アーカイブ:2018年1月

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本日に日経新聞7面に、プリファードネットワークス(PFN)の話しが報じられています。このレポートでもPFNを何度か取り上げました。ファナックは比較的に早く、技術資本提携を結び、ロボット開発を共同で進めています。その後、トヨタも出資しましたが、カタルはトヨタが独自に、シリコンバレーでギル・プラット博士を招き、新会社を一から立ち上げる行為を批判しました。

米国の在り方をみると…大概は技術の優秀な会社を、そのまま買収しています。だからスピード感が、全然…違います。買収すれば…リスクも高まりますが、時間的なスピードが断然違います。まぁPFNが、どの程度、深層学習と言う分野で先進的な動きなのか分かりませんが、このスマートコミュニティーの分野は、独創的なアイディアとスピードがモノを言う世界です。

誰も、未来分野の技術進化は、分かりませんが…早くプラットホームを確立すれば、優秀な人材も集まり、時間的な進化が出来ます。やはり買収に勝るものはないでしょう。近年、日本もユトリが出てきたようで…スタートアップ企業を応援する投資家が増えて来ました。神主さんの仲間だったファンドマネージャーのAさんは、早くに、未上場企業を開拓した行動は、なかなかのタイミングでした。でもこの分野は「千三つ」の世界より、もっと確率は低いのでしょう。1%以下の成功率です。

本日はユビキタスの株価が高いようです。一体どうしたのでしょう。実は、今回の四季報をみると…村田製作の業績コメントに「WiFiモジュール想定超」との文字が躍っていました。これを観て…カタルはユビキタスが上がるかも知れないな…と考えました。車はコネクティッドカーへと進化を続けます。だから、この技術に村田が最初に取り組んだと思っていました。

いよいよユビキタスは、車載関連で力を入れていた分野がこれから開花します。でも何年も、この会社を見続けているカタルにとって、あまり信頼感を抱いてはいません。ただ失敗した株を、時々、仕掛けている程度です。今は、現物株を、たった1000株持っているだけです。

これだけ総花的な相場展開になると…どの分野に的を絞るか、難しいのです。先週、報じている様に…不動産株も好調です。サンフロンティア(8934)、レーサム(8890)、トーセイ(8923)の3銘柄を長く掲げていますが、本日は、トーセイが買い気配スタートでした。勿論、お年玉銘柄のサンフロンティアも上昇を続けています。この株は14%の希薄化ですから…現在株価1432円を1.14倍すると1632になりますから、先の高値1615円を実質的に上回り新高値です。時価総額は増え続けています。

「1300兆円の逆襲」の本番は、まだまだ先の話でしょう。日本経済はようやく「流動性の罠」から抜け出たばかりです。まもなく春闘が始まりますが、土曜日の日経新聞を読むと派遣業は2割程度の賃上げとなっています。アウトソーシング(2427)の業績の伸び率が分かります。

夢テク(2458)の日足推移

当然のことながら…この日の一面にも「人手不足」が載っており、夢テク(2458)の新高値更新は確立されたと考えています。夢真(2362)より株価は高くなると思っています。理由は変化率です。何処で大きく変化するのか…分かりませんが、通常なら、間違いなく大幅な増額修正になるのでしょう。一度、下方修正をしましたが…この減額は、前向きな積極投資の費用負担の為です。経営環境をみれば、その時より、追い風が強くなっています。先ほど、1008円で1000株だけ買ってみました。本日の寄り値は1016円でした。直近の戻り高値は1069円です。

買いたい銘柄は多いのですが…問題は乖離状態です。どの株も大きくかい離しています。大相場なのでしょうが…これまでの経験では、手が空いた人が買い付いて…引っ掛かり、駄目だと考えたところが…再び、買い場になり上昇するパターンと思っています。まぁ、ケネディクスのような形かな? 通常の人間心理は、1カ月以上の調整過程が続くと…疑心暗鬼が芽生えます。

此処に来て、金融株の上昇が確実な過程に変化している様で…三菱UFJだけでなく…遅れていた野村証券も、なかなかの動きになって来ました。この株は需給バランスが、まるっきり駄目な会社です。まぁ、証券界は、長く「悲哀」を味わってきました。カタルが1989年から、待ちに待った環境変化です。ようやく変わったと思ったら…「流動性の罠」に4年間も、どっぷり嵌っています。

この時間の概念は…些か呆れます。大御所さんのお婆ちゃんが、孫が上京する時に、「真坂、魔坂、まさかの…用心をするんだよ。」と送り出した気持ちが、良く分かります。カタルの場合は1989年から、ずっと低迷の逆風時代でした。まぁ、途中、1年か2年程度、上向くことはありましたが…今回は本物への変化と、ずっと考えています。

でも皆が「流動性の罠」に陥る気持ちが良く分かります。何しろ、この30年間は、長過ぎます。人生観が大きく変わる訳です。本来、カタルは単純で素直な性格でしたが、すっかり世間の風に…捻じ曲げられました。今では、すっかり偏屈者です。株式市場にも「先に大幅高しろ…出遅れ物も、いずれ修正されると言う」トリクルダウン理論があります。

先駆する銘柄の理屈が、他へ波及していきます。昨日は、幾らなんでもアマゾン株は髙過ぎると述べましたが、年率25%成長はPER300倍超えです。この基準を当て嵌めれば…日本株はドンドン高くなります。PER10倍以下の株なんか…市場から瞬間的に消えるのでしょう。

カタルは、どうも…常識に囚われすぎているようにも感じている次第です。レポートでは、実質時代は慎重に行動し、名目時代は「馬鹿になる奴が、勝ち」だと述べていますが…なかなか馬鹿に徹し切れていない自分が存在します。トホホ…折角のチャンスを活かしているのかどうか…。馬鹿カタルは、やはり普通の人間です。所詮は小者の人間なのでしょう。それでは…また明日。



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