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本日の新聞は、なかなかです。まずはデジタル貨幣の利用です。そもそも銀行の振込手数料が高いのが問題です。この村論理と技術革新の戦いで…日本が動き出している実例です。これは菅総理の実績ですよ。携帯電話の料金の引き下げ、オンライン診療などもそうです。

確実に日本が新しい動きに流れている現象です。だから株価はデフレの関門の「流動性の罠」に苦しみましたが、22750円を奪回して28000円台に突入しました。今では株価3万円の掛け声が掛かっています。古い体質が徐々に崩壊し…ようやく日本も変化をしています。このような社会現象が株価を押し上げます。「見えない糸」…つまり「市場の整合性」を理解しないと株価の先読みが理解できません。

カタルが何故、ロイターの報道に反応して…東芝を推奨し始めたか? 

一番、大きな理由は半導体相場です。キオクシアの上場が「とん挫」したのは、米国の規制によりフェーウエイへの供給網が断たれるリスクですが、あの時は半導体相場も微妙な状態でした。しかし今は半導体不足が言われるほど逼迫しており条件が揃ってきました。東芝にとって旭化成の子会社(半導体工場)の火災も、神風のようなものです。さらに米国の規制もそうでしょう。

相場は微妙なのです。目に見えない未来の事象が、未来の株価に追い風を与えるか、それとも逆風になるか? これは「運」と言うしかありません。神様の…悪戯が、どう相場に影響を与えるか…誰も分かりません。これが相場の「あや」と言う部分です。だから完璧には相場を読むことが出来ません。

この火災の影響を受け、トヨタは関係の強いルネサスエレクに半導体の生産を要請したのでしょう。旭化成も応援をする。これが村社会の良い所でもあります。10年前の東北大震災、あの時にルネサスの工場が被災し、トヨタは社員の応援部隊を送り復興を後押ししました。あれも村論理です。みんなで協力する。

しかし反面、日本医師会のように既得権を守るためにオンライン診療を妨害する政治力を発揮するのです。厄介な組織です。

本日の新聞報道で信越化学の米国工場新設が載っています。TCMCやサムソンも1兆円規模の投資をして米国内に工場を建設しています。この現象は米中対立の一環ですが…ある意味でトランプ政権の成果です。トランプ氏が言うように、土台作りを彼がして…そうしてバイデンは、その成果を受け取るのでしょう。

市場の整合性の考え方として…「日本アジア」(3751)に対するTOBが、NPCの相場にも影響を与えます。曳いては…なかなか上値を追わない光通信がらみの1067円のT君の相場にも影響を与えます。

NPC(6255)の日足推移

公約通り…カタルは1081円から200株ずつ、買い下がっていたNPC株ですが、今度は900円を割れたので、400株単位に株数を増やし、今のところは890円で一回だけ買っています。これで合計1000株になりました。しかしこの株は人気が高く、未だに25日線の移動平均線に到達しません。25MA=870円ですが、本日の安値は878円までです。

仮にカタルが1081円から買い始めたときに1000株ずつ買っていたら、冷静な気持ちで、本日の890円も買えたでしょうか? 個人の力量は様々です。1万株単位でも…「へっちゃら」な人も居るでしょうし…カタルのように200株単位の人間も居ます。この結果がどうなるか? どっちでも良いのです。何れ、必ず儲かる時があるでしょう。実は過去、何度も儲かる場面があったのですが、僅かな株数なのに面倒だったのです。

この日本アジアへのTOBは、東京製綱(ロープ=5981)の日本製鉄による部分的なTOBも関連します。ロープの内容を見ると…純資産は1259円あります。結構、昔から仕手性があった株ですから、株が集まるかどうかわかりませんが、上場しておいて、高く買ってくれるのに…文句を言う村社会の経営者は、悲しいですね。それなら…何故、安値の株価を放置したのでしょう。真剣に経営をしてないから…経営権を狙われるのです。この株数で経営権が手に入るとは思いませんが…前田道路のTOBを連想しました。

この現象が、社会変革です。

むかし…王子製紙が北越製紙に敵対的TOBを仕掛け、失敗をしました。あの当時はM&Aの環境が整ってなかったのでしょう。ですが…今は日本経済も非効率な会社の淘汰に入っています。村論理に甘える構図が打破されます。

そうすると…武田薬品のCEOのクリストフ・ウェバーの高額報酬も社会認知されることでしょう。仮に日本社会が高額報酬を認めていたら…日産自動車のゴーン事件が起こっていたかどうか? あの事件は1億円以上の高額報酬の開示が義務化されたのが、根底要因でしょう。

日産自動車の末端社員はグローバルな感覚に晒され…戦いから逃げたのかどうか…。しかし今回、日産は契約社員を正社員化するとか…。村論理の経営を復活させました。良いようにも思えますが…すべては結果です。曲がりなりにもゴーンは、倒産の危機にあった会社を世界ビッグ3に押し上げたのです。やはり難しいですね。この話は…。どちらが良いのか?

ほう…今回の会員レポートの紹介銘柄のS君が、遂に2000円台に入りました。あの時が1200円台ですから、ロコンドとえらい違いです。方や4000円が2000円割れ、もう一つの選択は1300円だとしても…2000円はやはり凄いのです。株と言うのは…分からないものです。なにが…幸いをするか。

本日は、東芝を更に買っています。3350円、3340円、安値が3335円ですから…それ以上の下値は、今のところは買えていません。

カタルは「鉄板相場」の一つとして、銘柄公開をして皆さんに推奨をしています。3000円割れでは、読者の皆さんは、いくらでも買えている筈です。あとは皆さんの判断です。

実は昨日もロコンドの売買をしています。売りを交え…1930円の指値が買えました。ですが本日は売っています。でも謎なのです。カタルの理解を超えた値動きです。時間を覚悟しなくてはなりません。下手をすれば…2年程度の時間になります。どちらが正しいか?

結果論は、誰にでも言えますが…様々な意見を聞いて…自分で判断をすればいいのでしょう。先日2035円の安値を2週間以上割らずに…2018年10月の高値が2170円だからもう良いか…と思いましたが、まさかの2000円割れです。

これがイナゴ族の感覚なのでしょう。アンジェスやPSSとは違うと述べていますが…同類に分類されているようにも感じています。通常は、まともな連中の買いがみられるはずですが…既に手が入っているようにも感じますが…よく分かりません。安全を見るために時間を置くのが良いのでしょう。

奇麗なT君の日足推移

結果論は誰にも言えますが…安値を買うのが正しい行動ではありません。安値を買うのは大変ですよ。今、買っているT君も、誰かがTOBを宣言してもおかしくありませんが…どうでしょう。この株が本当に輝くのは、先のようにも思いますが…チャートは奇麗です。

儲かる株なんか…きっと沢山あるのでしょう。ですが…東芝が少し上がったので、気分は改善していますが。やはり追証懸念を抱き…株を投げるのは嫌です。もう勘弁を願いたいものです。そんなことを言っても…また懲りずに参考に示した1920円で、本日も買い指値を入れたのですが、本日は買えていません。「1円新値は、鬼より怖い」という格言もあり…どうなりますか…。

さて東芝のこのラインの売り物が、どの程度で切れるのか?

これは出来高バランスで分かります。どんどん出来高が減っていき、平常時と同程度の出来高が続くようになると…大体、このラインの売り物を消化したことになります。あのストップ高の3465円を付けた日が1558万株、翌日は507万株です。だんだん平常の出来高(一日100万株程度)が続き…あの日の高値3465円を超えたなら、概ね、時間の問題で次のステップに移行する準備が整ったとみて良いのでしょう。この株は、既に「仕掛け人」が存在しているから、安心をして見ていられます。

株の上げ下げは、自然に生まれるものではありません。時代の流れがあり日本アジアへのTOBが起こったのです。この発想はバイデン政権の誕生や、菅政権の脱炭素化宣言に起因するのでしょう。だから誰にでも気づくチャンスがあったはずですが…残念ながらカタルはT君を、東京ドームとケネディクスから連想したわけです。この違いは僅かなのです。

今日の原稿は、難しかったですか? 

基本的に難しくても…分からなくても…、毎日、継続して読んでいただければ…その内、お金持ちになれるし…年金分くらいの税金を納められ…「社会のお荷物世代」だと、言われなくなります。既に体力では若者に勝てません。しかし…この積み重ねて来た知識で、若者の所得を上回る利益を上げ続け…自分の年金ぐらい税金を納め続けられると、自身の罪悪感は消えます。

「お前ら老人は社会のお荷物だ!」「コロナにかかって、早く死ね!」と言われないで済みますね。僕らは賢い投資家になりましょう。その為には、時間を友達にしなくてはなりません。「上がって良し、下がって良し、どちらでも良し」…と「禅」投資を実践すればいいのでしょう。果たして、この実験が成功するかどうか…。どちらでしょう。それでは…本日はこの辺で…。また明日。

アンリツ(6754)の日足推移

あっ、あの時のアンリツ(6754)が高値を追っている。しかし…この時間を耐えられる人が何人残っているか…。この時間経過がプラスになるのが名目時代です。実質時代は時間の経過が悪化になっています。この違いを嚙み締めましょう。やはり名目時代は楽しい社会です。



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