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かたる:1兆ドルの空売りを抱え上昇してきたNY市場は、いよいよ関門を迎えています。SP500の「2100」越えは、過去、何度か来ていますが、何れも…跳ね返されています。しかし減益見通しが続く、この時期における高値圏の到来は意味があります。「イエレン時間」が訪れている認識なのです。ようやく、これで日本株の海外勢の売りもなくなり、買いが増えてきます。これは非常に重要な焦点なので、頭の中にインプットすべき現象です。カタルは高値を抜けることはなく、仮に抜けても一時的で、ボックス圏相場が続くと言う立場ですが…下がっても下値は堅く、仮に再び2000を割れても一時的な現象と思っています。この影響が日本株の物色動向にも影響を及ぼします。銘柄の選別が変化しますからね。この事は非常に重要なのです。何れ…詳しく解説します。

米国SP500の推移

米国SP500の推移

キーワードは大統領選だと思いますが…果たして、どうなるのでしょう。発言をそのまま真に受けると、トランプ氏の就任は、世界経済に大きな影響を与え、グローバル時代ではあの内容は通用しません。彼は実務者なので…姿勢転換すると思いますが、就任当初は、一度は、叩かれる可能性があります。カタルは内心、意外に成功するかも…とも考えています。初の女性大統領誕生で、クリント氏なら普通でしょうが、サンダース氏の場合も不安を抱えます。厄介な問題です。米国は金融危機後、立ち直ったと言っても…表面上の現象でユトリのある社会形成とは違います。日本と同じように失業率が改善してもブラック企業やブラックバイトが存在するような「歪な」形なのでしょう。

あまり中期的な展望は必要ないでしょうが、相場シナリオを考えるうえでは重要な点です。本日、カタルは「みずほ」を、再び利食いしました。まぁ、失敗した口なのですが…実験で買った先週の高値の寄り付きですから、4月14日の171.3円の買いを174円台で売りました。手数料の安いネットならでは…の売買です。でも本日は、あの日の高値173円を抜いたので…底打ちの可能性が非常に高くなっています。株式の場合、基本的に前の二つの高値の山、みずほの場合は4月14日の高値173円と3月14日の高値188.8円の抜くことが…基本的な上昇パターンの確認になります。まだ3月の高値を抜いてないから、株価波動の転換は、確認できません。チャート上は…の話です。

基本的に金融業の株価が上昇を続けぬ限り、本格的な景気上昇とは言えません。マイナス金利が金融業にマイナスだと言うのは、近視眼的な見解だとカタルは思っています。もう少し金融業の規制を撤廃すべきです。余りに規制で縛り過ぎています。その為に自由な活動がなかなか芽生えません。安全を優先する余り、成長を失っているのです。両社の関係は卵と鶏のような…成長すれば、安全度が増すわけです。現在は消費税の増税がテーマになっていますが、成長を加速させれば…税収は増えますからね。アベノミクスのおかげで税収は増えた訳です。此処が問題ですね。名目GDPを目標に頑張るべきです。

アレレ…銀行がマイナスになって来ました。トホホ…まぁ、当然ですね。また買えますね。基本的に貧乏人は、このように安値を買わずに上昇してからの押し目を狙った方が良いですね。メディカル・システム・ネットワーク(MSN)は、カイオムと比較すると値動きが鈍く感じますが…これはどの銘柄にも言えますが…日計りが出来るような値動きの株は株価位置が高く危ない銘柄です。小野薬品やそーせい、更にグリーンペプタイドなどが、連騰を続けていますが、旬を迎えているから値動きが活発なのです。旬と言う事は、いずれ終わると言う事です。「さくら」のようなものですね。きらびやかな瞬間は、1週間程度なのです。株の場合は、もう少し続きますが、長くて…3か月程度かな? 少し前のフィンチック関連のようなものです。

カイオムの日足推移

カイオムの日足推移

問題は…適度の休みを与えると良いのですね。循環物色になれば…主役の小野薬品などは休むことが出来ます。乖離調整です。乖離調整とは…以前の株主に、利食いの機会を与える時間の事です。例えば…カイオムは、昨年の12月に高値を付け下落しています。16日に998円を付け、2月15日には440円を付けています。つまり半値になっていますね。高値を買った人の気持ちになってください。ヤレヤレ…ようやく損をしなくなった。良かったな…と思い、利食いをしますね。この人達が売り切るためには…彼らの買い値水準で、上下を繰り返す必要があります。再び下がると言う姿を見せなくては、売る気になりませんね。これが乖離調整です。

メディカルシステムネットワークの日足推移

メディカルシステムネットワークの日足推移

同じことがMSN(4350)にも起こっています。此方はもっと長く、昨年の11月4日に789円を付けました。つい最近の4月14日に765円まで付けて下げましたね。前の高値を買って居る人の気持ちになって考えると…今度、戻ったら売ろうと思いますね。このように…、前の高値は、必ずヤレヤレの売り物が被ります。それを確り…と拾う事が大切ですね。此処で重要なことは、企業業績です。企業業績が良ければ…株価は基本的に上がり続けます。ただ綺麗に…上がるためには、「仕掛け人」たちの存在が必要になります。僕らは所詮、小判サメなのです。

仕掛け人の存在の有無は…相場を観ていれば、判断が付きます。まぁ、経験が必要になります。ただ仕掛け人が入っていても…力量があるとは限りません。パイオニアのケースを想い出してください。本来、カタルがおかしいな…カタルなら、こんなやり方は採用しないと述べた時期がありました。つまり仕掛け人たちの力量が不足しているのです。フュートレックの時は、おかしいと感じた瞬間に利食いに転じました。まぁ、素質があるから、またやると思っていますから、1000株だけ残し…様子見しています。あそこは重要なポイントなのです。やればいいのですね。度胸がないのか…。資金がないのか…分かりませんが、仕掛け人たちの力量不足を感じた訳です。

ただ、時期が早い可能性がありますね。ケネディクスのケースです。ケネディクスのケースは経営者が、保守的な為に利益を優先するのではなく…内部留保に拘っていましたね。含み損失を「レガシー・アセット」言う表現で、この損失を利益で消す事を優先しました。ダヴィンチが上場廃止になった理由を…ケネディクスも抱えていたわけです。疎開していた不動産もあるかもしれません。それらの含み損を、一掃する事を優先しました。利益の計上より、先ずは内部の基盤固めを優先しました。ある意味で当然と言えば…当然。サラリーマンなら「保身」に傾きます。

オーナー社長のソフトバンクの孫さんとは、違いますね。ソフトバンクもスプリントの評価損益を計上しても、よかった筈です。しかしオーナー故に、選択が違ったようです。余程、スプリントの再建に自信があるのでしょう。宮島さんと孫さんの違いは、明らかです。ケネディクスの前期の利益は98億円ですが…確か、記憶によれば…ちょっと待っていてね。今、決算書を観ました。36億円ですね。特別利益の計上が58億円で、特別損失は36億円ですね。つまり内部留保を優先させたわけです。今度は、レガシー・アセット(含み損失物件)がないから、利益調整が効きません。この2年間、過去の物件の清算を優先させてきました。サラリーマン社長と、オーナー社長の姿勢の違いは明らかです。

いちごHDの株価が上がり、ケネディクスとの鞘が開いていますが…、いちごHDの経営姿勢が本来の姿ですね。この不動産の売却利益は、AUM残高に比例します。でも何れ経営力により、この差がなくなりますね。時代感覚が、如何に大切か…分かると言うものです。良いですか…今回は、日銀がETFとリートを買っているのです。宮島さんは時代を観ていませんね。ハッキリ言って、馬鹿です。はやく100円台の利益を計上し…海外進出を加速させるべきですね。あるいはコンセッションに、力を注ぐべきです。地所とオリックスの違いを観ているようなものです。

さて本日は、株式教室を展開したために…長くなりました。良いですか…自分の頭で考えることです。カタルのレポートは、ヒントが満載です。このレポートで掲げている銘柄は必ず上がっています。読者、それぞれが、自分の好みで、銘柄を選び…丹念に下値を買えばいいのです。

カタルはMSNに、本日も…下値で、買い指値を用いています。680円から5円刻みで下値に入れていますが…買えるかどうか…。出来高が減っているので、急騰はないのでしょう。カイオムは一度1000円を付けたので…こちらも下値に買いを入れていますが、此方も厳しいかな? 他にも…色々ありますよ。銘柄など…どれでも構いません。大切なことは自分自身の力量を把握して…自制できるかどうかですね。カタルの失敗は、これに尽きます。それでは…また明日。互いに頑張ろうね。熊本の人も頑張ってくださいね。人生は「塞翁が馬」だろうと思っています。「自分自身の気持ち」の持ち方次第で…人生は大きく変わります。



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