アーカイブ:2020年11月

間もなく方向転換

11月6日の「今日の市況」通りの相場展開になっています。日経平均株価は下値を切り上げる「右肩上がり」の上昇(揉み合い)を見て、指数の大幅上昇は事前に想定されていました。その原稿を読み直してください。此方です。

大まかには合っていますが…「完璧な読み」ではありません。事実、カタルは失敗だらけです。頭の中には様々なシナリオが流れているのですが、完全な読みが出来ないジレンマを抱えています。故に…「当たる時」と「外れる時」があります。

日経平均株価の週足推移

この日経平均株価の上昇を支えているのは外人投資家でしょう。だから指数銘柄を中心に王道な銘柄が上昇しています。ただ…カタルのイメージとは、若干のズレがあります。この辺りは、依然、謎のままです。

代表事例は…「野村証券」の動きかな?

本来なら、もっと上がる筈だと思っています。外人投資家の資金移動を支えているのはバフェット効果などが「切っ掛け」になり、日本株の見直しもあります。ここにきて日立を中心とする日本企業は「M&A」を活用して、その制度を受け入れ始めています。なにも島忠だけではありません。今回の東京ドームは、香港のオアシス・マネジメントと言うヘッジファンドの経営権への関与が引き金になっています。

「会社は誰のものか?」

日経新聞などのメディアは、株主とは言いません。トヨタ社長もそうです。社員や取引先など…周りへの配慮をします。しかしそれは立派な成果を上げている場合でしょう。月並みな成績や他に劣る成績で…会社にしがみ付く馬鹿経営者が多過ぎます。そうして村論理を振りかざします。呆れる感覚です。ROE15%以上が常識なのに…。

カタルは日本が変わる為には、「メディア改革」が必要だと思っています。偶然にもホリエモンも同じような意見のようです。

テレビなどの情報媒体の地位は、どんどん低下します。嘘とは言いませんが、作為的な報道を繰り返し、どのチャンネルを回しても、同じような傾向を述べます。しかし…現実は違います。

今回のコロナ感染と経済の絡みの話も、様々な意見があります。こう言ったら怒られそうですが…所詮、コロナ感染で死んでいく人間は、年金世代です。社会のお荷物世代が減っても…良いんじゃないか?…と言う「極端な考え方」もあるでしょう。

ニュースで死亡報道を見ると…年金世代が亡くなるのと若者が亡くなる報道では、カタルの感じ方は違います。老人が亡くなる報道を見ると…介護をしていた周りの人間の気持ちを思うようになっています。面白いものです。自分が、実際にその年代になり、やはり心境が大きく変化しています。

相場観も…同じですよ。

常に「自己中心的」に…人間は物事を考えます。相場観も同じです。でも常に今の市場の「買い主体」が誰か? と言う読みが大切なのでしょう。

村田製作(6981)の日足推移

「村田製作」(6981)の株価上昇、そうしてここにきて「フェローテック」(6890)の出遅れ株の上昇は、それぞれ…隠れた意味があります。


フェローテック(6890)の日足推移

既に相場は「出遅れ株」の株価修正に動いています。10月11日と11月26日に二人の読者から「日本電気硝子」(5214)のメールを頂きました。長年、割安株の筆頭だった株です。基本路線は「フェローテック」と同じ考え方です。

電気硝子(5214)の日足推移

そうです。カタルが「買っては、投げ」を繰り返し…反騰のタイミングを模索していた「スミダコーポ」(6817)と同じ仲間です。基本は出遅れの株価修正です。

スミダ(6817)の日足推移

この発想は、長引く株価揉み合いを見て…日経平均株価が上昇するためには、このクラスの株式の物色が始まらないと…指数は上がらないと思っていたためです。その時に…中国での自動車販売が上向く報道を見ていた為に、自動車関連株を、幾つか採り上げ、選択したのがスミダです。この過程でユニプレスなども候補に挙がっていましたが、日産系ですからね。6月、7月に感じていたのですが、実際に株価が反応を示すのは…9月です。

まさに…コンチクショウです。

もし…この反騰が、あと2か月程度、早ければ…今回はスムーズに、今の相場路線に方向転換を出来ていたかもしれません。難しいものですね。時間の読みを完璧にするのは…。この反騰が、カタルのイメージとは違い、遅れた為に…ロコンドを「3割乱高下に向かえ!」と言う発想が生まれ…今回の低迷に繋がりました。

仮に、もっと早くカタルのイメージ通りに、反騰相場が始まっているなら…無理をしてロコンドを選択しなかったのかも知れません。この3か月程度の時間の読み違いが、とっても大きな成果の違いを生みます。

相場観と言うか…イメージは正解でしたが、実践論は又違います。

でも日経新聞の村田製作の報道を見て、指数の上昇と共に…いよいよ来週は27270円の1991年3月の最後の関門を迎えます。この関門を乗り越えて…調整波動に入るか? あるいは…その手前で調整波動に入るか? どちらかでしょう。

本当は27270円の関門を切ってから…調整波動入りをするのが、最強のパターンです。 此処での…調整の意味合いは「揉み合い」を含めたイメージです。

島忠へのTOBを始め、ここにきて東京ドームのTOBと「時代の流れ」を感じて下さい。野村証券株に、何故、カタルが拘るのか? この流れも関係しています。ケネディクスは三井住友系の日興ですが…。ドームは野村です。

M&Aが成功するかどうか…は、「プレミアム率」も関与します。ケネディクスは655円に対し750円と言う14.5%のプレミア率に対し、ドームは897円に対し1300円のTOBは44.9%のプレミアム率です。アドバイザーの選択は大切なのです。結局、出し惜しみは…過大な損失になると思います。島忠のケースを見ると…分かります。

株集めをした事がないから…現場を知りません。

実践経験があると…ない人間の差は、大きいと思っています。 故にカタルは1000円まで既存の方針通り…信用の枠が空く限り、ケネディクスを買い進む方針です。経営者が変わるなら4桁は、当たり前なのです。カタルが片手間で…経営をしても簡単に実現できます。来週は、その具体的な経営方法を述べます。

その布石で、鉛筆ビルの話をしました。勘の良い人は、既にカタルのシナリオが読めるのでしょう。これから…間もなく日経平均株価は調整局面を迎えます。下がるとは思っていませんよ。 「揉み合う」展開を想定しています。

しかし…この6月から7月に感じていた流れが今の相場です。だからカタルが、これから会員向けに書くレポートの実現は、来年の2月から春の展開でしょう。

カタルは、常に…「未来」を事前に語るから、ペンネームが「未来かたる」です。カタルには…「騙る」(かたる)という、他人を騙す(だます)表現もあります。つまり未来は誰も分かりません。それでは…また明日。

これから会員向けのレポートをかきますから、会員の方は明日にでも…お読みください。たぶん…アップは深夜になります。



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