アーカイブ:2018年7月

時の鐘が鳴っている

米国のGDP値が発表され4.1%増だそうです。24日の日にGDPナウの話しを書きましたが…この4%台は非常に高い数字です。問題は先行きですが、多くは悲観的で…何れ2-3%台の着地と言う予想です。一つは消費の伸びですが、これは一時的な減税効果の結果であり、先行きは落ちるとの観測です。更に貿易摩擦を背景にした駆け込み需要が多く、輸出が9.3%と伸びた反動があると言います。

この予測は非常に重要なのですが…分かり辛い話です。失業率の関係から米国の賃金は上昇を続けています。トランプ氏の狙いは中国の政策転換でしょう。知的財産権や補助金行政を含む社会ルールの話です。中国は「中国製造2025」という目標を掲げ世界の生産基地になる目論見を抱いています。その為にVテクは大量の受注を抱え、株価が3000円から3万円に伸びたのです。SUMCOを始め…エレクトロンなどの株価が上昇したのは、中国の戦略の影響です。

如何に、経済が政策の基本方針に影響を受けるか? 分かりますね。

だからカタルは、時代の流れが「銘柄を選別する」と述べているのです。ゲーム等…生産性を生まない時間つぶしの娯楽と、僕ら世代は馬鹿にします。 Eスポーツ、馬鹿じゃないの?と感じますが…製品(物)の相対的な価値が下がり、時間の楽しみ方に…人類の嗜好が変化しています。

食えない時代は農業が中心になり、やがて豊かな生活を求め、衣食住が満たされると余暇を楽しむラジオやテレビに移りました。そうして任天堂がドンキーコングを売り出して35年程かな? 経過しますが…ゲームはテレビと同じ一大産業になりました。

株式相場への敷居の高かった証券会社から…松井証券のおかげで、ネット取引が盛んになり、多くの人が気軽に参加できるようになっています。でも証券の仕組みを…株式相場の仕組みを、皆さんは知りません。

だれも相場を解説できる奴が居ないのです。証券会社のアナリストと言っても、素人の寄せ集めです。だってプロなら仕事を辞めて自分で投資をする筈です。

所詮、アナリストの給料は2000万円止まりでしょう。でも投資なら無限です。しかも成功者を見れば…みんな兆円単位のお金持ちです。ジョージソロスもバフェットも使え切れないお金を持っています。カタルは地方の証券マンから、歩合セールスを歩み…そうして投資家に転向しました。でも道半ばで…苦戦を続けています。

かなりの精度になって来たと自負していますが…、まだなかなか「最後の壁」が越えられません。時間推移です。これは難しい。政策がぶれますからね。トランプ氏の動向を読める人は誰も居ません。

彼の狙いは、たぶん中国の国家ぐるみのイカサマを咎めているのです。知的財産権などで他人の所得を搾取しています。でも実はこの歴史は古く…ドイツがイギリスの産業革命を盗み、活用し米国も同じ路線を歩んできました。米国はヨーロッパの混乱に乗じ、自国の地位を上げてきました。まぁ、日本も中国も、同じ道を歩んでいるだけの話です。日本は長い固定相場制時代から、プラザ合意を受け入れ…360円~110円です。

グローバル化の論理を受け入れず…村論理を守ろうとした結果、自己崩壊の道を歩み、新体制になるまで「失われた時間」を費やしました。この時間推移は、国民を納得させる時間だったのです。多くの人は契約社員になり、正社員への憧れを抱きましたね。ようやく…日本の仕組みがグローバル化に適応し始めたので…電通事件やヤマト運輸などの問題が起っているのです。東芝も神戸製鋼もIHIもオリンパスも、みんな同じ土壌です。

隠れていた事態が表面化して改善されているから、新しい時代なのです。故にデフレの関門であった22750円を挟んだ株式相場になっているのです。分かるかな?

カタルはこの間の痛みを、社員ではなく給料が補償されてない歩合セールスで…悲哀を味わってきました。政策ミスの悲哀です。仲間はこの間に自殺を選択するものも居ました。よっちゃんの友達は、折角、息子が東大に受かりこれから…と言う時に、奥さんに「今日は久々に、よっちゃんと飲んで楽しかったわ~」と電話で伝え亡くなりました。

歩合の世界は過酷です。常に真剣勝負です。だからこそ…カタルの昔のレポートは政策批判ばかりが綴られています。馬鹿官僚に、馬鹿政治家…の寄せ集めです。実力がないのに…地位ばかり求めるアホです。

今回の文科省の一連の不祥事も、同じ土壌の結果、生じている派閥争いの末の現象でしょう。財務官僚の問題も同じ土壌に見えます。体制転換が見えます。だからケネディクスの株価は、ずっと期待を続けています。でも本当は、ダヴィンチの金子さんだったのだろうと思います。でも彼は出来過ぎる故…金融庁に潰されました。ホリエモンも同じでしょう。村論理との対立の過程で、市場原理派も潰されています。

人事も株式相場も、時代を決める探り合いです。戦いの場です。人類の未来図を賭けた方向性を決める場なのだろうと思っています。アマゾンは今でこそ、好成績の収益をあげていますが…昔は散々、批判され続けたのです。成長株投資は…結果論で語るのは簡単ですが…上がり続ける株を、持つ事は非常に困難です。おそらく10万人、いや1000万人に一人いるかどうか…。そんな確率でしょう。

カタルは目先の積み重ねを続け、何とか…この泥沼から這い上がろうと、もがき続けています。このレポートは、その過程が綴られています。相場の見所を分かりやすく解説しているつもりです。毎日、カタルレポートを読んでいれば…きっと皆さんも、たくさんのヒントを貰えるはずです。

債券のフラット化の話が当面の焦点で、GDPの先行きの読みの話も影響を受けます。この辺りのバランスが分かるようになると…相場もだんだん面白くなります。

カタルは此処に来て、「奇異なシナリオの進化論」を掲げて始めています。果たして時間の推移が、どのスピードで訪れるか…この読みが兎に角、難しいのです。ケネディクスは5年も経過しているのです。馬鹿の一つ覚えです。でもカタルは名目時代の確立が、もう直ぐ実現されると思っています。

何故なら、日銀が「指値オペ」をしている訳です。これで…ようやく邦銀株の純資産価値が生きる時代が「幕開け」すると思っています。

まぁ、皆さんに、この現象がどうして、邦銀株の上昇やケネディクスの上昇に繋がるか…見えないかもしれませんが、カタルには、ようやく…時の鐘が鳴っているように思えてなりません。それでは…また明日。

これから有料会員向けのレポートを書きますから、会員の方は明日にでも読んでください。でも上手く行けば…7時ごろには書き上がるかもしれません。



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