アーカイブ:2018年11月28日

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かたる:昨日のNY市場はクラリダFRB副議長の「漸進的な利上げは適切」…との意見を受け安かったようですが、米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長の貿易摩擦への発言が好感され、後場からは上昇したと言います。米国株の多くは底打ち様相ですが…確認はされていません。一方、中国株は横這いです。

日本株は「元号の改定」が、大きな心理材料だと思っております。まだこの意見は一般化されておらず、カタルの独自判断のようです。カタルは既に日本経済は期待値が生まれ始めていますから、あとは「切っ掛け」だと考えています。来年、予定される元号の改定は、非常に大きな転換点になるだろうと思っています。平成は暗い世の中でした。

ようやく…新しい時代はスタートするのでしょう。カタルは、よく…今回の変遷を江戸時代から明治への転換と比較していました。黒船来航から(1853年)で、明治政府が纏まる西南の役(1877年)の時間推移が、時代の変遷には欠かせないと思ってきました。単純計算すると25年です。時代が大きく変化する時には、やはり世代の交代が必要なのでしょう。古い時代の人間が消え…新しい若者の価値観に変化します。

価値観の変化は世代の変化とも考えられます。文化は変遷して行きます。その混乱がブレグジットであり、トランプ政権の誕生など…不透明感が漂う様々な事象が生まれます。まさに戦国時代で下剋上の世界なのでしょう。パイオニアの指名解雇事件から始まり、日産自動車の復活、シャープの変貌、そうして東芝など…、つまりこの時間は必要不可欠だったわけです。

もしカタルが上京する前に今の考え方を持っていたら、別の生き方になっていたでしょう。時代に合わせ、どう生きて行くか。この考え方は基本でしょう。株式投資も同じです。FAANG株の論理価格を逸脱する馬鹿高値と…評価する前に、時代を観察しないとなりません。僕らの生活は確実に大きな変化を遂げています。

個人単位でインターネットを通じて情報を発信できるという事は、不正が出来ないという事になります。企業の相次ぐ不祥事発覚の多くは…内部告発ではないでしょうか? だからカタルは本物の人間が、上に登れる社会構造に変わると思っています。特に日本社会は実力だけではなく、根回しのような村文化があります。故にゴーンは内部告発を受けたのでしょう。

いくら法律が後追いでも…地検や金融庁などの判断は、時代考察がずれている対応に見えます。だから日本は「失われた時代」の中を、クルクル回る歯車の中で、永遠に走るように見えます。まるでハツカネズミの実験です。

ようやく進化論の話が、来年、生きて来そうです。カタルはいつも早いですからね。今年の春ではなく…今でもまだ早くチラチラさせ…来春、この進化論を持ち出せばベストタンミングだったかもしれません。この辺りの時間の読みは、非常に難しいのです。お金が無尽蔵にあるなら…間違いなく儲かりますが、カタルのような貧乏人は、いつも追証に苦しめられます。

仕方なく…売りたくもない株を売り、ポジションを落とさないとなりません。貧乏は嫌です。考え方が偏屈になります。やはり政治家は良家の育ちに限ります。

習近平氏の考え方は、パラオにしても、台湾にしても強権的で…強引です。彼は優れた指導者なのでしょうが…やはり言論統制は好きになれません。サウジもそうだし…そのような国は一杯あります。カタルなど…中国だったら、間違いなく御用の口でしょう。

東邦チタンの四季報

さてゴタクを並べてばかりいるとスペースがなくなります。お約束の東邦チタンの話です。実は、昨日の決算短信は2008年3月のモノです。 皆さんは、四季報の見方が分かりますか? 四季報のこの部分には…その会社が成し遂げた過去最高利益水準の時期が載っています。その会社が良くなった原因やその背景など…を探る為に、その時期の決算短信などを読むことは非常に重要です。

銘柄選抜をする場合、この会社の収益は、どこまで伸びることができるか? それを考える必要があります。その為の参考材料にします。会社の沿革も重要です。流れを知る必要があるからです。本当は過去の決算書を全て読み、会社の癖を追う必要があります。

だから分析には膨大な時間がかかります。それを簡単に「この銘柄をどう思う?」…と聞かれても正確な分析など出来ません。だってカタル自身も知らないのです。知らない者同士の会話は意味がありません。すべてを読むのが一番ですが、せめて過去最高利益の時代はポイントですから、その決算を見る必要があります。

何故、カタルが2008年の決算を読めと述べたか?

2019(2Q)決算短信

先日、今期の数字を見て貰いました。金属チタンの売上は半期ですが、122億01百万円に対し営業利益は10億51百万円でした。つまり売上高営業利益率は8.61%です。それでは過去最高の2008年を見て下さい。これは通期ですが…金属チタン事業の売り上げが合計で344億80百万円ですが営業利益は137億93百万円ですから、売上高営業利益率は…なんと40%なのです。

2008年の決算短信(通期)

つまり8.6%は40%に変化する可能性があるのです。これは東邦チタンの…これからの成長の「伸び代」を示します。今の利益10億が137億円に変化すると…一株利益の伸びは、どうなりますか?

だから素材産業の株価は、変化率が非常に高いのです。先日、何故、カタルが東海カーボンを引き合いに出したか…その理由が、これで分かると思います。良いですか…専門家は、様々観点から株価を見ており、その価値観を探ります。何処が妥当な市場評価なのか? 常に考えています。

明日は…何故、カタルが1400円台でも、東邦チタンを果敢に買い進めており、今では高値水準の1447円でも、1000株を買い乗せたか? この日は11月8日なのです。この11月8日が、目先の高値1478円まで付けましたが…その理由があるのです。それは何故か? その理由を書きます。

でも本日は今までの所の高値は1352円で…今の株価は1331円です。もう1300円割れがあるかどうか分かりませんが、もし下がるなら買い場なのでしょう。カタルは年末年始に、この東邦チタンは急騰すると思っています。年初に付けた1888円の奪回に向けて動くだろうと考えています。

もし駄目な株なら、このような相場環境下で、この水準の株価を維持できない筈です。高値圏で株価を維持するには、それなりの理由があるからです。何処の株もそうですよ。

売り方には売る理由があり、買い方にも買う理由があります。それぞれの考え方を知り、自分がどう思うのか? ここが大切です。基本的に今の市場は底値圏です。だから下値は…たかが知れています。

今は米中貿易摩擦か、米国金利か…なども重要な焦点ですが、もっと大切なことは、株価位置が安いと言う事です。多くの人は株価位置を考慮せず、米中貿易摩擦がどうのこうの…米国金利がどうのこうの…とゴタクを述べます。テレビの解説者は偉そうに述べていますね。

でもそんなニュースは、全て株価が織り込み、6か月先を見て株価が先行して動いて行きます。自分が知っている事は、既に株価に反映されています。だから一番大切なことは今の株価位置です。それをどう考えるか? 仮に更に下がるにしても…下がり続けることは絶対にありません。必ず、株価は上昇してから、また下がります。

だから今のような状況下では、「強気に対処」するのが、基本的に正解なのでしょう。決して…弱気になっては駄目です。今は、年初から下落を続けている株価位置なのです。みんなが追証で…株を投げた後の株価なのです。基本的に売り物が少なくなっています。故に大きく上がることはあっても、大きく下がることはないのでしょう。ただし底値圏ですから…変動率が高くなっています。天底の株価のブレは大きいのです。

こんな事は常識です。プロは状況を説明する能力も必要ですが、基本的な考え方を大切にしなくてはなりません。それでは…また明日。

明日は、何故、カタルが1447円で東邦チタンを買ったのか? まぁ、これ偶然だったのですが…後で1478円を付けた理由を知ることになりました。その為にその後も、カタルは強気に転じているとも言えます。故に皆さんに1300円割れを丹念に買えと、何度も述べています。その理由を述べます。また…ね。



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