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本日の報道の中で、米国の財務長官のイエレン氏は米国の「ソフトランディング」に自信を示しています。この理由は物価高を乗り越えてもGDPの成長率が落ちませんからね。米国は中国の成長速度を超えたのです。

どう考えても…米国の経済運営の方が優れた証拠でしょう。最近の報道では、いくつか気になる「共同冨裕」ではなく「共同貧乏」の現象が中国であります。公務員の賃金が引き下げられ…最近見たニュースではEV関連の自動車でも工員の「賃下げ」が行われていると言います。テスラとの価格競争に負けている為でしょう。

まるで…「本末転倒」です。

カタルが何故、東京地検のゴーン逮捕を批判したか? そうして最高裁の東京機械判決を批判したか? 同じような背景があります。日本が「村社会論」を強要すると…日本から海外の資金が引き上げられるのです。

経済の基本は、資金が自由に動くことにあるのです。量(マネタリーベース)をいくら増やしても…活動しない資金(マネーストック)を貯め込むだけじゃ…意味がありません。何故、カタルが日本経済を「清貧思想」と批判をしたか? 言葉の裏には色んな思いがあるのです。

今の日本人には、やはり「成功体験」が必要なのでしょう。その象徴的な現象が、北海道で始まった「ラピダス」なのでしょう。

これは簡単な作業ではありません。実験と量産化の違いも分からない馬鹿が大勢います。歩留まりの問題も出てきます。進化と言うのは、なかなか…すんなり行かないものです。でもこの実験が成功するなら、完全な日本復活劇になります。果たしてどうなるか…果敢に「ラッセル」する奴が、成果を得られる社会構造に転換できるかどうか…。日本人の資質が問われるのです。

最近の米国の話を少ししましょう。

皆さんが一番、疑問を感じる部分でしょう。最近の米国経済の経済指標が発表されると、景気が良い話が出ると株価は下がります。逆に景気が減速している話になると…株価が上がります。奇妙ですね。通常は業績が良くなる…景気が良くなる拡大事例なら、会社の業績も上がりますから、株価が上がる筈ですが、実際は逆なのです。景気が「悪くなる話」が出ると「株価が上がる」のです。

まったく…違う論理で株価が動いています。これは市場が「求めている事象」と違うのです。市場が「先行き」をどう見ているか? 

GDPの経済成長率が落ち込み…景気刺激策として「金利を下げる」期待度が高いのです。でも最近、住宅ローン金利が7.31%になっているように…この水準は10年間で2倍以上なのです。

仮に日本の「失われた時代」の34年間が、この成長で、つまり金利で運用をするとお金は100万円が1100万円を超えるのです。つまり11倍です。バブル期の最高値の株価は38915円ですから…428000円を超えることになります。42万円ですよ。

この理屈の7.31%は流石に無理でも、今の政策目標値の3%成長なら、株価はいくらになったでしょう。106315円です。何故、カタルが「日経平均株価10万円」とお題目のように唱えているか? 別に…闇雲に数字を掲げている訳ではなく…失政をせずに、「普通の政策」をやっているなら、日経平均株価は今頃…は10万円を超えているのです。もう馬鹿だけです。トップが馬鹿だと…末端は苦労をします。

習近平は「共同冨裕」を掲げましたが、ソ連の歴史を知らないようです。今は「共同貧乏」から、まもなく「共同貧困」です。

学校で「実質」と「名目」の違いの意味を、ちゃんと教えていないから、東大卒のエリート官僚でも間違った政策を実行します。東京地検も最高裁判事も最難関と言われる司法試験の合格者です。しかし…その人たちは「常識のイロハ」を、本当に知っているのでしょうか? 34年もの実験を繰り返して…もういい加減に、正しい答えを、学ぶ…時間でしょう。カタルのような…馬鹿でも理解できる理屈です。

僕らは「名目の世界」で生きています。誰がお金を使う時に…物価の上昇率を、頭に思い描きますか? そんな人はいません。

貰う手取りの給料が増えるなら、少なくても、やはり…嬉しいのです。たとえ、物価が上昇して、お金の価値が負けていても…明日はもっと稼げるように「頑張ろう」と努力をします。これが「人間の性」でしょう。

その象徴的な株価が「野村証券」株です。確かに…指導者の奥田さんは、他に比較すると…かなり劣っています。しかしこれだけ「追い風」になれば…どんな馬鹿でも、普通の生活をすれば、その流れに乗れます。川の流れには逆らえません。資産投資の要は「株式」と「不動産」なのです。

皆さんの働いて得るお金の上限は限られます。しかし…「資産投資の知識」があるなら、現役時代の稼ぎ以上の収入を得られます。バフェットもソフトバンクの孫さんも、みんな…そのマジックを利用して、「使い切れないお金持ち」です。お金なんか…所詮は使えません。どう活用をするか? その問題でしょう。

先ほどの話を、もう少し捕捉しないと駄目かな? 

市場が求めているのは、「利下げ」の方向性です。しかしカタルはそんなに金利は下げないと思っていますが、今よりは、一旦は「下がる」と思っています。この理由と言うか、背景には「米中対立」があります。基軸通貨ドルのバラマキから、回収と言う手段を上手く利用した米国です。

「九段線」の構想は

そもそも…「九段線」の構想は、アセアンの反発を買います。中国は、武力などを背景に米国の覇権主義を批判しますが、それ以上の「強引なやり方」に見えます。

カタルは今回のウクライナ戦争で、初めて…ロシアの「民間軍事会社」の存在を知りました。いま、アフリカで起きているクーデターの背後には、この存在が噂されています。北朝鮮も同列でしょう。本当に腐っていますね。やはり米国には不満もありますが、常識的な面も多いのでしょう。株式投資をしていると…色んなことを考えさせられます。

皆さんの…多くの失敗事例を観ると、「自分勝手な解釈」で、相場を張っているように思います。カタルはなるべく客観評価をするように努めます。本日もメルカリを500株だけですが、また買いました。3200円で買って、早まって3178円で買い、そうして本日は3100円の買いです。

メルカリ(4385)の日足推移

この株は、前も述べたように米国経済の減速が、必要条件の一つでしょう。故に2年国債の頭打ちが明らかにならないと、株価はこのように下げます。でも2000円割れから、僕らはやっていますが、ある日突然、変化を見せます。たぶん…今回も同じでしょう。

あの時に…カタルは奇麗に抜けない現象を観て、株価は「重い」と判断をして「微利益」で逃げました。本当は、あのまま抜けると思っていました。でも今は、ひょっとすれば…200日線(2876円)割れもあるかもしれません。

順番では「ジェイドG」(3558)の方が、先に「新高値を更新する」と思っていますが、メルカリも面白い株です。今、カタルは先日、微利益で売った「ルネサスエレク」(6723)も2350円で500株ですが買い直しました。まだ「循環買い」物色の思考に拘っています。名目時代は、確実に…「前の高値」を、また更新するのです。どの相場も同じですよ。

だんだん良くなる…「法華の太鼓」です。今までは実質成長時代なので…「先着一名様」ですが、名目時代は失敗して、高値を買っても、しぶとく…安値を買い続ける姿が、成果を生みます。

だから「ブツブツ投資」は、優れた投資法です。

どんな高値を買っても良いのです。失敗を前提に…「自分は相場が下手」だと思って、それに対処をする方法です。カタルなんか、直ぐに1929円の高値を奪回して2400円を超えて3000円台のジェイドGを頭に描き投資をしており、「分不相応な買い方」をしましたから本日は反省して…少しだけですが外しました。でも野村証券だけは強いですね。三菱UFJもどんどん強くなっています。会員レポート通りの展開になっています。

今回の会員レポートのテーマは「市場の整合性」の話ですが、自分が持ってない銘柄にも、目を向けて…総合的な判断をすれば、「儲かる確率」が上がるのでしょう。まだまだ序盤です。今年の3月、5月、そうして、この8月の変化を、確り…理解できるかどうか。

カタル自身「試行錯誤」の毎日ですから、間違っている解釈も多いのでしょう。

しかしその度に…自分の戦略を微調整して、修正しています。間違っても良いと思っています。所詮「完璧」を目指していましたが、人間ですし、そもそも…一番肝心な事は、カタル自身が「貧乏人」だという事です。既に「あちら側」に到達している人は、「能ある鷹は爪を隠す」なのです。皆さんの目に留まることはないのでしょう。

カタルも早く卒業式を迎えたいなぁ~。もう直ぐ、のんびり「岩魚釣り」も出来ない老人になります。早く、早く…皆さんも、能力のない馬鹿が、「無駄な挑戦」に、挑んでいると客観性のある目で、レポートを読み…「ブツブツ投資」を主眼に、「無理をしない投資」を心掛けてください。それでは、本日はこの辺で…また明日。



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