先日、中国の「寝そべり族」の話を紹介しました。カタルは最近、アマゾン・プライムで「上海女子図鑑」、「北京女子図鑑」を観ました。この二つは高い志を持つ田舎(地方出身者)の女子が、大都会の上海や北京に憧れを抱いて…果敢にチャレンジしていく「立身出世」を描いた物語ですが…同時にデジタル時代になり、競争に敗れた若者が脱落する姿が、この「寝そべり族」なのでしょう。
ここで話は逸れますが…デジタル時代の到来で、日経新聞の一面のグラフを見て…内容は読んでいませんが、この論法は間違っています。アナログ時代でも「販売コスト」は必要で、その販売の経費をデジタル時代は、アマゾンなどの「プラットフォーマー」が肩代わりしているのです。だからこの図式は間違っているように見えました。内容を読んでないから、分かりませんが…。一面の「デジタルのジレンマ」です。
話を戻します。カタルはお袋から…「負けず嫌い」の性格を受け継ぎました。彼女は典型的な上昇志向の人間でした。その性格を引き継いだのか…カタルも、常にトップを目指して、上を向く性格で努力を積み重ねてきました。
この過程で…日本のフェアではない面を、多く見るようになります。ルールなんか…簡単に曲げられ、(東芝を観ると分かります。)日本のシステムは「村社会論理」に染まっています。公平・公正ではありません。自分がいろんな経験をすれば、社会の不合理さを実感します。
今回も健康保険などの社会保険料を、カタルは制度を知らなかったから多額に払っています。システム上の不備でしょう。年金もこちら側から請求しないと、あちら側から自動的に支払われるわけではありません。今回のコロナ禍での…「福祉政策」も同じです。資格のある人は大勢いるでしょうが…この制度を知っている人、知らない人の差は大きいのです。
日本の市場を見ていると…日本人の意識レベルは、一億総「寝そべり族」に見えます。
根性がないですね。アララ…「NPC」(6255)が戻り高値です。一旦、諦めたのに…トホホ。この背景は昨日の「増額修正」です。本日のイナゴ族の目先銘柄のターゲットになっています。カタルは6月21日の日経平均株価1000円安のチャンスの時に、だらしなく…下がるNPCを観て諦めました。
もともと…カタルのメインの相場観は「仕手材料株」の物色で、NPCはカタルのお気に入りの銘柄でした。やはり…株と言うのは、分からないものです。
この増額修正をもたらしたものは「時代性」でしょう。社会の要請が株価を押し上げる事例の一つです。故にカタルは一番が「時代性」、2番は「企業業績」そうして3番が「株価位置」と述べました。この3つを基準に銘柄を選択しましょう。そうすれば…時間が味方をしてくれます。時間の経過は、やがて「幸運」を運びます。NPCは、その一例に過ぎません。だから「ブツブツ投資」は、素晴らしいでしょう。
本日は「ロコンド」(3558)を1760円で1000株売りました。昨日、1755円で1000株を買ったので…余分に買ったので利食いをしたのです。
そうして本日、このロコンドも1Qの決算発表のようです。基本的に、既に…「期待値は剥落」しており、株価位置が低いので…悪い決算が出ても「駄目押し」、良い決算になったら、株価は「サプライズ」で上がる可能性があります。期待感が事前に在るかないか…は、株価位置により、その後の株価は決まります。
カタルは先日、なかなか抜けなかった4月16日に付けた1918円を6月30日に1949円と抜いたので…その後の下げは買いだろうと思い、この下げ過程を買っています。しかし…6月21日に付けた1681円を、7月9日に割れて…1670円を付けました。通常は1681円を割れないと思うのが普通です。チャート論から見れば…株価が下がるとは思っていませんが、この1550~1950円の下値圏のボックス相場が、継続する可能性が、もっとも…高いのかもしれません。
逆に先日付けた1949円を抜けると「株価出直り」のイメージが復活します。
チャート論と言うのは、結果を見てコロコロ…と先読みが変わります。まぁ、あまり過信をせずに参考程度にチャートを観るのが良いのでしょう。NPCが高値を抜けたからと言って、直ぐに相場になるとは思わない方が良いかもしれません。
何故、6月21日の下げを見て、NPCをカタルは諦めたか?
所詮、骨のある「仕掛け筋」ではない「烏合の衆」の可能性が高いからです。このイナゴ族の性格を、カタル達はロコンドとの初協賛で…彼らの本質を学びました。所詮は目先族です。やはり…確りしたファンドの買いなどが見られないと…なかなかいい相場に育ちません。僕らは「Vテク」(7717)で、その真価を学んでいる筈です。
あの感覚を…ここで呼び起こしましょう。たぶん…「エーザイ」(4523)は、その可能性が高いと思っています。あの序盤を覚えていますか?
カタル達は3000円前後(その後、1:2の株式分割)から相場に参加を開始したのです。最初の序盤は、嫌になるほど…待たされました。その後、アレヨ、アレヨ…10倍まで大きく上がりました。如何でしょう。このチャートは「月足」です。エーザイも、こんなイメージかもしれません。「本物の匂い」がプンプンします。
皆さんは、あまりに短絡的で貧乏人なのです。
機関投資家のような100億を超える金額になると、株を集めるのにも時間が掛かります。そうして…玉を徐々に吸い上げます。それが完了すると、あとは浮動株式が消えていますから、僅かな力で株価は上昇します。今、僕らは、確り、S君の下値の玉を仕入れて置けばいいのです。目安は700円が上限でしたが…なかなか買えないから、すこし水準を上げるかどうか…。
素人は…「仕掛け筋」が株集めした後に、株価が高値を更新し始めると…ワイワイ・ガヤガヤ言いながら、業績の向上を見て、株の高値を買うのです。玉を「吸い上げる」意味も理解しない人は、いつまでも「負け組」の確定です。
ここでは「グロームHD」(8938)を観ましょうか…。本物に育つには時間が掛かります。しかし…まだ売り上げの伸びは僅か(底打ち)…です。故に株価は上昇の時間軸は遅れるのでしょう。
カタルの経験で「任天堂」(7974)では、入社したての頃、ゲーム&ウォッチが発売された頃に、1500~1700円だと思いますが…カタルは自分自身で株を2000株を買ったのです。もう40年以上前の話でしょう。
仮に、そのまま…任天堂株を持ち続けていたら…今頃、左団扇で暮せます。しかし…こんな時間を我慢できる人は、バフェットぐらいのものです。
通常の神経では、絶対に株を持ち続けることは出来ません。だから成長株投資なんか…「眉唾」と思っています。そのような株を時々、時期を区切って、参加すれば、それで良いのでしょう。ようやくグロームHDは、まともな決算数字になる所なのです。通常は、あの時に、金子さんの解説を聴いて…この時間です。これでも早い方でしょう。
僕らは賢い投資家になるのです。常に負けない常勝将軍を目指します。
その為には景気循環の話などの下地がないと…カタルの相場論の理解が進みません。米国ではCPIが発表され…FRBは徐々に追い込まれています。しかし…パウエルの意見も一理あります。この感覚を…しっかり理解してないと、銘柄選別も出来ません。自分がどの路線を選択するかの判断は重要です。
でも…ね。一億総「寝そべり族」時代も、「名目成長時代の波」が徐々に広がり、積極的に行動をする人は居られます。
ある読者から、自分が高齢になり都内の土地を100坪ほど路線価の3割程度、上で指値をしていたら、たぶん開発業者でしょうが…その高値水準で買ったそうです。この現実は、非常に大きな価値があります。世間でコロナ禍でリモートが進み、あるいは…インバウンド需要も消えて、ユニクロも大阪から撤退したように…地価が下がっていると報道されています。
メディアの本質は、自分たちのシナリオに乗った現状があると、それを誇張して報道をするのです。このような3割も…路線価から上で取引されたケースもあるのですが…こういう事実には、「蓋をして」自分たちの論理を過剰に表現して国民に押し付けます。嘘をいう訳ではないのですが、公正な報道などしていません。
実はカタルのレポートもそうです。恣意的なグラフの期間を用いたり、縦横の比率を変えて…「見た目の印象度」を変えています。人間の錯覚を利用します。こんなことは、世間の常識ですよ。日経新聞なんか…自分たちの都合を押し付けています。NHKもそうだし…だから僕ら読者、視聴者が自らが、自分の身を守るために賢くなるのです。株式投資をしているから、現実を理解できます。
良いですか…誰も助けれくれません。自分で自分の身を守るのです。その為には基礎知識が必要になるので、様々な資料に目を通しましょう。そうすると…普段は疑わない日経新聞や、NHKの報道姿勢が、歪んで見える時があります。自分で報道を解釈するのです。自分自身で咀嚼をするのですね。ここが大切です。カタルレポートも同じですよ。それでは…また明日。