カタル:中国では六中全会を終え、習近平主席への権力が強まっていると言います。「核心」との表現が用いられたと日経新聞で報道されています。日本でも安倍首相は、任期を延ばすと言われています。共産党は暗黙の監視システムが存在し、チクリの世界ですから、公正で公平性が問われますが…権力は「蜜の味」だそうです。必ず、長期政権は腐敗が進みますからね。ユン・チアンの「ワイルド・スワン」を読み、カタルは毛沢東が行った文化大革命と言う粛清の理不尽さを感じた次第です。習主席も、その「とばっちり」を受けて育っているとか…。逆境を経験した人は、きっと強いのでしょう。流石、権力闘争が激しいだけに…優秀な人間が多く存在するようです。何しろ…13億7400万人のトップです。日本の指導部とは雲泥の差です。
資産インフレ効果を否定した…清貧思想の日本の失敗を糧にして、市場経済の仕組みを利用しながら、今の成長力を維持しているのですから、凄いですね。スマフォの世界を見れば分かります。近年では…新興企業のOPPOやVivoなどが躍進しているそうです。ファーウェイやシャオミ―を凌駕する勢いだそうです。この勢力がVテクなどの設備投資銘柄の急成長を支えました。成長力こそが命です。日本は完全に劣勢で…フィリピンのドゥテルテ大統領の米国向けの発言をみれば…今の時代感覚が分かります。
一方、米国は習近平主席の長期政権化とは違い、米国経済を支えた共和党の弱体化が問題視されています。本日のWSJには「ポピュリズムの波にのまれた共和党の蹉跌」との記事が掲載されており、更にユタ州では、第3の選択肢として、モルモン教徒のエバン・マクマリン氏が躍進していると伝えられています。こんな事が出来るのかどうか…。カタルは米国の選挙システムを良く知らず、この報道に戸惑っています。ブレグジットの選択肢といい、時代の狭間と言うのは、こんな展開なのですね。面白い現象です。
さてSUMCOが本日は急伸しています。何故かな? 何処かのアナリストのレーティングの引上げか…何かでしょうか? もともとSUMCOの株価が上がるのは、自明の理です。カタルは前回の800円割れの時から、半導体の目玉の一つとして一環推奨をしています。最近は後工程のアドバンテストや、○○の推奨を始めています。まもなく…発表しますね。たいぶ…乖離問題も解消されてきました。でもカタルは、本日はSUMCOを利食いしています。いつも買いばかりではありませんよ。
本日は追加で、シャープも買おうとしましたが、何故か、カタルの使っている証券会社では信用取引が利用できません。もう一つの証券会社は買えるのですが…、信用の金利が高いのですね。証券会社は手数料を下げて…このような金融収益で利益を確保しているのでしょう。2%以上、調達金利から鞘を抜いているようですね。1000億円なら20億円が収益になりますね。証券会社は儲かりますね。これから名目時代になると…みんなが株式投資をするようになります。カタルも最近は信用買い残が増え、5割程度、適性値から増えているようです。
最近は高値圏に躍り出る銘柄が多く、ジワジワ高値を取っている様に感じています。ただ大きく飛ばないだけですね。SUMCOのヒットは…マズマズですね。何しろ日経平均株価採用ですから、まともな会社です。一般的な証券マン向きですね。今度は…アドバンテストが良いと思っています。どの株もそうですが…玉が吸い上がらないと、なかなか株価が飛びません。ヘッジファンドなどが、浮動株を吸い上げる過程で、数社が絡むと一気に株価の水準訂正が始まります。過小資本銘柄は、大概、1社か2社程度ですが…SUMCOやアドバンテストのような日経平均採用銘柄クラスですと…多くのファンドが絡みます。
このジワジワの動きを代表するのが金融株ですね。三菱UFJは、いつも間にか…542円です。証券株も同じ動きです。昨日も連騰を続けた三井不動産は、本日も高く、今日も高ければ…なんと12連騰になりますよ。この意味を良く把握されるべきでしょう。
カタルは3つの流れが存在すると述べています。本格的な名目時代に向けた金融相場がその一つで、IoT時代の幕開けから半導体株の変化率を取り上げています。その銘柄の一つSUMCOは順調に高値を追っています。そうしてスマートコミュニティー絡みですね。JVCKWなどの自走車関連も、この流れの一環です。このクラスが動き出したと言う事は…市場はかなり暖まって来ており、危険度も増しつつあります。
今は先駆した銘柄が、休んでします。「働き方改革」で、突っ走ってきたクラウドワークスは全体相場が上がっているので、今は休んでいます。でも昨日の上昇で下値が消えたように感じています。そろそろ調整過程からステージアップの時間が迫って来ます。まだ早いと思っていますが…だんだん発射時間が、迫っています。
昨日の宿題ですね。多くの投資家や素人の証券マンが間違うのです。株式投資は儲ける為に買うのですが…それは、社会が必要としている会社を、探す事なのですね。カタルは口が酸っぱくなるほど述べています。株式投資の銘柄選別に於いて…何が一番大切か?もう10年程前になりますが、カタルが書いた本に述べていますね。 「天の声、地の声、人の声」を聴けば、上がる株は事前に分かると述べています。この天の声とは、時代性です。
株式投資で一番大切なのは…時代性なのです。だからカタルは、せっかく就職一番人気の電通に勤めたのに…過労死自殺をしたTさんをレポートで取り上げ、時代の変化を述べており、「働き方改革」が必要なので…クラウドワークスに、着眼したわけです。馬鹿だけです。時間さえ使えば、仕事をしたような気になっている馬鹿が大勢います。投資信託でも販売してみれば分かります。カタルは現役時代に、自分のノルマだけなら消化できましたが…いつも他人のノルマを被るのです。毎月ですからね。甘えるのも程々にしなくてはなりません。自分がノルマを消化しなければ…他人に迷惑をかけるのです。
だから電通の上司の叱責も、理解できますね。でも相手は新入社員だからね。そこまで追い込むのは、やはり上司が悪いのでしょう。でも電通さえ、そこまで追い込まれているのです。東芝や三菱自動車だけではなく…ABCマートやすき家、ドンキホーテだけではないのですね。だから名目時代の波が、やって来るとも思っています。
このような社会現象を見れば…デフレ社会も極まっているのです。ユニクロが、再び値下げに動いたことが、流動性の罠ですが…、その動きも、最近は吉野家なども「ご当地鍋」かな? 更にローストビーフや、ウニやイクラなどの海鮮丼などの高級感が受けていると言います。少し変化し始めているようです。「天の声を聞け」と言うのは、このような世情の変化を、敏感に感じ…銘柄に結び付けるのです。
カタルだって、未来は分かりません。幾ら、ペンネームが未来を語る「未来かたる」でも神様ではありませんからね。でも電通の過労死を観れば…明らかです。クラウドワークスの働き方改革を応援するのが、市場経済と言うものでしょう。仕事は時間の消化ではなく成果が求められるのです。頑張りましたが、目標が達成できませんでした。せいぜい、この言い訳が通じるのは、3年程度の若年社員までの話です。
何故、黒田が6回ツーアウトまでとって、ふくろはぎを痛め、降板したか? あの黒田の意思を観て、カタルは凄いなぁ~。「流石、プロの世界だ」と思いました。心情的には、あと一人、打ち取ってから、降板させたかったのです。でも日本シリーズは、なかなか面白いですね。昨日は、あのデットボールの後で…満塁サヨナラです。
この心理戦は、株の世界でも一緒です。株価の動きを観れば、勘の良いセールスなら、未来が明確に見えます。そうすれば…株式手数料の1000万円が達成できるようになります。カタルは入社5年目かな? 小野薬のプロスタグランジンの相場で、初めて達成しました。でもとうとう、1億の目標は達成できませんでした。7000万台が天井でしたね。まぁ、手数料が改定され、上限カットだから仕方ない面もありますが…。力、及ばず…でした。
なんの話かな?「天の声」ですね。株価の騰がる原動力は、何か? 良い銘柄が、上がるんじゃないのです。強弱感の対立が、人気を持続させ…株価を大きく押し上げるのですね。「こんな株が、上がる訳がない」…と否定する人が、大勢いる相場で、上昇してくる株は、絶対に、動きに付かねばなりません。クラウドワークスなどは、その事例の一つです。強弱感が対立して、乗っている人も…怖いのです。だから株価が大きく「ぶれる」のです。きっと、多くの人が株価が下がると売りたくなります。だから安値で買っている人は残っていません。神主さんが600円台で買って、800円台で売るのが当たり前であり、道理なのです。
でも…ね。カタルは、市場経済を信じています。社会が求めている株を、市場が容認しない筈がありません。 必ず2100円の転換売りをこなし、クラウドワークスに資金提供をして応援するのが、正しい市場でしょう。果たして…そうなるかどうか…。こればかりは、神の領域なので…カタルにも分かりません。でも本日は200株だけ売りました。たまたま指値をしていた1350円が売れましたね。でも、また買うと思います。来週か…再来週か…。いよいよ真価が、問われるでしょう。本物だと良いのですが…。果たして、どっちでしょう。
今日は、長くなりましたね。「天の声」と言う時代性を優先させ、「意見対立」が相場を育みます。皆が、良いと言う株は、実は駄目なのですね。株式投資は、常に変化率を追うのです。それでは…また明日。昨日の宿題を果たしたから、カタルは、まだ痴呆の領域ではないようです。カタルの戯れ言は、程々にして…自分の力量配分を考えて行動して下さいね。無理をすれば、必ず、揺さぶられます。それが市場です。