小型株の対処など…

それにしても…強い相場で、多くの人が儲かっていると思います。ただ年初から主導した医薬品や小型株は人気の圏外で…低迷相場を余儀なくされています。小野薬品などは代表的な銘柄ですね。カタルのスマート関連株(ユビキタス、JTEC、クラウドワークス)も精彩を欠いています。そこで、その対処法ですが…基本的に、企業業績の期待感があるものは、また戻ります。カタルのスマート関連はそうだろうと思います。

でも博打株は駄目ですね。代表事例は「そーせい」なども、そうでしょう。まぁ、グリーンペプタイドに比べれば、ずっとマシですが…似たようなものです。でも小野薬品は時間が経過すれば、大丈夫だと思っています。ただ小野薬は、まだ底入れしていませんね。先日、底入れかな?…と思ったのですがダメでしたね。信用買い残が増えすぎており…時間が掛かると思われます。

株と言うのは、どんな株も下値を買い続ければ…倒産をしない限り、必ず儲かります。問題は時間です。今回のアークは、カタルの注目株でした。2012年に一度、やっています。カタルは130円前後が底値ではないかと思い…、実は、ずっと…買い続けていました。でもなかなか止まらずに、信用の損切りのクロスを続けており、継続的な観察銘柄でした。

アークの出来高変化と株価推移

アークの出来高変化と株価推移

その為に、ソロソロ出番があるんじゃないかと思っていた観察銘柄の一つでした。その事は有料サイトでも取り上げており、公開サイトでも取り上げたことがあると思います。だから観察していたので…直近の100円割れでも買っていたわけです。勿論、上値も買っていますよ。117円だったかな? そこを4000株、更に112円だったな? そこも5000株と買い乗せをしましたね。登場させたグラフは…株価と出来高増加を示したグラフです。既に出来高3日線平均は、過去最高を超えています。おそらく10日、30日平均も、これから超えるのでしょう。この時間推移の経過具合から、近々、相場があると期待して…経過を観察していました。

このように諦めなければ…必ず、素質のある株は、何処かで…市場人気になります。だから下値を丹念に買い続け、次の人気場面を待てばいいのです。大概、カタルが安いと感じて買った株は、さらに下げ続けても、その買った株価に戻ります。最近の事例では「大阪チタン」を取り上げました。カタルは公開ページで、底入れのパターンとして、この銘柄を取り上げ…何度か、これまでに解説しています。大阪チタンの場合は1500円前後からの下げを…買い始めたように記憶しています。外資系のレーティングの引き下げが切っ掛けでした。買ったタイミングも早く、その後の下値も買いました。でも企業業績の角度問題から変化率が足りないと思い、あまり儲けずに、他の銘柄に資金を切り替えました。

アークは、昔は…良い会社だったのです。だから株価が1万円台を付けたのですね。一番の低迷要因は、空洞化現象ですが、それに加え…国内の清貧思想による金融規制の為に、政府系金融機関の傘下での再建を、余儀なくされました。良い会社が、政策の失敗により沈んでいくのです。勿論、経営者の判断が間違っていた為に、おかしくなったのですが…素質のある会社なのです。その為に一時は…中小企業の親分としての評価で、高株価を形成していました。時代の選択ミスにより、この会社も沈んだ口です。「政策の選択」と言うのは大切ですね。サラ金業界なども、そうです。それは危ない会社は、みんな欠点があります。でも立ち直る会社も多いのです。シャープのようなものです。

実質成長に主眼を置いたデフレ政策は、本当に…我々、日本人を幸せにしたのでしょうか?亡くなった東大法科の秀才、宮澤喜一に問いたいですね。もっとも彼は、晩年、自らの失敗を認めており、悔いていました。日本のガンは高騰する地価を、無理やり…下げようとした事なのです。バブルを発生させた日銀の澄田、その後、バブルを強引に潰した三重野などによる政策の選択ミスにより、多くの自殺者を生んだのです。能力のない奴が、難しい仕事に就く、悲劇ですね。日本は、兎に角、偽物社会です。なかなか実力のある人が上に行けない仕組みなのでしょう。民間企業の興銀でも…そうです。

カタルを和光に紹介してくれた杉下さんは、常務止まりで…頭取レースに敗れました。彼はなかなか仕事ができるタイプだと思いますが…欠陥も同時に持っており、日本の社会に嫌われたタイプなのでしょう。あまり良く知らない事を、公開するのはマズイですね。でも彼は既に故人ですからね。事務次官レースでも、そうですね。時代的な背景が、関わるケースが多いのです。政権の力加減にも影響を受けます。飛ばし(不正会計)で潰れた山一証券も、最後は僅かな損失でした。でも米国のAIGは見事に復活しましたね。本日の日経新聞に掲載されていました。

色んなケースを観ていると…やはり経営者の「力量」の差は大きいですね。大きな体勢転換の場合、難しい舵取りが要求されます。株を観る場合、多くの人は短絡的な判断をします。だから駄目なのでしょう。目先の相場を当て続けることは…なかなか難しいですよ。

でもカタル君、昨年はVテクなどでヒットを続け、今年もマズマズだと思っています。11月に入ってからは、実質の世界から、一気に、名目世界への加速度が増し、ゼロサム論理から底上げ論理に変わりました。つまり儲けるチャンスが増えたのです。だからカタルのレポートの成功度が、高まっているのですね。

三菱UFJなどの金融株から、速度計算をしたシャープ、更に、これから始まると思われるアークなどの速度計算は…今の所はピッタリです。これは全体相場が底上げになっている為だと思われます。皆が、儲かり始めているから「リスクオン」の相場になっているのです。儲かれば…多少、冒険をしても良いか…と誰もが思うのです。別にカタルが当たり続けている訳ではなく…単に、全体市況が良くなっているだけの話でしょう。

冒頭の話に戻りますね。薬品や小型株は、まだ底値を模索している段階ですね。まだ確定はしていません。クラウドワークスもそうかな? カタルは昼に出かけるので…相場を観てなかったのですが、クラウドワークスの15000株前後の売り物は、どうも、指値を引き下げて売ったようですね。カタルも公言した以上、売り物が切れた事には違いありませんから、引け値で500株だけ買いました。あの806円の指値売りを1000株、買う予定だったのですが、展開が違うからです。底入れの条件の一つは、上値の売り物を買い始めないと駄目ですね。おそらく…指値を下げなくても、消化したと思うのですが…これで、また分からなくなりましたね。

売りたいと思う人は、早く売らないと駄目なのです。だから有料会員向けには、既に「売り」を支持していました。カタル自身、かなり損切りをしました。でも実質は損切りのクロスかも知れません。同時に買っても居ます。どちらでも良いのです。下がって良し、上がっても良し。カタルは馬鹿ですからね。一度、信じたらトコトンやります。倒産したら…、運がないなぁ~と思い諦めます。仕方ありません。

ケネディクスを見れば、分かりますね。もう何年に、なるのかなぁ~。2013年の夏でしたね。もう3年半です。経営者は…3流域でしょう。でも普通の会社のイメージです。自社株買いを実施して居るから…マシかもね。カタルは、株価が上がった時の…仕手化をイメージしているのですね。大相場になる株の条件は「仕手化」なのです。強弱感が対立する相場が、更なる上値を生むのです。ケネディクスは、日本で収益化できる実質的な不動産所有が4番目なのですね。この事実は一般化していません。

地所に住友不動、三井不動産に次ぐ会社なのです。上位3社は、自前の投資…ケネディクスはリートと言う他人所有の形での支配です。所詮、地所も住友不動も三井不動も、銀行資金によって不動産を支配している訳です。ケネディクスはリートと言う形での支配なので…高株価になった時に仕手化するのです。カタルは株価が上がった時の…相場の形を考えているのですね。必ず、仕手化します。此処が、ヘッジファンドの狙い目になりますね。自社所有でないから、空売りが、ガンガン入ります。

来年は名目の時代が、更に加速します。馬場レポートです。失業率の3%割れが定着し、人件費が上がり、一気に名目時代になるのです。だから人手不足で外注が増えますから、クラウドワークスの…利益の「のり代」が増すと考えています。実質と名目の世界が、一気に転換するから「グレート・ローテンション」相場になるのです。債券から株式へ…。世界中の中央銀行が、ガンガン資金を入れているのです。それが金融規制の緩和で、一気に流れるのですね。日本には545兆円ですよ。1兆や2兆などではありませんよ。外人が僅か1か月程度、買ったぐらいで…この有様です。

一生に、一度のチャンスなのでしょう。こんな好条件が揃う事は、もう生涯ありません。皆さんは…必ず、「運」と言う「後ろ髪」を放さずに、確り「もの」にしなくてはなりません。歴史的な転換点の可能性が高いのです。それを…僅か2割や3割程度の利食いで、満足しては駄目ですね。10倍、100倍にするチャンスだと思っています。証券マンは、カタルレポートを参考にして、三菱UFJを、ガンガン入れれば良いのです。日銀の資金循環表をiPadなどで、顧客に示し、丁寧に解説すれば…これまで1万株単位だったお客様は、10万単位で、買う事でしょう。

決して、僅かな利益を餌にして、手数料稼ぎをしてはいけません。顧客との信頼関係は、丁寧に解説して、たとえ僅かでも…自分自身でも三菱UFJを、1000株でも良いから一緒に買うのです。そうして、お客様と行動を共にするのです。ここから5年程度、持ち続けることです。たぶん…リーマンショック前の1950円を抜き、バブル期の4350円に迫る相場の筈です。「グレート・ローテンション」とは…そういう意味なのです。それでは…また明日。



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