証券マンの頃は…株価上昇が1割や2割では商売にならず、なかなか手数料は上がりません。やはり少なくとも、短期で2倍程度にならないと顧客の満足度は得られないのです。しかし所詮、そのような銘柄が次々に見つかる事はなく…多くの証券マンの顧客の成績はマイナスでなければ、それで、「良し」程度なのでしょう。でも今年は、多くのヘッジファンドの成績は振るわないと言いますが、そんなに悪い相場とは思えません。カタルの印象はマズマズかな?
やはりアベノミクス以降、株式市場は明確な名目時代の確立に、なかなか移行しませんが…それでも結構、銘柄は動いていますね。よって駄目株だけをやっていても、それなりにマズマズなのでしょう。事実、カタルの大半は、ケネディクスにぶち込んでおります。でもこの株は、ずっと400円から500円の往来相場です。
基本的に日本は人口減なので、資産価格の上昇が起き辛いのでしょう。しかし、この失われた時代に被った損失は1300兆円ですからね。これは戦後の復興を支えたツケの結果とは言え、日本だけが世界の中で沈黙し続ける道理は、やはり間違っており、日銀のリフレ政策下で必ず、このギャップが埋まると考えるのは、「自然の摂理」だと思っています。
故に持ち株は、膨らむばかりです。ただ経営者に難があり、TOBを期待するばかりです。いちごが、ケネディクスにTOBを掛ければいいのです。小が大の飲み込むことは、市場経済下では良くあります。 800円程度なら成功するんじゃないかな? カタルは、近々…前回、買い増し分を外した玉を、再び買い増ししようと考えています。来年は名目時代が到来するので、本格的な金融相場の立ち上げをイメージしています。
アデランスがMBOに踏み切りましたが…この安い価格で既存株主が応じるのかどうか…。もう100円程度、上の株価が妥当水準に様に見えます。実は先週、この株を買おうか、どうしようか…検討しました。おかしな…動きだったのです。日本サードも…そうでした。やはり「効率的市場仮説」と言うのは、ある意味で、当たっているのかも知れません。チャート論は、ある意味で…後追いであるとは言え、事前に株価に反応している様に感じています。
この11月の米国企業の3Qの数字は、マイナス幅が縮まる予想だと言います。だって米国は12月決算なので、通期の増額修正も、きっと多いのでしょう。日本は年度末なので2Qになりますから、それほどでないと思われますが、景気の中だるみ現象が、徐々に緩和されていくと考えています。
曲がりなりにも…1月末のマイナス金利適用から、金融庁の方針転換は実体経済に効果を与えている筈です。この上昇カーブは、焦点がボケた政策支援ですから、非常に緩やかですが、それでも改善に効果を発揮します。ここに来て日銀の浮動株吸い上げ効果は大きく、多くの銘柄の需給バランスが改善されています。もともと…市場に出回っている浮動株と言うのは、そう多く存在するものではありません。自分で買ってみれば分かります。でも大概は10%も、20%も買う力がないから試せませんが…仕手株を扱った人にとって、カタルの…この言葉の真意は、充分に理解できると思います。
日証金のデータを観ると…実に逆日歩銘柄が512銘柄も存在し、しかも満額銘柄は250銘柄ほどあるようです。データは此方です。関心のある人は自分自身で検証してみましょう。(右側にある品貸料率一覧表です。)来年の期末が…見物ですね。現在の日経平均株価は、下値のボックス相場の往来を続けていますが、年末から期末にかけ、需給バランスはより一層、締まります。
カタルは、常々述べています。だれも日銀には勝てないのです。日本銀行がインフレにすると言っているからには、必ず、そうなります。ユニクロの柳内さんは、カタル同様に時代を見誤ったのです。失われた時代の後遺症である「流動性に罠」が、これ程、深いものとは…誰しも考えませんでした。黒田さんも、失意の中で、量から質への「ステルス・テーパリング」を採用するほどです。彼が、見直しをした途端に…ようやく泥沼からの脱出とは、皮肉なものですね。
面白い事に…このリストを観ると、逆日歩上位には、リート株が並んでいます。本当に…面白いですね。これは2010年に上場廃止になったダヴィンチの再来…と、時代を読んでいる人が居るという事ですね。
故にケネディクスが自社株買いをして、わが社の市場価格は安い…と経営者が訴えても、誰も信じないわけです。まぁ宮島さんは、何れ…退任でしょう。社長は自社株の水準に敬意を払わねばなりませんね。本来なら514円で公募をしており、800円程度で推移しているのが…通常の経営者でしょう。これは保守的な戦略が尾を引いているのです。保身に傾いた戦略です。
目一杯に利益を計上して、果敢に挑戦せねばなりません。含み利益を温存するような経営じゃ、村論理の社長ですからね。まぁ、倒産の危機から立ち直ったばかりだから…欲を言っても仕方ありませんが、いよいよ、名目時代を迎えます。時代が変わると、今の業績推移でも、株価は1500円程度が標準になるでしょう。名目の世界とは、そういう事を言います。
誰か…仕掛け人が登場するかどうか…。来春に掛けて、見所場面が訪れますね。今度500円、600円と株価を追うと、ガンガン空売りが入りますからね。そうして一株利益100円を観て、その連中が一斉に踏みますから、仕掛け人達は大きな儲けになります。
1000億円の時価総額なので…何もブラックロッククラスではなくても…、少しお金があれば成功しますね。そうだなぁ~、300億程度あれば、相場を創れると思うけれど…でも価格が上昇し、経営陣に難がありTOBを掛けるとなると…やはり1000億円程度ないと…レバレッジを掛けても、大変かな? いざとなったら、全部、買収しなければなりませんからね。でも来年は、ビッグチャンスがやって来ます。
ここで人手不足から、一気に移民政策が加速すると、人口減を補い、名目成長が加速しますから、仕手化して株価の1万円も…演出可能になります。カタルに力があれば、上手に作れますが…孫さんのようにサウジの王様は応援してくれませんからね。所詮、貧乏人の妄想に過ぎません。本物の相場を、読者には味わってほしいけれど、どうなりますか…。こんな妄想ばかり、頭に描いているから、ケネディクスから離れられずに、折角、ヒットを連発しても、なかなか成績が向上しません。
そのヒット銘柄の一つ、「クラウドワークス」の出番が、再登場するでしょう。11月10日に決算数字が発表されます。カタルの予想を超えるようなら、一気に上場来高値を更新します。どっちにしても…この手の株は4桁が、最低ラインの株価ですから、此処からの参加も怖くはない筈です。1800円ラインに壁が存在するようですが…、このラインを一気に抜けるような数字の裏付けが、得られれば…面白いですね。成長株とは…なかなか買いにくいものなのです。
例えば…最近の成長株であるヤフーの株価推移と売り上げ推移を観てみましょう。ただし株価は2000年のITバブル時まで、ですから…ここで掲げた、それ以降の業績推移はこの段階では見えていません。此処で注目して欲しいのは、売り上げが10億円台から急激に企業が伸びる場面があるという事です。一気に10億台の売り上げが、ヤフーのように50億円台に変化し利益が急増します。
時代の流れと企業努力が、実を結ぶ瞬間です。過小資本の銘柄が成長する時は、兎に角、凄いのです。時代背景が一気に企業の成長を、後押しするのです。だからカタルはIoTのユビキタスにも、執着しているのです。 同じように相場時間の推移は違いますが、再生医療のJ・TECも、ユビキタス同様に1万円相場と述べています。
クラウドワークスの数字の推移が、注目される所以ですね。何もカタルだけではなく…デリバティブに熱心なドイツ銀行も、果敢に攻めていますね。高値で増資を引き受けているサイバーエージェンの藤田さんも、なかなかの経営者なのです。何も、孫さんだけでは…ありませんよ。果たして期待通りの動きになるかどうか…。
いよいよ年末相場を迎えますね。関心のある方は日証金のデータを追えば…カタルが、何故、名目時代が開始されると述べているか? 実感されるはずです。所詮、ない株を売る事は、出来ないのです。故に無限の日銀券を発行できる日銀には、誰も敵いません。財政ファイナンスの意味を、噛みしめれば良いのです。
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