相場環境

14日の原稿でアマゾンの株価は高すぎると…カタルは検証しましたが、昨日、アナリストのレポートを観たら、なんと2019年までに年間売り上げが2750億ドルを超えると予想しているとか…。これは今期の予想から「55%」の伸び率だそうです。カタルは過去5年平均が25%増なので、それを前提に話していましたが…それにしても凄い読みです。まぁ、ホールフーズのような買収もあるので…ないとは言えませんが、どちらにしても馬鹿げた強気解釈に見えます。

この米国の強気見通しが、崩れる前提として考えているのが「インフレ」の台頭です。カタルは今年後半から来年に掛け、FRBはかなり強引な利上げに追い込まれると考えています。でもトランプ政権下で、昔の日本のように…1985年からのプラザ合意からの政策展開も考えられ、バブルに突入して…米国の覇権時代は終わりを迎える可能性もあります。今だって、充分に「バブル状態」に見えます。まぁ、今年は中間選挙があり、株高の条件は整っています。

しかし…GMの自動運転実用化は来年とか…。「シンギュラリティー」と言う技術特異点が早めに訪れ、成長が加速する可能性もありますからね。多くの皆さんには…相場を知らないから、こんな話は関心がないのでしょうが…相場の方向性や内容を知るためには、様々な可能性を常に考えてないと…その動意が市場で見られた時に、気付かないのです。

景気循環がゴールデンサイクルになっており、相場の焦点が、ボケている様に感じるかもしれませんが、このような4つの景気循環の事前知識があれば…安川電機が買われている背景なども理解できるはずです。

上海総合株価指数の月足推移

中国のGDPは大きく落ちず、逆に若干のプラスでした。「一帯一路」政策の成功が分かります。外貨の流出を止める強引な政策が効き、再び、マネーを増やし始めています。上海総合株価指数の強い事…。仮に上海総合株価指数が、戻りの壁である3684ポイントを抜くと凄いですね。馬鹿日本の政策担当者と、えらい違いです。日本は致命的なミスを連発させ…失われた時代に突入しました。

今の懸念は、やはり米国の「燃え尽き症候群」でしょう。何しろ、景気回復途上に…大幅減税と財政出動と言う二つのアクセルを踏み込むので…一気に、燃え上がる可能性が高いです。でも此処での投資が「シンギュラリティー」の開花に繋がると…人類は新たな世界に突入します。きっと価値観の大きな変化が生まれるのでしょう。アップルの米国内投資が注目されます。

本日は、時代の方向性を考えています。案の定、G20でフランスとドイツが仮想通貨規制を提案するとか…。米国と日本は、どうするのでしょう。SECは否定的な見解のようです。当然でしょう。イニシャル・コイン・オファリング(ICO)などは、どう考えても…詐欺のような代物です。無担保社債なら…分かりますよ。いくら金余りとは言え…馬鹿も程々にしないとなりません。日本は馬鹿国家なので…どの道を選択するのでしょう。

株価は、既にデフレの関門(日経平均株価22750円)を突破し…新しい時代に入りました。しかし実態経済は、まだ混とんとしています。

1月10日に報道された虎の門ヒルズビジネスタワーへの西松建設の増額投資は230億円で、合計額は300億円ですが…このような案件がドンドン増えるかどうか…。長く低迷していた長谷工なども、本来は…開発デベロッパーなのです。

開発投資は、リスクが高いのですが…儲けも大きいですからね。大規模物件は2年から3年程度、開発に時間がかかります。その間にインフレが加速すれば…大儲けが出来ます。最近、H製鋼などの建材価格も値上げになり、基本的に全体の物価は上昇します。賃金が3%上昇すると言う事は、資産価格は、最低…で5%程度は上昇します。

だから2兆円を超えるAUM残高が、俄然、活きてきます。ケネディクスの目先の株価は弱いですが…、方向性の青空は続きます。株価は時代を反映するのです。でもカタルは金曜日に売ったのです。これは自分の力量不足の為です。

先週だったかな?

そうですね。13日の日経新聞の6面で「製造業、派遣料大幅値上げ」車・半導体で2割程度…となっていました。つまり…何もしなくても、現状維持をするだけで、派遣業の売上、利益は2割程度伸びるのです。だからアウトソーシングの株価は、調整を欲していましたが、金曜日は127円高の2067円と…直ぐに反発していました。

アウトソーシング夢真、夢テクの比較チャート

カタルは「夢テク」を推奨し、昨日は下値を、なかなか買えず…後場寄りの1044円、更に、なんと1055円まで、買い進みました。本日は比較チャートを掲載しましょう。この発想は…昨年のゴールデンウィークの辺りに、日経産業新聞を読んでいて…気付いたのです。

アウトソーシングの週足推移

アウトソーシングでしたね。でもあの記事では…「夢テク」の変化率の方が、髙く見えたのです。増員したせいで、教育費が嵩むとは…想定外でした。新規設備投資で償却負担経費が増えるのと…同じ発想です。まぁ、期ズレなのでしょう。夢テク、夢真は、株価倍増で…ようやくアウトソーシングの株価に並ぶイメージです。アウトソーシングの週足なんか、凄い急騰相場で…買えませんからね。

カタルのこの悔しさが…読者の皆さんに、伝わりますか? 新川もそうだし…Vテクだって、ムトウ―精工だって…みんな「かすり」です。なかなかヒットしない、この悔しさが…。だから、いつまで経っても3流なのです。

未来に…上がる銘柄は見えているのに、なかなか真っ芯に当たらない悔しさがあります。良い感覚なのですが…これが3流域のレベルです。せめて…2流程度の領域に突入できれば…今年は、一皮むけたいものです。それでは…また明日。

本日は、これから会員向けレポートを作成します。よって…明日にでも、会員の方は読んでください。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

関連記事

  1. 2017.07.01

    FRBの矛盾懸念
2024年11月
« 10月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
株式投資関連の本