アーカイブ:2020年12月

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最近はTOBが増えています。大概は関係者のMBO関連に似たケースに見えます。この現象は、ようやく時代が動き始めたのでしょう。「コロナ」は金融・財政政策と人間心理を大きく変え始めています。しかし本来なら、日銀が量的緩和を実施したときに、反応すべきなのでしょう。

カタルは…いつも早過ぎます。歩合セールスの現役を辞めて投資活動に専念したのが2010年の終わり、11月まで営業活動をしていました。辞めた理由はいくつかあります。働いて稼いでも税務署様がやって来ます。それに…いくら頑張っても、せいぜい1億程度が限界なのです。

現役最後の年収は1000万円程度でした。その程度なら…投資で簡単に稼げると思ったことも理由の一つでしょう。ですが…現実は、未だに「借金返し」が終わっていませんから、この幻想は間違っていました。さらに相場が、良くなるという読みがありました。

あの年は黒田さんではなく、白川さんでしたが、日銀は10月に「包括金融緩和」に踏み切ったのです。しかし…結果だけ見ると、今のような大胆さではなくポーズのようなものです。黒田さんは「異次元緩和」を採用し、しかも危険資産の買い入れでも…現実は「流動性の罠」です。

カタルの2010年当時の読みは完全に間違っていました。それから5年です。2015年12月25日に、電通の高橋まつりさんが過労死自殺をします。そうして社会変革が始まるわけです。その社会変革の様子は、こちらが参考になるでしょう。昨年4月から法律が順次施行されているそうです。

そうして本日は、三菱UFJ銀行の新しい頭取の話です。半沢さんという名前は実在をしていたのですね。三菱UFJ銀行出身の池井戸潤と言う作家を有名にした「倍返し」の文句です。半沢さんと池井戸君は同期の入社だそうです。何故、このニュースを引用したか?

上記の3つは、それぞれ関連性があるからです。カタルは皆さんに時代の方向性を考えた投資を勧めています。一番、いい事例は炭鉱でしょう。カタルの友達の親父さんは、既に他界をされましたが、確か…九州大学を卒業して三井松島に入社をしたのです。エリート街道でした。しかし晩年は役員近くのポストだったので、建設会社の役員に出向かな? 

炭鉱は、昔は憧れの花形産業でした。カタルの頃は金融業です。みんなが入りたいと思う業種の一つです。地方では公務員か…金融です。比較的、賃金が良いのです。しかし…いつしか、みんな花形産業は衰退をします。池井戸君たちが入った時は、金融は「斜陽」の入り口です。だから理不尽な仕事の強要を受けて…あのドラマが生まれます。

極端な話、昨日までお金を借りてください。…と懇願され、仕方なくお金を借りたのに、翌日には、銀行員は態度を豹変させ、「金返せ!」と叫ぶ…業界なのです。末端社員は大変ですよ。理不尽な上司の要求に振り回され…自殺をする経営者の遺族に対しても、借金の返済を迫るのです。このような後ろ向きな世界が嫌になり…彼が現役の頃、意欲ある若者は名目時代の中国に行きます。1990年代の話です。

現場は涙なしでは、語れない現実がたくさん生まれています。自殺など当たり前です。そんな暗い社会が「失われた時代」なのです。その現場を経験した人間が、ようやく…三菱UFJの頂に立ちます。ようやく…銀行も変わります。日本という村組織も…携帯料金の引き下げを見ると、既に変化を始めています。すべての事象が繋がります。これが「市場の整合性」の話です。

自分だけが、努力をして頑張っても…なかなか上手く行きません。相場なんか…そうですね。自分はこう考えると…と思っても、時期が到来しないと相場になりません。「主体と客観」評価の話です。

昨日は広範囲に個人投資家が持っている人気株が売られていました。

ロコンド(3558)の日足

ロコンドは通行手形を持ってなかったようです。お役人様に、捕らえられました。またここから2週間の観察期間が必要になります。もう…株価は200日線を下回り、異常な乖離は存在せず、普通の株になりました。ですが…カタルが見ている限り、新規の仕掛けも見られず、なすがままのケセラセラですね。

出来高の大きな盛り上がり、たぶん100万株程度の強弱感の対立が生まれるか?…あるいは株価の大幅上昇が底入れのサインになるのでしょうが…今のところは、その動きがみられません。既にカタルファンは3回の「ぶつぶつ投資」を実施済みでしょうから…「時間を置きなさい」と述べています。

ですが…心配は要りません。お金があるなら買い続ければ…必ず、儲かります。しかし、お金は無限ではありませんからね。

人気株だったPSS(7707)の日足推移

皆さんの多くは、自分が持っている株だけしか、見てないから市場の流れが見えてないのでしょう。別にロコンドに限りません。同時期に活躍したアンジェスやPSSなども同様の株価波動です。だからマザーズ指数も同様です。なかなか「底入れ感」が出ません。ここではPSSの株価と指数を見てみましょう。

マザーズ指数の推移

一つの「切っ掛け」と考えられるのが、年内の最終受け渡し日です。今年は週末の25日かな? それとも28日かな? 

ネットで調べると…どうも28日の月曜日のようです。やはり予測通り、2018年の再来まで行きませんが…あの年と似たような展開になっています。

カタルは事前に2018年の「東邦チタン」のチャートを掲示して、この観測を皆さんに伝えています。昨日も「損切り」の再調整を迫られました。カタルが投げています。2100円の壁を売ったのはカタルです。その後2035円の指値は400株しか買えていませんでした。

仕方なく…大引けでその玉は買っています。ですが…うまくやっているわけではなく、むしろ「下手」を打っています。ゲス野郎は、所詮、上手く立ち回ろうなんて思わない方が良いのでしょう。しかし人間は欲の動物です。

この説を採用するなら、あと3日間の辛抱です。来週には、様変わりの展開になるのでしょう。今はアンジェス同様に売られているロコンドなどは、来年になると…銘柄の違いが明らかになります。たぶん、初のイナゴ族との協賛は、こういう形でツケを払わされるのでしょう。いい経験になりました。高い月謝ですが…貴重な体験をいくつか…しています。

結局、何をやっても、大きな成果になっていません。

グロームHDはマズマズの口なのでしょう。貧乏人は「時間」の我慢が出来ません。時が到来する時期を待つユトリガなく、お金があれば、使いたいし…困った精神です。

空売り銘柄はよく見えますが、買いでこれだ…というのを発見するのは、なかなか難しい。故に、ロコンド、一本勝負と思ってけれど…仕方がないと思って諦めていますが、流石に、ここまでやられるとギャフンです。結局、これしか…カタルには、あの時から選択肢が見えなかったのです。ですが…幸いケネディクスがTOBになり、カタルの痛手も少し緩和されています。下がらない株は宝物です。

島精機(62222)の日足推移

あと3日の辛抱なのでしょう。ようやく…ここに来て「未来の宝」と表現をした「島精機」(6222)も株価が下がり始めているようで、観念を始めたように見えます。この意味が理解できますかね? 市場の整合性の話です。

プロの証券マンは、常に銘柄の関連性が頭に入っており、連想ゲームをします。ですが…やはり一流株のほうが楽です。どちらかと言えば理屈通り株価は動いているように見えます。その代わり、大幅なリターンは望めません。

安川電機なんか、理解できないけれど…こんな株が、大きな調整もせずに峠を乗り切れるのですから驚きです。それだけ…相場が暖まり、名目時代を表しているのでしょう。

そんなことで…本日は、昨日の個人好みの株が下がっている背景と社会の事象から見て、新しい時代が始まっていることを伝えました。それにしても2010年に会社を辞めたのに…2015年が契機に社会変革が始まり、ようやく携帯料金の引き下げです。

あの失われた時代の悲惨な営業活動を味わった人間が、ようやく「社会の頂」に立つのです。他人の痛みを知ってこそ、初めてトップに立つ最低限の資格を満たすのでしょう。他人の痛みが分からないようでは…所詮は良い仕事はできません。有言実行を心がけて率先垂範を実行して来ましたが、なかなか一流役者のようにうまく立ち回りが出来ません。奥が深くて面白いね。株式投資は…。

決して負け惜しみではありませんよ。なかなか超えられない壁があるから、嵌まり続けています。ですが…そろそろ神様、カタルにも卒業のチャンスを与えてください。カタルは本日は寄り値で…6000株かな?7000株かな?…のロコンドを投げました。トホホ…お金があるなら、こんな手法を採用しなかったのに…貧乏人は、いつも貧乏くじです。

また明日。



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