先ずは米国株の動向です。年末から年始にかけて、一気に…インフレ警戒モードが炸裂している印象です。当初、FRBは「物価上昇は一過性のもので、昨年末にも落ち着く」…と言う態度でした。ところがコロナからサプライチェーンの問題が起こり、船の運賃が上昇して…一向にインフレ圧力は減りません。
そもそも昨年春ごろに…既にインフレ圧力が高いことは分かっていたのです。カタルが「船株の馬鹿利益」を知ったのは、8月です。しかし本当は、一昨年末から、そのシナリオを前提にして「野村証券」(86040)を薦めてきましたが、アルケゴス事件で頓挫しました。
実際にFRBが自らの過ちを認めて、テーパリングに着手したのは昨年の11月のFOMCです。12月から米国債で100億ドル、住宅担保証券で50億ドルの買い入れ縮小を述べたのです。この時点では、利上げにはそれほど積極的ではなかったのです。
故に今年の利上げは2回~3回と言う読みが一般的でした。ところが…年末になるとテーパリングのスピードを速めて6月から3月で、緩和政策を終了すると述べました。この時点で利上げ観測は4回になって来ました。
ところが…です。まぁ、色んな原因があるのでしょうが、一例を掲げるとイエメンのフーシ派がUAEのアブダビ国営石油施設内にドローン攻撃を仕掛け爆破すると…原油価格先物が上がり…インフレ圧力が高まります。
これを受けて今まで一般的だった25bp(0.25%)の利上げ4回が、3月は50bpではないか?と言う観測が出てきました。その記事だけを、紹介しておきましょう。此方です。故に昨日かな? 紹介したテック株と言うか…ハイテク株と言うか…。未来産業に投資したARKKのETFも下落を続けています。
一般的にナスダックなどのハイテク株や、新興国は米国の利上げに弱いと言われています。経営基盤が脆弱ですから…環境変化に耐えられる体力がないから…そう考えられています。でもAIを駆使したスマボ(スマートロボット)の世界は人類の夢です。だから高いPERの評価の「テスラ」が生まれます。「レーザテック」の馬鹿高値も似た背景があります。
まだ米国株のチャートは、崩れていません。代表的なSP500種を観てみましょう。このチャートを観ると分かりますが、依然、「上昇波動を堅持」しています。下値を切り上げていますね。「c」の傾向線から、その様子が分かります。
仮に破られても…「a」や「b」のポイントを観ると分かりますが、FRBが間違った政策を採用しなければ…大きく株価は下がることはなく…悪くても高値圏のボックス相場と考えるのが「一般的な考え方」でしょう。
こうやって不安を煽り、市場のガス抜きをするのです。付和雷同組の馬鹿はこのような試練には耐えられません。目先筋は自分の考えが、確り…確立されていませんから、間違ったシナリオを採用してふるい落とされます。こんな事は常識なのです。
昨日も日銀が緩和姿勢を維持したから…と言って「三菱UFJ」(8306)などが売られていたようです。しかしカタルは逆に「買い場」だと思っています。本日は700円を割れています。カタルは川船を7700円で買い、ソフトバンクを5440円で買いました。あまり担保がないので、多く注文を用いることが出来ません。今のところはソフトバンクの5400円は買えていません。基本戦略を正しく把握するかどうか…なのでしょう。
例えば…昨日は天然ガスの試掘の話で「INPEX」(1605)の話をしました。この話はずっと以前にカタルはしています。試掘の話ではありませんが…割安株の選択の話でした。たぶんバフェットが商社株を買ったと言う報道の前後に「石油資源開発」(1662)の株を紹介しています。2020年の8月23日の会員レポートです。その時の推奨価格は1763円です。
この考え方はバフェットが商社株を買った理屈と同じ理屈です。その後の結果を観ると分かります。チャートを付けておきましょう。昨日INPEXの事を書いたので気になって株価を観たのです。ただ…昔の「日揮」(1963)の推奨と同じで…時間軸は1年間ずれています。昨年の夏の推奨なら褒められましたね。この時間軸の克服が、今のカタルの課題です。ですが着眼は正しいと自負しています。
読者の皆様は、カタルの「悔しさ」が分かるかどうか…。ほぼ全部、似た経験をここ数年間しています。なかなか時間軸がピッタリ合いません。当たるものもありますが…外れることも多いのです。
このような不安な相場環境の時に、その時間が測れます。ソフトバンクもそうですし…船株も同じです。船株は、なかなかきれいな「爆上げ相場」になりませんが、ジワジワ上昇を続けています。川船は横ばいです。このような局面では下値のポイントが重要なのです。川船のケースでは1月11日の安値7470円が、今のボックス圏の下値になります。
カタルが買った7700円は1月5日の始値です。まぁ、基本では、1月4日の下値6930円が防波堤かな? あるいは、その前の高値の7290円です。その株価を下回らなければ…チャート上は「上昇波動を維持」しています。往々にして…このような下げ場面が、新しい上昇波動の起点になります。
株価と言うのは、「商いの量」が問題になります。船のボックス相場と言うか…緩やかな上昇場面と言うか…こういう展開の時に下値を集めます。商いが続く程…株価は安定をします。皆さんがワイワイ言う段階で売り上がります。多くの個人投資家の時間軸は短すぎます。バフェットを観ると分かります。その話のサイトがあったので、紹介しておきましょう。カタルは「ロコンド」(3558)の解説で説明をした「潜在成長率」の話ですね。この複利計算の話は…その話です。
先ほどの石油資源開発の話は、時間軸が分かる話です。1年ずれましたが…1700円台の株が1000円も上昇すれば、凄いことです。僅か1年ではなく…2年程度かな? 論理的な解説も、確りしていますから「億単位」での投資が可能です。
インフレと金利の関係は、悲観するものではないのです。
馬鹿メディア報道に、右往左往せずに…自分の頭で未来像を考えると良いですね。神様ではないから、「三菱UFJ」(8306)の押し目が、何処かは分かりませんが…段階的に買えば良いのでしょう。「日本製鉄」(5401)も然りです。ソフトバンクの5400円が買えるかどうか分かりませんが、なにも高い所を買わずに、ここから買えば良いですね。簡単でしょう。株式投資など…。
要するに、自分の基本姿勢が、確り構築できているか…どうかの問題です。船株と銀行株はまるっきり異質ですが、インフレの観点と言うか…今の経済環境では、同じグループです。だから長い時間軸のチャートで比較すると…同じような動きをしている筈です。2006年の時分はそうですね。
こういう関連性が理解できないようでは、いつまでも株式投資では「負け組」ですよ。正しい知識を取得して、無理をしない投資をしましょう。カタルのように30%ぎりぎりの追証人生を歩む必要はありません。
さて全体の相場はどうでしょう。本日は安いのですね。448円安の27808円です。TOPIXは1944ですね。1.7%程度安いようです。日銀様は、どうするのでしょう。先日はビックリしました。カタルはてっきり…既に「ステルス・テーパリング」で緩和姿勢を止めたのか?…と思いました。昨日はWBSで「悪い円安」の話をしていました。
岸田さんのような考え方は、官僚の一般的な主張です。カタルは実際に事務次官候補の人間と何度か食事を共にして議論しました。その過程で…彼らが「目指す社会」は、どうも北欧型の資本主義が理想像のように感じています。でもカタルは市場原理派です。出来るやつが社会を引っ張り…ラッセルする世界です。雁行型経済に似ています。「アメリカン・ドリーム」です。カタルは、小手川君に出来るなら…自分にも出来ると思い、チャレンジをしています。
しかし…そろそろ10年が経過しますが、能力はないようです。毎年、毎年、チャンスはあるのです。これは本当の話ですよ。毎年、一度は年間、倍増の目標を達成しています。しかし何故か…年末になると駄目です。情けない限りです。今年こそ…と思っています。
まぁ、皆さんはカタルのドラマを、楽しめば良いですね。毎日、赤裸々に心情を語っています。最近は岸田総理の顔を見るたびに…官僚の影を感じています。こんな馬鹿連中が偉そうに…オリンピックで問題になった国立競技場の年間の維持費は20億円の赤字だとか…この責任をどう取るのでしょう。民間企業なら、とっくに…左遷です。もっと成果主義で実力のある奴が上に行くべきでしょう。
やはりカタルは市場原理主義です。いつも市場は正しいのです。だから市場が求める政策を実行すべきでしょう。あらら…ロコンドが高くなってきましたね。嬉しいな。果たして本物かどうか…あの通期の減額修正は、何か不自然です。ひょっとすれば…裏で話が出来ているとか…同じ仲間もBASEは、本日はこの下げ相場で、543円の安値を更新してないですね。この環境で…下値は550円です。果たして、今は、買うための下げかどうか…。
要するに市場には、様々な見所が存在します。そのポイントと論理的な背景とチャートなどのテクニカル分析が、一致する流れを探せば…株式投資は簡単です。
三菱UFJの下値が何処か? 誰も分かりませんから、段階的に買うのです。これがブツブツ投資です。3回程度買ってみて、駄目なら…時間を置きましょう。半年、1年、3年と時間軸を観れば良いのです。ロコンドは、まだ僅かな時間です。
田中君の行動に期待すれば良いのです。何も4000円で買った人も悲観などせずに、また買うチャンスを窺えばいいのです。お金のない人は働けば良いですね。そうしてお金を貯めて今なら100株で11万円です。昔は40万円も必要でした。
これは実話です。カタルの息子がUSENに入社して、宇野さんのポカで実力もないのに背伸びをして…ギャオを立ち上げました。構想は良いのです。でも資金力がないですからね。その時にカタルの息子は、USEN(今はUSEN-NEXT=9418)に入社をしました。株価は100円台です。カタルはその時に金がなく…株を買えませんでしたが、息子には株を買え!…としつこく言いましたが、彼も買わなかったようです。社員向けの積み立てで株を買う制度があり、参加しています。今の株価は2796円ですよ。10万円が、今は279万円です。ロコンドだって分かりませんね。
株なんて下がっても…良いのです。自分が、どう行動するか…です。人生は意外に長いものです。ノンビリやりましょう。
心配になるという事は、自分が、分不相応の持ち高という事です。株式投資は楽しいな…と言う程度が、自分の「力量」なのでしょう。株なんか、下がっても上がってもどちらでも良いのです。皆さんもノンビリやりましょう。
例えばファストリが高いですが…この株価と中国経済の成長率の話は関連があります。市場は4%に落ち込んだGDPを、とやかく言いますが…今がチャンスかもしれませんね。こういう関連性が瞬時に見えるようになるなら…もう一人前です。それでは…本日はこの辺で、また明日。
ソフトバンクも「プラ転」になるか、どうか…。海運株はどうでしょう。市場のポイントを押さえて株価を観察しましょう。