イールドカーブ

今の米国経済はインフレを克服して、「新しいステージ」を目指しています。

その前に…カタルが「何故、一皮、むけた可能性があるのか?」この話をしないとなりませんね。近年の市場は「グローバル化」が進んでおり、世界的に同じお金の流れが共有されています。昔は、もっと…各国の株式の動きは違っていたと認識していましたが、日本株の流れを観ていると…米国株に追随する確率が非常に高いのです。

その為に…カタルは「ここ1年ほど」ですが、かなり米国株の観察を丁寧にしており…時間を割いています。故に、日本株レポートなのに…米国市場の話題が増えています。この観察を通じて…この米国株の動きを加味して相場を考えると…「市場の理解」が深まるのです。

何故? 失敗したか…その理由が「謎」でした。


「大阪チタン」(5726)の 日足推移

カタルが開眼したのは「大阪チタン」(5726)の相場です。最初、野村証券が主導して…相場を手掛けた時は、あの時は「やり過ぎ」だと思ったのです。でもあまりの「業績の変化率」を観て…この相場に納得します。

そうして最初は慎重に…「打診買い」をしていました。しかしスポンジチタンの値上げ報道から、株価は急騰しました。その後の「押し目」を拾ったのに…相場は再騰しませんでした。頭の中の相場観は、青の相場をイメージして取り組んだのです。でも横ばいの「謎の空白時間」が生まれます。これは、何故なのか?

業績は「絶好調」なのですよ。増額修正の連発です。しかし…野村が昨年、やり過ぎたために株価位置が高くなったため…この業績変化率でも「割安感」はありません。しかし大阪チタンは仕手性を帯びた株で、お船の相場と同じように、過去、何度も…大相場になっています。あまりの業績の変化率の為に、仕手化する要素を秘めているのです。

何故、やらないのか?

「ボーイング」(BA) の日足推移

この謎があったのですが、米国株を観察するに連れ…スポンジチタンの供給先のボーイングの株価に「連動する」可能性を考えました。チャートを比較する、この意味が分かります。

「ボーイング」(BA) の 業績推移

要するに…米国の「ボーイング」(BA)や「スピリット・エアロシステムズ・ホールディングス」(SPR)の株価が上がらなければ…日本の「大阪チタン」(5726)や「ジャムコ」(7408)の株価も連動しないのではないか?…と言う仮説が思い浮かびます。

確かに…ボーイングの今期まで赤字が継続しており…来期に「黒字転換」をします。来年、ボーイング社は赤字から黒字転換する「歴史的なポイント」を迎えます。航空機事故とコロナと言う二つの偶然が「重なる悲惨さ」は、なかなか生まれません。

「エアバス」もそうですが…「ボーイング」も豊富な在庫を抱え、生産力が問われています。この生産活動の稼働率を上げる途中で、またまた…トラブルに見舞われています。「スピリット・エアロシステムズ・ホールディングス」の部品不備の問題などで、なかなか生産性が上がりません。

兎に角、消化できない受注残を抱えています。車の生産と同じ構造です。車はコロナでサプライチェーンが崩れ、その為に「半導体不足」で生産が滞り受注が拡大しました。ようやく半導体の供給問題が改善して…今期は爆利益になっています。この構造と同じです。

来年の航空産業は、かなり良いのでしょう。しかも…再来年も増産です。

大阪チタンは「自己資本比率」が低いので…公募増資をして、増産体制を構築する可能性もあります。この辺りはよく分かりません。仮に増資を計画しているなら、通常は主幹事の野村証券は、このチャンスを利用します。

「クックパット」(2193)の 公募増資後の動き

公募の玉を回転させるのです。だから仮に公募増資が発表されて株価が下がったら、そこが更に…「買い場」になる可能性があります。この事例では…やはり野村証券が主幹事の「クックパット」(2193)のケースもそうでした。公募価格(3616円/3だからチャートは1205円)から、その後株価は2倍以上になっています。通常、幹事証券は公募価格に責任が生じますから…そのアフターを、必ず…実行します。

まぁ今日は大阪チタンの話ではないのですが…少し熱を入れて解説しましたね。この後…「中段揉み合い」からの相場が来年には演じられるのでしょう。やはり1万円候補の可能性があります。

まぁ兎に角…この「大阪チタン」を手掛けていて、ボーイング社の業績や株価推移を観ていたので…この大阪チタンの「休みの時間」が理解できるのです。

一例を示しただけです。他にも…多くの銘柄間で同様の米国株との連動性が感じられるのです。本当は…会員レポートで語るつもりですが、カタルは非常にオープンな人間ですから、この後の「基本戦略」の理解をするために、米国の「新しいステージ」の環境を、理解するためには「金利の話」が重要なのです。その為に昨日は、実際の「イールドカーブ」を観てもらいました。

イールドカーブの話は、経済を理解するために非常に重要です。

イールドカーブの形

この後、日本も…YCC(イールド・カーブ・コントロール)の話が、来年は主体になります。基礎知識として…残存期間の長い債券は、金利が高く…残存期間の短い債券の金利は低いのです。時間軸のリスクがある為です。解説は此方が良いかな? 良くレポートを読むと「スティーブ化」などの言葉が出てきますが…この岡三証券のグラフが一番、理解が進むのでしょう。

今の米国は「逆イールド」状態です。

米国の実際のイールドカーブ

残存期間の短い債券の金利が高く、残存期間の長い債券のほうが金利は低いのです。これは今の経済環境がインフレに対応するために…金利が上昇過程にある為です。まもなく…利上げ局面は終了します。通常は「順イールド」なのです。

少し期間の長い「スプレッドの違い」を観ると、この意味が分かりますから…5―30年と2―10年のスプレッドのグラフを作成しましたから、米国の長い期間の経済状態を観ると良いですね。


米国債のスプレッドの推移

オレンジのスプレッドが青をスプレッドを上回っています。この状態が自然な状態です。この鞘は「景気の状態」を示しているとも…言えます。如何でしょう。今の「逆イールド」の状態が、如何に「歪」か…皆さんも理解が進むのでしょう。

そもそも…順イールドで、しかも通常は 2年債と10年債のスプレッド格差を利用して資金運用をします。保険などは30年債と短期債の組み合わせもあります。このスプレッドの差を利用して…保険料金などが運用されています。

米国のM2残高推移と前年比の変化率推移

ここでもう一つの資料を提示します。M2の残高とその変化率を観ると…今の米国経済が非常に稀なケースの実験をしていることが分かります。この状態を観ると「コロナ」と言う人類の恐怖を実感できます。

この後…「ITバブル」後の相場や「リーマンショック」後のような…金融環境になります。今はまだ「逆イールド」ですが…つまり10年債の利回りを2年債が上回っています。2年債は4.898%ですが、10年債は4.416%です。‐0.482%です。逆ザヤになっています。

最近の2-10年のスプレッド推移

この日々のチャートも作成しましたから…参考にしてください。自分で資料を作るには、こちらのサイトを参考にしましょう。

要するに…相場がどうなるか?ここから「どの世界」に向かうかを、先読みして…相場を張るのです。

この仮説が正しいか、どうか…。カタルはまだ経験が乏しいから分かりませんが、一般的にはキャシーウッドは、こう述べており、WSJもこう述べています。

つまり…何故、カタルが「ジェイドG」(3558)を筆頭にして、「メルカリ」(4385)、「ソフトバンク」(9984)から、「BASE」(4477)の株を選択して…売り買いをしているか? お解り頂けるでしょう。

米国10年債利回り推移

ただ実際の米国の10年債の利回りは9月に上昇しました。この時はFRBも利上げを見送り…インフレは収まってきているのです。「謎の金利上昇」でした。

市場では「タームプレミアム」だとか…中国が米国債を売っているとか…多額の資金調達で、米国債の買い手が不足しただとか…色んな理由があるのでしょうが、実際、その金利上昇は謎だったのです。その為にカタルは「損失を計上した」とも言えます。ジェイドGは新興株ですから、やはり影響を受けます。しかし…現状は雇用統計値を観て、米国市場は激変しました。

ここで…重要なのですが、何故か…11月3日に破綻した「Citizens Bank」の話題は市場で大きな話題にならず…葬られました。春の段階では…「Silicon Valley Bank」が破綻した3月10日のときは大きな話題になって市場を席巻したのです。しかし11月の話題は葬られました。カタルは相場が「新しいスタート」を始めたから…なのかなぁ~とも思っています。

まぁ分からないことを考えても仕方ありません。

米国「リバースレポの取引額」 の推移

たぶん、様々なデータを観ていると…最短で3月にも「利下げ説」がありますが、カタルは、まず「QT政策」を止めることが重要なのだろうと思っています。米国債の消化を助けます。想定通り…「リバースレポの取引額」は、急速に細っています。2兆5540億ドルまで膨らんだものが、現在は、既に1兆ドルを割れて来ました。コロナ禍で過剰になったドルを市場から吸い上げています。たぶん…この解釈で正しいと思っています。

故に…米国金利動向を丹念に観れば…相場の内容が分かると思っています。

「市場の整合性」を考える場合、様々な事象を照らし合わせて…未来の相場を考えます。ジェイドGの相場にも影響を与えるのでしょう。タイミング的に米国雇用統計値から、金利低下の動きにマッチしています。

最近、ようやく「人気株」が、育ち始めました。今までは、何をやっても駄目だったのです。この理由は「市場要因」で…米国金利が9月に入り…意味不明の上昇をした為に、市場参加者は、極端に警戒をしたのでしょう。

カタル自身、「試行錯誤」のなかでの「思考パターン」を紹介したのです。

相場の時間軸を、ちゃんと理解して当てるのは、なかなか難しいと…理解してくれれば…それで良いのでしょう。故に「ブツブツ投資」をと言う行動パターンを守ることが、大切なのです。3回程度やってみて…上手く行かなければ…時間軸を置いて、しばらく観察すれば良いのです。今日は…米国の金利の話を…しました。如何に、今の米国金融市場の状態が、歪なのか? 

この理由はコロナと言う…人類は初めて接した試練です。

逆説的に言うなら、コロナがあったから…「AI革命」などが誘発された…可能性もあります。エヌビディアの決算数字は、非常に良いものです。株価は目先の需給で売りに押されていますが…「買い」だろうと思っています。この伸び率と利益率の高さは、「群」を抜いています。「H100」と言う半導体は、一時的なフロックではなく…「継続性がある」と思っています。この継続性の考え方が「PERの評価」を変えます。

ざっくり…と解説しました。あとは自分で探索してください。



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