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かたる楽観的な雇用統計期待が、NY市場の株価を押し上げていたようですが…、昨日のイエレン女史の「布石」は消化したように見えますね。このような警告は、事前の考えられる不安への対処が、現実に進んでいると言う意味ですね。2年前、バーナンキ前FRB議長が量的緩和の出口戦略に言及した時は、株価が脆くも崩れました。あれから2年、ようやく準備が整ったのでしょう。カタルはGSの復調を、先頃、取り上げました。ここに来てJPモルガンや、負け組のシティまでもが、デリバティブ部門の拡大に動いていると言います。つまり金融規制の対処が、整いつつあるのでしょう。

でも、なかなか日本は「流動性の罠」から脱出できません。理由は、当座預金にあると思います。日銀は、国債をガンガン買い入れていますが、その買い入れた資金の大半が、日銀の当座預金に眠り、動いていません。理由は、この当座預金に日銀が金利を付利しているからです。0.1%だったかな? マネタリーベースは、なんと300兆円を超えましたが…、実体経済の設備投資などの動きは、その割に鈍く見えます。その内200兆円を超える資金が、当座預金に眠っているのですね。だから、この付利金利を撤廃しなくてはなりませんね。これは大変な金額ですね。本当は、カタルは前回のハローウィン緩和では買入れ増加は、必要ないと考えていました。リートやETFの買入れ増加と、この付利金利撤廃で充分だと思っていたのですね。でも実際の選択は違いました。今度は積み上がった資金が、一気に放出されるリスクが懸念されます。諸刃の剣ですね。何を、思っているか分かりますか?まぁ、いずれ、又の機会にしましょう。長くなりますからね。

マネタリベースと当座預金の残高推移
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マネタリベースと当座預金の残高推移

流石、米国は、こんなリスクを犯しませんね。政策変更にあたり、2年も前から準備をして、ようやく利上げの舞台が整ったようです。しかし足元の景気状況は、不確かですね。回復しており、高い水準とは言うものの…ブルーグバーグの消費者信頼感指数はここに来て低下しています。雇用統計は遅行指数ですが、消費者信頼感指数などは、景気の先行指数です。カタルは、問題はオバマの清貧思想のあると思うのですが…金融界のはしゃぎぶりが気に障ったのか、金融規制は強くなるばかりです。自己資本比率規制の積み上げは、明らかに行き過ぎのように感じます。ただ次の大統領選では、共和党は、なかなか混沌としていますね。これじゃ、覇権争いで、AIIBのように中国に主導権を握られる傾向は続きそうです。

その中国ですが、やはり最近は、気になって来ました。環境問題などの箍(たが)が嵌められ、製造コストが上昇、人件費の上昇もあり、気になる報道がずいぶんあります。情報の統一化が未整備で、地方政府が得点を挙げる為に、勝手に開発をした結果、過剰な生産設備が生まれていますからね。この清算は、時間が掛かりますね。この事はギリシャ問題なんて、もんじゃなく…非常に危ういですね。100万人と言ったかな? 大学を卒業しても就職を出来ない若者が多く存在し、社会不満の種は存在しますからね。中国人は日本人と違い、過激だし…頭の片隅に確りと、リスク要因を組み込まねばなりませんね。

たしか…昨日のWBSで、カルフォニアの水不足問題を取り上げていましたね。地球の温暖化が一つのテーマとして考えられます。カタルは、この報道で、直ぐに東邦チタンを連想しました。年金資金運用の人は、住友化学のラービグ計画がここに来て軌道に乗り、株価が上昇したのと…同じ発想ですね。あと5年程度は、かかるかもしれませんが、東邦チタンは、きっと将来は良い会社になりますね。地球温暖化から、水不足、海水の淡水化プラントを連想し、チタン需要の増大を考えた発想ですが…、日本企業もグローバルになったものです。

最近になって、ようやく沢井製薬から「日医工」などの2番手グループも注目され始めました。この日医工は、時間が掛かりましたね。ようやく需給バランスも改善されたようです。株主名簿を見ると…外資系ファンドが軒並み登場していますね。当たり前と言えば、当然ですが…、双日も含め、株式の需給問題は時間が掛かるものですね。そうです、ケネディクスの事を述べているのですね。

株価が騰がるのは、分かるのですが…問題は、いつ上がるか? 相変わらず、最後の砦が崩せないですね。もう、カタルは、5年も10年近く、この課題を抱えたままです。昨日の合同鉄鋼は、強かったですね。底値圏の株は、通常、何度か、このような準備運動をします。それから、だんだんに本番を迎えますね。だから上げ出してから、株を買えば良いのでしょうね。だからケネディクスも…ハローウィン緩和で619円を抜けて、更に、カタルは買い増したのですね。利食いをせずに…買い乗せたのです。ところが…この有様です。株って、やはり難しいですね。

ノーベル賞学者が負ける世界なので、カタルのような3流人間の馬鹿が、挑んでも所詮は叶わぬ相手と諦めていますが、バフェットが、そんなに頭が良いとは思いませんね。でもあの辛抱強さは真似が出来ません。コカコーラを、一体、何年、保持しているのでしょう。呆れる神経です。あまり先見的に走り出すのもどうかと思います。ここに来て、マツダの中国販売が好調だそうですね。あの時、カタルはこの動きをイメージして、マツダに取り組んだのですね。ところが…日銀の量的緩和から円安効果で、先に株は上げたのです。見どころは、良かったけれど…順番は違います。やはり株は難しいね。

人生、「塞翁が馬」と言います。東洋経済に勤めていたカタルの知り合いが、アルプスは過去1000円を割れたら、必ず、買い場になっていると言い、熱心に自分で買っていました。昔のブログを見れば…何処かで取り上げていますね。そうだ、2008年頃の話しですね。でも1000円割れを、買っていたら大変でした。なんと、あっという間に249円まで叩かれ、1000円に乗った2011年に、買い乗せをしていたら、そこから再び、347円まで…落とされます。結局、やはり本格的な政策展開の量的緩和を待って、華が開く訳です。今は、株価が3000円を超えていますからね。バフェットのように…辛抱強く買い続けていたら…最初が1000円なら、249円の時には同じお金で4倍の量を買えましたね。ドル平均法投資の威力は絶大です。たった5年か、10年の話です。

仕事をしながら…預金などせずに、株式投資を気を長く持ち、続けていれば…億万長者は簡単ですね。「何を、寝ぼけた話をしているんじゃい」…と、怒られそうですが、なかなか芽が出ないカタル銘柄の3馬鹿トリオの話をしています。まぁ、その内、何とか、なるでしょう。実は、はやく1000円を割れないかな…と、狙っている株があります。でも今は内緒、読者の皆さんは…みんな気が短いですからね。なんか、ここに来て任天堂の岩田さん、山内さんの呪縛から解かれたみたいに…感じますね。きっと任天堂も底値だし…上がるのでしょう。日本には個性的な良い企業が沢山ありますね。自転車部品のシマノの株価は大きく上がりましたが、自働織機の島精機の株価は、安く見えますね。

需給バランス改善は面白いのですね。買っている人が嫌になって諦める頃に、相場は始まります。J・TECの株価波動は完全に変わったと述べていますが…皆さんは買い増しをしているでしょうか? 先日カタルは我慢しきれずに買い増しした途端に連休前の下げに飲み込まれました。トホホ…あれは親戚に見舞いに行き、電車で需給バランスを見た時に…年金資金が案の定、サラリーマンの為に目先の成果が欲しく、玉を外していたからですね。故に「Sell in May」の格言は外れると考え、先回りしすぎて買ったために、また追証懸念が発生したのです。本当に…何をやって、もう裏目に回り続けています。

まぁ、いいや。人生は塞翁が馬ですからね。ケセラセラ…それでは、また明日。



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