色んな切り口がありますからね。どっちにしても…しばらくは小型株優位の世界が続くのでしょう。クラウドワークスも人手不足の時代なので…眠れる主婦層の活用に有効なアイテムですね。グリーも高いですね。この株は収益面で最悪期を脱出しています。でも仕掛け人は居ませんね。今回600円処で止まり、下値はこの位置でしょう。下げそうに見えませんが…上出来の相場になるかどうか。

サミットの財政出動や消費税の引上げ延期など多少は期待感があるのでしょうが…かなり株価は知っていますからね。やはり今は…基本的に難しい時期です。まぁ、のんびり…やるかな…。その内、また、いい銘柄が見つかるでしょう。それじゃ、また明日。



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