日本人の一般的な常識のレベルの低さを考えると呆れるばかりです。先日、おばあちゃんが住んでいる筈の(今は東京で同居をしています)長岡からハガキが届きました。原子力立地給付金払い込みのお知らせと言うもので…金額は9456円でした。
義母の住む長岡は東京電力の西山町(柏崎)の原子力発電所から約40キロ程度かな? 距離は定かではありませんが、車に乗って40分ほどで行けるところに原子力発電所があります。たぶん…長岡の全世帯に給付されているお金なのでしょう。原子力の発電コストが高いわけです。地元には相当のお金が流れるはずです。柏崎には大きな公会堂と言うか…ホールと言うか…そういう施設が東電の資金から建設されていました。
東北大震災は不幸な出来事でした。しかしカタルはあの原発事故を、今でも人災とは思っていません。不可抗力が生んだ天災だと思っています。まさか…原発が爆発するなんて…考えませんからね。菅直人が当時は首相でしたが、電源車の配備くらい…何とかなったんじゃないか…と、今でも思っています。そうすれば…爆発することもなかった筈です。
素人の勝手な観測ですから、御幣があるかも知れません。
ですが、震災からずいぶん時間が経過しても…今でも補償を求める人が大勢います。このように…原発から、事故前から何らかのお金をもらい…リスクを嫌々ながらでも許容してきたのですから、自己責任だろうと思っています。
嫌なら、その土地を事前に、離れれば良いのでしょう。今でも核廃棄物の最終処分地の選定で揉めています。しかしその見返りに膨大な資金が地元に落ちることを考えれば…地方の議員が立地を受け入れるのは分かります。リスクとリターンの関係です。
日本人と言うのは、勝手な考え方をします。自分が、どう判断をするか? その決断は自由なのです。何も強制されたわけではありません。事前に説明を受けているのです。まるで慰安婦問題で、何度も、何度も決着済みの話を蒸し返す韓国人のような感情があります。当事者になれば…気持ちは理解できますが…どこまでの「甘え」が許されるのかどうか。
今回のコロナ禍の補助金問題もそうです。呆れる感覚です。堪えがたきを堪え、忍び難きを忍び…の玉音放送ではありませんが、世の中は、色んな不条理なことがあります。それも人生、これも人生、カタルはいつも何が起こっても「パッパラ・パー」だと一番だと思っています。
過去に縛られず、常に前を向き…前向きなシナリオを描いて行動しようと思っています。世の中を渡るのに「ネガティブ思考」では、上手く行きません。基本的な考え方を、どこに据えるか…と言う問題は非常に重要です。そうして、一度、決断したら迷わない。決めた道をただ進むだけ…これがカタルの人生です。
こんなレポート屋稼業をしていると、様々な人から質問や相談を受けます。気持ちはよく分かります。ですが…未来図なんか、誰も分からないのです。
様々な選択肢があるなか、最後は自分が決断をする問題です。自分で決められないと言うのは困った話です。昨日、小池都知事がGOTOの是非をめぐり、国が判断基準を出すべきだと…逃げていました。この話も難しい判断です。経済活動とコロナの感染拡大と…どちらのバランスを重視するか?
いろんな意見があります。ですがカタルは、もともと運命論者です。
なるようになると様々な出来事を、己に与えられた課題だと処理し、前向きに取り組みます。所詮、一時的に困難を回避出来たとしても…それが運命なら、また形を変えて神様は試練を与えるのだろうと思っています。だから…様々な事象が生まれても、常に前向きな行動を選択します。
どちらか…選択に迷ったら、可能性の薄い…と言うか、通常、選択が困難な方を選択しようとします。まるっきり「株や根性」が身に付いています。少数派の論理です。
長年、寄り添う妻は、今では…すっかり、株や根性に慣れてきました。最近は儲かっているためか…どんどん損益の額が大きくなってきました。ああ…また追証だ。と言ってもヘッチャラの感覚になって来たようです。
9月の時分は、まだ、かなり儲けがあり、借金の一括返済が視野に入っていますが…10月、11月と鳴かず飛ばず…どんどん利益は飛んでいきました。常に目一杯の人生を歩んでいるために、折角買ったケネディクスを先日は5万株程度、投げたのです。
通常なら決算発表で同時にTOBの発表をするべきものを…だって進捗率を考えると意識的に利益の出し方を抑えていたのでしょう。この話が、突然、湧いたものとは思えません。
しかし日本人と言うのは、常識がないのでしょうか? ケネディクスの魅力はAUM残高と時価総額のギャップです。ここに仕手戦のタネがあったのです。2兆円が毎年10%値上がりすると2000億円の利益が膨らみます。リートと言うのは賃貸料が基準になりキャピタルの利益は、あまり考慮されていません。
だから支配権は重要なのです。何故、カタルが開発の話をして高島屋の実例を掲げたか? 東京の住む人は分かりますね。あの高島屋の隣の土地は虫食いのヤクザ絡みの物件があったところです。お金など…いくらあっても纏まらず…20年、いやカタルが上京した時ですから30年以上も前の話ですよ。土地をまとめた苦労も知らないと…収益不動産の価値の意味が理解できません。それも大半が、東京の一等地です。
それは、超一流の地所なんかと…比較は出来ません。しかしそれなりの価値はあると思います。最後に皆さんは、此方レポートの価値が理解できますか? それをリンクしておきます。これが世界水準ですよ。お金の運用は…難しいのです。このファンドは業界では7位のレベルとか…それでもこれほど厳しい条件が付くのです。
ドルと言う基軸通貨の崩壊、デジタル貨幣、MMT理論などに打ち勝つのは実物資産です。このような時代背景が理解できてないと…日本で起こっているM&Aの時代背景が理解できません。カタルは20年前に、このIRNETを始めるときに日本を代表する30社程度の部長クラスに会って、IRの重要性を訴えていました。
その時に日立の社長秘書は、「日立は変わらないことが社風」などとのんきな答弁をしていたのです。ソニーの部長は「他社はどうですか?」…と聞く始末です。その日立はようやく重い腰を上げ…日立化成を売却し、今度は日立金属、この次には日立建機が続くのでしょう。総資産経営からROE経営に舵を切っています。
1993年のパイオニア指名解雇事件、2006年の王子製紙のTOB失敗など…時代の流れを感じないと相場を張れません。M&Aの活発化は、時代の変遷を一気に早めるのです。
スパコン富岳の話が登場していますが、この富岳が雇用を奪い、時代の変遷を…10年、20年の歳月を、1か月、2か月に短縮させて進化を加速させます。だからMMT理論とベーシックインカムの話が、登場するのですが…この辺りの背景まで、時代の先読みをしなと株式相場に勝てないのです。
ケネディクスのTOBは、起こるべくして、起きた…必然性が、時代背景に流れています。また…明日。