アーカイブ:2022年5月12日

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昨日の米国CPIの反応を観て…不思議な現象でした。原油価格はロシア産原油を巡り105ドル台に上がっていましたが…米国の10年債は、株安の反応を観て…利回りは低下したようです。肝心のCPIのイメージはこんな感じですよ。このグラフを観て…何故、メディアの「嘘」情報とも思われる報道に怯えて…株価が下がったのか? カタルには理解不能でした。自分の目でデータ元に行き…数字を確かめて…自分の頭で判断をするべきでしょう。

米国CPI、前月比の推移

でも期待されたFOMCでの相場の反転は望めずに…今回のCPIも空振りの様相が強いようです。どうなるか…ですね。カタルは米国10年債の週足では、この水準なら今週は「大幅な陰線」になり、取り敢えず…金利上昇は「一服する」可能性を強く感じています。

米国10年債の週足推移と乖離率

理由は、前から述べている移動平均線との「乖離」です。通常は保合いになるものです。仮に更に金利が上がるにしろ…必ず、そうなります。乖離調整は、どんな相場でも避けられません。

つまり…ようやく長く続いたナスダック売り…マザーズ関連の下落も、止まる可能性を感じていますから…本日は、「ソフトバンク」(9984)を始め「メルカリ」(4385)、そうして「BASE」(4477)に「サイバーダイン」(7779)と4銘柄すべてを買っています。

なかでも「メルカリ」は、これまでは200株単位だったのですが、本日から500株単位に買う株数を引き上げました。理由は、此方のサイトを観ての事です。意外に面白いかもしれないと感じています。それに…カタルはメルカリとは、「相性がいい株」のようです。株屋は、このようなジンクスと言うか…。運命論者なのです。

同時に野村証券株の470円も2000株を追加で買っています。昨日、この相場観に違和感を抱かれるメールを頂きました。カタルは、昨日「もう新しい相場が始まっても不思議ではありませんね。米国離れをして…米国に追い付くなら日経平均株価は10万円を遥かに超えることになります。時間軸が、ネズミの読者の皆さんにとって、こんな「未来図は関係ない」…と言われるかもしれませんが、これが「市場の整合性」の考え方の基本です。」と述べました。

基本的に、皆様と「時間軸」の考え方が違っているために…今の相場の動きと、カタルの相場観に違和感を抱くのでしょう。カタルはこうも語っています。野村証券株は「利回り株」で、株価など…どっちに動こうが、あまり関係ない…と述べています。

問題は追証だけの話です。その懸念がないなら、いくらでも買えます。だって利回り裁定の株価水準です。3%抜けるなら1000万円の野村証券株を買って年間30万円です。10万株なら年間で300万ですよ。年金より良いですね。

年金族の僕らは、インフレに勝つために株を買って、実質的な所得減を補うことが出来ます。簡単でしょう。馬鹿は、目先を追うネズミの時間ですが…僕らは、賢い老人を目指して…「納税証明書」を若者に見せましょう。「お前らより、税金を余計に払って、日本国に貢献をしているじゃい」…と、こころの中で叫ぶなら優越感に浸れます。人生の楽しさの基準は、所詮、「自己満足度合い」とも言えます。他人が分からなくても、自分が確り…生きているなら、それで良いですね。

たぶん年内にも日本株をめがけて…外人投資家の買いが、大量に見込まれるでしょう。その時の主役は「証券株」でしょう。違う考え方の人は、野村証券は貸借株ですから…どうぞ、「空売り」をしなさい。自分の考えるとおりに…動けばいいのでしょう。最近は時間軸の話がメインになっていますが…どの時間軸を選択して、投資をするか? 

しかし基本は、年初から駄目相場が続いており…秋口にならないと鮮明に見えません。

米国CPIの前月比の推移

でもCPIの前月比では0.3%の上昇と…急減しています。昨年の10月から始まった0.9,0.7,0.6,0.6,0.8,1.2と高水準が続きましたが4月は0.3%の上昇です。何故、株価が下がったと、ビクビクする…必要があるのでしょう。世の中の人間は、みんな馬鹿ばかりです。困った問題ですよ。本物人間が上に居ないとは…情けないレベルのメディアの報道ぶりです。それとも…こうやって真実を伝えずに、わざと騙して自分達だけが儲けるつもりなのでしょうか? 確かに…前年比では、まだ高いのです。

BASEも300円を割れないようなら…今度は、上を買いに行くしか仕方ないですね。ただ不思議なのは…昨日も日証金段階で50万株ほどの売りが入っています。たぶん、ストックオプションの「ヘッジ売り」かも知れません。

分かりませんが…あり得ます。でもよくあるんです。経営者が自社株を売っても、市場は株価を高評価して「仕手化」するケースが、過去、何度も…ありました。ソニーなんかも「東京通信工業」(東通工時代)なんか…従業員がバカバカ…自社株を売りに来ました。

このような数字なら、もうあまり恐くはありませんね。ただバイデンもパウエルもバカの可能性がありますからね。所詮、金利水準は人間が決める作業です。やはりオーバーキルの可能性も疑われます。どうなるかは未定ですから…無理をしない投資をしましょうね。でもメールを読むと、皆さんの感覚はカタルと違い2018年の「トラウマ」を感じてないようです。

あの時は何度…下値を買っても駄目でした。結局、時間が必要だったのです。今回も皆さんが描く相場になる為には、時間が必要でしょう。だから秋口まで駄目なのかもしれません。故に「儲ける相場」ではなく、今は「楽しむ相場」と述べています。昨日は僅かですが…儲けています。儲けと言っても10万円に届くかどうか…。そんな程度の話です。基本はどっちに転ぼうが…大けがをしない投資をしているのです。

お船の相場が、カタルの「メイン・シナリオ」ですが…この程度の相場では、普通の動きです。問題は此処から買う動きが出てくるかどうか…なのです。カタルに資金力があるなら川船を買い上げます。そうして1万円~2万円まで買って、「空売りの連中」の買い需要で逃げますが…果たして、そのような根性の在る「仕掛け筋」が市場に居るかどうか…。

バブル時代はすごかったですね。こんな値嵩株でも100万株単位で買う奴が、ゴロゴロしていました。今は10万も買う奴がいない有様です。時代変化と言うのは、面白い現象です。人間は踊るのです。

カタルはバブル期の銀座のクラブは分かりませんが、きっと、すごかったのでしょうね。みんなが浮かれている時代です。あの時はNTTの株式投資で不労所得が増えて…みんな浮かれていました。こういう環境で、相場を仕掛けるから「面白い」のですが…、果たして、そんな奴が居るかどうか…。カタルにお金を待たせれば…きっちり仕上げますが…果たしてスターは生まれるでしょうか?

昨日なんか…川船に煽られて…日本郵船も商船三井の株価も、押し上げられているように見えました。格下と思われていた奴の株価を持ち上げると…他も連鎖します。

これが「市場の整合性」の話です。互いの相関関係を観て未来図の相場を推察します。だから常に銘柄間の株価推移が頭に入ってないと、その相関関係の違和感は生まれません。これがキャリアです。これを会得するまで、証券マンは毎日、相場を観て…色んな想像を膨らまして…自分なりに考えます。そうして…昨日の米国のように、今までは米国金利が上がったからナスダックが下げて来た筈です。それなら、金利高は収まった現象を観て…株価は騰がる筈です。ところが…10年債は利回りが低下してもナスダックも大きく下落していました。

この相関関係に「違和感」を抱かないとなりません。きっと、どちらかの動きが間違っています。だから早晩、この修正波動が始まると考えるのが一般的な考え方です。水は高い所から…低い所に流れます。自然の原理は普遍ですよ。

本日でしたね。ソフトバンクGの決算発表は…昨日は通信の方でした。失礼しました。カタルが間違っていました。故に、今はまだ200株単位の買いですが…悪材料を出し尽くす明日は、500株単位で買い出動をしようかな? ただし…株価が下がることが条件です。そんな訳で…本日の肝は「米国のCPI」の話です。

前年比ではなく、今は「前月比」を観て…今までと違う変化を感じてください。この数字なら、恐くありません。ですが…まだ分かりませんから、慎重に行動をしましょう。どっち道、秋口にならないと…本当のところは分かりません。

完璧を求めずに…常に自分は間違っているという視点に立って、行動をするのが「ブツブツ投資」です。

この理屈は、お金さえ続くなら、絶対に儲かる話です。下がれば買い続け…上がれば利食いを優先します。そこに自身の相場観の関与はありません。ただ機械的に売り買いを続ければ良いのです。それを繰り返せば…自分の買値は、常に市場価格に近づきます。自分が買った株価が基準で、物事を考えるから…多くの人が株式投資で負け組に転落します。

世の中は、自分が中心に、成り立っている訳ではありません。自分の存在など取るに足らない存在です。兎に角、相場の流れに、身を任せ…ただ漂うばかりなり…。それではみなさんまた明日。

此方のサイトの現象は、「リセッションの動き」ですからね。故に、JPモルガンの動向は注目されます。ただロシア関連で被害を受けている筈のイタリアの大手銀ウニクレディトは「10日遅く、昨年計画された自社株買いの一部を今週開始すると発表した。同行株の最大9.84%に当たる最大15億8000万ユーロ(約2172億円)相当を買い取る。7月末までに完了する見通しで、買い取られた株式は消却される。自社株買い計画の残りの10億ユーロ分については、同行のロシア事業の状況によるとしている。」と報道されています。

だから…何故、JPモルガンの株価が不振なのでしょう。この辺り…分からないことも多くあります。このような謎があるから、相場は「面白い」とも言えます。船のPERの謎なんか…どう解釈したらいいのか? やはり…馬鹿カタルにはサッパリポンの市場です。またね。



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