なかなか、止まらない世界同時株安の構図は…複雑です。常に仮説を立て行動するわけですが、その度に失敗を繰り返し、何故、失敗したか? 検証するわけですね。日銀の議事録が公開され、カタルが「羹に懲りて膾を吹いた」福井日銀総裁時代の話が、日経新聞に載っています。(昨日の日経夕刊の3面と、本日朝刊の5面)
折角、浮上しかけた不動産価格にバブルを連想して、その影に脅え量的緩和をやめた時代ですね。その様子を此方のマネタリーベース(MB)の前年比率(ピンクの線)の推移をみると良く分かります。慌ててお金を絞った為にリーマンショックと重なり、未曽有の円高のデフレ時代に逆戻りです。その為に、失われた時代が更に伸び、傷が一層、深くなりました。マイナス水準までお金の元であるマネタリーベースを絞れば…経済が急速に萎むことは明らかです。バブル期の三重野時代でも…これほど絞っていません。カタルは…この為に40億円を飛ばしました。
トップがアホだと…末端の国民は苦労します。先頃、内閣府が自殺者の推移を発表しました。此方のグラフです。ようやくアベノミクスの成功の為に減って来ました。如何に、経済環境が重要か分かります。経済政策の失敗は、多くの人を不幸に追いやります。3万人もの自殺者のレベルは、人口の割に高いのです。日本は貧困だと言う事です。ただ次の貨幣乗数効果の見ると分かりますが…今の黒田時代になり…確かにマネタリーベースを大きく増やしていますが、実際は金融機関内にお金が留まり…市中で出回ってないことが分かります。いくら量的緩和をしても、当座預金にお金が貯まるだけなのですね。
だからカタルは前回のQE2で、当座預金に対する付利金利の撤廃を主張していました。しかし黒田さんの選択は…更なる国債の買い入れでしたね。株価を見ても分かりますが、明らかにQE2は空振りです。むしろ国債の流動性を失わせ、弊害の方が大きかったかもしれません。意味のないマスターベーションの選択ですね。自己満足です。官僚も株式投資をすれば…何故、株価が上がらないか考えます。そうして…その原因を探りますね。
ケネディクスの株価を見れば明らかです。最初は、100円割れから800円台に期待感だけで大きく伸びたのです。(未来に対する理想買い=金融相場)しかしQE2では新高値を更新しませんでした。あの600円台の株価は、絶好の売り場でしたね。つまり今日の経済の中だるみ現象は、既にQE2の時点で決定していたのでしょう。現在のケネディクスは期待感だけの相場ではなく、実際に企業業績が改善し、利益に見合った株価になる業績相場に移行している最中です。先日の増額修正、更にその前の自社株買いは…そういう事です。業績相場なのですね。通常、一般の株は、このように二段階の上昇場面があります。でも面白い相場は、仕手化する理想買いの相場=金融相場です。意見対立が起り仕手化するのです。
昨日の国会答弁で期待されていた追加緩和を否定したことで、株式市場は一段安したと言います。現代ビジネスの報道では、予定されていた講演を取りやめ、急遽、株安への対応の為に、黒田さんは帰国したと報道されており…報道と行動は、今の所、一致しません。もうここまで来ると…、何らかの政策対応が出るまで…株価は大きく動かないかも知れません。そんな領域です。
もともとカタルは、様々な時間概念を述べ、相場を解説しています。この辺りの選択は時間が前後し、解釈は難しいのですね。もともとカタルは清貧思想論者のオバマ時代は駄目で…次期政権の一般教書演説を聞かないと、新しい時代は迎えられない…と述べています。此処まで金融規制を強めると、金融機関が自らのハードルクリアの為に行動しますから、経済全般が浮上する道理がありません。故に、どちらかと言えば…カタルはダリオ時間(1937年問題の…)を支持していました。しかし…その前に、イエレン時間の評価をする事は、充分にあると考えていました。しかし実際の市場時間は、明らかに中国経済懸念のレビー時間が、まだ流れています。でもこの認識は「中国の混乱をどう考えるか?(1/10)のレポートで述べたように…、カタルは新見さんのレポートを支持しています。そんなに中国は…おかしくはならないと思っています。だって、日本も中国も資源の輸入国です。
つまりカタルは、イエレン時間が目先は支持され、スッキリポンの時間が流れると読んでいたわけです。事実、先日の雇用統計の発表も、予想数字以上に好調でした。しかしレビー時間の流れは…今のところは、変わりませんね。来週にもイランの原油輸出再開とか…。早く、解禁すれば良いと思います。これを切っ掛けにして…スッキリポン相場に変身するかもしれません。でも昨日は、目先の少ない玉ですが…カタルは、建玉を大幅に減らさざる得ませんでした。残念…無念です。
日本を主導する政策官僚たちは…、是非、株式投資をすべきですね。既にGPIFなどの年金が株式を多く持っており、日本の低迷は株価に響き、如いては自分達の年金財源がなくなります。故に、絶対に株高方向は…決まりです。ソフトバンク株を、ニケシュ・アローラさんが、自己資金600億円で自社株買いを買ってからも…ソフトバンク株は下がっています。でも総務省の料金改定問題が終ると…、ペッパー君相場がやってきますね。この相場は…スケールが大きいですよ。AI時代の大相場です。
家庭教師など必要ありませんね。様々な時代変化が起こります。勿論…自宅介護の時代にもなるでしょう。まさにペッパー君の進化は、スマートコミュニティーの時代を創るものです。よってソフトバンクが下がった時は、買い場ですね。ただ現在は、この料金改定問題と、スプリント問題が片付いておらず、時期尚早でしょう。しかしペッパー君は…日本を代表する産業群を育てます。自動車産業を遙かに超えるものになります。
自分のお金の支出動向を見れば分かります。情報などのサービスにお金を掛けるようになっています。毎月、カタルは携帯料金に2万円(3台)、ネット・テレビサービスに7000円弱、他に新聞やNHKなどの情報取得費にお金を投じています。おそらく今は減っていますが、それでも月に4万円程度かけているのかな? 年間で50万程度ですね。10年で500万です。車と同じようなものですね。今度はペッパー君を雇っていたいですね。カタルの相場見通しなど…互いの意見会話が成り立つと面白いですね。あのデータは何処で見たのかな?…データを探して…。と言うと、直ぐにパソコンなどに表示してくれれば素晴らしいですね。この計算は、どうすればいいの?このエクセルは、どう使えばいいの? AIは…限りなく成長を続けます。
ソフトバンクの修正株価の最高値は、このサイトのチャートが正しいとすれば…22000円です。現在の株価は6000円を割れていますが、きっと…これは素晴らしい投資になると思っています。やはり株屋ですね。自走車関連への相場の読みが外れても…常に買いで…何かを、探そうとしています。やはり株屋根性と言うのは…なかなか抜けません。本人はダリオやら、レビー時間を予測しておきながら…駄目だと思っても、少ない可能性に賭け、敗れているのです。まさにトホホの心境です。それでは…また明日。
意欲のある証券マンは、昨日の日経夕刊を読み、本日の朝刊を見て、自分で日銀のホームページに行き、データを確認すべきです。面倒だから…カタルがデータを集めて、上記のようにグラフ化しました。このデータと日経平均株価、更に為替などを組み合わせ、自分なりの意見を纏めておくと良いですね。
政策が、如何に重要か?…その事が良く分かります。カタルはあの時、(2006年)この重要な事実を知らずに、サブプライムローンだけなら…と、常に強気を貫いて…大損をしたのです。40億円は…やはり大きかったですね。お客様にずいぶん迷惑を掛けました。あの時に今の知識があれば…。でもこの馬鹿性格は、投資家になった現在も、なかなか変わりませんね。まぁ、のんびりポンの性格だから、自殺者リストに加わらないで…済んでいます。普通なら40億円も飛ばせば…気が狂います。