アーカイブ:2020年12月

コロナ禍で加速する社会構造

年末になると、何故か…昔の友達の動向が気になります。思え返せば…あまり友達付き合いもしてないカタルです。カタルが貧乏をしている時代に、お金を貸してくれた友人の一人のS君に先日、電話を掛けました。彼はカタル以上にバカなのです。例の親父さんが優秀で、三井鉱山か三井松島か…はっきりしませんが、晩年は建設会社のお偉いさんの話です。その友達は高校時代の親友です。何しろ…どこの大学も受からずに3浪もしたのです。しかも…入社試験も親父の七光りで、三井松島に入ります。

でも良い奴です。彼が現役で勤めているときに、カタルは50万円ずつ、6回も…頼り、借金をしたのです。合計で300万円です。最後は「カタルごめん、もう金がない」と言われたので…それ以上の無理を、言えませんでした。

そのような義理があり、市場がよくなったので、金を返済しようとしたのですが、魔が差します。その金を、株式投資で儲けさせようと思い、「損失補填」の約束で、儲けさせてやると言い運用をし始めて、一時は2000万を超えていたのです。

しかし最後に駄目になり、カタルは彼に頭を下げて「勘弁してくれ」…と泣きを入れました。でも彼に「約束だから」…と言われたので、無理にそれ以上は言わず…いずれ、死ぬまでには必ず返すから…と言う経緯があります。この恩を返せば…カタルの借金はすべて消えます。あと2年ほど…嫌でもレポート屋を継続しなければなりません。まだ彼の借金を返済する前に、もっと優先される借金があるのです。

でもその言葉の後も、努力をしたのです。当然、信用取引をしていますから「追証」の嵐で、この口座には、追加資金を1000万円以上入れても、市況は回復せずに…カタルは討ち死にをします。

結局、2010年にカタルが会社を辞める時に、この口座を閉じました。考えてみれば…一番いい時期に「元本分」の300万円だけ、先に返すべきでした。しかし…あの時は有頂天でしたからね。何しろ、毎月の給料が数百万で1000万を超える時もあるのです。簡単に…300万程度なら、何とかなると思っていたのでしょう。

こんな経緯があり、カタルは元本だけは、良いときになったら株式の口座から引き上げるようになりました。今、会員に公開している短期口座の運用は200万円からのスタートで既に元本以上300万円を超えていますが、お金を引き上げています。ですが…先日の「カタルの失敗」で反省したように…今年は2018年の再来のような有様です。トントンではありませんが、僅かな利益しか産み出せませんでした。

ですが嬉しいことに…読者から「お陰様で今年は儲かりました」とのお礼メールも、数多く頂いており、ある意味でホッとしています。

ですが…今年はカタルのようにガックリ来た人も多い事でしょう。でも考えてみれば…コロナ禍の時は、かみさんに追証を借りている状態でしたからね。それから見れば…曲がりなりにも損にならず…利益を計上でいるだけ、マシだと思わねばなりません。

昨日…会員向け原稿を書くために、あれから今年1年を総括していました。どうも…2018年もそうですが…今年も、後半は駄目でした。12月は節税のために「売り圧力」が、毎年増すように感じています。そうして今年は、二つの特徴がみられます。一つはIPO(新規公開)ラッシュです。カタルはこの短期投資をしませんから、よく知りませんが、この12月はすごい量ですよ。驚きます。

もう一つが、やはりTOBが盛んになってきたことです。この背景は2014年に日本版スチュワードシップ・コードが…2015年にコーポレートガバナンス・コードが相次ぎ導入されて、株式の持ち合い構造が変化してきた背景があります。

そもそもROEが欧米に比べて低いのは、日本村社会構造の維持費がバカにならない面もあります。日本と言う成り立ちは島国の為に、「助け合い」…と言えば、聞こえは良いですが、村の維持費を「奉か帳」方式で要求されます。経団連などの組織も似たようなものです。

正当な競争社会ではなく…村社会の「おきて」を破ると「国策逮捕」される国です。

今でも…この「せめぎ合い」をやっています。森本学園も加計学園問題もそれが表面化しただけの話です。「桜を観る会」でメールを頂きましたが、この桜を観る会も同じ土壌です。歴代の総理大臣は、自分の選挙民を招いていたのでしょう。内閣府は慣例だから、それを踏襲しただけの話でしょう。昔は、表面化などしない村社会の特権だったのでしょう。

カタルも良く知らないから…あまり言えませんが、前川喜平、元文部科学事務次官など…主従関係を逸脱した官僚のエゴに思えます。政治家を馬鹿にして自分の本分を弁えない馬鹿野郎です。カタルはそう考えています。公に政権を批判するものではありません。あれは内部抗争に敗れた官僚の姿に見えます。

他人には、様々な考え方があり、どれが正しいという正義感は、人により違います。今回のコロナに対する意識も、人により大きく違います。カタルは最初から風邪と何が違うのだろう…と言うパッパラパーの考え方です。ですが…ちゃんと外出時はマスクを着用します。ですが…流石に、近くの汐見運河の周りの散歩はマスクをしません。でも見ていると、みんなマスクをしながら走っている人も多いですね。何故かな? 

例えば…日本ではありませんが、こちらの報道など見ると…このコロナは大変な所得格差を生んでおり、業種により大変な努力を強いられている方も多くいらっしゃいます。ここでは対比する上で、同時に、こちらの報道も気になります。人間は妬みますから誰かに責任を転嫁したいですからね。だから…本日の日経新聞で、中国が国防法改正をしたことも気になります。

このコロナ禍では、特に医療関係は大変です。せめて…資金面で、もっと支援を充実させるべきでしょう。

カタルは老眼が進み本を読む機会は減り、最近はラジオを良く聴いています。そこに登場する芸能人も大変ですね。歌手は稼ぐ場所を奪われたわけです。何とか…食える人は良いでしょうが…カタルは「失われた時代」下で、年収120万円の悲哀の世界を味わっています。

どうしても…都会で普通の生活をするには、月に50万円ほど掛かります。家賃や光熱費で20万円、教育費も掛かりますからね。故にカタルは友達を渡り歩きました。でも…なかなか金を貸してくれる人は居ないものです。

逆にこんな貧乏人のカタルに借金を申し込んでくる奴もいます。一人は親せきで50万円をサラ金から借りて送金をしました。残念ながら…返ってきません。

もう一人は財務官僚で、なんと違法賭博をしてカードの返済に困り、カタルに300万だったか? 500万だったかな? 頼みに来ました。

でも「時すでに遅し」その当時のカタルの収入は、既に激減をしており、ビスタを畳む間際の話です。こっちも金がないから…「50万だけなら、サラ金のカードがあるから、そこから引き出して送るよ」…と言ったら、彼は観念をして、奥さんに事実を打ち明けたとか…。きっと、かみさんはカンカンだったでしょう。ポーカーか何かの博打で熱くなり…カードを使って金を作ってやったのです。

人生は面白いものですね。いろんな事があります。カタル自身が年収120万円の「極貧生活」を味わっているので、今の「痛みを抱えている人の気持ち」はよく分かります。ですが…まだたった一年ですからね。こんな程度で、ガタガタ言うな…と言う話です。ですが、最近は自殺者が増えている話を良く聴きます。やはりジャンジャンお金を出すべきです。

たぶん…底流に流れている「真の流れ」2014年に日本版スチュワードシップ・コードが…2015年にコーポレートガバナンス・コードが相次ぎ導入されて、株式の持ち合い構造が変化してきた背景があります。この動きがコロナ禍で、加速されると考えています。この流れを我々はケネディクスを通じて体感しています。この背景を良く考えましょう。

東京ドームと同じ背景でしょう。既存の株主から強烈な突き上げがあったのだと思われます。だって…誰が考えても不自然です。2兆円近くもAUMがあるのに、たった100億円程度の利益しか計上できないなんて…。カタルに言わせれば…狂っています。オープンハウスの推移が、普通の経営です。そりゃ…方法は違いますが、同じ業種なのです。株主を馬鹿にしています。だから慌ててTOBを持ち掛けたのでしょう。世界基準はROEの15%なのです。

野村証券の月足推移

これを成し遂げて…一人前の報酬が貰えるのです。嫌なら、MBOをして上場廃止すべきですね。きっと来年も多くなりますよ。M&Aが…。故に…野村証券の株価は上がると思っています。何故、野村證券か? フェアなのです。

今回の社内の実績給の報酬制度が消えて、仕事ができる社員は、外に出ますが…野村のブランドが消えて食える奴が、いったい何人いるか? 

金融界では実績より、信用力が重んじられます。ブランドが消えた人間に何十億も任せますか? まぁ、この話はともかく、何故、野村証券がフェアか? 手数料体系など良く知りませんが、信用取引の金利を0.5%に設定したからです。これは凄いことです。松井などは手数料の安さを謡っていますが…信用の金利はかなり高いはずです。きっと3%程度なのでしょう。

仮に配当利回り投資なら、目先の売り買いをあまりしませんから、野村証券に口座を設けて信用取引をして、裁定論理が通用します。5%を上回る配当利回り株はゴロゴロしています。本当は銀行が、その株券を担保にして…お金を貸してくれれば、いくらでも儲かります。100億なら3%を抜けば…毎年3億円が労せずに得られるのです。今はチャンスです。

お金持ちは、いくらでもお金を稼ぐことができます。しかし貧乏人は愚痴を言って鬱憤を晴らすしかありません。このレポートは、ある意味でカタルの「負け組人生」を語っている失敗記です。ですが…65歳になって罪悪感に侵されながら…社会のお荷物世代になったけれど、今年は何とか…たぶん年金分、程度の税金を納めます。

だって5月が誕生付きだから、まだ200万ももらっていませんからね。何とか…社会のお荷物にならないように…株で儲けて、自分の年金分以上の税金を納め続けたいものです。

いよいよ…明日は、ようやく年内最終商いの日です。

だから月曜日で節税対策の売りが切れます。このために無理をして安値を叩く行為は消えますから、過小資本株のマザーズ株にとって、外部環境は「激変」をします。明日が最後の買い場になるのでしょう。それでは…本日は、この辺でお終いです。

会員の方は、今朝方、午前3時ごろに、新しい原稿をアップしましたから、是非お読み下さい。



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