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本日の日経新聞に中山さんが、「安川」(6506)とアップルの「収穫逓増(ていぞう)」と言うコラムを掲載しています。この話は「在庫管理」の話です。財務では総資産回転率の話になるのかな? 安川電機は1か月で、アップルは10日…そうしてZARAは3日だそうです。受注、製造、販売などの過程で、如何に…日本企業の劣化が続いているか? 

まぁ、同じ製品でないから、一概に…このような決め打ちは出来ませんが、カタルはあらゆる面で「日本人の劣化」は進んでいると思っています。何もH3ロケットだけでなく…全ての産業で…「劣化」なのです。

この理由は「失われた時代」だろうと考えています。

池井戸君が三菱UFJを辞めて、小説家になって…不良債権処理をテーマに描いた半沢直樹のドラマは、社会矛盾を突いているから…人気になったのでしょう。誰もが感じていることを突いたのです。でも日本の政策当局は、あまり変化しませんからね。カタルがこのIRNETを始めて転職し、起業をしようと試みたのは…1996年から1997年頃です。パソコンが一般化する黎明期です。まだインターネットは普及しておらず…電話線で回線を接続してキャッシュで、その内容を読んでいた時代です。

失われた時代は、大変でした。営業活動が出来ない程…市場は劣化しています。でも今の日本株は良くなってきましたね。海外に比べても…日本株は強くなってきました。本日の日経の「スクランブル」には、テーマは「日銀から東証へ」となっていますが…例の東証のPBR改革の話が載っており、「名目成長時代」(資産投資)を買う本流相場の補完解説が載っています。カタルの読者は、日経新聞を開いたら直ぐに気付く筈です。

日経平均株価の日足推移

この日本人の劣化と言うのは、「清貧思想」の結果です。

基本的に政策の失敗です。このような基本政策の間違いは、日本人の資質を落とします。カタルは当初、政策当局の官僚などを批判していました。そうして政治家ですが…それを誘導するメディアの劣化です。チンプン・カンプンと言っては、東大法科卒の批判になりますが…真剣に勉強をしたのでしょうか? 過去の歴史の中で…実質経済成長を主眼に置いた政策なんか…ない筈です。「失われた時代」は、壮大な実験です。その間に世界は、別の世界に行ったのです。

カタルは、この「ギャップ」が、急速に埋まるだろうと思っています。長い時間をかけて…日本人の「意識改革」を待つ時間だったのでしょう。今年は、積極的なチャレンジが後押しされる社会環境だろうと思っています。

「過去」、「現在」、「未来」…と時は流れます。

株式投資は「未来図」を追うものです。でもカタルが話題にしている「レーザーテック」(6920)とお船(川船=9107)は、カタルの頭では時代遅れの過去の相場です。そうして「ナ・デックス」(7435)や「日本製鉄」(5401)などは現在の相場です。「大阪チタン」(5726)や「エーザイ」(4523)は未来の相場です。この表現が理解できる人は、マズマズなのでしょう。相場の焦点を、どの時間軸に置くか…ですね。

「Jトラスト」(8508) の日足推移

昨日、「Jトラスト」(8508)を470円と大引けの464円で2000株ずつ買い、合計で4000株を買いました。そうして、本日も460円が2000株、買えました。チャート論の話ですよ。このような買い方は、基本的に…「金持ち」対応です。

時間をかけて…株価が下げたら買い続けます。この話と…大阪チタンは一緒ですよ。産業も中身も、まるっきり違いますが、大阪チタンは、最近まで…このような下げ過程を演じていました。「素質」はあるのですが…何らかの理由で相場は休みます。そうして200日線を割れます。そうすると…多くの人は、「時間の我慢」が出来ませんから、嫌になります。

でもカタルには宝物に見えるのです。

「エーザイ」(4523)も「BASE」(4477)も同じ過程です。エーザイは、まだ200日線を割れていませんから…相場は強いとも言えます。 何れも…株価は調整過程です。自分が、どの時間軸を狙っているか? 投資をするにあたり…自分が時間軸を「自覚する」必要があります。先日まで「三菱UFJ」(8306)だって…そうだったのです。でも黒田さんの突然の方針転換で…脚光を浴びました。大阪チタンは、30%もの値上げ報道が切っ掛けでした。

素質はあるのですが…自分が仕掛け筋ではないから、タイミングが分かりませんから…そのタイミングを探るために、先ずは打診買いを入れて…相場を観察します。そうして…下値だろうと判断をしたら買い始めます。

「ロコンド」(3558) の日足推移

「ロコンド」(3558)が、このタイミングかな? 本日は、昨日は200株しか買えなかったので1020円まで300株を買っています。勿論、下値にも買い物が入っています。10万株程度、買っても…良いとは思っていますが…、何しろ貧乏人です。

本日はBASEも285円を3000株だけ買って…そうして280円にも5000株の買い指値が入れてあります。この銘柄もソロソロ…出発なのでしょう。世の中の物語には「起承転結」のドラマがあります。理由があるから株価は上がります。

でも、もともと…その銘柄が秘めた素質があります。素質のないものを取り上げても意味はないのです。日本製鉄の橋本さんは、やはり素晴らしい経営者なのでしょう。経営者により同じ土壌でも…違いは出ます。此方のコラムが良いかな? やはり「企業は人なり」です。

「KPPG」(9274) の四季報数字

四季報の「読み」が、大幅に間違っているのかどうか…昨日は引っ掛かっている「KPPG」(9274)の720円を買いました。実は…901円879円875円で1000株ずつ買ったのです。でも狙いは「空振り」でした。仕方なく…740円725円720円とまた1000株ずつ買って、合計で6000株にしました。この株は、昨年からのカタル銘柄です。でも一株利益が200円でこの株価の市場評価は頂けません。

「KPPG」(9274) の日足推移

先ほどの過去、現在、未来なら…現在の時間を狙っている訳です。

最近は、銀行などとの持ち合い株の解消売りだろうと思っていましたが…なかなか売りが切れないようです。リクルートも3650円を、200株だけ買いました。これは未来時間です。兎に角…先日は、大阪チタンに熱くなっており…持ち株を増やすために、僅かな儲けでも、みんな他の株を売ったのです。その調整です。

本日の大阪チタンは売りが400株で…買いは600株かな? 基本的にはクロス対応で持ち株を増やしたいと考えており、なんと5円刻みで…買い指値を用いています。売りは50円刻みで…買いは5円刻み…です。このようにして「ブツブツ投資」を実行しています。基本的に「薄利多売買」戦略です。出来ることなら…「雪だるま」に転換できると良いなぁ~とも考えています。ネット証券の場合、手数料が安いから細かく対応できます。

まぁ職人芸のような…やり方ですが、こんなバカな売買などをせずに、本当は「大らか」に…構えるのが良いのでしょう。大阪チタンの天井は、たぶん…来年です。だからどこでも買い場なのでしょう。株価の天井も底値も分かりません。未来の状況は、どんどん変化をします。

日本人は「画一化教育」を受けており、基本的な考え方の仕方が間違っています。常に「正解」があると思っているようです。株式投資は未来図が変化しますから、正解も変わります。もともと…何か、「正解がある」と考えるのが、間違っているのでしょう。

何か起きたら…その時に対応をすれば良いのです。そのまだ見ぬ事象を、事前に察知など出来ません。予期せぬ、何かが起きたら…その時に自分が最善だと思う手段を採用すれば良いのでしょう。それだけの話です。何故、ブツブツ投資が優れているか? この対応力に「幅」があるからです。

株の安値も高値も事前に分かりませんよ。馬鹿な質問はやめましょう。先ほどの時間軸の話ですが…川船とレーザーテックの相場は、カタルのイメージとは違う動きをしています。もともと世界基準から見て、日本株が割安圏なのかも知れません。最近の構造改革を受けて…世界の目が変化している可能性があります。なかなか…株は下げませんからね。三菱UFJや日本製鉄です。通常、このような高値圏で「調整時間」を過ごすのは、強い相場の証拠ですね。

今の関心は、3月期末の配当落ち後…どう変化をするか? そうしてお船の相場です。レーザーテックも関心の高い銘柄です。両方とも買ってないのですが…株価データを追っています。自分の勉強の為にです。どう「仕掛けて」…実際の相場がどう育つか…ナ・デックスは、既に卒業をしたのですが…相場の成り立ちを知るうえで、自分の関与で演出が可能でしたから…いい教材でした。

三菱UFJ (8306)の日足推移

たくさんの実験をすれば、当然のことですが…進化も早まるでしょう。H3ロケットが失敗をしても、更に予算を増やすのです。この三菱UFJは、最近の高値のような気がしています。990.8円まで来ています。カタルは、色んな実験が出来るなら、それで満足かな? でも実践をするためには、お金が必要ですからね。貧乏はやはり嫌いです。

話しが変わりますが…習近平の幼少期はオヤジが文革に遭い…性格がやはり捻じ曲がっているように感じています。プーチンも貧しかったのでしょう。やはり政治家のトップは良い家庭に育った人が良いのでしょう。でも、トランプは大嫌いですが…。

今の注目点は、大阪チタンの休み方です。

昨日でしたね。確か…「右肩上がり」の調整の場面で、最近、登場した「アイサンテクノロジー」(4667)のケースを紹介しました。この株価位置での揉み合いは「当然の結末」ですが、この調整軸の形にも興味があります。本当に、強い株は、一度、高値の4850円を抜いてから…その高値を取った所で…休む形です。ここが「追撃の要所」になります。利食いをしても構いませんが…完全に離れないことです。大阪チタンと言う株にとって、こんな好環境は二度とないでしょう。歴史的な場面なのです。

お船の時は、仕掛け筋が居ませんでした。でも大阪チタンは、たぶん…野村証券は優良顧客の核銘柄に据えるでしょう。野村の顧客には大金持ちが何人もいます。一人で100億、200億円を動かすのです。組織力があるなら…こんな小さな会社は、いくらでも…相場です。相乗りをして…一緒に仕手相場を楽しみましょう。それでは、本日はこの辺で…また明日。



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