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カタル:ここに来て…「三菱UFJ」の株価が、ようやく揉み合いに入り、需給バランスの強弱感ラインと思われます。いくらなんでも「5空」は凄いなぁ~と思っていました。16日の寄り付きで、カタルは半分売りましたが…18日金曜日の比較的に大きな陰線を観て一服かな?…と感じた次第で、故に週末のレポートでは、材料株の「シャープ」や「オリコ」を選択している訳です。基本的に金融相場の特徴として、大量の資金移入があるので、材料株でも大型物が好まれます。小型株では資金が吸収できない為です。

大阪チタンの日足推移

大阪チタンの日足推移

例えば…本当か、どうかは分かりませんが、昨日は、カタルが注目している大阪チタンが大幅高していました。これは野村証券が書いた、航空機向けのチタン需要が増すと言う観測レポートの為に、人気が沸騰したようです。大阪チタンは、昔からの観察銘柄でした。基本的に航空機用の内装品であるギャレー(調理設備)やトイレを作っているジャムコに注目したのは2010年頃の話で、株価は500円前後だったと思います。でも最初は、航空機向けに数量は伸びている筈ですが、企業業績は、なかなか向上しませんでした。為替が原因でした。為替が円安になると、一気に収益が改善して値嵩株になり、株価は10倍ほどになります。

でもカタルは、この時期に既に大阪チタンも、視野に入っていたのです。こちらはジャムコの株価が飛んでも、なかなか動きません。むしろ駄目でしたね。何故かな?…と、散々、理由を考えました。推測ですがチタンの使用量が減り炭素繊維への代用が増えた…などだったのですが、実態は…航空機に使われていたチタンの再利用らしいのです。その為にボーイング内には、在庫が豊富にあったために、需要が伸びなかったようです。加えて日本では電力料金の値上がりで…ここに来ての再びの円高でした。

日経産業新聞は11月に入り、チタンの特集を組んでおり連載していました。それを読むと自動車などへの応用も目立ち、有望との…好意的な解説でした。此処に野村のレポートですね。これが引き金になり、昨日の株価は大幅高したようです。(日経新聞と野村は仲良しクラブです。)本当に野村のレポート通り…ボーイング内の在庫が減り、これから需要が増え、改善するのかどうか…。カタルは既に5年以上ですね。株価を追っています。だから先日、株価の底入れが…どのような形で起るか? の題材に「大阪チタン」を選んだのです。継続して解説しているので…読者の皆さんも、理解が進むと思います。

時代背景の基本構想は、絶対なのです。でもこの事例を観ても分かるようにタイミングは難しいですね。ジャムコは非常に良かったケースですが…カタルはあまり利用しませんでした。確か…動き出すまでに2年近く観察したのではないでしょうか? 中国などの需要により、2005年頃から、ずっと…航空機市場は良かったですからね。

このように…時間がずれるケースは良くあります。でも時代感覚は絶対なのです。働き方改革の「クラウドワークス」は、正しい方向性ですね。目先、相場の方向性が、トランプ効果に行ったので…お休みになっただけの話です。でも来年は失業率の観点からみて、更に追い風は、強くなります。通常の経営者の器で、大きく伸びる領域です。これはシャープも同じですよ。日本はエコ減税により薄型テレビブームが来て、爆発的に売れました。これを読み間違えた…シャープの片山と言うアホな経営者の為に、シャープ社員は、塗炭の苦しみを味わっているのです。

もともと亀山工場だけで、充分だったのです。それを税制優遇の甘言に惑わされ有頂天になり、堺工場の建設に走りました。だから今日の株価が生まれました。馬鹿経営者がトップにいると末端は苦労します。今度は一流域の経営者です。黙っていても…経営はもともと大きく改善します。それは…このエコ減税ブームの更新需要があり、加えてオリンピックを控え、技術革新の4Kや8K時代になります。故に簡単に業績は急回復します。これだけで株価は500円近くまで伸びます。問題は…この先ですね。

推測ですが…ソフトバンクの孫氏とホンハイの郭台銘氏は、親密なようなので…ARM社を活用した携帯電話のロボコン版か…テレビのロボコン化が始まると考えています。もしこれが実現すれば、株価は10倍以上に変貌しますね。やる気が、俄然、増します。でもここは読めない領域なのです。現在は好業績への回復まで…なのですね。もともとJDIも単独では生き残れず…今回は、たまたまサムソンが有機EL供給を出来なかったため、急きょOPPOの大量の液晶発注をJDIが受注したので、何とか…この業績で済みました。

ただ技術面で有機ELが、必ずしも有利とは言えませんね。最新技術では、液晶も折り曲げが出来るように…なっており、薄型化も実現しています。論理的にはバックライトが要らない有機ELが、全ての面で勝っていると思っていましたが…現実は違うのです。この辺りは、日進月歩で…先が見えません。

だからシャープが、JDIに提案したのです。有機ELの共同開発を…。有機ELは、無駄な投資かも知れないのです。ソニーの出井さんは手痛い失敗を犯し、ソニーを崖っぷちに追い込みました。彼は、もっと早く新技術が開花すると思い…薄型テレビのブームに乗り遅れたのです。幸いシャープと違い、ソニーは資産が在ったために、それを売却し凌ぎましたね。出井さんは、何故か、失敗した社長なのに…その後も財界で重鎮されています。日本は不思議な国です。

株と言うのは、必ず…裏が存在します。此処では、三菱UFJを揃えろ!…とカタルは述べています。先日、昔の同僚から電話があり、カタルは支店の営業員にノルマを与え、毎日1万株ずつ、現物沈潜をさせろと述べました。三菱UFJは、今は目先筋の売り物もあり、株価が止まったように見えますが…此処から、一気に…また急伸します。いつの話? 基本構想は、米国大統領が一般教書演説をする来年1月末まで、トランプ相場は、継続すると考えています。

ほら…思い出してください。2012年の相場を…あのイメージですね。翌年、日銀は実際に量的緩和を実施しましたが…株価は止まりました。ケネディクスが849円の高値を付けた所です。2013年4月の話ですね。でも何故か…「流動性に罠」に嵌りました。カタルの読み違いです。なかなか抜け出せない泥沼です。この原因を考えて行くと、米国の清貧思想です。日本と同じ間違いをしています。ドッド・フランク法からFRBのストレステスト強化です。起りもしないリーマンショックを前提にして、検査をするなんて…馬鹿な話です。

小泉・竹中改革が、行き過ぎたから…2010年の日産マーチのタイへの生産移転で、空洞化の際まで、日本は行きました。だって小型車の利幅は、僅かで5万程度でしょう。日本への逆輸入で、輸送費を賄えるのかどうか…。

それぞれ、時代の変遷には、大きな焦点が存在します。今回、目先の話ですが、失敗した電通事件ですね。これはパイオニアの指名解雇事件と並ぶ、歴史的な大事件です。だからカタルは「クラウドワークス」に、いつまでも固執しています。働き方改革は、絶対なのです。故に高値で買った人も、心配は要らないでしょう。またカタルは買います。何処で買うか…動きを観ている段階です。

今の金融相場は、来年1月末に、おそらく一巡するでしょう。その後になると思いますが…安値を買いたいと思っているなら、下値を拾って置かれると良いですね。いつ誰が買い始めるか分かりません。一気に新高値を更新する筈です。その内、岡三証券と同じで、売り物が消えます。馬鹿が、目先を売ればいいのです。

アークが、今日はやけに高いですね。昨日はユニチカでしたが…。金融相場の特徴の一つですね。このアークは130円が最低ラインの筈です。転換価格なのです。だから何処かで誰かが仕掛けます。オリコと同じ話ですね。クラウドワークスは1101円ですからね。

実はアークも期日だったのです。これは、若干の損かな? ケネディクスと共に期日が来ており、本日もケネディクスは、2000株売りに対し、1000株増やし3000株の買いで対応しました。12月5日の期日でした。でもこの玉は、若干…儲かったようです。何しろ、買値は410円台ですからね。

本当に下手糞です。高値を売り安値を買えば良いものを…。常に買い増し姿勢ですから、いつも、いつもクロスを振っています。こいつの為に…この2年間は散々の成績です。既に4年目に入ります。今回はトランプ効果で、金融規制緩和になり、一気に先進国へのフィードバックです。ドル高は、その現象の一つです。金融相場の間隙を縫い、シャープをやる時期だと思いますが…どうかな? まぁ、お手並み拝見です。やはり、株の醍醐味は成長株投資なのです。

カタルは、何時も、事前に流れを解説しています。読者自身が、それぞれ考え、良いと思えば追随すれば良いし…違うと思えば、空売りをすればいいのです。野村が推奨したから…、カタルが述べていたから…など、他人の意見は、関係ありません。自分自身がどう考え、どう行動するかどうか…。それだけの話ですね。投資の真髄は、「自分との戦い」なのでしょう。それでは…また明日。



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