あけましておめでとうございます。今年はどんな年になるのか…。日本人は良いですね。いつも新しい年を迎えると…自分の気持ちを、新たにリセットできます。昨年までの生活がうまく行かなかった人も…順調に進んでいる人でも、新年を迎え…気持ちを切り替えることが出来ます。
若い時は、きっと自分も年を取ったら、人生観が変化し、もっと卓越したというか…。別の人生観になるのかなぁ~と考えていましたが、いつも同じなのですね。若い時と同じ気持ちを、きっと、これからも年を更に重ね続けても、一緒なのでしょう。
ひとつ…変わったとすれば、生活の幸福感は、金銭的な金額の量ではなく、自分の心持ちを、どこに置くかなのでしょう。お金は際限がありません。一般人は、先ずは年収の1000万円を基準にして、1億になれば…10億、20億と追い求めます。まぁ、日本の場合、1000万円を超える人は、僅か…数%水準でしょう。預金額も同じだ…と思います。先ずは100万円、そうして1000万、1億円程度が、一般人の目安かな? 年収が1000万円、預金額は1億円程度が、一般的な上位の目途になるのでしょうか?
証券マンは、常に…このような金額で、客観的評価をしますが、人間の心の在り方にスポットを当てたことがありませんが、人生の豊かさと言うか…。人間の満足度は、自分の心の中にあります。他人との比較ではなく、自分が、どの目標で満足をするかどうか。
年収が300万円でも、200万円でも本人が、どう思っているか。預金額が50万円でも100万円でも、自分の心の持ち方はどうか…。日々、あぁ、楽しいな~と、生きている人生を、自分が、どう感じるかの「心の持ちよう」なのでしょう。
一時的には失敗したと考えても、その失敗が成功につながることも多く…「人生塞翁が馬」なのでしょう。常に与えられた環境を楽しんで、生きていくことが出来るなら、こんなに素晴らしい人生はないのでしょう。何をするのも、楽しんで…事に挑み続けることが大切なのでしょう。失敗も成功の糧として…その失敗を、充分に堪能すれば良いのでしょう。今年、相場に挑む心持ちを、ここに照準を合わせて…1年を、始めたいと思っております。
今年は家族全員ではありませんが、家族3人で…年末年始は温泉旅館に行ってきました。正月から温泉ですからね。良い御身分です。先ずは「出だし」は好調です。旅行社の話では、来年のお正月も、既に予約を入れたとのことです。要するに…正月の予約は、1年前からとの事なのです。料金も5割以上、割増のような気がしています。一泊3万円が、正月なら5万円、一泊5万なら7万~8万、高級旅館は一泊10万円以上なのでしょう。お金ではなく、それでも予約が入らず、常連客が優先されているようです。バカみたいな話です。
この話は、株と同じですね。つまり株式市場は「閑散に売りなし」と言いますが、「人の行く裏に道あり、花の山」なのでしょう。自分の行動を、どう変えるか…冒頭の心の「持ちよう」と同じです。
多くの人は、新春にあたり、今年は一発、儲けようと…とかの淡い心持ちで居るのでしょうが、皆がそんなことを考えているわけだから、一服、置くほうが…正解かも知れません。でも一般人の概念は違います。お年玉銘柄となります。一応、カタルも…サンフロンティア不動産を掲げていますが、どうなりますか…。
今年の注目点は、なんと言っても、一番は、米国の国債金利の動向です。直近の金利水準は2.46%ですが…イエレン女史が、謎とした物価動向に、敏感に反応するのが、この金利です。良いですか…カタルは、いつも述べています。上がる銘柄は、上がる前から既に決まっています。要するに、時代環境が、どう変化するか? その観察が…最も大切です。
世界経済は、リーマンショックの傷が癒え始め…ようやく復活しつつあります。世界の金融機関は、ようやく厳しい自己資本比率規制をクリアする段階にあります。つまり急速に、世界経済のアクセルが加速される段階に入っています。昨年の春頃は、設備投資も、今一つの盛り上がりでした。しかし…経済指標の半導体市況を見ても分かりますが、実際の景気回復は2016年5月頃なのです。でも株式市場は、まだ、その頃は、混とんとしていました。実際に銘柄が動き出したのは、2016年の秋から年末にかけての話です。カタルがSUMCOを最初に掲げたのも、この時分です。
それから1年間、半導体株は2度の上昇波動を終えています。3度目があるかどうか…。設備投資は、昨年の春ごろから、一般化しましたね。たぶん…今年もさらに加速します。この春の春闘の行方は、どうなるか…日本の経営者の多くは、まだ疑心暗鬼でしょうが…背中を押される形で、積極化し始めています。日本は世界に先駆け…金融機関は健全です。しかし米国は猛追しており、既に抜かれているかもしれません。そんなイメージです。
今年、謎である物価が、どう動くかですね。世界の中央銀行が、これほど…一斉に量的緩和した「咎め」が来るのではないか…とカタルは考えています。故に…今年一番の注目点は、米国金利動向だ…と述べました。今年は、此処に焦点を合わせて、相場を眺めていきたいと思います。
今年も一所懸命に、レポートする所存です。なにぶん、未来の事の予測ですから、ハズレも多いでしょうが…読者それぞれが、自分なりにカタルの原稿を咀嚼され…鵜呑みにせずに、活用されるようお願い申し上げると共に…より精度を高め、的確なレポートを描ければ、嬉しいと思っております。本年も、宜しく…お願い申し上げます。 …未来かたる