かたる:日本株市場は、様々な景気循環の上昇期にあり、選択肢が豊富です。一般的に景気循環は在庫調整などの「キチン循環」、設備投資の「ジュグラー循環」、建設需要などに起因する「クズネッツ循環」、そうして時代革命の「コンドラチェフ循環」と呼ばれる4つの波があると言われています。
世界経済はリーマンショックの後遺症から立ち直り、景気は回復しています。これが在庫循環に当たるのかも知れません。でも本当は昔、ピジョンが中国での販売が思わしくなく…在庫整理をしたことがあり、ノルウェーの年金資金が痛手を受けたことがありました。そのようなケースを言うのでしょう。
更に…テレビの需要の読み違いで、シャープなどは亀井に続き、堺に工場を作ったことが命取りになりました。そんな需要見通しの甘さは、株価の上下に繋がっています。それがキチン循環でしょう。現状は、米国で車の在庫整理が進行しています。
一方、設備投資はもっと大きなサイクルです。ジュグラー循環です。工作機械など…10年程度は使うケースがあるのでしょう。カタルの昔のお客様は、不況期の時は、忙しかったですね。倒産情報を聞きつけ、倒産した工場の機械を、安く買い叩き、中国などの新興国に輸出して…膨大な利益を挙げていたようです。若いのに…優れた感覚でした。
現在、ファナックが先行して、新工場などを建設していましたが、それでも半年…読みが遅かったようです。でも来年は、新工場が軌道に乗り、一気に売り上げ増から大幅な利益が約束されています。問題は…部品の調達が出来るかどうかです。THKや日本トムソンなどの軸受けメーカーやベアリングなど…のメーカーの設備投資は遅れています。
更にオリンピックも関連していますが、建設需要でクズネッツ循環です。ここに今回は「1300兆円の逆襲」と言う…歴史的な流れが加味されています。中国人が日本の高級住宅地を買っており、カナダも、本日、報道されているギリシャでも、同じ投資をしています。日本人だけが、日経新聞などのデフレ教育で洗脳されています。日経新聞を信じるか…、日銀を信じるか? どちらを日本人は信じるのでしょう。日銀は、ずっとリートを買い続けており、ケネディクスのお得意様になっています。
此処にAIなどの時代革命が進行しています。スマートコミュニティーの流れですね。産業革命を大きく超える時代の革新と言うか…人類の価値観を大きく変える「時代変化」が進行しています。ユビキタスの決算内容は…マズマズの評価です。
このように…4つの景気循環が、全て、上向きに上昇しているのです。それぞれ、どれを採用するか…迷うほどです。だから16連騰になり、長く抜けなかったデフレの関門である22750円の株価を、クリアしたのでしょう。基本的に、時代は「実質時代」から「名目時代」に変化しており、常に「買い方針」が正しいのです。しかし、人間と言うのは面白いもので…駄目なのです。
自分のこれまでのデフレ体験が、「足かせ」になります。「失われた時代」の30年と言うのは、そういう「肥し効果」を生みます。株式市場で、もっとも重要なことは、高値になった株を、誰が買うか?…なのです。故に…強弱感が、対立しない株は相場になりません。こんな株が上がる筈がない…利益が、この程度の株価が1000円になるの?…おかしいね。ユビキタスなどは、その事例ですね。でも時間の経過で、その利益がドンドン膨らむと…相場は、一気に大相場になります。
現状のケネディクスの一株利益は40円ほどです。つまり、仮に…株価が800円になるとPERは20倍以上になります。一方、サンフロンティアは、どうでしょう? PERは10倍以下ですね。比較するとケネディクスは、高く見えます。だから空売りが、ジャンジャン入る筈です。株価が1000円を超えたら…尚更ですね。
しかし不動産と言うのは、インカムだけではなく、キャピタルの利益もあります。不動産を売買する手数料は3%程度の話ですが、地価はドンドン高騰して行きます。もともと土地は、どんどんと需要(生産)を増やせないのです。
現在の豊洲のように成るまでに…30年以上の歳月が掛かります。夢の島は、何年、掛かっていますか? つまり既存の物件は…宝物です。この評価に変わるのです。だからカタルは、昔から述べていました。「1300兆円の逆襲」だと…まもなく「土地成金」の話が、テレビでも報道されるようになります。孫さんが、ティファニービルを買った時が、絶好の投資場面だったのです。カタルは貧乏人だから、土地などは買えないから、ケネディクスを買うと言いました。
ちょっと…待っていてください。今、再びユビキタスを1000株だけ、成り行きで買いに行きました。ハイ、パラパラと1156円までで…買えました。何故、本日は高いのでしょう。カタルは「諦め」が悪いのです。この為に、先日は500株だけ…いや1500株だけ残していたのです。可能性は残っていると思っているのです。一度、屈伸を入れており、一気に高値を奪回して、あの時、述べた…カタルの構想が、実現する可能性があります。
分かりますか? 石川製作や豊和工業との違いが…。此処を攻めれば、成功できると…カタルは思っているのです。もしやるとすれば…一気に高値を奪回して、過去の高値(4000円近く)を目指す可能性さえ、あると思っています。もっと買うかな? こればかりは…カタルが、やっている訳ではありませんからね。今、1170円に1万株の売り物が出ています。カタルが全部、買っても良いが…、取りあえず1000株だけ成り行きで買いましょう。あらら…あっという間に、消化しましたね。何も…あの時に、投げる必要は、やはり…なかったのです。あれは9日の日ですから、1150円まで、カタルは売った訳です。今、1180円台まで来ています。何があったのでしょう?
まぁ、良いか…本日は2500株を、既に買っています。寄り間際の1115円で500株、そうして1150円台で1000株と1170円で1000株ですね。何故、高値を追ってまで、カタルは買ったか?
可能性があると思っていたのです。しかも…一度、休んでから来ていますから、かなり強い仕掛け筋の可能性があります。売り物が集まるからです。人間と言うのは…一度、このように下げられると…弱いのです。
株価が戻ると…ヤレヤレの「売り物」を出します。その売り物を狙って、種玉にするケースがあります。だから1430円を、一気に抜く可能性があるから、カタルは、高値でも買ったのです。このパターンも僅かですが…想定していました。本日のストップ高は、幾らなのでしょう。1350円なのですね。果たして、どの程度の力量のグループなのか…。
難しいのです。選択は…。先ほどの景気循環の話と…クラスの選定です。クラス(時価総額)と言うのは、全体の資金量の話です。
全体は、休みますから、ユビキタスの小資本が相応しいか…。それともクラスを上げて、ケネディクスの選択が正しいか…。今のユビキタスは1120-1207-1097-1182で出来高は669400株です。通常は、やれる力があるから、仕掛ける訳ですが…どうなりますか。
世の中には、たくさんのチャンスが存在します。問題は、せっかくチャンスに巡り合っても…自分に感じる「心」があるかどうか…。自分が普段から相場を、どう考えているか?
事前に考えてないと、折角の兆候を見逃すものです。
さて本日は、実況中継を交えたので…焦点がボケたかな? 基本は様々な景気循環が重なっており、どれを選択して選ぶかは…読者、それぞれの自由です。カタルの選択が正しいかどうかは分かりません。事実、カタルは自分の方針に合わないから、離脱したクラウドワークスも高いのです。世の中は広く、いろんな考え方が存在します。それでは…また明日。
後場からも、買い増しを続けるか…どうかのユビキタス。いったい…何故、本日は買い気配のスタートだったのでしょう。サッパリポンですが…楽しみな路線です。