昨日の相場は個人投資家にとって悪い相場でした。場味が悪いとは、このことです。日経平均株価以上に内容が悪く…個人投資家のマインドは冷え込んでいます。何を買っても負けている為です。一例を掲げると個人の人気の高い[BASE」（4477）です。なかなか底入れが確認できません。
ロコンドも同様のグループですが…コロナ後を見て靴は売れるのでしょう。昨日のWBSではロングブーツは昨年比3倍増の売れ行きとか…。概ねブーツは、1.3倍程度の売り上げのようです。あとで…靴屋さんの「月次数字」で、この動向が確認できるでしょう。
もともと昨年末からカタルは「難しい相場」が続くと言い、カタルは初めて…今年の春に運用期間の途中で「現金を引き上げる」程、相場を警戒していたのです。それにも拘らず…多くの個人は、何かいいのがないか？ …と探して、「エーザイ」（4523）など…博打を承知で取り組みました。その結果、散々の目に遭っています。
ある意味で、この選択は自業自得です。自分の選択が悪いのです。しかし何かしら…上がっている株があるから、この言い訳は、通用しません。ですが…難しい相場でした。カタルの技量では…全体が下がると…駄目なのです。カタル自身も大きくやられています。
ようやく…米国の「テーパリング」が、この11月にも決定され、お金の量が絞られます。この動向は「レバースレポ」の残高にも表れているようです。最近は高水準の横ばいに移行し始めたように感じています。９月末は１兆6048億ドルですから、日本円で113円換算の計算で181兆円です。大変な金額が行き場を失っています。
大昔、カタルは彼に一度、会ったことがあります。まだ小さな事務所でした。浦上さんと親しく…前から、彼の事を知っていました。澤上さんは、別に保守的ではなく良識的な感覚の持ち主です。ですが…時間軸はカタルとは全然違います。彼の運用は一流域の「エレクトロン」（8035）などを好むのでしょうが…カタル自身も、既に何も「レーザーテック」（6920）だけでなく…エレクトロンも株価は高過ぎると思っています。ですが「エレクトロン」は、既に「安川電機」（6506）化している株です。
この「安川電機化」と言う意味は…機関投資家の様々なファンドのコア銘柄になっており、浮動株が枯れているので簡単に株価操作が出来るという意味です。故に、常に割高に評価されているというカタルの解釈です。エレクトロンも同様の感覚です。多くのファンドの核になっています。ですが…カタルは、日経平均株価は10万円になると述べています。
選択肢が大きく変わるのですよ。基本的に…澤上さんはその点を見逃していると思っています。例えば…エレクトロンの一株利益予想は四季報で2469円になっており、来期予想は2713円です。株価は5万円を超えていますからPER20倍の評価ですね。つまり株主還元率が100％としても回収まで20年も要するのです。この会社は50％程度の配当還元予想ですね。高い方でしょう。
本日、日経新聞トップの川崎汽船で4－9月期の実績で2300億円となっており、2Qの時点で既に一株利益が2448円です。日経予想より利益は確実に膨らみます。しかも半期の数字でエレクトロンと同じですが、しかし株価は1/10です。
カタルはこの市場評価は、間違っていると思っています。だから時間の問題で川崎汽船は、今の株価の前に、棒が一つ付くと思っています。確実に15000円以上の株価になるだろうと考えています。 だから本日も…昨日の値上がりで少し信用の枠が空いたので500株だけ追加で、寄り値で買っています。まだ11月になっていません…からね。カタルは11月まで短期「雪だるま投資」を続けると公言をしていました。
しかし…ここまで大きく下がったので…何らかの予期せぬ事態が背景にあるか…。そう考えないとならないような株価の下落率です。故に、チャート論での戻りは1/3までで…かなりの確率で、もう相場は終わっている可能性も覚悟しています。（効率的市場仮説が正しいかどうか…）
しかし、それ以上に…この「低PERは謎」なのです。
こういう現実を岸田さんは認識しているのかどうか…このようなバーゲン状態なのに…何故、正当な株価にならないのでしょう。不思議です。
だから金融所得課税強化…などと言う考え方は、絶対に出てこない筈です。この考え方は、宮澤喜一と、同じ間違った論法です。その発信源と思われる福岡10区の山本幸三は、絶対に当選させては駄目です。「失われた時代」を創った元凶なのです。宮澤喜一は晩年、自らの失政を悔いていました。間違った政策を採用したことを…。しかし財務官僚と言うのは、厚顔ですね。ノーパンしゃぶしゃぶの反省の欠片もありません。
何故、30年以上も経過しているのに、日経平均株価は38915円を奪回できないのでしょう。株価はその国の政策動向を敏感に表しています。
米国株は新高値を続けるのは正しい政策を実施しているからです。少しスピード違反だとカタルも思います。ですが成功者を称え…割高でも支持し続けます。だから「テスラ」（TSLA）の株価は時価総額で1兆ドルだそうです。「トヨタ」（7203）は勝てませんよ。
本日は眞子さまのご結婚だそうです。おめでとうございます。
この…ご結婚に際し、様々な意見があります。しかしカタルには今の日本を象徴している事象に見えます。何故、負の面ばかりでなく…良い面を見ないのでしょう。あら捜しをして、他人批判ばかりする種族が、日本人なのでしょか？ カタルには「悲しい現実」に思えます。
同じことなのです。テスラ批判をしている人は、たくさん居ます。売り上げ規模が…どうのこうの…利益がどうのこうの…。でも時代の推移で…レンタカーのハーツは、10万台ものテスラ車を買うそうです。トヨタ車が選択されたわけではありません。いい加減に…後ろばかり向かずに、前を向いて歩きましょう。
我々、人間は未来の希望に向かって歩くのです。他人を誹謗中傷して…楽しいですか？ 悲しい…現実です。
お前も、山本幸三を批判しているじゃないか？ …と言われそうですが、これは政策の選択の違いで議論です。カタルは金融所得課税に反対ですが、やるなら今ではなく…38915円の最高値を超えてから実施すれば良いと容認しています。しかも1億円以上の高額所得者に絞るべきです。だって財務省論理は1億円の税収の壁を述べています。一律ではありません。一律だとかえって「不公平」になります。フェアではありません。一律は弱者いじめです。
だから山本幸三を批判しているのです。これは政策論議です。
基本的に資産インフレを利用しないと賃金も上がりません。総資産経営ではなく利益率を重視する効率化社会（ROE経営）を目指すのです。そうすれば…電通の高橋さんのような不幸な事件は消えて…賃金が上昇してやがて豊かな社会になります。その代わり…日本人はもっと努力をしなくてはなりません。スキルを身に付けて…自分だけが出来る分野を伸ばすのです。
「デンソー」（6902）が選択した道が正しいから…きっとデンソーの株価は騰がるでしょう。「日本製鉄」（5401）の訴訟問題は、日本「村社会」論理に、一石を投じました。株式投資は…その根底に流れる「時代の流れ」を追う事で…他人より豊かな生活が送れます。
カタルは…ここまで下げた船株相場は疑問でしたが…これが今の日本経済の実態なのでしょう。なかなか「手替わり」が進みませんでした。
GPIFなどの機関投資家の力量不足です。
エレクトロンは買うが…川崎汽船は買わないというバカな論理を、カタルに分かるように説明して欲しいものです。専門家だと思うなら…エレクトロンを売り、川崎汽船を買うのが正しい「裁定論理」でしょう。
このような常識が通じない国にしたのが、「失われた時代」であり…宮澤喜一などが行った過去の政策の失敗です。その為に、どれだけの人が自殺しか選択肢がない道を歩んだことでしょう。カタルのような馬鹿でも、わかる理屈です。
もっと…公正で公平な社会を創りましょうよ。
「東京機械」（6335）のように、既存株主の権利を認めないような…「後出しじゃんけん」の国が、僕らの理想社会なのでしょうか？ 保身しか…考えず、内部留保を484兆円も貯め込む経営者が正しいのでしょうか？ 「ソフトバンク」（9434）の宮川さんのように…個人で自社株を買い、80％以上の利益を配当に回す経営者が正しい筈です。
積極的に1072兆円の個人の預貯金が、株式市場に流れる社会が理想です。だから「野村証券」株（8604）は4桁を奪回します。こんな事は、既に一般常識なのです。
カタルはコロナ禍の時に…フェローテック（6890）を、IIJ（3774）と共に…「救済銘柄」と位置付けました。その当時の会社四季報とチャートを付けておきます。たぶん…株価は500円台前後の時です。時間はかかりましたが…今では株価は5倍以上になっています。
たぶん…時間軸はズレた…と思っていますが、「船株」相場は、来年の夏か秋頃は今の水準の2倍以上になっていると思っています。海運市況は、そんなに落ちません。メインの相場は、「年末年始」から…来春でしょう。この下げは、その「布石」の可能性が高いですね。
この株価なら…いくら何でも「買収価格」です。だってPER2倍に満たないのです。もっと常識で物事を考えましょう。いくらでも株を買えるはずです。
それでは…また明日。
皆様から、たくさんの有料会員のお申し込みを頂きました。ありがとうございます。ですが…残念ながら、すべてお受けすることは出来ません。今週中には「応募者全員」に返信メールを致しますから…しばらくお待ちください。
