アーカイブ:2022年5月

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昨日は「此方の話題」が世間を賑わしていました。「グローバルダイニングは、新型コロナ対策の特別措置法に基づいて去年3月に東京都が出した時短営業の命令は違法だなどとして、賠償を求める裁判を起こしていた。」と言う話です。

この話は村社会論と自由主義と言うかグローバル化と言うか…。我々が生きて来た日本社会は集団行動の強要でした。だから「赤信号、みんなで渡れば恐くない」と言う名言が生まれました。たとえ、その論理が間違っていても…みんな一緒の行動なら、正しいというか、認められるという考え方です。

これをカタルは「村社会論」と呼び、痛烈に批判しています。「親方、日の丸」と言う言葉から「寄らば大樹の陰」と言う言葉もあります。でも失われた時代を通じてカタルが経験したことは、その認識が間違っているという事実です。終身雇用も年功序列も…日本的な古き良き仕組みを維持しようと…パイオニアの指名解雇事件が起こりましたが、結局…それを認めない社会が、パイオニアと言う名門企業を追い込んだんです。

カタルは今、国税から所得税の「修正申告」を迫られています。理由は妻名義の所得が133万円を超えるから…と言う話です。しかし彼女の年金は、それ以下なのです。たまたま、前年の損金があった為に、昨年、株で儲けた分を申告して払い過ぎた税金の還付を受ける為…株の儲けを申告したからですね。またしても失敗をしました。

たぶん…電子申告をする時に、気を付けていれば…分離できたと思うのですが…そのチェックを忘れた為に、所得税の修正を迫られたのでしょう。世の仕組みは「良心的」ではありません。税務署と言う所は、親切心ではなく…相手の無知を突いて、税金を更に取ろうとする所です。過去、カタルは追徴され…ここ2年ほど…電子申告のやり方を間違えて保険料金が大幅に上がったり、今回は払わなくても良い「税金」を余分に払うことになります。

日本国の仕組みと言うのは、面白いというか…普通に生きていると疑問を感じませんが…カタルのような人生を歩んだ…人間にとって、不理屈な論理が多くみられます。

だから早く…「マイナンバーカード」に統一して、フェアな社会を創るべきですね。真の意味で公平な社会の実現です。そうすれば…こんな税務申告なども不要になります。別に税金を払うことが嫌だと言っているのではなく…納得できない仕組みが、到るとこで観られるのです。

このグローバルダイニングの判決も、村社会論です。違法なら、104円の賠償金を認めるのが筋だろうと思いますが、ここは「玉虫色の判決」になります。曖昧な…部分を残してウヤムヤにして…両者の妥協点を探る判決です。白黒をはっきりつけることを嫌う日本人らしい判決です。

株式市場も同じなのですよ。株価が論理的ではないのです。昨日…住友化学が520円と…大幅安をしていました。 何故か? よく理由が解らなかったのです。

決算を観て、日本郵船と同じに構造に見えます。昨日は決算を観てない為に518円で2000株だけ買いに行ったら、400株の内出来だったため…残り600株を520円で買いました。本日はこの520円で…残り1000株を買いに行きます。そうして持ち株を2000株にしようと思います。たぶん…買えるでしょう。そうして、さらに515円で2000株、510円で2000株の買い指値を入れておきましょう。果たして買えるかどうか…。

何故、日本郵船と、同じと述べたか? 

サラリーマン社長などは、この時期に出す数字は、まだ新しい期が始まったばかりですから…「のりしろ」を設けます。誰でもそうです。でも明らかに、その過剰な「自己防衛」意識はおかしいと思います。きっと日本郵船の社長と同じように、住友化学も、他の企業と同じ平凡なサラリーマン社長なのでしょう。でも日本製鉄の橋本社長は違います。「企業は人なり」なのです。

それでも…この24円配当なら、利回りは520円ですから4.6%ですから採算に合います。更にBSPは691円です。サウジの原油を使うペトロ・ラービグの経営環境は悪くありません。バフェットは「オクシデンタル石油」を買い増ししています。住友化学を買う行動と同じことを意味しています。このような発想が出来ないようでは、なかなか「市場の整合性」を理解することが出来ません。世の中の事象は、すべて繋がっています。「見えない糸」で結ばれています。

J君のV・T指数の推移

昨日の続編を、少し補完します。実は、会員レポートで銘柄を紹介する前に…カタルがJ君を買い始めていた理由は、大口投資家の関与を示す。V・T指数と言うものがあります。そのグラフを付けておきます。この数字が上がっていたから買ったのです。

このV・T指数と言うのは、出来高をTICK回数で割ったもので…1回あたりの取引株数を示しています。カタルが、気になっていたのは「分不相応な」信用買い残の存在です。この玉が、誰の買いか?…と言う疑問が生まれます。たぶん特定個人の買い物でしょう。1000万株も買う訳ですから、それなりの…理由がないと、こんなに買いませんからね。約36億円です。

カタルは当初から「内部情報」に近い筋の買いを疑っていました。そうしたら…好決算ですからね。まぁ今の社会環境からすれば「当然の帰結」で…事前に予想されている利益です。この利益は伸び続けます。何しろ…新興国の「伸び盛り」の国の利益です。日本とは違います。

カタルは、もともと日経平均株価10万円説を述べています。その原動力はアジア圏の商業圏の利用です。だからこのJ君だけは、今までの方針を変えて…敢えて上値でも株を買っています。本日も355円~今のところは345円まで…買っています。まぁ大きく上がった後なので…様子を見ながら、買い集めます。たぶん…340円前後が下値だろうと考えています。

三菱UFJが3000億円の自社株買いを発表しました。同時に大手銀行は、米国債の為替損を計上し…ロシアの債権も引き当てを積みました。それでも…この利益です。米国の銀行は市場から資金を集めて鞘抜きをしますから、急激な金利上昇は逆ザヤになります。しかし…日本の銀行は、自前の預金が殆どですから…市場金利の上昇は、利益の拡大に結び付きます。まだ先の話ですが…未来は明るいのです。

あらら…場が始まって来ましたが、住友化学は、やはり昨日、買えばよかったですね。520円ならいくらでも買えたのに…決算を観てないから躊躇したのです。買えると思った520円は買えません。トホホ…。

そうだ…BASEの数字を、ザっと見ました。良いとは言えませんが、悪くもありません。でも株価が下がったらカタルは買います。昨日の出来高は1216万株ですからね。マズマズです。それでは…そのBASEを350円から下に買い物を用いておきましょう。少し待っていてください。取り敢えず…350円~340円まで3本の買い物を入れました。今の株価は366-367-352-354=1295400(9:13)です。買えるかな?

本日は日経新聞にコンテナ船の数量が増えているという記事が在りましたから…船株は上がっています。昨日、川船の9000円は売れました。そうしてカタルは8550円で再び買えました。本日も、買うつもりだったのですが…朝から買い気配のスタートでした。やはり…ね。昨日の下げは「演出」のようです。始まるかもしれません。日本郵船は1万円台になっています。

三菱UFJの四季報数字

そうだ…三菱UFJの3000億円の自社株買いの時に、書こうと思っていて忘れていました。基本的にBSP…つまり一株あたりの純資産ですが、三菱UFJの場合は1390円もありますね。つまり今の時価で、自社株買いをすると…株価が735円なら、その差は655円もありますから、いきなり効率的なお金の使い方になります。

だって…自社株買いでその株式を消却すると、発行済み株数は減りますから、自然に一株あたりの純資産や利益は増えます。PBR1倍以下の株価を放置している経営者は馬鹿です。借金をしてでも…自社株を買うべきです。三菱UFJは金融ですから…自己資本比率規制などの色んな制約がありますから、割安でも多くを割くことは出来ませんが、自社株買いの基準は、PBR1倍割れの株価にとって、とっても…有効ですよ。

ソフトバンクの場合は、会社が発表している「NAV」がそれにあたると思います。3月末時点の一株あたりの価値は11204円だそうです。だからジャンジャン…自社株買いをすれば良いのです。それに今のNAVは過小評価された価値ですよ。ナスダック指数は30%以上の下落している逆風下の価値ですから…この評価は、普段より価値が高いのです。恐れるに足りません。

馬鹿がソフトバンク批判を続けますが…カタルはそんな評論家より、実際に実績を挙げた孫さんの発言を信じます。日経新聞もブルームバーグの記者も…信じるに値しません。本物人間の言葉を信じるのが当たり前の理屈です。皆さんは…あまりに報道に惑われ過ぎです。もっと…自分の価値観を磨くべきでしょう。自分の「ものさし」をピカピカに…磨けば、どんな相場でも、恐くはありません。割安なら株を買うべきです。

その絶対的な基準は「裁定概念」ですよ。今のように「金利裁定」が働く株価なら…無限のお金が利用できます。「配当利回り」投資という事は、そういう事を意味しています。馬鹿だけです。日本株の水準は「利回り株」なのです。こんな時に景気は悪化するだとか…。馬鹿な論理を信じて…右往左往しているのは、所詮、いつまでも…「負け組」です。

僕らは「賢い投資家」を目指します。その解説を、馬鹿カタルでも分かるように…皆様に解説しているつもりです。昨日も、読者からメールを頂き、此方のサイトは参考になりそうです。

投資主体別売買動向

「国内回帰」の話を解説していました。カタルはキャノン事例を紹介しています。このほかに「京セラ」もそうですね。これにカタルは「信用乗数」効果の話をしています。つまり…お金が日本に落ちて、雇用が増えるから賃金が上昇する仕組みを解説しました。だから外人投資家が大挙して、日本株を買いに来ます。こんな流れが瞬時に理解できないと…証券マンとは言えません。顧客に億単位の投資を勧めるためには、論理的な説明が必要です。こういう報道も増えてくるでしょう。

まぁノンビリやりますか…。そんな訳で、まだ10時前ですが…本日の原稿の肝は、書き終えました。あとは皆さんの…選択次第です。また…明日。

証券マンは勉強をして、自分の感覚を磨きましょう。J君の下値は341円ですね。株価が上がったばかりだから…少し買う時間があると思っていますが、まだ17000株しか…買ってないし、あと3万株か…。やはり…2018年の「トラウマ」は強烈ですね。なかなか上値を買うのに…慎重になります。もう少し儲かっているなら、大胆な行動になれますが…吹けば飛ぶ様な儲けのレベルです。



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