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米国金利の上昇が続き、本日も三菱UFJなどの金融株に買い物が集まっています。この背景はムニューシン財務長官の「リセッション(景気後退)に陥る恐れはない」と言う発言の影響だそうです。その為に長期金利が上昇し…銀行株が買われると言う現象が生まれました。 

米国債10年物金利推移

1.5%を割れていた米国債(10年)は1.725%となっています。昨晩のNY市場は終日安かったのですが…、米中摩擦に関わるニュースが引け間際に伝わったので株価は大引け間際に急上昇した模様です。

三菱UFJの買い方は外人投資家筋のものでしょう。ほら…ね。あの水準を買っておけば利回り株で…しかも、このように1割を簡単に抜ける水準なのです。カタルは、ずいぶん前からこの事を述べており、実際に1000株だけですが…500円で株を買っています。

別に…何処かの評論家のように、後講釈で述べている訳ではありません。常に事前にカタルは予想しています。今回のO君は変動率の高い株ですから、あっという間に100円程度の上昇は、環境さえ整えば…あり得ます。実際に月曜日に、会員と共にカタルは350円で1000株買っています。本日の現在株価は373円です。

公開している銘柄も、それぞれ上昇しています。別にカタル銘柄だけでなく…全体株が上がってきたために「リスクオン」の相場形態に変化したためです。だからこそ…全体相場の環境が大切です。

このような事例をみると、カタルが普段から述べている日経新聞などの「メディア悪玉論」の意味が分かると思います。こいつらの報道姿勢が影響して…日銀が量的緩和を実施しても「流動性の罠」に陥ったままなのです。

要するに、気持ちの持ち方の問題です。自分が人生の中で「後ろ向き」な姿勢で生きるか? それとも…「前向き」な姿勢で過ごすか、どうか。日本人の心は失われた時代と言う「間違った政策」の為に心が蝕まれています。それを煽っているのが、誇張的な表現を繰り返すメディアの存在です。

ありもしない恐怖を悪戯に煽り…関心を引こうとします。最近の天気予報もその傾向があります。「命を守ってください。」など…確かに災害で死ぬ人はいますが、比率からすれば…テレビなどで誇張した表現を用いる数字かどうか…。仮に100人程度の人間が死んだとしても…1億人なら0.001%かな? 確率論では滅多に遭遇しない確率です。でもガンになる確率は1/2だと言われますから、もっと誇張して検診を勧めるべきです。

このような清貧思想、まぁ、掲げた事例が正しいかどうか…疑問ですが、悪戯に「見えない恐怖」を想定して行動すべきではないと思います。

その結果、使い切れない内部留保を463兆円も積み上げました。トヨタ社長は最高益水準の好業績にも拘わらず、管理職のボーナスを「気持ちを引き締める為」に下げるなど…メディアによる洗脳でしょう。今回の米中貿易摩擦問題もそうです。もっと寛容になったら…どうでしょう。

普段から、気持ちにユトリがないから、高速道の「あおり運転」など事件が、生まれるのでしょう。普段の生活がギスギスしているから…気持ちにユトリがなくなるのです。カタルはメディア教育の責任だと思っています。

今回のホワイト国問題、安倍首相の選択もある意味で、その傾向があるのでしょう。彼の気持ちは分かります。でも結果は、やはりこんな形になり、当初の目的は達成出来ず…泥沼化に陥っています。今の韓国報道をみると、メディアも危ない方向性です。

株式取引をやっていると…常に自分自身の考え方も、疑いの目を持って行動をします。本日はL君の買い増しを実施しました。今度は社名を変えるそうですね。新しく生まれ変わるからでしょう。…と言う事は、当然のことですが、今回の株価急落の要因は消えたのでしょう。資金繰りに問題がないと言う事です。社名を変更すると言う事は、そう言う意味ですね。一歩前進です。時間は掛かりますが、やはり希望の星です。

カタルは不思議に思うのです。東邦チタンでも、Jトラストでも、千代化でも…なんでも良いのですが…自分が高値で株を買って、株価が下がると、多くの人は、その株を買わなくなります。でも株価が下げても…会社は変わりません。

それなら…1割引き、2割引き、東邦チタンなどは昨年の高値水準からほぼ半値です。本日、株を買ったL君も、似たようなものです。スーパーに夕方、買い物に行くと、値引きになっているのを良く見ますが、1割、2割引きで飛ぶように売れます。何故、株だと買わないのでしょう。不思議です。

自分が、何故、その株を買ったか?

例えば…東邦チタンにしましょうか…。カタルはチタン需要の伸びを考えました。MLCCも此処まで需要が落ちると考えていませんでした。これは誤算でした。でもチタンの輸出は高水準のままです。MLCCはスマフォの販売不振などで落ちましたが、先日、日刊工業新聞の記事を紹介しています。車向けなど…これからですよ。

スマフォもソニーなどの動向をみると、今後は改善傾向にあります。737MAXは年内予想もありますが…来年なのかな? だから未来は明るい方向性です。

基本的に外部環境はそんなに悪くありません。だから、何れ、株価は復帰するでしょう。

Jトラストの外部環境は、韓国問題は確かにあります。でも時間の問題でインドネシアは黒字になり、インドネシアに続き今度はカンボジアです。日本の地銀以上に、名目経済の国ですから、利ざやは大きく儲かるのです。三菱UFJはインドネシアの出資の減損会計をしていませんが、Jトラストは不良債権処理をしています。どちらが健全か? 三菱UFJより上ですよ。

自分の頭で考えれば…安くなった株を、買うのが当たり前の行動に思えます。でも不思議なものです。如何に…株をムードで買っているか?分かります。自分が何故、その株を選択したか? その選択眼の根拠を、しっかり理解しているかどうか…の問題なのでしょう。通常、株価が下がると魅力度は増すものです。

ここで問題があります。自分が、どの力量までリスクを負えるか。L君はリスク度が高い株です。しかし…それ以上に、この魅力は捨てがたく、カタルはワクワクしています。

なかなか1500円前後では、これからの構造改革を思うと…買うのに躊躇いましたが…800円前後なら夢を買っても、リスクは大きく軽減されます。仮にモタツイテも…また買えます。それほど、この分野は大きな成長分野に見えます。

問題は社長の年齢ですが…軌道に乗る3年程度なら大丈夫でしょう。1万円なんてもんじゃない…相場のスケールを考えると、株価は100倍、200倍の可能性があるのです。だから、やはり惹かれるものがあります。今は「魔性の女」と言うイメージかな? 時間が経過しないと本当の真価は分かりません。

さて…本日も株価は高いですね。103円高の21495円です。カタルは前回の会員向けレポートでは、二つの理由を掲げ…株価の下値は堅いと述べました。一つは裁定の売り残、もう一つは内部留保です。特に、この内部留保、ソニーのオリンパス株売却の意味を解説しています。昨日はブルームバーグの現預金残のレポートを紹介しました。同じ意味です。

TOBが活発化することが、本物相場への扉を早めます。会社の財産を有効に使ってない経営者は、多く存在します。経営者を変えれば…あっという間に利益は2倍、3倍に増えるのでしょう。

資生堂のアニメティー用品からの撤退は、利益率の改善です。つまりROE経営に邁進している訳です。だんだん国内企業の経営者は気づいてきます。本当の経営を求めます。そうすると…Jトラストの戦略は当たり前の戦略です。

カタルは読者の皆さんに、時代背景を考えた「賢い投資」を、率先垂範して欲しいと願っています。そうしてカタルと共に株で儲けて…周りの人に株式投資を広めてほしいと願っています。

三菱UFJの株価が1割程度、上がったと言っても…仮に570円だとして計算をすると、それでも4.38%の利回りです。なかなか良い配当利回りです。これなら…友達に薦めても、そんなにおかしな話ではありません。

自分の頭で考えて…株式投資をしましょう。ただし無理をしないことです。常にブツブツ投資を心掛け…のんびりやりましょう。三菱UFJの次の関門は582円、593円です。

三菱UFJの日足推移

このチャート、カタルは前の二つの壁を抜くと株価波動は転換すると述べています。 つまり昨日は544円を抜きましたから、次は582円です。582円も593円も大きな違いはありませんから、確実性が増す600円台に入ったら、先ずは1000株を買い、それからブツブツ投資をすれば良いのでしょう。

仮に、この動きが定着するなら、同じ流れのケネディクスの株価も上昇をします。 そうして…今週、打診買いを実施したO君も急騰相場になるかもしれません。 野村証券より、変動率はずっと高いのです。

どのリスクを選択するかは、自分と相談をしましょう。それぞれの力量は違います。自分の力量は自分にしか…分かりません。言えることは、まだ見えない難しい相場の範疇にありますから、無理をしないことでしょう。本物相場なら、馬鹿でも儲かる大相場になります。内部留保などをみると…もうその時間が迫っていることを示しています。

先日までメディアは、何と言って…三菱UFJを売っていましたか? 人間の気持ちなど…あっという間に変化します。だからムードではなく、背景に流れる時代の現象を、自分の頭で考えて行動しましょう。そうすれば、株価が安くなれば安くなるほど…買いたくなります。それでは…、また明日。



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