意欲的な目標

今週、カタルは米国のアップル株の「異常な上昇相場」を指摘して調整が欲しいと述べていました。同時にテスラ株の「仕手性」を伝えています。昨日は、これに…再びアマゾンが加わり1兆ドル倶楽部入りをしました。1兆ドルですよ。GAFA畏るべし…。この1兆ドル倶楽部のメンバーが、次世代の産業です。

既に自動車のトヨタは旧世代の産業でしょう。テスラが販売台数で大きく劣るのに…VWを抜いて時価総額で世界第2位です。この意味を、よく考えましょう。

そうして日本電産の永守さんが…あの年で、意欲的な目標を打ち立てています。何と…2025年までに、現在の売上高を3倍に引き上げると述べています。複利終価で見ると…25%成長のラインです。カタルは述べている経営者のモチベーション、「魔法の鏡」の話です。此方の記事です。

この「魔法の鏡」は、年末年始にカタルが蔵王温泉に行き、深夜の風呂場で鏡に映る自分自身の姿を見て…いつの間にか…すっかり老人の体になったなぁ~。…と自分自身を嘆き、昔のような体を取り戻し…欲深い人間になろうと思った気持ち(モチベーション)を表現しています。

今年は、いよいよ年金を貰う年になり…社会のお荷物になる自分を嘆き、何とか…奮起して、もう一花、咲かせようと頑張る精神の話です。心に「魔法の鏡」がなくては、もう現役を引退するしかありません。この所の自分自身の成績不振を思い…儲けようとする心が足りない…と自分自身を嘆き「叱咤激励」をしたのです。

日本電産の永守さんは1944年生まれで、カタルより11歳、年上の75歳です。彼は高校を出た後に専門学校(職業訓練大学校)を卒業しティアックに就職し…その後、ティアックを傘下に収め、日本電産を立ち上げます。M&Aを成長の糧にして、成長を続けてきました。独特のカラーを持った…「京都の会社」です。京都は任天堂や村田など…独創的な一流企業が良く育っています。何故かな?

75歳の永守さんが、意欲的な年率25%成長ですよ。5年で3倍と言うのは、成長株ラインの話です。ホンマかいな?…と思いますが、この原動力がなくては、世界競争に勝てません。

何故、テスラのイーロン・マスクを、カタルは採り上げるか? 何故、NYダウが大幅安する中で…仕手化したテスラ株は、一段高しているのか? テスラの評価をする報道を読むと…懐疑的な評価に溢れています。さらに此方も面白いですね。

来週は、NY市場の完全な調整入りを目にして…日本株のウーハン(武漢)コロナで、世界経済への悪影響を懸念して、より一層の深刻度を織り込みに行くのでしょう。やはりスクリーンが期待に応えられず、株価が急落したのは、好調な半導体も、市場の過大な期待を支えられないと言う事でしょう。

SUMCOの高値をカタルは買っていますが、あのタイミングで、株価は伸びなかったのです。やはり株価は調整を欲していたのでしょう。

一応、プロを自称しているカタル君、自分が狙ったタイミングで来ないと言う失敗は、数多く経験しています。市場との対話は、非常に難しいのです。

もともと…カタルは1月15日が分岐点かな? と思っていた自分が存在していました。故に有料会員レポートには「節分天井、彼岸底」の話をしています。この1月15日はレポ金利の高騰に伴い、短期の資金を大量に入れた期日です。今後…どんな形になるか、FRBの行動が注目された日でしたが、その後FRBは、この資金供給を継続させると表明しています。ただし…減らすような目線です。

金曜日の相場は、結局最後は、「川本産業」がストップ高になりました。本来、WHOの緊急事態宣言入りを受け相場が、その事(ウーハンコロナ)を、株価が織り込んでいるなら…川本産業はストップ安になったのでしょう。でも逆にストップ高ですからね。

つまりSARSより致死率は高くないのに、これほど警戒されるのを見て、カタルは行き過ぎだと思っています。故に、川本産業などは「空売り」が出来るならやりたい口です。他の関連株も同様です。ユニチカまで上がるのです。シキボウなんかも動いていましたね。あほらしい感覚です。だからこそ…此処はチャンスだと思い、本日は会員レポートを書きますが…まだ早いですね。

でも時間の問題で、また大きく転換します。つまり…相場が全面安にならずに、動意づくなら…ウーハンコロナ関連以外の「仕手材料株」が、主役になるんじゃ…ないかと思っています。

そうです。千代化やロコンドです。此方の記事を読んでください。本来は会員向けレポートの材料でしょうが…、まぁ、ヒントぐらいは良いでしょう。この報道を見て…何を考えますか?

分からない人は…市場の整合性が見えません。小売り革命が進行しています。だからワークマンは楽天市場の撤退を決め、独自の戦略を採用するのです。何故、カタルが田中君なら、ワークマンの小濱さんと共に歩むか? 一つの戦略です。オムニチャンネル戦略を、どう世間に浸透させるか? ロコンドが、何故、「ラッセル」組なのか? 分かりますね。

このラッセルとは…雪山の道を自らが作り、歩むことを言います。場合によれば…胸まで雪に埋まる冬の山を歩むのは大変です。だから途中でラッセルの先頭を変わりながら、歩みますが…自分が頂上に立った時に、自分が歩んできた道を振り返ると…綺麗な軌跡が残ります。

新雪をスキーで滑る醍醐味は…何とも素晴らしい。滑った後に自分のシュプールを振り返った時は、何と言えない…意満足感が味わえます。それと同じでしょう。

今までの時代にない新しい産業を構築したからGAFAは1兆円倶楽部と言う途方もない成果を得たのです。

でもアマゾンなんか…今のテスラ同様に、それ以上に、赤字形態を世間から叩かれていました。でも市場は赤字を垂れ流すアマゾンを温かく迎え、今のテスラのように支えたのです。此処が、米国と日本の違いですね。

たかが…ライブドアの様な小さな企業が、フジテレビに噛みついたら…村論理を使って地検が動きホリエモンを叩きます。この村社会がある限り…日本は新しい時代を築く会社がなかなか生まれません。

ソフトバンクは朝日放送を放棄しました。だから助かったのでしょう。あの時にマードックと組み強引にやっていたら、ホリエモンの様な結果になったのでしょう。でも流石、孫さん…天性の勘でしょう。折れる時は、引くのです。きっと誰か助言者が居たのでしょう。ホリエモンは、その忠告に耳を貸さなかった。でも孫さんは撤退を決断したのです。引くことは、なかなか出来ませんよ。

株式投資もそうでしょう。自分が信じた道を、中座する決断は、なかなかつきません。だから損失が膨らみます。撤退の難しさは、その壁は数段、髙いのです。

まぁ分かる人には、この辺りの話が通じるし…何を語っても分からない奴には、理解してもらえないでしょう。株の話に戻りますが…基本的にレポ金利の高騰を見て、今日の株高が決まっていて、そうして市場は調整を欲していました。カタルは、ずっと…年初から心配をしていました。だからソロソロ…と思ってはいましたが、空売りはしませんからね。

でもSUMCOを1900円台で買っても、行けない現実を見れば…やはり来るべきものが訪れたのでしょう。そんな時に、失敗していた千代化の順番が、来ました。 なんと…8か月かな? あれは5月6日か…。 商事の正式な支援を見てから…カタルは千代化に参戦をしました。そうです。今、確かめました。364円で、先ずは1000株を買ったのです。

でも早過ぎました。まさか…共同プロジェクト相手のマクダーモット(MDR)が破産をするとは…思っても居ませんでした。その為に千代化の相場は、折角、上昇ラインに乗り始めても…下値に叩きつけられました。 ようやく…今回はMDRの破産が決定し影響がないと分かり…相場になり始めています。

米国でもテスラが動いている様に…日本は、仕手株の千代化が選択されても良い筈です。ウーハンコロナは、何れ時間の問題で消えます。時間制限です。でも千代化は違います。同時にロコンド株も、今は、難しい場面です。この株もウーハンコロナは追い風になる要素を秘めています。ロコンドに千代化、JTトラストなどは、個別材料株と呼ばれ…独立したラインです。ETFなどの影響を強く受ける日経225とは違います。

最近はアクティブ運用の比率が減っており、このような調整相場になると…パッシブが主流になっていますから、ETFの影響を強く受け、日経225の指数は大きく変動をします。

でも今回は、前回より…2018年から始まっている本格的な弱気相場より、期間が限られていますから、カタルは楽観しています。何しろ、致死率や罹患比率はSARSに比べ髙くありません。何故、風邪程度の事で、そんなに騒ぐのか…? 

カタルには、理解できません。武漢の人口は1100万人ですよ。1万人で0.1%です。注意は必要ですが…こんなにメディアが、ワイワイ言う問題かどうか…。日本人らしい現象です。みんなで渡れば怖くない…というアホ行動です。

冷静になって…考えましょう。でも…ね。株価が下がると追証問題が生まれますから注意が必要です。常に無理をしない、冷静な行動が求められます。逆に…お金持ちは嬉しいですね。世界景気は回復途上です。本日の日経新聞には、大口の半導体のNAND型3%高の報道が載っています。

でもスクリーンは下がり、SUMCOも相場の腰が折られました。この辺りの時間推移は、今回のウーハンコロナで減速する事は間違いありません。

何しろ致死率などでSARSより軽いとはいえ、あの当時と…今の中国のGDPは大きく違います。だから消費に与える影響は大きいのです。

折角、上昇気配になった世界景気は、まだ脆弱です。だから時間を置くことも必要なのでしょう。でも川本産業の10連続ストップ高は、マスクが、そんな株価を支えられる道理がありません。何か…そろそろ空売り対象を、探したい気持ちに傾いてきました。

人気株上位の陽線率推移
日経225のサイコロジカルラインの推移

日本株も、木曜日の人気株の陰線率が髙くなりました。この水準は昨年の8月を上回り、2018年のクリスマスショック時の水準になります。そうして日経225のサイコロジカルラインも、かなり低くなっています。投資マインドが低下しています。この辺りの客観的なデータも投資判断に活かしましょう。それでは本日は、この辺で…また明日。

本日は有料会員向けのレポートを、これから書きますから…会員の方は明日にでもお読みください。



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