調整場面の舞台に映える仕手株

昨日は「会員レポート」を作成しました。来週からの「相場の見処」の解説をしました。観劇をする時にも、役者の立ち回りなどの「事前知識」があるのと、ないのでは、まるっきり…理解度が異なります。

歌舞伎座の演劇は、解説のポイントを知ることができる「イヤホンガイド」を、有料ですが…貸してくれます。最近は、美術の「展覧会」も同じように、「解説つき」になっています。一つの演劇、絵画を観ても、「背景に流れる事象」を思い浮かべながら観ると…その時間が何倍にも「有効」に感じられます。「知らないこと」を「知ること」の楽しさです。

自慢ではありませんが、カタルは「末端の営業現場」を、長く…歩んでいます。たぶん…東大法科出身のエリート官僚は、現場の経験は軽く…「流すだけ」の短い時間です。そうして出来る奴は、先ずは「海外勤務」です。会社や役所の金で、海外の大学へ留学して、仲間を作ります。その「人脈」が、後々…「日米交渉」などに「活きる」ことになります。

楽天の三木谷さんも、例外ではありません。彼は当時、一ツ橋大学から日本興業銀行に入社したはずです。今の「みずほ銀行」です。そうして、会社の金を使い…海外で学びます。その「恩」を返さずに、直ぐに…ネットの世界で「起業」をしました。それが今の「楽天」の三木谷さんです。

きっと恩を返さない…「ドライな人間」なのでしょう。経団連の組織にも、批判的で…社内も「英語」が共通語だそうです。カタルの知り合いも…「難関」だった面接を突破して入りました。でも今では恩を受けた「みずほ銀行」が、楽天のメイン銀行の一つになっており、その恩以上の「借り」は、とっくに…返しています。でも仮に失敗したら、その恩も返せないのです。

カタルなら一度「興銀に」戻って、ある程度の仕事をしてから、会社を辞めたかもしれません。だからカタルは、「楽天」を使いません。「アマゾン」を利用しているのも、一つの「矜持」を守るためです。カタルは、義理と人情の「仁侠」の世界の人間です。最近は閲覧者が、何故か…増えており、カタルの「性格」を、知らないと駄目なのですよ。

相場が、「当たる」とか…「外れる」とか…。そんな次元の話で、普段からレポート作りを、30年近く…「無料」で提供はしていません。それも、皆さんが読みやすいように、レポートの「下段」かな? そこだけしか…「CM」を入れていません。他に右側にも入っていますね。

昔は月に10万円ほどの「広告収入」があったのですが、今は大きく減っており…閲覧者数は、そんなに変化はないでしょうが、実際に「グーグル」からの広告料は、月に1万円程度です。たぶん広告のやり方を変えるなら、もっと「収入」も増えるのでしょうが、しかし…カタルの目的は、違う所に在ります。

大昔のブログと言うか…当時はホームページと言いましたが、そのタイトルは「株式市場 日本を考える」と言うシンプルなものでした。

最初のホームページ

この言葉の精神は、最初に「はじめた時」と変わりません。カタルは、皆さんに株式の取引を通じて、今の日本経済を一緒に「考えて」欲しいのです。その為に…みなさんが読みやすいように…広告も少なくしており、独自にサーバーを借りて、細々と…株式市場の復活を「夢」見てきました。

若い読者が増えて…選挙に行き、政治に関心を持つなら、もっと早く…こんな「低迷相場」を抜け出せています。株式は「悪」だとか…。博打は悪いとか。…世の中は「悪銭は身に付かず」と言う「諺」なんか…が、多く在ります。これは「間違って」います。自分で実際に稼いでみると…良く分かります。年収1億円が「サラリーマンの夢」でしょうが、そんなものは「稼ぎ」ではありません。日本の法制度を知らないのです。

我が国の所得税の基本は「累進課税」なのです。稼げば、稼ぐほど…「税負担」が重くなります。皆さんは、僅かな税金や健康保険や介護保険の保険料が「大きすぎる」と文句を言いますが、こんな金額は「遊びの負担」です。その負担額が、年間で300万円を超えて「社会負担」をしている方は、そんなに…多くはないでしょう。まぁ…影で働く「消費税」を含めれば、あるかもね。それは除外です。今、話題のガソリン税や酒税など…色んな「税負担」がありますが、所得税に限った話です。

カタル自身は「消費税」を20%以上に引き上げて、全ての税制体制の「スリム化」(簡素化)を図るべきでしょう。本当は全ての税金を一旦、止めて「消費税」一本に絞った方が、「フェアな体制」にも…思えます。「頑張る奴」が、「収入が増える」仕組みです。まぁ…いろんな意見があります。なにも…カタルが正しいわけではありません。話が飛びましたが、カタルの性格を知らないと…「レポートを読む」考え方を間違います。

皆さんは自分が「儲ける」ために…情報を探すのでしょうが、そんなものが「世の中に」ある筈がありません。常識で考えれば分かります。「○○の意見は、良く当たる」などの確率論の話は、在るのかもしれません。30年近くも無料で原稿を書き続け…未だに「卒業できない」カタルです。だから「偽物」に決まっています。

実際にカタルは「現実」を述べています。弁護士から「破産」を勧められた奴が、周りに居ますか? これは「本当の話」です。今も、別の案件で、東大法科卒のカタルの顧問弁護士と、ある訴訟で…付き合いがあります。広島出身のエリートです。何しろ…東大の法科卒なのです。カタルの周りには「優秀な奴」が、いっぱい居ます。

彼奴らは「頭の構造」が違うのです。一度、「聞いただけ」で、忘れない…人間です。そんな奴が、周りにたくさん居ます。その中で、更に優秀な奴だけが、政策官僚の事務次官になれます。しかし優秀だけでは、最後は駄目なのです。やはり「運」が左右します。

東京地検の「ポカ」が影響して、カタルの知り合いは「事務次官」の座を棒に振りました。現実の社会は、微妙な組み合わせで「現実」が決まって行きます。彼の招待で…大昔、今は許されないでしょう。カタルは「友達夫婦」で首相官邸を、個人的に案内してもらったのです。あの内閣全員が、揃う…テレビに出てくる部屋やその奥にあった「会議室」の中まで入りました。「旧官邸」の話です。大昔です。あの大臣が記念撮影をする階段で、カタル達、夫婦も記念撮影をしました。「懐かしい想い出」ですね。

東京に出て来て、本当に一所懸命に仕事をしたのです。土曜も日曜日も、夜も…ずっと頑張り続けました。それでも今は「崖っぷち」の人生です。明日は分かりません。

そんなカタルのレポートですが、何か「現場の切実な想い」から、「得るもの」もあるでしょう。情報は自分自身が精査して「鵜呑み」にせずに、「咀嚼」をして、自分の頭で判断をするものですよ。

日経新聞が語っているのは、嘘ではないでしょうが、記者が「勘違い」をして…報道することもあるでしょう。まして…イチイチ現場の「裏を取る」ことは、今の時代はあまりしないでしょう。週刊誌に「原稿を売り込む」フリーライターも、その「客観性」を重んじますが、「捏造」に近い「脚色」を混ぜるのです。

まぁ「知らない方」が、良いことも、たくさんあります。最後はやはり…その人が持っている「運命」なのでしょう。しがない「株屋」の戯言程度の…「漫画を読む」程度の「軽い気持ち」で、このレポートを読んでください。しかしこのレポートの書かれていることはカタルが色んな情報を、自分の眼で選択して「精査している」つもりです。間違った解釈も未来の事象の話ですからあります。

カタルは至って「オープンな性格」です。このサイトの証券マンの読者も多くいます。どうぞ…日々の「営業活動」に、レポートをコピーして、使ってもらって「構いません」。日経新聞社のような…卑怯なやり方で、金を「巻き上げよう」とは思いません。本誌の購読者に、あらゆる「日経BP」のレポートも、読めるようにすべきでしょう。あっちも、こっちも会員になり「面倒」なのです。

挙句に」東洋経済」の四季報などは、東洋経済の雑誌のレポートも読めるように、そっちも「会費」を払ったのに、何故か…肝心のレポートが読めなくなることが、度々…あります。ちゃんと「ログイン」しているのに…たぶん、何処かのシステムが壊れているのでしょう。日本は「いい加減」なのです。

いちいち…「目くじら」を立てていたら、こっちの精神が持ちません。面倒な世の中になりました。ごくわずかな「悪者」が居るために、善良な被害者が続出している「フィッシング詐欺」など…最近は、熊の被害も多いのに…何故、免許を持っている人が、「熊」を殺せないのでしょう。不思議な仕組みです。きっと「許認可」制度が、何かあるのでしょう。

日本の仕組みは、全てが「複雑化」しています。もっと簡素化にすれば良いと思いますが、「和を以て貴しとなす」と言う基本概念がある為に、最後尾を歩む人に、社会の歩調を合わせます。

しかし…「駄目な奴」に会ったことがないのでしょう。世の中は、何回も、何回も「諭しても」…駄目な奴は、たくさんいます。その最後の受け皿が「ヤクザ」と言う組織だったのでしょうが、清貧思想は、その存在も認めず、「暴力団の解体」でした。任侠の世界には、掟もあるのです。どうしようもない「クズ」だから…「8」「9」「3」のブタの手札(ヤクザ)の名前になったのでしょう。

でもその人達も、「生きる権利」はあるのです。不必要に厳しくするから…社会は崩壊を加速しているようにも思えます。「難しい」…バランスです。

株の「責めるポイント」や「休むポイント」の話しと「同じ」です。昨日は来週からの「見どころ」の一つである「大阪チタン」(5726)の魅力を「掲げました」。もう一つ、カタルは前から「3Dマトリックス」を、掲げて…取り組んでいます。

いずれも…全体相場が閑散になるときに「活躍する」舞台が整う仕手系株です。

この「仕手系株」は、未来の利益に対する…業績の見方が「対立する構図」の相場です。カタルは、今から述べています。昨日は「大阪チタン」の未来の業績数字の読みかたの一つを貿易統計から観た「チタンの輸出」からの資料を提示しました。なにもなんの根拠もなく…株価の未来図を語っているのではありません。そうして、スポンジチタンの輸出数量が、確実の伸びる「裏の報道」も、ちゃんと、皆さんに10月7日の今日の市況で…紹介をしました。

もう一度、ボーイング(BA)社の「増産報道」を伝えましょう。此方です。現在、主力機の一つの「737MAX」の生産体制は、38機の生産体制からこの10月は既に…42機になっています。そうして来年の4月には順調なら、この生産は更に増えて…53機体制になるのです。来年の4月以上になると大阪チタンの企業業績は大きく変化します。

何しろ、これだけで39%増になるのです。仮に同じ比率なら、一株利益200円なら280円になりますが、「損益分岐点」の利益構造は、生産量に比例して…利益の角度は、その「錬術度合い」が増しますから…「生産現場」が更に「効率化」します。故に、一株利益は近いうちに300円台に入る可能性を、「前から」指摘しています。だから「大阪チタン」は増産要請が来ているから…その「設備投資」を始めています。

もう決まっている「相場」なのですよ。問題は、「仕掛け人のやり方」が分かりません。カタルなら、ここはチャンスですから、強引に3035円の戻り高値を「取り」に行きます。今はこの戻り高値が、目先の課題です。その相場の「成り立ち」は、皆さん、一人一人の行動が、相場にも「影響」を与えます。

「レナサイエンス」(4889)の業績数字

更に「3Dマトリックス」(7777)は医薬品関連で…有望な銘柄です。金曜日に「人気なっている」TICK回数上位である…21位の「レナサイエンス」(4889)の業績数字が、此方です。こんな内容で、時価総額が289億円ですよ。その2025年の売り上げは1億32百万円で、2026年は1億円なのです。どう「逆立ち」をしても、いま…ある自己資金の16億53百万円が消えると…「アウト」になります。その間に、「薬」になりますか? 大手の製薬会社から、マイルストーン収入が得られるでしょうか? 

東北大発の「創薬ベンチャー」なら、事前に資金を集めて…もっと、市場に信頼される「仕組み」にしてから「上場」をすべきでしょう。主幹事証券は「日興」です。責任感のない会社です。自分で、「株を」買えば…良いのです。第三者割当増を受けて、100億円、200億円を集めてからやるべきでしょう。カタルには、全く理解できません。

「3Dマトリックス」(7777)の四季報数字

一方、同じ…医薬品関連でも…カタルが選択した「3Dマトリックス」(7777)の四季報数字は此方です。この自己資金は、僅か17億44百万円しか…ありません。しかし…財務のキャッシュフローは黒字で、実際の「現金残」は増えています。

「3Dマトリックス」(7777)の CFの計算書です

更に…ストック・オプション(新株予約権)を発行し、その行使価格は294円ですが、その転換される発行株式総数は、全部で…375万5232株です。


「3Dマトリックス」(7777)の 出来高推移

それより需給バランスを決めるのは、「ハイツ・キャピタル・マネジメント」(米国・デラウェア)の玉でしょう。およそ…発行済み株式総数の14.31%です。ずっと…このファンドは持ち株を売り上がっています。



「ハイツ・キャピタル・マネジメントが「3Dマトリックス」(7777)の
最初に株を買ったとき日足2019年4月

調べました。このファンドの介入の過去のスタートは、古く…2019年4月17日に大量保有報告書が提出されています。当時の持ち株は14.46%です。それから、彼らは株を買い続け…一時、その持ち株は「45.38」%まで(2023年7月~8月)膨らみますが…それから「一貫して」売り続けています。そうして、とうとう…その持ち株は14.46%ですから、発行済み株式総数は1億1426万株ですから、残りは1652万株でしょう。

「3Dマトリックス」(7777)の 日足

たぶん…この人達が300円以上の「値押さえ」に働いたのでしょう。なんと、6年間もの「粘り強い」保有です。良く…会社の中身を知っているのでしょう。

カタル達は、実際の企業業績の推移を観て「赤字から黒字転換」の可能性を考え…尚且つ、実際の売り上げ数字の伸びを、確認してからの「買い参加」です。たぶん…そのスタートは110円台の筈です。

別に…「自慢している」訳ではありませんよ。相場の「成り立ちの原理」を説明しています。そもそも…このIRNETのサイトの目的の一つは「賢い投資家」を育てるのが目的に一つです。目先の人気に「浮かれず」に確りした…「理論武装」を説いています。

「ジェイドG」(3558)の損益計算書の図

「損益分岐点」を利用して「売り上げの仕組み」や「利益の仕組み」を解説しています。その為に「ジェイドG」(3558)の会社説明会の資料を、実際にこのサイトでは、「何回も」使っています。

そうして…カタルは赤字から「黒字化」になる時が、株式投資で「一番効率の良い」投資方法だと述べています。その会社の「投資の要」になると発想です。だから…「3Dマトリックス」への投資は、その一例であり…その「成功事例」です。株価は3倍近くになっています。

基本は「企業業績」であり、その要を成し遂げるのは「経営者の資質」です。

故に長い観察が、株式投資で成功する為には、必要になります。「バフェット」は最近も、まだ「商社株」を買っています。それは実際に株を買って…観察を続けるうえで、良い経営者と言う事を「確認している」からでしょう。一つの企業との付き合いは、長いものです。失敗している「ジェイドG」(3558)の最初の発見は2020年の初めでした。あれから…5年以上の「付き合い」になります。同じく…ダメ株の「ユビキタス」(3858)は2010年からの15年間の付き合いで…今も観察株です。両社の株式コードは似ています。偶然ですが…。

株価の説明は、目先を当てようとすると、「難しい」のです。誰が、いつ株を買うのか? そんな…未来は誰も分かりません。だから可能性の高い選択をして、いくつの選択肢を絞って…提供していますから、後は自分がカタルレポートから選択して、その株を選んだら、しぶとく…買い続けることです。

この「ハイツ・キャピタル・マネジメント」(米国・デラウェア)は下手糞ですね。6年間も間違っています。まぁカタル自身も、人の事は、とやかくは、言えません。何しろ「ジェイドG」の失敗があります。

「ジェイドG」(3558)の 週足

2020年の頃は「成長株の認識」で…あの4000円台の株を追っていました。あの時は、インフレエンサーの活用で…ヒカル君以外に、活躍している役者を使い…あの爆利益が続くと思ったものです。でも敢え無く…一時的な利益でした。

今回は、初めて…その「爆利益」の2021年の営業利益の14億38百万円の水準を超え…2024年2月に、今回は16億85百万円を計上し…更に2025年2月も15億35百万円を超えています。しかし…肝心の株価は4180円から1302円なのです。僅か31%の価値です。

株の世界は不思議の連続です。この理由は売り上げが192億円から170億へ鈍り…更に営業利益も15億35百万円から15億円へ「減る」予想からでしょう。しかし…ヒカル効果の時は、売り上げが…67億円から85億…更に102億円と伸び続けて、更に赤字から一気に14億円83百万円の黒字です。

この成長は更に続くと…「未来の夢」を、追った「希望」が溢れる相場と、あの爆上げする株価に魅了されて…つくられた株価が4180円です。如何に、株式市場の未来には「夢や希望」が欠かせないか…分かる事例です。

そんな事で…本日も長くなりました。仕手系株の需給バランスを観て…「3D」(7777)の解説に踏み込んで「解説」をしました。何れ…業績面の魅力を伝える「相場」になる可能性もあります。いつになるか分かりませんが、金曜日の大引けも2000株かな? 「3D」の株を買ったカタルでした。

カタルは、日本の「構造改革」が「全てに勝る」…と、その背景を述べています。明日も休みですから…その話を少ししましょうかね。また…明日。 会員の方は、新しいページを「アップ」しましたから…お読みください。



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  1. 2019.08.04

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