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かたる:カタルは逆日歩銘柄を集計していますが、高い比率で逆日歩を付けています。信越化学は6日分ですが…100円を超える118.8円となっており、ケネディクスのオフィスリートなども90円となっていましたね。リートは日銀が買っているので逆日歩が付きやすいのでしょうが…何故、空売りをするのでしょう。きっと…何か、仕組みがあり…儲かるのでしょう。

カタルの計算では1378銘柄の貸借銘柄の内、47.46%に逆日歩が付いており、満額を含めると実に70%を超えます。満額と言うのは、日証金は株不足でも…翌日、証券会社間で調整して、逆日歩を付かなくする制度ですね。カタルの解釈では、そうだった…と記憶しています。

こんな現象が長く続いていますが…カタルの長い証券マン人生では、このような高水準での逆日歩状態が長く続くことはなかったのです。それだけ「空売り」を利用する人が増えたと言う事ですね。つまりデフレ型社会が、人間の行動様式に染みついている訳です。

最近では直ぐに信用規制が掛かり、基本的に相場が育たない様な仕組みになっています。カタルは、このような仕組みは、行き過ぎていると思っています。日証金は努力して現物株を集め、相場に対し、過度に関与すべきではないと言う意見です。なんでも日本の国は管理国家ですからね。要するに…枠をはみ出す人間には、生き辛い制度になっています。

米国ではセールスマンの制度は、確立されているようですが…日本では違います。セールスはある意味で、いつも成績を問われる実力主義の世界です。歩合給などもそうですね。実績に応じて給料が支払われるのは、当然だと思いますが…日本は違いました。

その為に電通事件のような馬鹿な現象が起ります。電通などのクリエーティブな労働は、時間評価ではなく、結果主義の成果ですからね。証券マンの世界も成績です。やって、なんぼ…の仕組みに変えるべきでしょう。その為にカタルは「クラウドワークス」を応援しています。安倍政権下でも、成果主義の労働体系を模索していますが…村論理が、根強く日本には存在します。

現状の世界環境は出来る奴と、出来ない奴が区別され、格差が拡大しています。カタルも残念ながら、負け組です。ごく一握りの優秀な人間が成功者になり、ネット族になって活躍しています。サイバーエージェントの藤田さん、ソフトバンクの孫氏、楽天に三木谷氏、GMOの熊谷氏など…数え上げるとキリがありません。まさにスマートコミュニティーですね。

逆に東芝など…経団連のお偉方の日本村族の勢力図が、入れ替わっている現在ですね。株式相場を見ていると良く分かります。好業績を掲げても村族の株価は買われず…スマートコミュニティー族の株価は高評価です。実に面白いものです。

このような様々な現象を見ると…時代の変遷が見えてきます。きっと産業革命も同じような感覚だったのでしょう。カタルの読者には、負けない投資を実践して欲しいと願っています。その為には、自分の欲望を自制しないとなりません。これが難しい。人間の投資行動は、実にいい加減ですからね。だから、なかなかアクティブ運用がパッシブ運用に勝てませんね。その結果、インデックス運用が増え続けています。ETFなどは代表的な事例です。

でも中には…優秀な運用者がいるのです。小手川君などは、凄いですからね。問題は長く続けることができるかどうか…。100億単位になると、自分の運用が、相場に影響を及ぼしますから、小手先の目先運用は、通じません。だから彼は不動産投資をしたのでしょうが…賢いですね。カタルも彼を見習い、頑張ろうと思っていますが…あの領域に達するのは不可能でしょう。やはり最後は、人間の度量が問題になります。この壁は、なかなか破れるものではありません。追証になれば分かります。今の株価など…幻想に過ぎませんからね。

「ガラ」が来たら、どうするか…。信用の建玉、全てを現引きできるなら…何とかなるでしょうが…通常、そこまで考えて取引をしている人は居ませんからね。だからユトリある行動を、いつも考えておかないと大変ですからね。無理をしないことです。自分の力量はどこにあるのか…その把握が、先ずは、相場に勝つ基本なのでしょう。

少し株価が下げてオタオタするようなら、株式の取引そのものが…性格に合わないのでしょう。あるいは…過大な取引なのですね。ある日、突然、全銘柄が「ストップ安」する事があります。更に、この現象が2日間程度…続く事もあります。通常は、この辺りでしょう。

それ以上の事が起ったら…、もう世界的な混乱ですから、借金など踏み倒せばいい。命まで取られません。最後は、死ぬかどうかなのです。どうせ、一度の人生ですから、面白い方が良いのです。面白いと言っても、悲惨な目は嫌ですが…。大型株の場合は2日間程度ですが…、小型株は永遠と…値段が入りません。その覚悟がないと…信用取引など、やめた方が良いですね。

さて…散々脅したので、皆さんは、少しは反省したかな? カタルは、常にレポートを書きながら、自分自身を戒めています。もともとカタルは、馬鹿な性格ですからね。いつも、どうにかなるさ…なのです。その為に、周りに迷惑を掛け続けています。そろそろ…その恩を返したいものです。棺桶が先か…恩を返すのが先か…良い勝負ですね。でも相場は意外に強いですね。連休の谷間でこの動きです。現在は43円高の19239円ですね。いつもは「Sell in May」と言われますが…今年は、どうなのでしょう。

ある意味で歴史的な現象になっています。まず…時代の流れですね。どんどんスマートコミュニティーが進展し、連日、画期的な話題が提供されています。空飛ぶバイク?まるでSFの世界ですよ。何か…ワクワクしますね。「アマゾンエコー」などは、ある意味で画期的な商品です。やはり高いPER評価の訳ですね。日本は村論理と戦っていますが…いい加減にしないと、ドンドン衰退しますね。「1300兆円の逆襲」を進めないと、全体のパイが伸びないのですね。その為に後ろ向きの作業に追われます。

この「失われた時代」と言うのは、基本的に過剰な固定資本形成依存のシステム疲労ですね。もう直ぐ、中国も同じ現象になります。長い停滞が、何れ…待ち構えているのでしょうが…指導者が優秀ですからね。日本のようなボンクラではありません。やはり指導者の資質によりますね。国家の繁栄も…。トランプ政権の評価は定まっていませんが…株価はある意味で正直なのです。何しろ…高値を更新している訳です。高値を更新しているのに、批判は溢れています。

株価の原点は…意見対立なのです。このまま…ケネディクスが上がり続けると、どんどん空売りを飲み込みますよ。何故なら、6300百万株もの信用買い残が、過去にあったためですね。人間の感情と言うのは面白いもので…自分が買っている時に上がらずに、売ってから上がり続けると…「コンチクショウ」と思うものです。その感情が、空売り残になって現れます。長かったデフレ時代ですからね。それが方向転換するわけです。失業率の2.8%と言う数字を噛みしめればいいのです。

この中で成長している会社があります。先日、掲げたアウトソーシング(2427)に夢真ホールディング(2362)、そうして…夢テクノロジー(2458)です。先日の日経産業新聞によると1789人~4840人、200人から2100人、そうして735人から1300人となっていましたね。採用人数です。今年と来年の…。ただ夢テクノロジーの場合は、四季報数字が675人から500人を上積みして…来期は1900人の獲得を目指すとなっています。カタルは本日、この夢テクノロジーを300株だけ買いましたが…クラウドワークスと共に、この3社の株価は、今年は、更に注目されます。

可愛いでしょう。僅かに300株です。21万円の話ですね。カタルは貧乏人だから…この程度が分相応なのでしょう。先日はアコムを500株ずつ、買ったのかな? もっと、買うつもりなのですが…なかなか下がりませんね。本日は500円を超え、今は498円です。連休の谷間で弱いと思ったのに…意外に強いのですね。この株は、何処かのファンドが買っているような動きです。明らかに…仕掛け筋が絡んでいますね。

ほら…昔から、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」と言います。きっと、何かヒットするでしょう。問題は、今年の課題である…狙いを定めた集中投資が出来るかどうか…。ちょっと、待っていてくださいね。今、ケネディクスが下げて来たので、500株だけですが510円で買いを用いました。果たして買えるかどうか…。今、原稿をあげる前に…読み直していたら…この玉が買えました。短期口座で、最近では初めて買った玉です。

読者の皆さんは、カタルレポートに登場する銘柄を見て、自分がどんな人間か…を見極め、銘柄を選別して…自分の力量の範囲で参加すれば良いのです。大型株なら…値動きは、当然のことながらマイルドになります。

カタルの意見に反対なら、ケネディクスやアコムなどは空売りが出来ますよ。どんどん「空売り」をすれば良いのです。このように…株式投資は、いつも意見対立により、価格が形成されています。世の中は、いろんな意見があります。その総意が株価になって現れているのです。自分自身が、どう考えるか? 此処が一番、重要なのです。それでは…また明日。



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