アーカイブ:2018年1月10日

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それにしても…凄い相場ですね。常識的には、休んでもおかしくないと思っていますが、何故か、どの株も休まずに上がっています。驚くのは、ソニーの株価です。まるでITバブルを想い出させる動きに見えます。あの時は、高いと感じた所から、どんどん株価が上がり、更に加速し出しました。(エリオットの延長波=イレギュラー波動か?)

ソニーの日足推移

株価の動きが鈍いのは内需モノでしたが、此処に来て…どの株も株価修正の動きです。代表事例は「三菱UFJ」でしょう。最終ランナーと名付けた「野村証券」も、少し株価位置が修正され始めています。ただ、総花的な全面物色で、カタルは、やはり…この手の相場が苦手なようです。まったく相場が見えていません。あまり買いたいと思う株がなくなっているからです。

如いて言えば…ケネディクスぐらいですが、もうたくさん持っているし、このまま買い続けると…手持ちが、全部、ケネディクスになってしまいます。この株は、明らかに…誰かが、自社株買いにぶつけているように感じます。まだ株価波動は、依然、調整波動のままです。まぁ昨年9月から一貫して上がり続けていましたから、休んで当然です。今週で6週目ですね。もう少しの我慢かな?

昨日は、流石に、連日の「株高」にも疲れているのか…。日経平均採用銘柄の陽線率は、マイナス0.4%でした。その中で…東京建物、住友不動、東急不動、三井不動…と、不動産株は、いずれも2%以上の陽線を示していました。(三井は1.91%の陽線ですが…)本日の日経新聞に「西松建設」が、森ビルと共同で、開発資金を増額して300億円を投資すると報じられています。

先日は、銀座シックスの話で…住友商事が開発に参加しており、この8Fの権利をヒューリックに売却し、ヒューリックはそれを外資に売却して、短期で多額の利益を手にした話を紹介しました。

昔は…凄かったのです。ゴルフ場開発など…一般企業までが参加するのです。建設会社は分かりますよ。でも厚木ナイロンなどの一般企業が、やるものではありません。最近、デベロッパーの長谷工も、元気になっている様で、テレビCMを観るようになっています。

本日の西松建設の話は、時代の変化を明確に物語る現象ですから、記憶に留める必要があります。このようなアイテムが揃う過程が…相場を観る上で面白いのです。

昨日は、カタルの好きなパイオニアも、出遅れ修正に動いており、久しぶりに…株価が上がっていました。地味ですが…JVCKWも新高値を追っています。上がる銘柄など、たくさんありますが…暴騰すると言うか。皆が、注目する株を探すのは苦労します。一般読者には公開していない銘柄もたくさん見ており、どれも上がっているようです。例えばネットマーケティング(6175)など…。

やはり…今年は「デフレ脱却」がテーマになると考えています。この所、多くの読者からメールを頂き感謝しております。情報メールも多く、専門的な知識がないカタルには勉強になります。株が上がるためには、様々な条件が必要なのです。単に業績が良いから…株価が騰がる訳ではありません。この辺りの感覚は、一般の人には分かりません。

多くのメールを読んでいると、自分が買っている銘柄の良い面ばかりを見ている様で…心配になることがあります。株は、現状が良いものを、買うのではないからです。株式投資は「変化を買う」のです。何故、カタルは「1300兆円の逆襲」に拘るか…。それは日本人が嘗て持っていた土地は下がらないと言う土地神話を忘れ…今では売りたくても、売れない土地がたくさんあるからです。

歴代のアホの政治家や官僚が、間違った政策を実行し、国民を疲弊させました。その為に自殺者が増えました。これは犯罪ですよ。金融庁は証券の営業をガチガチに締め付け、今では野村証券は、投資信託しか売っていないのでしょう。株式営業などしないのでしょうね。

その反面、仮想通貨のような…詐欺まがいの現象を奨励している様にも感じます。はやく政府か、日銀が、統一した仮想通貨を発行すべきなのでしょう。上限設定をすれば…仮に技術的なミスを突かれ、事故が起きても…対処できます。今は、まるで無法地帯です。被害者が拡大しなければいいのですが…。

えぇ…と、何の話だったかな? そうか…株式相場の条件は「強弱感の対立」ですね。ビットコインも、ある意味でそうです。未来通貨と考える人も居れば…カタルのように詐欺だと思っている奴も居る。この意見対立が相場の上昇を支えています。このような相場は時代背景があるのです。仮想通貨はブロックチェーンと言う技術進化が信用を支えています。かたるは、技術の応用を否定している訳ではありません。

時代の変遷が、仮想通貨を求めているのかも知れません。ドルだって、昔、金との交換を止めて、ニクソンショックになりましたが、米国の軍事力や経済力が信用を支えています。中国は元の信用力を高める為に苦労しています。自分達がコントロールできる権力を、手に入れる為に、仮想通貨を否定したのかも知れません。でもカタルは、現状では正しい行動だろうと思っています。日本は、はやく統一の仮想通貨を発行して…キャッシュレス社会を構築すべきだと思っています。まぁ、この話を展開すると長くなりますから、この辺で止めましょう。

「1300兆円の逆襲」は、資産価格の容認なのです。経済成長を加速させるアイテムです。小泉・竹中改革の異常な締め付けが、強すぎた弊害が、未だに尾を引き…社会にブレーキの圧力が蔓延していましたが、この西松建設の動きなどは…その現象が「融解」している訳です。だんだん良くなる法華の太鼓です。

このような社会現象の動きの積み重ねが、「1300兆円の逆襲」の動きを加速させていきます。以前、ユニデンの藤本さんが、銀座のビルを買った話を紹介しました。彼は早かったですね。ソフトバンクの孫氏も早い方です。いよいよ西松が開始したと言う事は…他のゼネコンも同じようなものでしょう。歯車が…回り始めて来ました。

もう後に続く…言葉は必要ありません。スマートコミュニティー関連を否定している訳ではありませんからね。ただ市場は、半導体にしても…なんでもそうですが、それらの株価は、正当な価値観だと…市場は評価しています。しかし内需モノと言うか…。この手の「デフレ脱却」相場関連の株価は、依然、論理的に見て、遙かに安値で放置されています。だから今年は…「デフレ脱却元年」になると考えています。

安全を求めるなら三菱UFJでも良いし…野村証券やみずほでも構いません。でもカタルはケネディクスに「表面化してない魅力」を感じているのです。今年、やれば面白いのに…ね。旬を逃せば…二束三文の価値に成り下がります。今年やれば…まさに旬。だから面白いのです。時代に先駆ける器かどうか…真価が問われます。

東芝の増資に参加した世界の名立たるヘッジファンド達が、此処の焦点に着眼するかどうか…。今年は楽しみです。

それでは…また明日。



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