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カタル:今月に入り、まだ日銀は一度もETFの買い入れを実行していません。株価が堅調な時に上値を買うのかどうか…。通常、9月はシルバーウィークもあり、余り良い環境ではありません。大概、夏に続き9月の安値形成が、年末の株高を支える循環なのですが…今年は年初から、このような「アノマリー」は狂い通しです。今年の分岐点は4月かな?この辺りに個人の好きな銘柄が、変調をきたしました。カタルも「カイオム」でやられました。

本日の日経新聞の3面の「世界の株価 静かな上昇」の記事は、素人以下ですね。だって…おかしいでしょう。別に9月の利上げ後退が、影響している訳ではないですね。全く…少しは勉強したら、どうなのでしょう。もっと具体的に、金融界が自己資本比率規制クリアの為に、総資産をどの程度圧縮しているか? 2016年の基準が、一つの峠になっている様に見えています。不良債権処理もそうですね。コメルツとドイツ銀行の合併話など…景気の動きを握る金融界の動きが、経済に大きな影響を与えています。カタルの仮説の方が、余程、筋が通っています。世界の株価が、静かに上がっているのは…金融界が自己資本比率規制をクリアしつつあり、金融規制の影響が薄れてきたのでしょう。故にカタルは「金融規制克服論」を述べています。

しかしECBは、日本同様に、株式と言う危険資産の買い入れを検討し始めたとか…WSJで報道されています。この話は金融規制の為に、依然、デフレ傾向が続いているからですね。ここに来てISMなどの先行指数が軟調になっており、やはり、まだ「ダリオ時間」は健在なのです。WTI原油の推移も、そうですね。なかなか上昇しません。まぁ、40ドル台を維持しており、依然、この金融規制と克服論は、綱引き状態。ダリオとイエレン時間の綱引きも、同じ構造です。11月米国の大統領選を控え、依然、相場は不透明なのです。

カタルは昨日、日経平均株価は、まだ当面は、ジクジクした状態が続く…と述べています。しかしカタルは「IoT時代の幕開け」と言う仮説を信じ、先頃から、半導体関連のSAMCO(3436=シリコンウェハー)そうしてトリケミ(4369=微細加工)を買い始め、大阪チタンも同様に買っています。参考銘柄として…大型株の東芝なども掲げています。

この発想は金融規制を克服して…、一気にスマートコミュニティーのIoT時代が訪れると言う発想です。でも…まだ微妙です。SAMCOは、先頃の安値824円を下回り、本日は815円と下値を切り下げました。この程度なら…まだ200日線より上の位置で転換点ですから、この程度の誤差は、あり得る話です。IoT時代の幕開けと言うシナリオは弱いのでしょう。おそらく確認が取れないのでしょう。少し専門的な相場論を展開しています。でもトリケミは止まりつつあるようです。おそらく何処かのファンドの利食いですね。東芝の株価波動は、全く崩れていませんからね。相場論とは…市場の比較論でもあります。

此処での邦銀株の上昇も、世界の金融株が騰がってきたためです。米国の場合は1%の金利上昇が11%の銀行の収益を押し上げるという背景がありますが、邦銀は環境が違いますからね。でも面白いもので、やはり比較感が働くのでしょう。だから空売り筋の買い戻しを中心に上がったのでしょうが…。一気に「金融規制克服論」となるかどうか…。まだまだ微妙です。

この辺りの動きは三菱UFJの動きにも、関連しています。9月5日の588.8円寄り付きの後、引けは567.1円となり比較的大きな陰線を引いています。この下げは仕方ありませんが、決算期を控えた買戻しが一巡した可能性もあります。8月3日のような形で売りを吸収できるかどうか…。仮に、出来ないとすると、全体の下落に繋がる動きです。550円を本日は割れましたが…あまり大きく崩れない方が良いですね。このような動きを見れば明らかですが…まだまだ大型株を持ち上げ、日経平均が高値を更新するシナリオは、目先は難しいのかも知れません。だから小型株志向になりますね。IoTのユビキタスは、順調に戻り売りを消化している様に見えます。このラインの回復は久しぶりです。

当然の事ならが、戻り売りのヤレヤレラインを抜けば…株価の動きは、一気に加速する筈です。上場来高値を、いつ更新しても不思議ではない株です。本当に困ったダダ息子です。高くなると…買いたくなる株と言うのは、そう多く存在しません。無限の魅力が存在するので株価を問わずに、持ち続けていたい宝物のような存在です。カタルは述べましたね。今から過去を振り返っても仕方ありませんが…1000円が最低基準で自社株買いをしたことがあると…何度も指摘しており、今回は800円の時に読者には、今回は本物に育つ可能性が高いと…チャートの38か月の循環論を指摘しました。

何故、テクニカルアナリストなど…と言う香具師のような存在が、居るのか?それは効率的市場仮説と言う、株価は全てを知って動いているという仮説が市場にあるからですね。故に、古くはエリオットなど代表的な株価波動の読みが存在します。テクニカルの世界で株価波動や様々な指標もそうですが…。一流域の人間になれば、なるほど…時間の概念がチャートの読みに付加されます。如何に、時間の推移が大切か? それは…人間心理が、決して時間に勝てない為です。多くの揉め事、難しい判断は、時間を置くことに限ります。何も直ぐに結論を出さずにいた方が、良いケースは沢山あります。

今、チャートを見て驚いたのですが…ユビキタスは8日間も、連続の陽線ですね。古くは酒田五法に下値圏で出た「5日間連続の陽線は、その後1ヶ月は上伸なり」と言う諺がありましたね。これは、ひょっとすると…ヒョットします。1350円に17600株の売りが出ており、今の株価は1343円ですね。試に…また買ってみるかな? ハイ今、1345円で100株のお買い上げです。貧乏人らしいですね。100株です。

そう言えば…乖離調整しても仕方がない株価位置のクラウドワークスも強いですね。カタルは昨日、目先の玉を利食いしたのですが…相変わらず、下値は乏しいようで、800円を割れませんね。まぁ時間経過を観ても、割れなければ…また上を買うしかないかもしれません。でもガラが来たら、こんな株は、直ぐに下げますからね。無理をしない方が賢明ですからね。過小資本の銘柄は、どうしても全体の市況の影響を強く受けます。だから時間を掛ける乖離調整が望ましいのです。

どうもユビキタスは利食いをするより…徹底的に捕まるまで、強気を貫いた方が正しいように見えてきましたね。この株はいつも、そうです。そうして高値を買い続け、いつも成果を得られていません。此処は分岐点ですね。利食いを優先させるか…。それとも買い増しを堅持するか? この判断は時代的な背景によります。本物のIoT時代が到来しているなら、半導体なんかで遊んでいるより、IoTのユビキタスで一本勝負した方が、余程、効率が良いかも知れず…貧乏人は悩みます。金持ちならお金など気にせずに…行動できるのに…。基本的に貧乏人だから、利食いしたいという邪悪な誘惑に駆られます。

しかし現実の株式投資は、時間で投資するものです。クラウドワークスもユビキタスも、目先の動きに拘らず…時間的な流れを優先させ、投資すべきかもしれません。来年一杯まで、買い続けるとか…。下げるのが当然と言う気持ちで、下げても買う姿勢で臨むのですね。故に、何度かに分けて、買うのが良いのでしょう。結局1200円割れは…なかなかないですからね。トホホ…。それでは…また明日。



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