かたる:米国株は30年ぶりの10連騰と言うけれど…日本株は相変わらず「蚊帳の外」のイメージです。しかしカタルの付けている指標推移の多くは、まもなく明確な上昇相場がスタートするように見えます。サイコロジカルラインなどの…いくつかの指標が、高値保ち合いを抜け出すサインを発しています。
具体的には…金融株の高値保ち合いは、最終局面だろうと考えており、間もなく…この高値ボックス相場を、明確に離脱すると考えています。もし買おうと考えているなら、今日は安く…チャンスだろうと思っています。仮に下げても…もうあまり下げませんね。
カタルは、いつもこのように…株価の変動前に動きを解説していますが…多くの読者は実際に株価が上昇してから買います。余程、人気化しないと株を買いません。不思議ですね。下がると…通常は、買う筈なのですが、高い所を買いに行く傾向があるようです。
本日の日経新聞の3面には、一昨日までの9連騰が載っており、前年の1986年12月31日が1895ドルで、翌年の1987年1月2日から1月20日まで…2104ドルと13連騰しています。その後も順調に…株価は上げ、4月には2400ドル台に乗っていますね。日本株と…えらい違いです。米国株は2100ドルが21000ドルで10倍ですよ。日本株は、この1987年の水準にも…株価が届いていません。村論理も…いい加減にしないとなりません。
東芝を、少し買おうと思い、注文を出そうとしたら…なんと「売り禁」で、「増し担保」なのですね。ビックリしました。東芝ですよ。小型株なら、いざ知らず…東芝のような大型株が…信用規制とはね。明らかに異常な状態です。日証金は、自分達は何も努力をせずに…尺定規でマニュアル通りのロボット運用です。だから日本中が可笑しくなり、狂っているのです。早く…実力本位の世界に、移行させねばなりません。時間を掛ける仕事は末端の仕事です。はやく成功報酬制を定着させれば…日本は大きく変わる筈です。
例えば…株式運用、定額の手数料制ではなく、成功報酬の歩合制度を認めればいいのです。平均運用より運用益が多ければ…その余剰分の20%を成功報酬にするとか…。そうすれば、本物の運用者が続出します。何十億円も稼ぐ奴が出てくるでしょう。そのような参入障壁を、低くしなくてはなりません。制度を市場原理に合わせるのです。そうすれば…経営者も本物が育ちます。
マニュアル政策からの転換が、本日の日経新聞に載っていました。金融庁の方針転換が伝えられています。昨年からの動きが、更に加速されるようです。ようやく…金融の世界も変化を見せ始めています。経済の基本は此処にあります。カタルは何度も、何度も、諄いほど…、金融規制の事を述べています。何故、米国株が10連騰するのか? 良くその背景を考えれば…カタルの仮説が、正しいことが理解できると思います。
日本の「流動性の罠」は、完全な自信喪失ですね。金融規制が変化し、失業率の3%割れが定着し、ヤマト運輸のような事例が…これからドンドン出てきます。これまでは政府主導で、賃上げを実施してきましたが、ようやく、呼び水効果から…本物の流れに移行します。ヤマト運輸の話は…1993年に起ったパイオニアの指名解雇事件と同じ…歴史的な事象なのです。あの事件を切っ掛けにして…日本は永遠と…空洞化に苦しみ「失われた時代」を歩んできたのです。
今度は、真逆ですよ。ヤマト運輸の日経報道は、歴史的な人手不足時代を象徴する出来事の発端に過ぎません。おそらく移民政策も、これから加速するでしょう。だって人が足りませんから…仕方ありませんね。同時に自動運転など…スマートコミュニティーへの移行が進みます。ロボット化やIoT時代ですね。アララ…金融株がプラス転換し始めました。レポートが間に合わなかったかな?まもなく…明確な上昇相場に移行すると思っています。
さて…昨日、買ったクラウドワークスに材料が出ていましたね。「当社では2017年2月より、企業のAI(人工知能)・機械学習のサービス開発におけるクラウドソーシングを活用した「AI開発サポートプラン」の提供を開始致しましたのでお知らせいたします。」…だそうです。
どうもこれを受け株価が上がった…と解説されていましたが、違いますよね。そりゃ、多少は影響を受けるでしょうが…プログラマーなどはIoT時代を迎え、どんどん足りなくなります。だから世界中から優秀な人材を集めることが、可能なクラウドワークスのような存在は「ボヤージュ」クラスの十両銘柄ではなく…幕内の三役クラスでしょう。将来、横綱の器になる可能性があります。
環境は揃っており、後は…吉田さんの器次第です。企業業績は10倍、50倍、100倍と…大きく伸びる可能性があります。だから上手く立ち回れば…ヤフーのような超成長株になる可能性は捨てきれません。だからカタルは1300円台でも買ったのですね。皆さんも、持ってなければ、たった1000株で良いのです。現物で5年程、株を保持してみたら、どうでしょう。本当は10年程持っていれば…株価は100倍になるかも知れません。70万が7000万です。東京でマンションが買えますね。株式投資の醍醐味は…何と言っても成長株です。老後の資金に、如何ですか?
仮に損をしても…、たぶん、倒産する事はないでしょう。どっちが得か…良く考え、自分で決断するのです。現在の株価は、高値水準ではなく、200日線(799円)以下の水準です。カタルは、本日も買っています。765円で…。実は、昨日は売っていましたが、引けにかけ買い戻しました。本日は、今の所1500株、買いました。やはり…どうしても惹かれるのです。何故かな? 困った性分です。
さて…他は、どうかな?メドピアは785円までですね。少し乖離があるので…もう少し待って、また買うつもりです。ボヤージュは、かなり上がったのでもう買いません。U-NEXTは、再び何処かで参入するかもしれません。あまり調べてないのですが…、完全子会社で現金で買収するなら、一気に売り上げと利益は膨らみ…株価は、もっと高い水準で定着するのでしょう。1000円程度の水準ではありませんね。何しろ、企業規模の大きなUSENを傘下に収めるのです。もう株高は決まっています。ただ買収の方法次第なのでしょう。
やはり一般株の最右翼は、金融株でしょう。この土曜か日曜日に、カタルの考える未来の形をレポートします。米国はインフレが加速し…資産インフレ効果が、一気に爆発するシナリオも存在します。FRBは早めに利上げを実施すべきでしょう。だって世界中の中央銀行が、これだけお金をばら撒いたのです。これまでは金融規制により、そのタガが締められていましたが、その足枷が消えますからね。どんな形になるか、まだ分かりませんが…資産インフレの可能性まで、視野に入れておかねばなりません。
現在、およそ5割以上の株が、株不足状態なのです。まもなく、大変な上昇相場に入ると思っています。証券株など…馬鹿にしない方が良いですね。まぁ、事前にいくら述べていても…読者の皆さんは、実際に株価が動かないと…行動に移しませんからね。株式投資の基本は無理をせずに、段階を経て、投資する事です。今日の肝は、パイオニアの指名解雇事件とヤマト運輸の比較の考え方です。カタルの推測が正しければ…デフレ脱却の第一歩になるのでしょう。それでは…また明日。皆さんが考えている以上に…金融庁の方針転換は大きな材料なのです。