日本だけの独自基準なのかと思いましたが、名目経済が確立されている米国でも「社会の寛容性」が失われているようです。そもそもブレグジットやトランプ政権の誕生は、上手く世界経済が機能してない表れでしょう。この原因はリーマンショックにあります。
日本の場合はバブル崩壊です。制度改革の過程で、日本は様々な犠牲を払いグローバル化を受け入れてきました。そもそも村論理は島国根性を前提にして独自文化を歩んできたのです。基本的に戦後の高度成長は米国の庇護の下で成り立っていました。基本構造は東西冷戦の防波堤の役割を日本が担ってきたのです。
でもプラザ合意を切っ掛けに、日本は大きな曲がり角を迎えました。しかし政策指導部にその認識がなく「失われた時代」を過ごしてきたのです。ファブレスやEMSなどの転換が村論理で遅れたのです。「失われた時代」の時間過程で、日産マーチなどの生産移転が進み…更に中国の労働対価の上昇もあり、その障害が消えてきました。日本が足踏みをして…逆に新興国が高成長を遂げてきて、その差が消えたのです。
でもFAANG株と言うか、GAFAと言うか…。スマートコミュニティーの発展で大きな社会変革が進行しています。この発展は情報の価値観の上昇を伴い、製品価格の下落です。
シェアエコノミーなどの考え方は効率性です。カタルは東京に住むようになり、貧乏をしたために…長年、使っていた車を持たなくなりました。たまにレンタカーを借りれば、「それで良し」と言う考えに変化しました。でも田舎なら…そうはいきません。
しかし…お金持ちなら、たぶん違います。良い車を何台も買い、乗り換えるでしょう。車も骨董価値と言うか…クラッシックカーの人気は高く、新車の何倍もします。カタルは車のレストア番組が好きで…一時はよく見ていました。廃車寸前のボロ車を高級車に生まれ変えさせるのです。驚きの技術です。錆さえなければ…新品の車に変身します。
話が飛びました。WSJの記事を見て…この原稿を書いているのです。「社会の寛容性」が失われたのは何故か…という疑問です。そのもとになった記事がこちらです。
バージニア州のラルフ・ノーサム知事が3Kの格好をして、顔を黒く塗った写真をターゲットにされ…批判を受けているブラックフェイス問題です。医学生時代の25歳当時のものだそうですが…「他人の不幸は蜜の味」とばかりに攻撃されています。
日本にも同様の傾向があります。カタルはこのような「叩き」の社会構造が嫌いです。このような「叩き」文化は、社会に不満が溜まっている表れで…国民生活が貧乏しているために起こる現象と思ってきました。長い「失われた時代」が生んだ結果なのです。
でも最近は…どうもフェイスブックなどの個人が情報を発信できるスマート文化に移行しているための過渡期に起こる弊害と思うようになっています。
でもいずれ飽きます。他人批判をしても、何も生まれないし…時間の浪費で意味のない時間だからです。受け手も最初は面白がって騒ぎますが、やがて時間の経過でこのスマート文化の応用方法が理解できると思っています。カタル自身がそうです。
よくヤフーの掲示板などでカタル批判が溢れていますが、整合性に欠ける単なる憂さ晴らしと言う印象を持っています。だって反論なら分かりますが…閲覧者もどちらに整合性があるか…判断できますからね。損をした怒りをぶつけるほうが、アホのように見えます。でもごめんね。結果が得られず居る…読者の存在は、やはりカタルも悲しいのです。
カタルは長年続けてきて思うのです。やがて読者も理解してくれると信じています。問題はどれだけ自分が真剣に考え、真実を伝えているかどうか…の問題でしょう。ただ読者数が伸びません。減らないのですが…伸びませんね。やはり3流域から、なかなか脱出が出来ないからなのでしょう。社会は正直です。多少の上下はあります。株価が上昇すると閲覧数は伸びます。逆に大きく値下がりした時も、多少は増えます。
でも内容が難しいのか…長すぎるのか? 閲覧数が伸びないのは…やはりカタルの限界なのでしょう。
先ほどのテーマの方が、面白そうですね。カタルはスマート文化の価値が上がり、生産物の価値が下がると書きましたが…本当にそう考えるのです。株式市場の成り立ちを見るとそう感じます。
日本人は「情報の価値」の意味を、良く理解していません。カタルが集める情報は一定のフィルターにかけられています。どれだけの量を毎日読んでいるのでしょう。最近はスマフォがあり…テレビを見ながら、新しいニュースがあがる度に読んでいるわけです。その中から厳選されたニュースを掲げて、市場の関連性を解説しています。
最近の課題は…有料読者に「情報の真の価値」を知って、もらう試みをしています。同じ情報を利用しても売買の成果はマチマチです。株価が2倍、3倍になるなら素人でも多少の利益は得られます。でも今の市場のような環境では、それを望むほうが…無理な注文です。
でも株価が上下に揺れれば…それを利用して利益を蓄積できます。銘柄など一つでも十分です。その株価の癖をつかみ、売り買いをすればいいのでしょう。逆に株を買い続ける実験もしています。
本当は成長株投資が一番ですが…口で言うのは簡単ですが、実行するのは不可能です。カタルは自分でソフトバンク株を1000円割れの時に1000株を買いました。なけなしのお金で買ったのです。友達にも勧めました。でも持ち続けることなど出来ません。バフェットになることは…容易ではないのです。30年も50年も株を持ち続けることが出来るのは経営者位のものでしょう。
12月22日の会員レポートは、たまたま当たっただけの話。カタルはソフトバンクを長く持つことを提唱しただけの話なのですが…そのタイミングがピッタリだったに過ぎません。でも仮に自分の頭に、あの原稿の内容が残っていれば…直ぐに反応できます。事実カタルは9300円でソフトバンク株を、僅か300株ですが買って、既に200株を利食いしました。この利益は100株当たりで7万ぐらいだったかな?
利用の仕方で…会員の情報料金は幾らでも出せます。まぁ、見ていてください。一般読者の方も…この春頃から始める銘柄をいずれ紹介しますから…これはきっと大きな花が開くと思っています。
期待感が剥落するかもしれない「ケネディクス」にもチャンスが到来します。今回の発表で一般人には、表面上の一株利益が減るから、ネガティブな反応を示すでしょう。でも実態は大幅な改善です。通常、あり得ません。7円配を15円配にするのは、経営者の自信の表れです。トヨタを観なさい。あの会社は腐っています。
カタルは、宮島さんにもっと高い水準を求めていますが、一般企業と比較すれば、まずまずの合格点です。たぶん不動産の売却が確定した段階で株価次第では自社株買いも実行するのでしょう。
ケネディクスの良い所は、開発から販売まで一貫して、手掛けている所です。それも他人のリスクで…。良い所だけ吸い取れるビジネスモデルなのです。本当はPER50倍程度の企業評価が正しい評価だと思っています。
何故なら…リートと言う受け皿を持っているからです。しかもあれは不動産の在庫です。他人の資本での自社物件の在庫です。入れ替えが自由なのです。カタルが経営者なら…古いビルをリノベーションして付加価値を高めて、リートに再販売します。それだけで…どれだけの利益が生まれるか…。2兆円の在庫は伊達ではないのです。
だから他の不動産会社のような評価は当たりません。三井不動や地所は自己開発ですから、自分でリスクを負担します。でもケネディクスは他人のリスクで、おいしい所だけを独占的に得られます。
この認識が何処かで…何れ一般化します。でも仕組みを知らないバカは、一株利益の54円が、45円になると思い、税金負担の事も考えず…減額修正と思うでしょう。だからこそ…ここに「仕掛け筋」の狙いが生まれます。
カタルにやる力があるなら仕掛けますが…市場にその仕掛け筋が存在するかどうか分かりません。労せず1330億円程度の投資で、2兆円の不動産のうまみが手に入るのです。やはり魅力的な会社です。
カタルがバフェットなら、株価1000円でTOBをかけます。何故なら…30年間の苦しんだ時間が容易に手に出来るからです。これから消費税が引きあがり…元号が変わった後の日本はバラ色に見えます。アジア圏の成長は凄く…移民法も可決され労働者は増えるし…新宿の外人比率は高いのですよ。やはり非常に有望なのです。
「流動性の罠」で、カタルは景気波動の一巡間を読み間違えました。黒田さんだけでないのです。それほど…深く、失われた時代に日本人は洗脳されていたのです。この30年と言う時間は、なかなかお金では買えません。ケネディクスの株価には、この時間が凝縮されているのです。この意味を…どれだけの人が理解しているかどうか。
まぁゴタクは良いですね。読者は聞き飽きていることでしょう。本日は価値観が変化するというテーマに変わってきました。最初は社会の寛容性の話をするつもりでしたが…何故か、モノの観方の話なりました。情報の価値はすごいのです。早く、読者それぞれが…進化して情報を鵜呑みにして溺れるのではなく…情報を活用する、利用する側に回って欲しいと思っています。それでは…また明日。