アーカイブ:2018年1月14日

新しい価値観

まるで…ITバブル時代を彷彿させる相場展開に見えます。アマゾンの株価推移を、一体、どう理解すべきか…。カタルにはサッパリポンです。いくら高成長が続いているにしても、この株価をどう正当化すべきなのか…。小型株なら市場シェアの関係で高PER も正当化されるかもしれませんが、既に売り上げ規模は135987百万ドルなのです。1ドルが100円とすると…13兆5987億円の売り上げになります。チャートはこちら

営業利益4186百万ドル、純利益は2371百万ドルに過ぎませんが、時価総額が…なんと628.9ビリオンなので、6289億ドルですから62兆8939億円です。なんか…カタルの認識が間違っているのか…ドル表示だと慣れないせいか、単位変更などが間違っているのでしょうか? 財務内容はこちら

売り上げが13兆円で、時価総額は62兆円なんて言う評価は、どう考えても理屈にありません。ヤフーファイナンスでPER表示を見ると…なんと332倍になっています。300百年も人間は生きられませんからね。昨年も言われたことですが…このような関連銘柄FAANG(フェイスブック、アップル、アマゾン、ネットフリックス、グーグル)の株価はやはり高すぎるのでしょう。

ただ現状はようやくテーパリングが始まったばかりで、まだインフレ率は充分に上がっていません。今年後半のFRBは、高騰するインフレ対処に追われ、大幅な金利上昇場面になる可能性があります。現在の米国国債金利は2.55%程度まで上昇してきました。いよいよ壁である2.63%前後に…到達します。次の壁は2013年12月の3.1%前後を抜くと、新しい時代に突入します。(詳しい国債金利の数字は曖昧です。)

問題は…中国よりインドの成長速度なのでしょう。昨日は「シンギュラリティー」と言うAIの進化が、人類を新しい時代に導く話を展開しましたが、FAANGの株価の意味は、その到来を暗示してのものなのか? アマゾンの売り上げ推移は、5年で約3倍ですから、成長速度は年率25%です。

近年はデータサイエンスが進化しており、データの価値が急激に上昇しています。僕らは、時代の端境期に位置しており、社会変動が非常に激しい時代に生きています。スマフォの進化を見ればわかります。まもなくスマフォは、AIスピーカーのような友達になるかも知れません。

故に…物事の尺度が急速に変化しており、従来的な考え方に固執して、物事を決め付けると大変な間違いを犯す可能性もあります。でもクレディスイスの発表で、「ビットコイン」の97%は、4%のアドレスが保有している…との話を聞けば、やはりカタルは、ビットコインは詐欺…との認識を深めるばかりです。

市場経済は、様々な意見が飛び交い、本物を見極める眼力が欠かせません。カタルがベンチャーリンクで失敗した理由は、金融庁の業界指導を軽視して、無借金だから融資の要請があれば…金融機関は受け入れるとの読みがありました。しかし日本の金融機関は厳格な指導に、例え間違っていると思っても…逆らうところは皆無だったわけです。

日本が、何故、「失われた時代」を長く甘んじて生き、そうして長く「流動性の罠」に陥っていたか? それは日本人の教育システムに間違いがあるのでしょう。今年は、あらゆる意味で…その壁が、想定以上のスピードで、打ち破られる年だと考えています。

でもカタル自身、どうしても良識?(一般常識)の意識の壁を破ることが出来ません。だから失敗を前提にして、馬鹿になることが…大切なのかもしれません。失敗を前提に馬鹿になることも簡単には出来ません。非常に勇気が必要なことです。

金曜日の相場で…松屋が急騰していました。銀座中央通りの一等地に位置しており、Jフロントリテイリングは、銀座シックスの開発などを経て…再評価されています。ファナックのような大型株が、まるで蝶のように舞う市場展開です。なにか…ワクワク感が高揚しますが…同時に、新しい展開に戸惑っている自分も存在します。

やはり人間、最後は…その人が持っている運が、モノを言うのでしょう。最善を尽くして、天命を待つという心境が、2018年の成果を決める相応しいキーワードなのかもしれません。それでは…また、明日。



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