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かたる:いきなり…また様相が変わっています。一番、打撃を受ける筈のイギリスの株価は2月が安値で離脱を決めた後も、そんなに下がっているようには見えません。横這いなのです。たぶん…ドイツがイギリスの離脱を受け、一番打撃を受ける筈です。これまでずいぶんとドイツは、弱いユーロの為に恩恵を受けています。ギリシャ問題でユーロが売られると…米国でも、中国でもドイツ車が、欧州だけでなく売れますからね。

イギリスFT100の推移

イギリスFT100の推移

 

ドイツDAX指数の推移

ドイツDAX指数の推移

先日、カタルは、何故、日本株だけが、こんなに弱いの?…と問いましたが、その理由の一つとして考えられるのが…、ドル換算の日経平均株価でしたね。この背景を考えると、世界の基準は…全て、米国体制の支配下で決定されると言う仮説です。基軸通貨もドルです。この可能性は非常に高く、世界の株式市場の景色図を観ると…米国基準を考えながら、相場の流れを考えた方が良いと言う事になります。

事実…調べてみると、2013年5月のバーナンキ議長のテーパリング発言を受け、実際にHSBCなどがリストラに着手した2015年6月が、逆金融相場の入り口と考えられます。この時の三菱UFJの高値は931円です。良く下がりましたね。現在は、ほぼ半値の株価位置です。カタルは三菱UFJの株価は、4桁水準が当たり前で…2000円前後が妥当株価だと、今でも思っています。

みずほの日足推移

みずほの日足推移

今年初め…カタルは配当利回りで買える「みずほ」を実際に買ってみましたが駄目でした。良い配当利回りだから、みずほの銀行マンは、顧客に銀行預金を切り崩して、みずほ株を購入させれば良いと思うのです。しかし昨日はアベノミクス後の最安値で142円台です。しかもチャートを観ると…まだ右下がりを続けています。2月、4月、この6月と…まだ整理が途上の事を示しているチャートに見えます。

カタルは現在の相場の景色図は「逆業績相場」で…もう直ぐ「金融相場」に移行する端境期の認識です。故に何度も金融規制の話題を述べています。ようやく…米国の大統領選に話題が移り、WSJでは3日間連続で、トランプ氏とクリント氏の銀行規制問題を取り上げています。

米国金融株推移

米国金融株推移

現在の米国金融界の立ち位置を、今朝は調べてみました。こんなイメージですね。商業銀行とは「JPモルガン」などの一般的な銀行で、投資銀行とは「ゴールドマンサックス」などの証券会社を指します。一般的に景気の浮上期になると、証券株の方が変動率は高くなりますから、商業銀行の上に、株価が位置するのが普通です。如何でしょう。2011年~2012年のボトム圏に…動きが似ていると思いませんか? この時期はリーマンショックからの「理想買い」が終わり、実際に企業業績が改善する「現実買い」に移行するタイミングです。

もう直ぐ、カタルは金融相場が、始まるのではないか?…と淡い期待を抱いています。しかし今はまだ早いのでしょう。ジョージ・ソロスは、ドイツの銀行株に「売り仕掛け」をしている様子です。でも彼のような人間たちが、底値を形成させ…転換点を作るのですね。条件が揃いつつあります。ケネディクスの話をしているのですよ。

日証金の回転日数の推移

日証金の回転日数の推移

 

本日のブルームバーグの記事の中で…ロンドンに行っていた不動産マネーが、東京に来るとの予測が掲載されていました。事実、世界のヘッジファンドは、日本のリートを買っています。カタルは日証金の回転率を調べていますが…。最近はずっと…リートの回転日数が短いのです。日証金は一日遅れの発表ですから、一昨日の5日以下の回転率の銘柄リストを掲げておきます。

株が一番面白いのは、相場ではなく金融相場の「理想買い」です。まだ利益が見えない為に、方向性だけで株価が大きく買われるので…市場に強弱感が対立して、株が仕手化するのです。本当は…小野薬品は、もっと仕手人気化するチャンスがあったのですね。しかし相場を創る連中の力量は劣っており、普通の相場でした。本物銘柄を仕手化させ、相場にするのが証券マンの醍醐味です。でも多くの証券マンは、株式投資を営業にしておらずに…投信の販売などが主流になっています。

折角、経済を知るチャンスなのです。歩合外務員でも、何十億円も握って悠々自適の生活をしている人も居ます。カタルもそれを目指しましたが…失敗しました。この浅はかな力量と自身の性格のせいですね。性格ばかりは変えられませんからね。常にハイリスク投資なのです。二者選択なら…迷わず、危ない方を選びます。リターンは危険を冒して得られるものと言う人生観があるからでしょう。常に理想を追い求めます。

でも現実は…なかなか、自身が考える「理想形」は、実現しません。だから苛立ちを覚えます。既に財政ファイナンス状態で、日銀はETFとリートと言う実物資産(危険資産)を買っているのです。この領域まで踏み込んでおきながら…片手で、未だに正論を語る詐欺師に見えます。もう後はなく…後戻りなどは出来ません。だって国債は売れませんからね。償還を待つしかないのです。再投資になれば…世界から財政ファイナンスの批判を受けます。

故に、「いつか来た道、帰る道」には、既に財政ファインンスに踏み切ったので戻れません。前に突っ走るしかないのです。それを女の腐った奴みたいに…愚痴グチと…インフレ目標を先送りしている訳です。それでも男か!…昔なら、とっくに…切腹です。カタルが介錯をして上げます。下手ですけれど…首くらい切り落とせるでしょう。三島は失意の中で割腹自殺したのです。あの精神は、何処に消えたんでしょう。日銀総裁を引き受けるなら…そのくらいの覚悟が、必要と言うものです。

まぁ、愚痴は、この辺にして…今日の相場は、若干高いようです。でもパイオニアなどを観ていると…ずいぶんと下げるものですね。カタルはあの時、200円割れを覚悟して買い下がれば、又、報われるだろうと述べましたが…一向に止まりませんね。やはり下げてから信用買い残が増えたので…駄目だったようです。需給バランスの整理が終わらないのですね。株と言うのは、上手に買おうとするから駄目なのですね。やはり完全に転換してから買えば充分なのでしょう。最近カタルは底値形成の事例として「大阪チタン」の解説を交えています。外資のレーティングの引き下げは、買うための演出ではないか?と言う説ですね。

通常、大きな玉を買うためには…先ずは、売りから入ります。そのまま下がるなら…まだ、時期尚早なのでしょう。故に、空売りを継続して売り続けることになります。このカラ売り玉が損になる事があります。やられるのですね。そうなったら、本格的に買い始めればいいのです。先ほどのジョージ・ソロスのドイツ銀行株の空売りですが、彼はそんな事を考えて、仕掛けている可能性がありますね。

最近の相場の中で、このケースの応用か? 似た動きを示しているのが…あるのですが分かりますか?まぁ、全面安状態だから…そうなのかどうなのか…。見極めは難しく、カタルも分かりませんが…シャープが、このケースになりますね。100円割れ演出をしました。しばらく見ていれば、分かります。オリンピックと4K、8Kへの移行、更に有機ELの本格化は幕を開けます。

他には、ソニーのVRでも良いですね。今朝のニュースの中でこんなものを発見しました。キャノンも可能性がありそうです。ただ両社とも、加工産業の会社ですから…相場の季節感はズレますね。相場と言うのは面白いもので…全ての条件がピッタリ合った時に、大相場になります。しかし、なかなか全ての条件を満たす銘柄が、簡単には見つかりません。1年に1度程度、見つけろ!と言うのは…無理と言うものです。なかなか本物相場は、華が開きませんからね。多くの相場は、偽物相場なのです。

この本物と偽物の違いを、今週は暇そうなので…解説をしますね。でも本日は、もう皆さんもカタルのゴタクに付き合うのはウンザリでしょうから…この辺で幕を閉じます。人生は成るようになるのです。悲観する事も無ければ…、こいつは…なんて、夢を抱く場面もそうは訪れません。だからしつこく…カタルは言い続けています。それでは、また明日。早く条件が揃うと良いですね。IoTのユビキタスの出来は…どうかな? 1000円以下なら、安いと思いますが…如何でしょう? クラウドワークスも意外に頑張っています。何しろ…この下げですからね。博打のソフトフロントは、今日も74円安の455円と下げていますが、出来高は、良く出来ています。人気のようです。まぁ、人それぞれ…。自分自身が気に入ったものを…やれば良いのでしょう。それでは…また明日。



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