アーカイブ:2021年12月

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市場原理主義のカタル君、いつも述べているのは「政策運営」が正しければ…株価は上昇すると述べています。1989年に38915円を付けた後は、下落を続ける日本株は、なんと…1万円の大台を割れます。

日経平均株価の月足推移

此方の月足推移を観ると…その様子が分かります。株価と言うのは、「政策の通信簿」です。その通信簿が、この状態では…偉そうに政策官僚は、意見を述べられません。この泥沼から日本を救ったのが、安倍政権が掲げた「アベノミクス」です。カタルには不満もありますが…歴代の総理から見れば、まともな政権です。森・加計問題や桜を観る会などの批判勢力は巧みにメディアを誘導します。多くの日本人は「官製統制」という言葉を知らないようです。

S&P500の日足推移

日本は中国以上に、情報がコントロールされて…国民教育されていると思って良いのです。巧みなやり方ですから…一般常識のある日本人も、なかなか彼らのマインドコントロールに気付きません。ですが…米国はS&P500の引け値では高値更新です。

最近の代表事例では、岸田政権の「新しい資本主義」などは、この「悪魔の囁き」に聞こえます。先ずは分配…そうしてコロナ対策で支持を得ようとしているように見えます。しかし市場原理主義のカタルには、こちらの報道が正しいように思えます。

昨日、安倍さんの主張を聴く機会があり…彼は今の岸田政権をこのような市場の観方で危惧していました。その後、岸田さんと会談があったようです。

市場は非常にデリケートです。常に政策と現実を天秤にかけ、正しいかどうか…株価が判断をしています。株価は経済政策の「リトマス紙」です。経済が良く回り…国民が豊かになっている国の株価は、必ず「右肩上がり」に、株価は上がり続けます。政策が間違っているから、株価が上昇をしないのです。過去の歴史は全て…そうです。世界大恐慌の後…ゴタゴタが生まれ、世界は戦争に突入します。

ヒトラーの誕生は時代的な背景があり、最初は優れた経済運営で…米国のフォードなどを中心に、彼を応援をしていたのです。意外でしょう。まさか米国の成功者が、独裁者のヒトラーを応援するとは…歴史を後になって観察すると面白いですね。

株価も必然的な理由があり…その価格が誕生します。皆さんの多くは、業績推移が株価を反映していると思うかもしれません。確かにその比重は大きく…企業業績が株価を押し上げます。しかし株価は、企業業績を押し上げるケースもあります。つまり株価が時代を新しく作るのです。

業績を反映する株価ではなく…株価が新しい時代を創り、その結果は企業業績が向上して株価が押し上げられる…循環があります。カタルは何故、今の時代に、こんなバカ現象が生まれるのか? その背景を探るようにしています。

例えば…今回の船運賃です。何故、何倍もの運賃が誕生したか? その背景には、その現象が生まれた「必然性」があるのでしょう。時代が生み出した現象なのです。

ところが人間は、多くの場合、これを否定します。

過去はこうだった…だからこの現象がおかしい…として、過去の刷り込まれた既成概念が正しいと思うのです。アマゾンやテスラの株価を観ると分かります。両社とも、当初はこんな馬鹿高値が…と言われていました。今でも…テスラの評価はそうです。アマゾンも未だに高い評価です。何しろPERは66倍の評価なのです。一方、中国のアリババはどうでしょう。僅か16倍の評価です。この4倍近い差は、何故、生まれるのでしょう。

政策に対する信頼性が、一番の違いでしょう。これじゃ…同じ土壌で競争をしても負けます。最初から4倍ものハンディがあります。冒頭に掲げた国際金融都市になれない日本の話をもう一度読んで…我々日本国民は、自分の頭で考えないとなりません。

何故、船運賃が上がる背景があるのか? 

まだ海運株は市場から正当な評価を受けていません。その理由がカタルも良く分かりませんが、この運賃が生まれた時代背景があると思っています。

来年からRCEPは発動され、アジアの商圏が開放に向かいます。残念ながら段階的な関税に引き下げなので、直ぐに時代が大きく変化するわけではありませんが…カタルが何故、日本株は10万円を超えて…成長期に入るか? やがて明らかになるでしょう。

今回のサプライチェーンのゴタゴタが、コロナ感染による「一過性の現象」と言う考え方は、「FRBの間違い」で決着しました。

このインフレと船運賃は同じグループの現象です。両者の関係には相関性が高く存在します。カタルはいつも…発想を変えて、物事を考えるようにしています。船株の運賃は、一時的で間違っているという認識は、時代考察が正しい観方でない可能性があります。

この状態が常態化したら…どうなのでしょう。時代は大きく変化をしてDXの時代なのです。ようやく日本も紙の時代からデジタルに変わります。RCEPの意味は?

海運株の評価に違和感を抱き、テスラの評価に違和感を抱き…前者は株安ですが…後者は株高です。前者は市況が先行し、後者は株価が先行した現象ですが、共通項は市場の「間違った認識」が表面化した現象に思えます。

同じような…市場関係者のギャップは、様々な点で観られます。例えば…ソフトバンクの認識ですね。少し前は持て囃されて…株価は1万円を超えていましたが、今の評価はどうなのでしょう。カタルは、実績しか信じません。

ムディーズのイカサマ評価など信じません。それより、シャープの佐々木さんの好意で生まれた1億円のスタートから、兆円単位のビジネスを生んだ実績を誇る孫さんの実力を信じます。彼が自社株買いをするという事は…市場の評価が間違っているのでしょう。こんな事は常識的な考え方です。

日経新聞も、NHKも…所詮は、人間が作っているものです。

自分の頭で考えるのが、株式投資です。カタルは下げ続ける「BASE」(4477)の株価を見て、最初は全く興味がなかったのです。あまり下がり続けるから…その背景を調べ、ロコンドを手掛けていたので、田中君がテレビCMの話をしていました。「費用対効果」の話をしていたのです。

今回、これだけ売り上げが伸びているのに…何故、赤字が継続するか? その背景を観ると…成長投資として、このCMなどを、鶴岡裕太君は活用していました。何処か…狂った評価です。通常は1/3程度のものでしょう。あれほど…熱狂した背景を、もう一度、考え直してみると良いのです。

たぶん…株価は反発するのでしょう。まだカタルの描く論理株価になりませんが、でもあの馬鹿高値を批判していたカタルの心を動かし、実際に、最初は僅か…200株ですが、買う行動に到ったのです。残念ながら下値を買えず…仕方ないから650円で、もう800株を追加で買い増し、合計で僅か1000株しか持っていませんが、観察銘柄に格上げしたのです。

カタルは、ある意味でこのサイトは「ボランティア」の面も持ち合わせています。ネット時代になり…手数料と言う魅力に負けて、皆さんの多くは対面営業を避け…ネットを利用しますが、対面営業には、対面営業の良さがあります。日本人は自分で決断を出来ない人種です。誰かに背中を押してもらわないと決断できないのです。確かに…売り買いの合計で3%程度の手数料は高いかもしれませんが…その金額に見合ったアドバイスは得られると思いますよ。

少なくとも「BASE」の馬鹿高値を買う行動を、証券マンは一度は、止めます。でも顧客に懇願されれば…仕方なく、その注文を受け実行します。でもカタルの場合は、そんな注文は受けない。どうしても買いたいなら、「他の証券会社で株を買え」と突っぱねた事があります。そうして「預かり証券を移管させますから…その書類を送ります。」…と自分のプライドを重視したこともあります。ある意味で、傲慢なセールスでした。

人間は目先の誘惑に弱いものです。この時間の概念が、なかなか克服できません。しかし最近、弱かった日本郵船の株価も…ようやく利食いを消化し…ステージを変える準備が整ったようです。しかし今は商船三井が一番で、2番は日本郵船の株価に感じられますが…実際は、川船が一番、強い動きなのです。その理由はチャートを観ると分かります。

商船三井の日足、まもなくゴールデンクロス(25日と75日線)

カタルは、なかなか論理的な株価に達成しないのは、おかしな現象と言い続けています。

どうも最近は、このバカ現象が、あまりに現実から、かけ離れた…「異次元」現象の為、現実の人間の心が、その現象を受け入れられない、生理的な現象なのだろうと思い始めています。何故なら…ずいぶん調整時間が経過したように感じていますが、未だに200日の移動平均線は、遥か下に位置しています。

日本郵船の日足、ゴールデンクロスまで、まだ時間がかかる

つまり8月から9月の株価修正は、正しい現象なのでしょうが…あまりにスピードが速かったために、その環境整備(人間心理の転換)にかかる時間が必要だったのでしょう。最近はそう解釈しています。そう考えると、今の株価の動きは自然に動き見えます。時間が株価を容認するのです。だから…どんな株、たとえ成長株でも「調整期間」が必要です

既にゴールデンクロスを達成した川船の日足推移

川船は再び25日線が下から…75日線を突き抜けた正常な上昇パターンになっています。

この所、株価が強く感じる商船三井は、まもなく川船の後を追って、25日線と75日線は「ゴールデン・クロス」を迎えます。ですが…日本郵船は、未だにまだ株価は回復の途上です。この移動平均線の関係現象を観ると…ようやくカタルの違和感が消えます。カタルはこう述べていました。一株利益では一番高いのが川船で、次が商船三井、日本郵船の順番です。しかも変化率の観点では、川船が一番です。

移動平均線の関係を観ると、この考え方どおりの展開になっています。残念ながら…市場全般の外部環境は、強いとは言えません。個別株要因より、市場要因の冒頭に掲げた岸田政権の「新しい資本主義」の概念が、市場にブレーキをかけているものと思われます。これが当初描いていた「ITバブルの連想」を諦めた背景です。ですが…余程のアホな選択をしなければ…カタルは38915円を奪回できると述べています。

本日は日本製鉄が、物産を提訴したと報じられています。この現象は日本人の「国際ルールに対する欠如」を改めて考えさせられます。この話と、三菱UFJが米国の子会社のユニオンバンクを売却した話と共通項がありますが…皆さんは気付きましたか?

報道を考えながら、読んでいるかどうか…が問われます。

もともと三菱UFJは国際ルール違反で処罰の対象になっていました。マネーロンダリングの話です。此方の資料を読むと分かりますよ。2019年9月の指摘は、2007年にも受けています。何故、子会社の売却に到ったか? ある意味で仕方なく…子会社を売却した可能性があります。この事例は日本人の意識問題です。

物産もトヨタも一流域の企業ですが、どうも…日本人は、この感覚が鈍いようです。「村社会の甘え」です。この話も「日本製鉄の転換」を示す現象なのでしょう。

この後の日本製鉄の決断が注目されます。日立のように総資産の圧縮に動くかどうか…。日本製鉄も基本的に総資産経営でしたから…多くの要らない資産を抱えています。このヒントで…カタルの意図している「未来」が分かるかどうか…。

株価の読みには、様々な背景を理解してないと「未来図」が見えません。経営者だって、時代背景を感じて、経営方針を決断しています。日本製鉄も、高橋さんを自殺に追い込んだ「電通」と同じように、追い込まれているのです。それだけ…真剣に経営をし始めた現象が、トヨタとの薄板鋼板の価格交渉なのでしょう。ようやく…真剣に日本製鉄は経営を始めたのでしょう。それでは…また明日。

いつもなら…ここで、株価の下がってきた6990-7000-6730-6800=3225000(10:40)川船を買うのですが…残念ながら本日はこれから出かけますから、ギリギリの博打は出来ません。年末は色々…忙しい。まぁ…良いでしょう。



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