相も変らぬ…トランプ批判は実に多いですね。でもカタルは…そんなに毛嫌いしている訳ではありません。むしろ…この政策実行の「スピード感」を大きく評価しています。
昔…カタルが上京して、就職先を探していた時の話です。興銀の杉下常務の知り合いで…和光証券の常務に会うために大阪に行き面談しました。その常務はカタルの話を聴いて、直ぐに…管轄の東京の岩井常務に電話をして面接の時間を決めて貰いました。即決です。
わざわざご丁寧に…「社員でなくて良いの? いきなりの歩合セールスは大変だよ。」とカタルのその後の生活も気遣ってくれました。当時の和光は、既に歩合外務員を採用してなかったのです。でも特別枠みたいでした。流石、縁故の力は強いですね。直ぐに採用になりました。でもバブル期の話しです。興銀は親会社で…しかも常務の紹介ですからね。その後、杉下さんは興銀の頭取レースに敗れ…和光の社長になりました。
この常務の…直ぐに、カタルの目の前で電話して、面談の日時を決めた行動力を見て…、あぁ、やはり仕事の出来る人は…違うものだと思いました。出来ることは…その場で実行する。問題の先送りをしない。非常に…大切なことですね。多くの場合、最初の第一印象で事の成り行きが決まります。
加えて…カタルはトランプ政権誕生以前から、オバマ政権の弱腰外交や、清貧思想を批判してきました。特に金融規制について、世界経済のガンは、此処が病巣だ…と考えてきた経緯があります。だからクリントンと争っている時も、トランプ氏の方が金融規制緩和を述べているので、良いいんじゃないか?…とも、考えていました。
故に、金融株を早くから本命視していましたね。現在でもそうです。この5月になると大手金融機関が、自社株買いを予想以上に実施するのではないかと思っています。この事も早くから…指摘しています。本来、みずほも三井住友も、自社株買い申請を金融庁に対し打診したようですが、自己資本比率規制の関係で、三菱UFJだけが、僅か1000億円規模の認可だったのです。これは世界の潮流です。
だからイタリアの銀行が、不良債権処理を計上したのです。損金を積み立てた訳です。まだ倒産など…してないのですよ。損金処理を事前にしたわけですね。危険債権は、リスク・ウェートが高く、その分も含め、資本にカウントされるためです。金融デリバティブ商品も高い資本ウェートが求められます。故に、世界経済の規模は、総資産圧縮の為に縮小してきたのです。
このような背景があるから…カタルは「ダリオ時間」と「イエレン時間」の解説を、長くしてきました。ダリオ氏は、早い利上げなどの金融引き締めに、実体経済の改善が追い付いていない為に、イエレン氏が利上げを急ぐと…再び、不況に突入すると考えていました。大恐慌の立て直しから…第二次世界大戦に突入した現象の再現を、当初から危惧していましたね。流石、一流どころの人間です。危機シナリオも、事前に検討するわけです。
でも実際のイエレン女史は、その辺りを良く心得ていたようで…、年3回の利上げ予定が1回になり、更に12月末まで利上げ実施を見送り、景気動向に配慮していました。彼女も、実に優秀な人です。馬鹿な日銀総裁のレベルとは、全然…器が違いますね。教えを乞うべきです。そうして昨年の夏ごろ…「金融規制克服論」が誕生しました。原油価格の上昇など…が、それを示しています。更に半導体価格も、その時分に…底入れして反発しました。
カタルは、このような「大勢観」が、相場に大きな影響を与えると、一貫して…レポートで述べています。嫌いだったのですが…、オバマ政権は誠実で、良識派でしたね。よくリーマンショックを克服して正論を押し通しました。なかなか着実な道は、歩めないものです。ある意味で…オバマは、非常に立派な人です。
まるでタイプが違うトランプ氏ですが…、株屋にとって、非常に良い大統領のように感じています。彼が、どの程度…金融規制の話を理解しているか分かりませんが…金融と実体経済は、車の両輪なのです。片肺飛行では、順調な飛行は出来ません。ある意味でオバマ政権下は片肺飛行でした。
だから社会に不満が溜まったのです。イギリスのブレグジットもそうです。トランプ氏やサンダース氏が、台頭したのも、そのような社会の不満が在ったためです。日本も電通事件が存在し、韓国にも大統領の辞任や、サムソン逮捕を見ても分かりますが、社会の不満が存在します。
だって…世界中の金融機関が、自己資本の保全を求められていますから、総資産の圧縮に動いていましたからね。だからカタルは、一昨年のHSBCのリストラ(6月)を見て、金融規制が行き過ぎているから、リストラに追い込まれる訳ですから、ダリオ時間を長く…気にしていましたね。
今、世界の識者の論理は…二分されています。ジョージ・ソロスのように…、あるいはジム・ロジャーズも、トランプ政権に懐疑的です。ダリオ時間を述べたレイ・ダリオ氏も、顧客に「極めて不透明な相場環境なので、投資先は一極集中せずに、いつでも売れる銘柄にすべきだ」との書簡を送った…と、先週15日の日経夕刊で報じられています。
この記事を読んで置け…と翌日のレポートでカタルは述べています。カールソン・キャピタルは「保護主義は悪影響を及ぼす」と述べて…警戒感を募らせています。ただサード・ポイントのダニエル・ローブ氏は、楽観的だとして…記事に紹介されていました。
ようやく…就任1カ月です。しかも、このスピードです。大手メディアと大統領の対立構造は続き…彼は、より一層、力を入れて…行動を加速する筈です。景気はドンドン浮上しますね。だからNY株価は、騰がっているのです。市場には、数多くの名言が残されています。「強気相場は、懐疑の中で育つ」です。
まもなく…金融株の第二波動がスタートすると考えています。三菱UFJの4ケタ奪回が、何時なのか…神様ではないから、分かりませんが、昨年末に…証券マン向けに、カタルは述べています。「銘柄など、一本で良い」今年は、金融株を、どれだけ…顧客にぶち込むかで、勝敗が決まると述べています。ただ馬鹿は、いくら有益な情報を伝えても…自分で咀嚼が出来ません。だから、いつまでも…貧乏な生活に、甘んじている訳です。
カタルは、息子を登場させ、「朝三暮四」だと…述べました。U-NEXTの話しですね。この話を聴いて、カタルは直ぐに行動に移しました。僅か1500株の買いで…直ぐに売りましたが…。この辺りが、カタルも馬鹿ですね。最近のヒットは、このU-NEXTとボヤージュですが、両社とも…充分な活用が出来ていません。今年のカタルの課題は…集中投資の活用です。
カタルには、妙な「拘り」がありますからね。この「矜持」と言うか…なんというのか。この拘りが、なくなれば良いのでしょうが…それじゃ個性が失われます。上がる銘柄など…簡単に分かります。それも事前に…分かるのです。でも資金が続かずに、仕方なく売ることも、良くあります。あっちの女、こっちの女に…手を出す悪餓鬼のようです。
まぁ、人間だから仕方ないとはいえ…どうも自制心と言うのが、欠如していますね。だからオバマのような人間を、尊敬はしますが…どちらかと言えば、好きではありません。
例えば、リクルートは、良い会社だ…と評価して、上場した時から、一環推奨を続けています。何れ…1万円の器です。でも非常に大きな会社ですからね。カタル向きではありません。立派なオバマを毛嫌いする人間ですからね。
まもなく…株価が上昇する東レも、新高値を目指しますよ。素材革命は、大きな飛躍時代に突入します。機関投資家のポートフォリオには、欠かせない銘柄です。ようやく…高値揉み合いの調整が…終わります。2000円台に向け、相場はスタートするのでしょう。株価チャートを付けておきましょう。カタル向きではありませんが…。資産が10億とか…50億規模になれば…カタルだって馬鹿じゃないから、クラウドワークスに、拘り続けられませんから、東レや三菱UFJのような銘柄が対象になります。
やはりカタルはクラウドワークスのような銘柄が、根っから、好きなのですね。結局、金曜日は710円まで売りましたが、引けに、再び買いに行ったら、僅か400株だけ720円で買いました。常識的には730円と思ったけれど…金曜日の705円は良い水準に見えました。
ただ一気に2100円の奪回シナリオは、やはり…消えたように感じています。目先筋だけの参入のようですからね。骨のある筋が50万~100万株ほど買えば…良い相場になりますが…仕掛け人が不在では仕方ありません。誰か…良い参謀を紹介すれば、良いのに…と思いますね。吉田さんに経営指南すれば…一気に、飛躍できる会社になります。それほどの社会環境です。
条件が揃うかどうか…は、難しいものです。経営者が馬鹿だと…シャープや東芝のような道を歩みます。何れ…重工も、その可能性が存在します。優秀な経営者が、日本になかなか存在しません。
少し頭がいい奴は…楽天の三木谷のような存在ですが、カタルは彼の人間性が嫌いです。あいつは…いつも自分勝手な論理です。まったく魅力がないですね。今度は、本社を米国に移転するとか…。恩を婀娜で返すような…思考パターンです。まぁ、所詮は負け犬の遠吠えです。
多くの読者は、残念ながら…「馬の耳に念仏」なのです。「豚に真珠」の口ですね。そんなカタルも似たようなもので…長けている訳ではありません。だから貧乏生活に甘んじている訳です。金持ちは、こんな事をしていません。貧乏だから、こんな作業をして勉強をしている訳です。今日も「ウォーターゲート」事件を調べていました。1972年に出来事ですからね。カタルが、まだ学生の頃の話で…よく知りません。まるで映画の世界ですね。
トランプ政権と…比較されています。大手メディアが批判すれば、批判するほど…きっと株は上がり続けるのでしょう。カタルは金融規制緩和が、的を得た政策だと考えています。日本も…昨年1月に財務省、日銀、金融庁の3者会談の場を設け…そこで決まったのでしょう。3月に金融庁は方針を大転換しました。そうして6月にノルマを掛けたのです。「事業性評価融資」と言う…ノルマです。だからU-NEXTのUSENへのTOBと言うか…MBO的な買収が生まれたのですね。
良いですか…。このような事象が…これからも、活発化します。景気と言うのは、お金が動くスピードと、その量を掛けたものなのです。この動きが活発化すれば…どんどん名目時代に向け、実態経済も加速します。1300兆円の逆襲シナリオが生まれる背景の前提条件が整っている訳です。だからカタルは413円で売ったケネディクスを、455円で買い戻している訳です。確かに3流ですよ。経営者は…。でもこんな程度でも…4ケタ奪回は可能だと考えています。
皆さんは、企業の現預金残246兆円と、日銀の預け金(当座預金)312兆円、合計558兆円の意味を、充分に理解していませんね。カタルのあまりに早い解説は…空振りに終わっていますが、今年は3%割れの失業率の達成など…色んな条件が揃ってきましたね。
まぁ、観ていなさい。カタルの予想通りの展開に…年末はなり、笑って…来年の年を迎えることが出来ると考えています。シナリオの整合性は…かなり高いと思っています。わが国のGDPは、504兆円しかないのです。そこに現金が…558兆円ですよ。どうやって…このお金を消化するのでしょう。
トランプ政権誕生も…インフレ社会の構成です。年金生活者は、必然的に生活が追い込まれます。だから生活防衛の為に、配当利回り投資の「みずほ」株を買え!…と、カタルは昨年から述べています。3%以上ですよ。尚且つ、株価も上がり続けます。何れ、4ケタ奪回でしょう。200円が1000円なら5倍ですからね。
そうならなくても…、3%の配当で…生活を豊かに出来ます。馬鹿と金持ちの差は、歴然としています。株式投資の価値を、再考すべきでしょう。それでは…また明日。