アーカイブ:2018年11月13日

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かたる:昨日の東京市場の動きは不満だったけれど…本日の動きはおおむね満足の行く展開です。事前に立てた自分の相場予想の展開と違う値動きになることは、しばしばあります。

例えば…昨日のケネディクスの動きは、カタルにとって意外なものでした。でも考えてみると、ケネディクスにとっては、初めての…信用買い残の評価損と言う形で時間が経過しており、これが本来の投げを誘うパターンです。カタル自身、追証の為に再びと言うか、三度と言うか…持ち高調整を強いられました。なんの為に先週買い、また投げたのか…。まったく…意味不明の行動ですが、貧乏人故、お金がない為に買いたくても売らざる得ません。

市場原理は上手く出来ています。貧乏人が這い上がるためには、相当な試練がある訳です。簡単に市場から無限のお金を吸い上げることは出来ないのでしょう。自分の見通しが正しければ…市場から、無限のお金を吸い上げることが出来ます。しかし自分の考え方が、世の中の未来の考え方と同じことは、なかなかありません。未来は常に形を変え、変化しています。だから事前予想は常に修正を迫られます。

例えば…東芝もそうですね。自社株買いの価格を一定(3635円)にして7000億円の自社株買いに応じるそうです。果たしてこれで7000億円もの株式が集まるかどうか…。此処が見所になります。

東芝は更に市場価格で買い続けるのか? それとも一旦、自社株買い意向を示したので、ここで止めることもあり得ます。日経新聞は足りない分は、市場で買うと報道されていたようですが、これは日経新聞の観測記事です。この辺り、ヘッジファンドと東芝の行動が見所になります。今の所、3635円で株価は始まり、現在は3700円台で推移しているようです。

一方、東邦チタンを年末年始の「スター株」と位置づけ、カタルは本日も買い続けています。最近にしては安く買えました。実は東芝の余分に買った信用分1000株を利食いしました。残りの現物は、そのまま保有し続けます。

東芝はこの自社株買い価格での…買い付けは、不調に終わるのでしょう。何処くらい集まるのか? 5000億円も集まるなら、東芝はある程度の義務を果たす事になり、残りを市場で買おうが、買うまいが…大きな批判は回避できるでしょう。しかしこの応募が3000億円とか…と言う数字だと、更なる価格を引き上げて実施しないと、市場は妥協しない可能性があります。でも現状はこれで充分だろうと思っています。

この相場で儲かるなんて…他の人はケネディクスのように、損をして株を投げざる得ないのです。それに引き換え…東芝を買ったおかげで、僅かですが利食いになり、天と地の違いを実感しています。相場を知らない人は、昨日のNY市場の大幅安などをみて…不安を覚えるのでしょう。でも、たぶん…先日の安値で底を打っており、その「確認」をしている現象でしょう。

だからここ数日の下げは30日の値動きに続き、行動を起こすチャンスだと考えています。カタルの狙いは、既に決まっています。事前に宣言しているように「東邦チタン」です。

この株で年末年始は、勝負をします。東芝は残りの現物があるので、どちらでも良いのです。ケネディクスは買いたいけれど、お金がないからね。仕方ありません。でもカタルは心配をしていません。このような投げが、次の上昇には不可欠な「必要条件」だからです。

もともとハローウィンにおける下げの局面で、もう少し下まで視野に入っていました。でも大丈夫かと思って、持ち高を増やした時に、この下げを食らい…ありゃ、リャの展開になりました。

世の中は、このように…いつも上手く行きません。いつもカタルは事前予想を打ち立てて行動していますが、間違っていることも多く、損も食らっています。自分の予想が正しければ儲かるし…自分の予想が間違っているなら、損をするわけです。市場の価格は、みんなが付ける価格ですからね。みんなの総意です。

SUMCOは、再びこの価格です。本日は1514円まであります。カタルは1530円前後が買い場だと…あの時に思ったのです。古河電工は3000円を割れていません。でもあの時の打診買い価格を若干ですが、割れているようです。あれはたしか…3040円前後だったはずです。東邦チタンはまだ止まっていません。全体の株式は740円安21529円です。この株価は22750円のデフレの関門から、下に1200円ほど下の位置です。

カタルは昨日の原稿で、東京地区の空室率と賃料の関係を述べました。そうして「期待値」が、ようやく生まれている状況を説明しました。日銀が量的緩和を実施してから…ずいぶんと時間がかかりました。昔の日本人は戦後の荒廃から、戦争を体験した本物人間が多く存在し、名目時代を力強く生き抜いてきました。その人達が、物理的な時間推移で消え…今は、稀勢の里のような精神面で負けている人間の寄せ集めです。

多くの人は、成功体験がない為に考え方の発想が、基本的にネガティブな発想です。だから空売り比率髙いし…逆日歩銘柄も高水準のままです。今年に入り、兎に角、不祥事銘柄は多く軒並み「空売り」銘柄になっています。スルガ銀行など代表事例でしょう。パイオニアもそうです。でもなかなか力強く上昇する銘柄がありません。

果たして…今年、この年末年始に選んだ東邦チタンや、東芝が元気よく上昇するかどうか…。この辺りは中間反騰か…進化論かの分かれ目でもあります。

実はカタル君、まだ進化論を捨てた訳ではありません。株価が下がり、ここに来てFRBの利上げに対する観方に疑問を挟む人が急増しています。12月の利上げ確率は非常に高いのでしょうが、明らかに世界経済は減速を始め、イタリア、ブレグジットを抱えるイギリスは動揺しています。舞台は整っているようにも感じています。

マクロン大統領は第一次大戦から第二次世界大戦に移行した景色図と今の世界を比較し…人間の知恵を求めていました。面白いですね。彼はナポレオンの年齢を更新した非常に若い指導者です。EUはメルケルが力を失い…EUの主導権はフランスに移行しているようです。

日本人はこのような解説をすると…ネガティブな不安ばかり先行して連想をしますが、今は時代革新の変化の時代です。「下剋上」と言うチャンスが、至る所にあります。市場は、このような大幅安と言う場を提供しています。普通の人は「ピンチ」だと身構えて行動をしませんが、このような変動は、ある意味で「チャンス」なのです。

カタルは、この休みに「腹を括る」と言う表現を用いました。現実は期待するほど良くはならないし、悪くもなりませんが…意味のない不安に怯える段階ではありません。

既に1月から古河電工なんか、昨年の11月から一貫して下げ相場を継続しているのです。株式市場は様々な試練を、事前に予知して動いています。今の景色図は半年先の現実なのでしょう。もう…大半の不安定要素は相場に織り込まれています。ここはやはり勇気を持って…果敢にチャンスレンジする人間だけが、勝者になれるのでしょう。カタルはそう考えて、腹を括り行動を貫きます。

あとは…皆さんが選択する問題です。カタルは幾つかの選択肢を事前に示しています。いつもカタルはこう述べています。「あの時にこう言っていた」…と、前のレポートの事を述べて、実績を強調しています。それは失敗もたくさんありますが…本日は久しぶりの東芝を1000株だけですが、利食いをしました。久しぶりですね。利食いは…。

このような状況を楽しみましょう。それが…ピンチをチャンスに繋げる行動になります。どんな状況も、楽しんで…行動すれば良いのでしょう。ピンチもチャンスも…人間の考え方一つで、観方が一変します。それでは…また明日。

明日はどんな相場になるのでしょう。楽しみです。この久しぶりのワクワク感は、いったい何処から…生まれるのでしょう。

忘れていました。本日ユビキタス(3858)が久しぶりに高いようですが…、これは昨日WBSで報道されていた、IoT時代を成し遂げるPLC関連でもあります。またね。



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